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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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ハルとダンナ以外ほとんど誰にも会わない生活をしているので、聞かれることもないのだ けれど、もしも誰かに「今いちばん楽しいと思えることは何?」と聞かれたとしたら、私は
「組み合わせたり かけ合わせたり 調和させたりすること」って答えると思う。

意味わからんポでしょ?
色んなことをやっていて思ったのがでもこれなの。

例えば編み物をしていたら、予測をしながら色を編み込ませていくと、私のつたない予測を
はるかに超えて、自然世界の色の神秘に誘ってくれたりする。

本読んでるとするでしょ・・今は三島が多いんだけど、三島の言葉と言葉の組み合わせが、
私の耳元に乾いた音を響かせたり、私のどこかにひっそりと存在していたらしいスクリーンに、 鮮やかな映像を結んでくれさえもするんです。

「空気は果実のように冷たく歯にあたった」・・ね、聞こえない?・・聞こえるでしょ?
「川水の清冽さには、何かまったく自分の効用を意識しないものがあった」・・感じない?
「この山ばかりは地上にただ基底を託して、半ば天界に属していた」・・思わず見上げてしま うでしょ?

キッチンに立っていたって同じ。
料理は複数の素材と調味料の組み合わせだものね。

さて新しく始めたピアノにも私は同じような興奮を感じてます。
最近は、難しいジャズ理論から入るのはやめて、楽譜で曲を練習しつつ、そこから自分なりに
共通項を吸い上げて、理論に似た物を育て上げようとしてる。

ドミソ という簡単な和音があるでしょ?
この和音に6番目の音の「ラ」と9番目の音(2番目の音とも言えそうだけど9thなんで)、 「レ」を加える。

せっかく加えても ドレミソラ の順番では響きが詰まって聞こえる。
それを ミラレソド と順番を変えると いつまでも聴いていたくなる幻想的な響きになる。
鍵盤ない人は、スマホで無料の鍵盤インストールして響きを聞いてみてくださいな。

もっさりもっさりと不器用に、そんなことに感動しながら曲を弾いてます。

色や形や音や言葉を組み合わせることがデザインなら、デザインすることが好きなんだと思う。 昔編んだセーターを捨てられないでいるのだけれど、今年から着ようと思う。

大学時代に先輩から「チエにはチエの色って言うのが確実にあるよね」と言われたことが あって、今でもそれを言われた時の学食の雰囲気を事細かに覚えているということは、 よっぽど
その言葉が嬉しかったんだと思う。

今週初めにママ友の、ゆかちゃんママから可憐なお花が届いた。

同梱されていた手紙には、ずっとずっと思っていたけど言葉が見つからず時間が経ってしまい
ました・・今も見つからないままだけどお花を送ります。と書いてあった。

そんな時間を過ごしてくれたこと私はとても嬉しいです。 ありがとう。

人と人の繋がり 組み合わせ。
そっか・・・これが一番すごいのかもしれない。

あなたと私の組み合わせは、とんでもない「素敵」を生み出すと思わない?  

免疫は、肉体だけでなく精神にも及ぼすらしい。
悲しみに慣れてしまうなんてことがあるとしたら何と悲しいことかと思う。
でもそれは今の私なのかもしれない。

どんなに悲しいと感じても私はいつも通りの生活をする。
穏やかに暮らす。
呼吸ひとつひとつを整え、数秒先の未来を生き抜くように。
ハルに笑顔で愛の言葉をささやく。
花の水を替え、植木に水をやる。
ありがとう。を心から何度も言う。
手先や体を動かして環境を整え、さわやかさに身をゆだねてみたりもする。

それでも悲しみは存在する。
悲しみは繭の中に存在する。
綿毛のような繭に包まれ、私の心の中にぼんやり浮かんでいる。
そのまぶしいまでの白さと入り組んだ繊細さが、悲しみの重力を霧散させる。

重さのない悲しみの悲しさを不器用に愛しながら、 私は穏やかに普通の生活を続ける。

息子が先週30歳になった。
誕生日は、彼がこの世に誕生してくれた日。
たぶん本人よりも母親にとって意味深い日であると思う。
家具屋さんとか雑貨屋さんに彼と一緒に行くと、「これ可愛いな~」と興奮するような 所 の ある息子。好みが割と私と似てる。自分の部屋も小物に凝ったり結構お洒落にしてる。
例年、生活を楽しめるような、ごく小さな誕生日プレゼントをするのが私の楽しみ。

娘の誕生日は3月。 どういう気持ちで迎えるようになるのか、まったくわからない。


高校時代の友人の今村ちゃん(旧姓だからいいかな・・)から昨日紅茶と焼き菓子のセットが
送られてきた。
「ただでさえコロナでこもりがちな中、ちいこ元気にしてるかな・・ とりあえず熱いお茶でも飲んで一息入れてゆっくり前向いて歩いて行きましょう
みんなでお散歩に出かけられる日を願いながら。」 という言葉が添えられて。

ビスコッティって言うの? とてもおいしい。 紅茶といただきました。
至福の時でした。

最近よくお礼状を書いている。今村ちゃんにも昨日午後に投函しました。
お礼状を書くのは楽しい。 どんな風に嬉しかったか自分の気持ちとズレのないように言葉を
探して書いていく。 自分の気持ちにぴったり寄り添った言葉を連ねることができるのは、
ありがたい。

一日経って、今村ちゃんからラインでお礼状のお礼?のラインが届いた。
「・・・・で、お茶飲んで、結局耳澄まして、人を想って、丁寧に生きていかなきゃって、
私も思う。浮いたり沈んだりしながら、無理しないでゆっくりいきましょう。
また会える日を楽しみにしてます。元気でね。」

コロナが収束して、みんなとお散歩楽しみです。

娘の早希は、私が事実以上に「かわいいもの好き」と思っていたみたいで、ジブリグッズや
フィーチャリング ダックスフンド のグッズなどをよくくれたものだ。

窓辺に置いてある植木鉢カバー2つは早希がくれたもの。
トトロがあふれんばかりのお花を背負っているのが可愛いのと、ダックスの鉢植えには
可憐な薔薇がひとつ咲きそうなので写真を撮っておきました。



一周間が経つのが速い。 外の仕事もしていないのに毎日毎日「あ もうこんな時間・・」と言いながら暮らしている。やりたいことの3分の1もできてなくても、少しのわだかまりもなく寝 てしまう。

プロセスとは、何かの結果に向けての踏まれていく「過程」であるはずなのに、私の場合は違っ
ている。プロセスがすべてで、それ以外に興味がないのだ。

最終的に命が尽きて娘に会うこと
・・このことが唯一の目標になってしまった私には、今やっているすべてのことは言わば
そこまで行く時間を埋める物事でしかない。

それでも物事は楽しい方がいいに決まっているし、実際楽しいと感じている。
家事をしててもピアノを弾いていても英語を勉強していてもヨガをしていても本を読んでいても
カメラを構えていても、そしてこれをツラツラ書いていても、楽しい。
逆説的に考えれば、プロセスのみを楽しめることほどそんな贅沢はないとも思えるし。

これまで書いてきたように、物をめちゃ買いして、物質的な物は十分にある。
それと同時に、死ぬことを待つ・・そのことだけに集中しなくていいように、自分を楽しませ
られるアイテムを、私は十分に持っていたことがわかった。 
そのことを本当によかったと思う。ありがたいと思う。

三島に夢中、これ継続中。
今は「青の時代」を読んでいる。

責任ある仕事以外で、無理にやっていると感じたら、やめるべきだと思う。

NHK BSプレミアムで放送されている ワイルドライフ が好きでよく観ている。
先週は、インド洋に浮かぶ クリスマス島 に生息する甲殻類や鳥類、昆虫の物語。

ドキュメンタリーでありながら、厳しい自然に生息する一つ一つの生物の物語を、皮膚感覚で
伝えてくれる貴重な番組だ。

写真を撮ることが一つの趣味である私は、こういう番組を観ても、カメラマンの目線とシンクロ
しがちだ。そしてワイルドライフの一人のカメラマン モリッツ・カッツ という人に
憧れ、ついには恋心を抱いてしまうことになる。

どんな小さな生物にも彼の目は温かく優しい。

ピソニア という植物の種は、表面が強力な粘着力でおおわれている。
不運なことに、カツオドリの幼鳥がこの植物の群生域を通り抜けてしまったのか、体中に
この種がへばりついてしまう。

種まみれになったら最後、幼鳥はそのタネの重みで飛び立つことができない。
時間が経過する・・・
幼鳥が命を落とし、横たわっている映像。

その後に続く10秒ほどの映像に、私の魂が揺さぶられた。
カツオドリの幼鳥の死骸が 時の流れに呼応するように、土へと帰っていく様子が映し出され
たのだ。

カツオドリが次第に土と同化し、骨になっていく。
そしてその土が、新たな木々を育む。

命は未来へと繋がっている。

その10秒の映像のために、このカメラマンはどれだけの時間を費やしたのだろう。

クリスマス島の人達は暢気で平和でシンプルだ。
大量の赤ガニが産卵のために海岸目指し、移動する。

ゴルフ場もアカガニだらけだ。
巣穴と間違えホールに入ってしまうアカガニ。
プレイヤーは優しくそのアカガニを取り出し、何もなかったかのようにゴルフを続ける。
グリーン上もアカガニだらけで普通に歩くこともままならない。
踏みつけないように大股で跨ぎながらのプレーが続く。

赤いカニと白いボールのコントラストに目を奪われていたら
「これではいいスコアは出ないでしょう」というナレーションが入る。

でも彼らはアカガニを邪魔と思っているように見えない。
それくらい人間とカニのコンビネーションが自然なのだ。
彼らとアカガニは、奇跡的な共存を果たしているのかもしれない。
羨ましい話だ。

真っ青な空。あふれんばかりの雲。
吸い込まれそうな透明感を放つ海水。

海岸がアカガニの子供たちで埋め尽くされ、赤く染まるシーンは神秘的だ。
赤 という色が今までよりももっと好きになったという事実。

・・シナリオの先生と中学時代の友人くみちゃんから美しいお線香とろうそくのセット
が送られてきた。

精油のみで作られているお線香。
美しい絵が描かれたろうそく。

ありがとう。
毎日使わせていただきます。

憧れていたBISLEYのデスクライトを机の上に設置して 満足げにうなづいてみる・・その
動作を最後に、半年ほど続いた私の異常な買い物スプリーにピリオドが打たれた。

食料品と消耗品以外、死ぬまで何も買わなくても十分に生きていけると思う。
本だって必ずしも新刊を読まなくてはいけないということもないだろうし、読んだ先から内容
を都合よく、もしくは都合悪く忘れてしまう私には、今本箱にある本達をもう一度全部読み直
すだけで、たぶん寿命が尽きてしまうだろう。

気に入ったものはボロボロにならない限り何十年も着る癖に、どんどん新しい物を買ってしま
う悪癖の結果あふれてしまった服達も、その季節季節、ひとつひとつに一度は袖を通そうと
思うと、結構なバリエーションとなる。

もう物はいい。 
あおるように自分のお尻をはたきながら、尋常じゃない買い方をしていた自分に、心底心地
良さを感じるはずもないのだけれど、ある意味とても気持ちよかった。

例えが不気味だろうけど、自分の傷口から膿を垂れ流しているような気持ち良さを感じてい
たのだ。生々しい傷の手当てを放棄することで、傷口をオープンエアーにさらし、自然乾燥に
委ねていたみたいに。

物はほんともういい。
あとはその物達と一緒に過ごす時間がすべてだ。

あ~それにしてもBISLEYデスクライトの灯りの優しいこと。
カラーはダークイエローとオリーブで悩んでオリーブにしたの。
もう勉強好きになってしまいそう。

PCも無線から有線にしてもらったので、反応がめちゃくちゃ速い。
自分の部屋の自分用デスクで勉強したり作業したりしていると、学生時代に戻ったような
気持ちになれる。

ところで年が明け、初営業日のモールの福袋合戦は、今年はコロナの影響もあってか下火で
あったような気がするけど、どうなんだろう。

こんなに物を買いあさっていた割には物の福袋にはとんと興味がないのはいつものこと。
私が買うのは 紅茶専門店ルピシア と コーヒー専門店南蛮屋 の福袋。

その福袋に入っていた「レモンルイボスティー」「トウモロコシ茶」「クリスタルマウンテン」
に癒されている。

ルイボスティーは好んで飲むことはなかったのに、レモンルイボスティーは毎日飲んで
ほっと一息つく時間を楽しんでいる。

・・・娘が亡くなってから生花を切らさないでずっとここまで来ている。
色んなお花と空間を共有してきて、長持ちする花、すぐに散ってしまう花、いろんな花の性質
に詳しくなってきた。

自分が人生の後半もいい所を生きていることで、つぼみに近い花や程よく開いた花より、
開き切って空気をたっぷり抱え込み、重力に屈する寸前、バラける寸前の花を愛おしいと
思う。 今の自分を なんとか肯定したいってことね。

私が高校生時代に、今は亡き母親が買いそろえた日本文学全集の一部をもらい受け、今自分
の本箱に並べてある。
没後50周年の三島由紀夫をタイムリーに読んでいる。

「沈める滝」
ダム建設のために主人公が、北陸で越冬する話。
その世界にいるとき、少し高揚する自分がいるので、三島が好きなんだと思う。

人を好き っていう気持ちはいいなって思う。
大切にしていきたい


















お金をたくさん使った。体力もたくさん使った。
車とかマンション購入を除いて、今までで一番、短期間にたくさんのお金と体力を使ったと
思う。

無気力・無筋力で伏し目がち、光線の届きにくい閉鎖的な場所へ場所へと向かう自分に、
どこかでとどめを刺さなくてはと思いながらも適切な方法が見当たらない。

で、どうしたかというと、とにかく欲しいものを片っ端から買うという暴挙に出てみた。

でも 安心してください!
ブランドに興味ない私が買いあさる物の値段なんて たかが知れているから心配するほどの額
にはならない。

「変化 変容 再生」をキーワードに、「あ、これいいね」「これ必要かも」と思ったら迷う
ことなく・・たまには迷ったりもしたけど・・「ポチる」動作をを繰り返してきた。

大きいものは エレピ 3人掛け用革張りソファー 絨毯 マッサージチェアー。
細々としたものは ワンピース セーター Gパン 指輪の加工 ピアス 和食器 
フライパン (あの白とグレーのヤツだよ・・お揃い♡) 
購入ではないけど、ずっと使っている浄水器シーガルフォーをピカピカフルメンテ+消耗品交換
で5万4千円也。 
高く聞こえるけど、毎日使う水は料理や美味しい飲み物の基本だからここは削れない。
そして本を数十冊。

そして今日か明日届く私専用のデスク。
美容にも少しまとまったお金を使ってみた。少しは変わったのかな。わからないけど。

体力を使ったというのは、年末から掃除 部屋の模様替えに明け暮れていたから。
身の丈にちょっぴりプラスしたお金と体力を使い、すっかり家の中がリニューアルされたら、
私は元気になっていた。

単純なのである。この自分の単純さに救われてきたんだ。
環境と持ち物を変えただけでそこに順応できちゃう。そう、このバカみたいな単純さに。

娘が天国で怒っているかもしれない。
もう終わり?・・・・もっとメソメソしてよ・・って。
大丈夫だよ、早希ちゃん・・・泣くときはしっぽりと泣いているから

自分の部屋をもらったことで、すべての物へのアクセスが一段とよくなった。
そして好きなものに囲まれている心地良さ・・これは何とも言えず じわりじわりとくる
落ち着きと幸せを与えてくれる。

あんまり活発でなくていいから丁寧に生きようと思う
物にも人にも執着せず、でも丁寧に愛情いっぱいで接していきたい
努力はしてみるけど、人の意見や自分の経験からいつでも方向性を柔軟に変えられるように
していたい・・・

と こんな感じで私の生は続きます。









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