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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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私の好むことのひとつに、窓に打ち付ける雨風の音を聞きながら文章を書く・・
というのがあるのだが、その理由はいまだ不鮮明。

空飛ぶ鳥や、地面を這いずる昆虫や、ホームレスの方々への配慮に欠けることを
承知で言わせてもらえば、外の嵐から遮断され、安全に家に閉じ込められることで、日常の
騒音やルーティンから幾分解放されるからなのかもしれない。

雨音が激しくなればなるほど、静寂の濃度は増す。
「しん」という音が、私の身体のどこかで鳴る。
蜂蜜のような静けさが、私の呼気に混ざる余剰物を絡め取っていく。

そして私は文章を書きだすのだ。

地球最大級のお祭り、スポーツイベントであるオリンピック第一部が、第二部のパラリンピックを
残して終わろうとしている。

真剣勝負は、観る側にも真剣を与えてくれる。
私も、様々な場面でギュッとこぶしを握り、息をひそめてはその勝敗の行方を追っていた。
日本人がメダルを取るとやっぱり嬉しいもんだ。奇声を上げてその喜びを表したりしていた。

でもね、ずっと=勝ち負け勝ち負け=を見続けていると、その勝ち負けの部分に対して
食傷気味になってきた。

次第に、メダルの色もメダルのあるなしもどうでもよくなってきて、
「勝つ」「負ける」とはまったく違った視点でオリンピックを観始めた。

昨日の男子マラソンで、足の故障を抱えながらも北島選手が走り切り、94位でゴールインした。
直後、びっこをひき、よろよろしながらのインタビューとなった。

でも私は彼の表情と言葉に感動し、泣いた。
彼の表情は誇りに満ちていた。「本当にふがいない結果ですが・・」と言いながら、どこか
晴れやかな顔をしていた。申し訳なさそうな表情も時折見せながらも、マラソンに対する真摯
な姿勢、自分を全うしたという強い思いが私に伝わってきたのだ。


 勝つ負けるをたくさん観ると、あまのじゃくな私は、なぜ勝つのが良くて負けるのが悪い
んだろう・・と思い始める。

動物の一種である人間にとって、「勝ち取る」ための闘争本能は、その名の通り本能に組み
込まれているわけで、それゆえ人間世界においても、多くの弱肉強食的な場面を、おのずと
目撃してしまうことになる。

でも神が人間に課した試練は多分そこなのだと思う。

欲望、自己防御、自己実現、自己愛、弱肉強食、勝利
神が与えた試練は、上のすべてをかなえたり手に入れたとしても、それだけで人間は幸せに
なれないということだ。

神戸さんという方の、フェイスブックに投稿された文章が、新聞に掲載されていた。
神戸さんは何度も同じ夢を見てきたと言う。

お父さん、起きて・・と、ご長男に起こされる夢を。
ほら障害なんてなかったじゃないか、取り越し苦労だったんだよ・・と奥さんに笑って言う。
そして目覚めると言葉の喋れないご長男がいつものように騒いでいる。

神戸さんは続けます。
「幼い次男は、『お前の兄ちゃんは馬鹿だ』と言われ泣くんだろう。
でも弟よ、お前は人に苛められるかもしれないが、人をいじめる人にはならないだろう。
・・・・誰もが健常で生きることはできない。・・私は運よく生きてきただけだったのだ。
誰かが背負ってくれていたのだね。・・・人生の最後は誰も動けなくなる。
誰もが次第に障害を負いながら生きていくのだ。」

「息子よ。そのままでいい。それでうちの子。それがうちの子。」

神戸さんの言う「誰かが背負う」は、私にとって重い言葉です。
自分が呑気に楽しげに暮らしている時、誰かが背負ってくれている。この瞬間にも負の時間と
戦っている人たちの犠牲の上に、私のまぐれ的な平安が存在する。
私はいつもその人たちでありえたし、その人たちは私でありうる。

人間はただ真面目に生きているだけでも十分な罪を犯しているのだ。

だから、だからね、少なくとも意図的にしてはいけないことがあると思うの。

それは人の不幸や憎しみ、悲しみの上に、自分の欲望や幸福、安定を追求しないことだ。
それをすると、負のエネルギーが、時間という武器を手に、じりじりとあなたをむしばむ。

勝者・・ってなんかダサイって、この頃思う私です。











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目覚めたら午前4時だった。

どうしようかな・・っと一瞬迷ったけれど、その迷いを振り払うように、腹筋縮めて
ベッドから勢いよく起き上がった。

リビングに行ってテレビをつける。女子70キロ級と男子90キロ級の準々決勝と準決勝に
間に合った。別のチャンネルでは体操男子個人総合もやっていた。
リモコンを握ったまま、いいところを見逃さないように何度も画面を変えてはその都度興奮し、
声援を送っていた。

それにしても自然に4時に目覚めてくれて本当に良かったと思う。
金メダルの瞬間を3回もライブで観ることができるなんて、まったくの予想外だった。

ちょっと無理しても、早朝から起き出してしまったのは、また今日から数日間お休みモードに突入
したからだ。個人的に早めに取ってしまった夏休みはもうすでに終わっている。
でも今度は自分の周りがお盆休みに入ったようだ。ジムもお休みバレエもお休み。
病院もこの時期お休みを取る所が多いようだ。

8月初めに取った夏休みには、福島に行って来た。
もちろんハルも一緒。
ブラタモリでタモリさんが訪ねていた鶴ヶ城や飯盛山、裏磐梯にも足を運んだ。

ハルは旅行慣れしていて、渋滞の車の中でも平常心で、私の膝の上でおとなしくしている。
片道7時間位かかったかな。今回も11歳という高齢にもかかわらず、ハルはよく歩いてくれ
ました。

旅行の時にいつも持って行く本一冊のかわりに、今回は新たに購入したカメラの分厚い取説
を持って行った。何しろこれまで読む暇がなかったのだ。温泉から出て取説を読み、ご飯を食べ
てまた続きを読む。夜中に起きて温泉につかり、小さな灯りでまた読み進める。

翌日はカメラを実際にいじりながら、またページをめくる。2泊の間に何とか全部読み切った。
学ぶことが目の前にあるって、面倒だけどやっぱりわくわくするもんだ。

こう暑いと、ハルの散歩の時間が制限される。早朝か夕方のどっちかしか無理だ。
何しろハルは足が短いので、アスファルトが顔のすぐそこだ。

それにしても今朝の散歩は変な感じだったな。この地球上にハルと二人で取り残されたような
不安な気持ちになった。ただ風がなかったというだけで。

風がないと、いつもの景色も違って見える。
暑さに吹き出る汗も肌に張り付いたままで、そのせいか通常の皮膚呼吸が行われていないような
息苦しさも感じてしまう。空気が停滞して重くのしかかってくる。

「一陣の風」・・なんて素敵な言葉だろう。風は大切。無風状態の中で、木々の葉っぱも
そよそよと歌うこともできず、げんなりしていた。

アイスクリームにめちゃくちゃ弱い私。食べ物にいろいろ気を配っていてもアイスクリームは
制限できない。コンビニ行ってもドラッグストアーへ行ってもスーパー行っても必ず冷凍庫
チェックを欠かさない。

現在のお気に入りは・・・多分たくさんの方がPARMファンであられると思うが・・その
PARMの中の、ちょっとプレミアム的な装いの箱に入った「ザ、オランジェット」。

・・なめらかでコクのあるバニラアイスクリームを、オレンジピール入りのオレンジ
ソースでコーティングし、さらに口どけのよいセミスイートチョコで包みました。
甘味と酸味が絶妙に絡み合う甘美な味わいです・・と箱に書いてあります。

100点です!
私的に『チョコレートとオレンジ』の組み合わせは、常にハイランクに君臨する。

もうそれこそ四半世紀前のオレンジページに、「チョコレートケーキ特集」という回があった。

チョコスポンジの上に、オレンジキュラソーに浸したオレンジの輪切りを敷き詰めて、ガナッシュ
クリームでコーティングするというケーキが載っていた。
包丁でケーキを切った時の断面を想像してみて。

「チョコとオレンジ」の組み合わせは、当時の私にとって目からウロコだった。
オレンジ色とチョコ色のコントラストのあでやかさたるや、まぶしくて目を細める程だ。

ほろ苦さと酸味。それを包み込むうっとりする甘さ。
まさに甘美な味わい。

私はそこから「コンビ」というものの奥深さを学ぶことになる。
単独では出せない味、趣。

全く対照的な二つのもののコンビネーションに憧れながら、似たもの同士のコンビも
同時に好きだったりする。

アイスで言えば、アイススムージーバー マンゴーオレンジも私のお気に入りの一つだ。

似たような色合いで、混ぜたらどっちがどっちかわからなくなってしまうけど、一口かんで
広がるのはマンゴーでありオレンジだ。どちらもお互いを消そうとしない。共存して
お互いを認め合って素晴らしいハーモニーを奏でてくれる。

アイスのこと書いていたけれど、人と人もそういうことってきっとあるんだろうなって思う。
休み前のヨガクラス、英語クラスを昨日で終えて、今日から10日間の夏休みに入った。

ためにためた部屋の汚れを取り除くべく、半日かけて掃除をする。
あ~やっと人の住む部屋になった。汗だくになったので、昼間から贅沢にユーカリの
バスソルトを入れてお風呂につかった。私は安上がりだ・・こんなんでもう天国に
昇ったような気持ちになれる。

昨日の夕方は、市役所に隣接している市民ホールに行って来た。不定期に呼んでもらっている
市役所勤めの方々のグループのヨガクラスがあったからだ。

久しぶりに会った彼女たちに「お元気でしたか?」と声をかけると・・・
仕事が殺人的に忙しくてトイレに行く暇もない。肩周りがガチガチできつい。
もう体だけじゃなくて心も折れそう・・と、次々と声が返って来た。

 ヨガを教え始めてから約一年。最近私がやりがいがあって楽しいと感じるのは、自分で呼ぶ
ところの「カスタマイズ ヨガ」だ。つまり、その方々の状況やコンディション、心の方向性に
よって、それに適したヨガのポーズや呼吸法、細かく言えば声のトーンまでも微調整して、
クラスをコーディネートして行くというものだ。

クラスが進むにつれて、ばらばらしていたものが一つに集まり出し、濃密さを増す感覚を味わう
ことができる。それは生徒さん達一人一人の内観が深くなっている証拠だ。

私の仕事は、簡単に言っちゃえば、深い呼吸と連動したポーズへとスムーズに導き、生徒さん
達にそのポーズを味わってもらうこと。

ポーズを味わうとは、ひとつのポーズを取った時の、筋肉や関節の伸び、ねじれのあるポーズの
時は内臓のねじれまでにも意識を向け、呼吸でその部分をマッサージする感覚である。
ポーズは絶対ムキになってはいけないのだ。ムキになった途端、筋肉は反抗期に突入して、
文字通りかたくなになってしまう。

筋肉に語りかけ、声を聞く。ちょっと怪しく聞こえるかもしれないけれど、これ大事。
マインドフルネスの基本。

約一時間半のヨガクラスを終えた直後、「気持ちよかった~」と、ため息のように言ってくれたり、「別の世界に連れてっていただきました・・」なんて大げさなことを言ってくれたり・・
でも何よりも好きな瞬間は、みんなのお顔が優しくなっているのを見た時で・・安らいだ空気の
中で、そんな笑顔を見るとき、ヨガの先生っていい仕事だなって思う。


子供達が独立してから早いものでもう4~5年経つ。
その当時、よく周りの人から言われた言葉は「寂しいでしょう・・」だった。
当時の私の気持ちを率直に言えば「ぜんぜーん!」で、それをそのまま言うと、
「え~~!!そうなの・・!」と、ほとんどの人が期待を裏切られたような表情をした。

 私はある部分、とても身勝手な親なのである。

  彼らが出て行ったら・・・

  しなきゃならない家事の量が格段に減る。 

  朝シャン世代の彼らの水道使用量と来たら・・これも確実に減る。

  どうも外では責任ある行動をこころがけている彼らも、私の顔を見るなりスイッチを
  オフにするようだ・・つまり、オフ時の彼らの、垂れ流し状態の取りこぼし分を、
  いちいち拾わずに済む。

  へんてこなことを私が言ったりしてしまった時、「まったくChieは・・・」と、彼らに
  バカにされなくて済む。彼らは、やだって言ってるのに、私を名前で呼ぶ。

 彼らの独立におけるメリットを、このように限りなく挙げられる私は、ただただその時
バンザーイ!と叫びたかったのだ。だって格段に自由になることは目に見えていたから。

一方、親としての願いも、部分的にあるにはあった。
私が彼らに望むことは、
『犯罪を犯さず、他人に迷惑をかけず、働いてお金を稼ぎ、税金払って
自分の力で生活していくこと。あとは自分が幸せならば、何でもどうぞ。』・・これに尽きる。

なので、彼らの独立は、私の育児の目的をおおむね達成したことになるので、これまた
バンザーイ!だったのだ。

 5年経った今もその思いは変わらず、思いの他ちょくちょく帰って来る彼らとの大人同士の
付き合いが、私には心地よい。
ただ当初思っていた事と、大きく食い違っていたのは、「家事が格段に減る」という部分だ。

今でも私は、家事に大半のエネルギーを持って行かれてる。
エネルギーを外で使わなくてはならない時は、家事がおろそかになり、かたづけられない女
に化けることもある。歳と共にキャパが小さくなっているのだろう。もともと悪い燃費も
さらに悪くなっているのだろう。ま、生活が何とか回っているからよしとしようか。

さて、娘の同棲と婚約を機に、親子関係第三フェイズに突入した。
何しろ家族が増えるのだ。これは結構喜びであり興奮だ。

明日のおばあちゃんとの食事に、娘カップルと息子も参加する。
おばあちゃんは彼に初めて会うことになる。

もうひとつの顔合わせ、向こう様のご両親と私たち夫婦が会う機会を娘たちが作ってくれた。
来月早々に、一度行ってみたいと思っていた和食のお店を予約してくれたようだ。

その事で、娘とLINEをやりとりをする。
「ブライダルサロンどうだったの?」
「いい感じだったよ」・・・と、写真を何枚か送ってくる。
「いい感じじゃん。でもまだそこに決めたわけじゃないんでしょ?」
「ここ、ちゃんとしててすげーお手頃だけど。まだ一つ目だし、もう二か所くらい見る予定」
「そうだね。楽しんでやってちょうだい。」

「顔合わせはラフな格好でお願いしますって。」
「ムズッ! 人によってラフの意味が違うからなあ。ワンピース着とけば無難?」

さて娘はこの私の質問にずらずらと答えを並べたのだ。

「スーツとかじゃなくていーよ的な。平服でお越しください的な。」
「革ジャンNG」
「カメムシ色NG」
「ダメージジーンズもNG」
「若作りもNG」

で、私
「さすがに夏に革ジャンはないわ。まあよく並べること。
作ってなくても若いのはしょうがないよ。別に自慢してるわけじゃ、・・してるか。」

娘、「いい夢見ろよ」のスタンプを送ってくる。

娘が言う「カメムシ色、革ジャン」には苦い思い出がある。

娘がバリバリの反抗期だった中学3年生の頃、三者面談があって、そこに着ていく洋服のことで
親子喧嘩した。

「カメムシ色の皮ジャンは絶対着て来るな!」
「何であんたにそんな言われ方しなきゃいけないのよ。私は着たいもの着るから。
それがだめって言うなら行かない。」「じゃ来るな!!」

こんなやり取りがあって、私は本当に面談に行かなかった。
そしたら時間が過ぎたころ電話がリーンて鳴って。

「なんで来ないのよ。早く来てよ」
「じゃ、革ジャン着ても文句言わないのね」

20年以上経った今、化石のように記憶の底にこびりついていた言葉が掘り返された。
私も子供達との経験で、大人にしていただきました。

清楚なワンピースを着て顔合わせに参加するつもりです。






最近ブログ更新してないな、とは思っていたけど、こんなに間を空けていたとは思わなくて
驚いた。

自分の頭に振ってきた無秩序なことがらを整理するという意味で、「書く」という行為を通して
ずいぶんこちらに助けられてきたように思うけど、最近あまり使わなくて済むようになったという
ことは、知らぬ間に別のもので代用できているのかもしれない。

更新してなかった数週間の私の毎日に、著しい変化はなく、ただ自分のできることをできる量だ
けこなしている・・という毎日です。

もうあと10日程で11歳になる愛犬ハルも、かわりなく元気です。
たくさん食べてたくさん寝てうんちして甘えて吠えて・・すべてが可愛いく愛おしい。
本当になんてありがたいんだろうと思う。ハルありがとね・・可愛いね・・愛してるよ・・
好き好き。
私は一日に何度これらの言葉を発するだろう。

今朝ハルの散歩をしていたら、ミックス犬を連れたご年配の女性に声をかけていただいた。
「私も、この子の前はダックス飼ってたのよ。可愛いわよね。」
16歳で飼い主さんの腕の中で老衰で亡くなったダックスちゃんのことを話しながら、片時も、
彼女はハルから視線をはずすことはなかった。

ハルが寝言を言う時がある。目の周りの筋肉がぴくぴくして不完全な吠え声が口から洩れる。
手足ももどかしいほどにぎこちなく動いたりする。

「ハルの世間はとても狭いから、ハルの夢に出てくるのはやっぱり私たちしかいないよね」
と、ハルの寝言を聞きながらだんなに言う。

ハルの夢の中の私は、どんな表情でどんな動きをし、何を喋っているのだろう。

そこでの私は、実際の私とまったく無関係なのだろうか?
 
(ちょっと今から話の方向性がずれていきます・・・)
で、私は、そこでの私に、まったく責任を持たなくていいのだろうか?

統合失調症の友人がいる。
専門家に100パーセント任せた方がいい・・という別の友人の意見を尤もだと思い、メールに
返事を返さなくなってからずいぶんになる。

彼の一方通行のメールは、まだ続いている。
今、彼の世界の中での私は、彼に意地悪しているようだ。うちの旦那が迷惑メールを毎日の
ように送って彼を困らせているようだ。それに対して彼は謝罪文を要求している。

我々を「ヤクザもどきの浮浪者もどきの生活に身を染めた馬鹿ども」と言い、その後延々と
続く滅茶苦茶な内容に最初は唖然とした。

でもふと思ったんだ。
彼の幻想の中に住む私は、私にまったく関係ないのかと。まったく責任はないのかと。
少なくとも、ともに過ごした学生時代の記憶の断片が構成要素となって、彼の幻想世界の
私を作り上げているはずだ。

共通言語を持たないので、メールの返事は返さない。
でも私は彼の世界は彼の世界で認めようと思った。

彼は意地悪する私と、今本気で戦い、疲弊し、困惑しているのだ。
その意地悪な私は、彼の、私に対する長年の記憶が作り出している。
病気であろうと病気でなかろうとそこは違わない。

私の意志でそこでの私をコントロールすることはできないが、その私が少しでも理性的な行動
を取ってくれて、彼をなだめられる存在でいてくれたらなと思う。

彼の幻想世界に生きている私を思う時、私の見た目はどんな感じなのだろう?と、少し気にな
った。なぜなら彼とは大学卒業以来再会していないので。
ということはその世界での私は、学生のように若いのか?
死んだ人がその時のまま年を取らずに人の記憶の中で生き続けるように。

それは悪くないかもしれないな。
















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Chie
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女性
職業:
主婦 英語教師
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