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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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 おとといの地震から、睡眠のとり方がおかしくなってきている。
断続的に映し出されるテレビの被害状況を見ながら、無神経にもうたた寝を繰り返し、夜中に一度覚醒してしまうのだ。

 「眠る」 ということに、天才的な才能を持って生まれたらしく、それは実に、感情的につらいことがあっても、眠る状況として充分不快な環境であったとしても、するりと眠れてしまうちょっと非人間的なレベルと言える。

 なのにこの覚醒の後、ちゃんと寝ようと思ってもなかなか寝つけないという異常事態。

 一瞬で街を飲み込んでしまう津波の映像。人々の悲しみの声、泣き顔。

 福島にいる娘と連絡が取れたときの安堵。原発の心配。

 大自然の怒りの矛先、さじ加減がちょっと違っていたら、誰でもどこに住んでいても被災者になりえるということ。

 若いときに少しずつ買い集めたティーカップがずいぶん割れてしまった。ジノリ、ロイヤルコペンハーゲン、ロイヤルドルトン ウェッジウッド。

 粉々になった破片を冷ややかに見つめ、心が平らのまま、パンくずでも拾うように片付けをしながら、そのあまりの執着のなさが、自分でも不思議だった。

 間の悪いことに、地震の当日に、冷蔵庫のエコポイントで注文してあった高級食材
が立て続けに届いた。

 陶器やガラスの破片をいったんそのままほっといて、メロンのジェラードを食べてみた・・・こんな時でもおいしいと思うんだ。

 ハルが震えていた。ハルのブルブルが抱きかかえている私の体に小刻みに伝わる。
私から一ミリでも離れようとしないハル。主人も息子も帰宅困難者となり、ハルとふたりで不安な夜を過ごした。

 

 

成人してから今までの時間のほとんどを、主婦として過ごしてきた。

すべて自己管理で行える家庭教師が肌に合うと思い込み、たくさんの人と関わりあって仕事をするような経験をほとんどしてこなかった。

 そんな私が、一年前に英語クラブに入会したことで、たくさんの人たちと協力しあってイベントの準備等に関わるようになった。

 準備委員会の一員として働いてきた「20周年記念パーティー」が、昨日無事に素晴らしい盛り上がりを見せて終了した。

 「人間は、ひとりひとりが違って、いろんな感じ方をして、いろんな風に考え、そして生きている。」・・・実体験により、当たり前だと思っていたことが、輪郭が色濃くなり、立体化した。

 どんなビジネスライクなことも、とどのつまり、人 ひとりひとりの感情が要になっている事実に対しても、すごく納得がいった。


 今日公園の片隅に、姿を隠すように水仙が咲いていた。
その水仙とおそろいの色で、黄色いお花が隣に咲いていた。

 自分の生活の中にほとんど取り入れてこなかった黄色だけれど、最近なぜか気になる色です。








 聞きなれない「ひな祭り寒波」という見出しが、テレビ画面の右上方に、桃色で出ていた。

本当に今日は、天気予報の言う通りとても寒くて、真冬の極寒コートを着てちょうどいいくらいだった。

桃の節句の今日、紛失して注文しておいた、お雛様のお扇子が、滑り込みセーフでさっき届いた。

なのに、肝心の娘が家に居ない。

 今週の初めから、車の免許合宿のために、どうしてわざわざ?・・でも東北地方に行ってるのだ。

何の音沙汰もないので、「調子はどう?」と短いメールを送ったら、その返事においしそうなラーメンの画像のみが送られてきた。

 「これって一体・・どういう意味なの? 元気ってこと?」
と再び送り返すと、

 「白河ラーメンおいしいんだよ。」・・・娘
 
 「ふ~ん。」・・・私

 「ハルさんの写真送って。」・・娘

 「今外出先だからあとでね。」・・私

 しょうがないから、家に帰ってすぐに、とってもぶさいくに撮れた、ハルのぶさかわシャメを送りつけてやった。

 結局肝心なことは聞けなかったけど、お雛様から遠く離れたところで、どうも元気にやっているらしい。



 またもうえらく寒くなってしまって。もしかしたら雪もちらつくとか。

 3月に入ってからの大雪を、今まで少なからず経験しているのだから、この時期は油断できないってわかってるはず・・なのにこの寒暖の差は、体にも心にも、ちょっとしたよじれを生んでしまう。

 昨日見事に咲いていた梅の花。梅にとって雨はつらいものなのか気持ちのいいものなのか。こっちが勝手に、「せっかく咲いたのにかわいそう。」なんてのは、余計なお世話で、梅ににとっては、かさついた体に恵みのシャワー・・であるのかもしれないし。

 ちょっと前は、断然「桜派」だった私なのに、去年あたりから同じくらいの情熱で、梅の開花を待ち遠しく思い始めた。

 枝の存在を見えなくしてしまうほど、ぎっしりこんもりと咲き誇る桜に比べ、梅は言わば「枝振り」も重要な要素で、その勝手気ままな枝に添うように咲くかわいい梅の花は、ちょっぴり控えめながらも空色を、隙間と余白にとりいれて、ゆずれないバランスを編み出すのだ。

 もうすぐ桃の節句。 去年に懲りたのか、今年はお雛様を数週間前に出すことができた。紛失したお扇子も注文したけど、まだ「入りました。」の電話が来ない。
3日には間に合わないのかな。

 代わりと言っちゃなんだけど、お花屋さんで桃の花を買って飾ろうと思う。











風は吹き抜けて風なのに、今朝の公園では 生ぬるい空気がもっさり動いたかと思うと、また息をとめるようにとまってしまっていた。

 それは春を生み出す陣痛のようであり、歩いている私にまで苦しさを伝染させた。

陣痛らしきものは他にも見られ、今にもはじける勢いに、つぼみがいっぱいいっぱいにまあるくふくらんでいた。

駐車場の片隅の土手に、春色のかわいらしい植物もいくつか顔を見せていた。
「ふきのとう」のようにも見えるけど、それにしては大きすぎるような気もする。

 今日は、母であるきみさんのお誕生日。

昨日焼いておいたチーズケーキをラッピングし、桜色の薄手のハーフコートとパジャマをプレゼント用に包んでもらって、高速を飛ばして会いに行った。

 年をとるごとに、赤ちゃんのようなけがれのない表情になっていくきみさん。
その表情を、可愛いな。と思えるようになるまでに時間がかかったけれど、今日、その表情に大いに救われた 自分がいた。












 





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