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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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「目に見えないもの」と聞くと、のんきにここまで来てしまった私にとっては、人のやさしさだったり、愛情だったり、それを内包する心だったり・・とても温かいイメージであったのに、マイナスの、「目に見えないもの」の脅威にさらされてしまうとは思いもしなかった。しかもその根源は、「人間が作り出したもの」ときてるから困ってしまう。

 今日ドラッグストアーに行ったら、しばらく姿を消していたパンや牛乳が通常通りの品揃えで、その代わりにペットボトルの水やお茶が、人だかりの後の余韻を残してすっかり消え去り、棚板をむき出しにしていた。

 地震以降、空っぽの商品棚にも次第に目が慣れてきて、そう、ないのね。と諦めが早くなってきている。が、最初見たあのがら~んとした目の前の光景に、必要以上に危機感とあせりを感じてしまったのは、物の贅沢を甘受してきた世代のひとりであるからなのでしょう。

 世界一と言われる日本の食物廃棄量を思うと、もう少し品揃えにも「隙間」があってしかるべき・・と感じても、このぎちぎちの競争社会で通常それをやったら、とたんに競争からこぼれ落ちてしまうという図式なのでしょう。

 今試練の只中、普段あまり考えないようにしてることに思いをめぐらすいい機会なのかもしれない。

 昨日は、録画しておいたクリントイーストウッド監督の「A Perfect World」を観て、ケビン コスナー、かっこ良過ぎるよ・・と思っていた。

 これはあまりほめ言葉ではなくて、主人公は、幼児期に虐待を受けた記憶を持つ脱獄者のはずなのに 彼演じるブッチはあまりに品が良くて大学リーグのスポーツ選手のようなさわやかさだったのだ。最後の最後まで、荒々しいことをするのが似合わなかった。そんな脱獄者もいるのかな。

 心配なことだらけの今だけど、桜が満開になった頃、イーストウッドの新しい映画を劇場へ観に行くことを楽しみに、日々頑張ろうと思う。

 

 
 

 
こんにちワン ありがとウサギ 
こんばんワニ さよなライオン おはよウナギ いただきマウス・・でよかったかな?

今、誰にとっても一番聞き覚えのある歌でしょう。
普段のCMのかわりに、広告機構が繰り返し流しているあれです。

こんばんワニ・・以降は、フルバージョンでないと聞けないので、全部流れたときは欠けてたものを補おうと、集中して聞いてしまった。

「魔法のことばで楽しい仲間がポポポポ~ン・・」と続く。
家の子供達は、「あれが頭の中で何度もなって苦しいほどだ。」という。
「まるで洗脳だ。」と。

 でも、洗脳でもいいじゃない。楽しい仲間が増えるのは、誰にとっても嬉しいことでしょ?

 昨日「日本赤十字社東北関東大震災義援金」に、2万円振り込んできた。
郵便局に行くと、名前と金額だけ記入すればすぐに振込み可能な用紙が用意されている。 でももしもない場合のために、そして自分も・・と思う人のために、00140-8-507 です。

 話はくるりと変わるが、きょうの朝日新聞朝刊を読んで、私は朝日新聞に不信感を抱いている。

「大丈夫かい 水をぶっかけるとますますバクハツしやすくなるよ、カレ」
という悪趣味な二行の上に、菅さんの頭から煙が噴出しているところに水を噴射している絵が載っていたのだ。

 この無神経さ。信じられない。

 今まさに命をかけて戦ってくれている人たちへの配慮のなさ。
また政治的なことは抜きにして、「みんなで一致団結して危機を乗り越えよう。」という菅さんの声明が、国民の心に・・少なくとも私の心には届き、背筋をピンとさせていたのだ。

 この時期に、あの朝日新聞が これを載せたという事実に、『深い憤り』と『不信感』を感じざるをえない。

 『本職は、語彙の乏しい作家です』・・これは秀作だと思うけど。

 退屈と思えるほどの日常は、見えないところで 絶妙なバランスが奇跡的に保たれて、やっと成り立っていたなんて。

 便利さや効率の上にあぐらをかいている事実に対しても、真剣には考えて来なかったんだ。

 奈落の底に突き落とされている人々があふれている状況で、じゃあ私は、ひとまず自分のことを横に置いといて、徹底した利他的な行動をとれるものなのか?・・ また・・もしも危険な原発を減らしていく方向に向かうとしたら、この状況下で今まさに経験しているような、便利さから不便さへの逆行に、永続的に耐えていく自信が私にはあるのだろうか? 

 自信があるとは言いがたい。

それでも、痛みや不便さを分かち合い、「連帯感」と「幸福感」が気持ちよくセットで存在できるような世界を目指すことでしか、明るい未来はやって来ない気がするのだ。

 仙台にいる先輩や同期の友人が無事でいてくれた。
誰だって、友人や家族を思う気持ちにかわりはないはず。

 「その思いやりや温かみのある連帯感を少しずつ広げて行くことは、もしかしたら不可能ではないかもしれない。」というわずかな隙間に、私は希望を見出すのだ。









 
 おとといの地震から、睡眠のとり方がおかしくなってきている。
断続的に映し出されるテレビの被害状況を見ながら、無神経にもうたた寝を繰り返し、夜中に一度覚醒してしまうのだ。

 「眠る」 ということに、天才的な才能を持って生まれたらしく、それは実に、感情的につらいことがあっても、眠る状況として充分不快な環境であったとしても、するりと眠れてしまうちょっと非人間的なレベルと言える。

 なのにこの覚醒の後、ちゃんと寝ようと思ってもなかなか寝つけないという異常事態。

 一瞬で街を飲み込んでしまう津波の映像。人々の悲しみの声、泣き顔。

 福島にいる娘と連絡が取れたときの安堵。原発の心配。

 大自然の怒りの矛先、さじ加減がちょっと違っていたら、誰でもどこに住んでいても被災者になりえるということ。

 若いときに少しずつ買い集めたティーカップがずいぶん割れてしまった。ジノリ、ロイヤルコペンハーゲン、ロイヤルドルトン ウェッジウッド。

 粉々になった破片を冷ややかに見つめ、心が平らのまま、パンくずでも拾うように片付けをしながら、そのあまりの執着のなさが、自分でも不思議だった。

 間の悪いことに、地震の当日に、冷蔵庫のエコポイントで注文してあった高級食材
が立て続けに届いた。

 陶器やガラスの破片をいったんそのままほっといて、メロンのジェラードを食べてみた・・・こんな時でもおいしいと思うんだ。

 ハルが震えていた。ハルのブルブルが抱きかかえている私の体に小刻みに伝わる。
私から一ミリでも離れようとしないハル。主人も息子も帰宅困難者となり、ハルとふたりで不安な夜を過ごした。

 

 

成人してから今までの時間のほとんどを、主婦として過ごしてきた。

すべて自己管理で行える家庭教師が肌に合うと思い込み、たくさんの人と関わりあって仕事をするような経験をほとんどしてこなかった。

 そんな私が、一年前に英語クラブに入会したことで、たくさんの人たちと協力しあってイベントの準備等に関わるようになった。

 準備委員会の一員として働いてきた「20周年記念パーティー」が、昨日無事に素晴らしい盛り上がりを見せて終了した。

 「人間は、ひとりひとりが違って、いろんな感じ方をして、いろんな風に考え、そして生きている。」・・・実体験により、当たり前だと思っていたことが、輪郭が色濃くなり、立体化した。

 どんなビジネスライクなことも、とどのつまり、人 ひとりひとりの感情が要になっている事実に対しても、すごく納得がいった。


 今日公園の片隅に、姿を隠すように水仙が咲いていた。
その水仙とおそろいの色で、黄色いお花が隣に咲いていた。

 自分の生活の中にほとんど取り入れてこなかった黄色だけれど、最近なぜか気になる色です。








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