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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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今日バレエの友達が、「きのこマフィンを作ってみたらとても気に入って、また作ろうと思うの。」と言ってくれた。

何気に書いているブログが、ほんのちっちゃな彩りであっても、人の生活に届けることができるなら、私はとても幸せです。

先週くらいに、ひとつのものに執着するのは亡き父の領域で・・と書きながら中途半端に終えてしまったので、その後を続けようと思う。

家の父は、典型的な高度成長の時代を生き抜いてきた人で、とても勤勉である一方、とても保守的でエリート意識が強く、人の判断基準も大学とか会社をよりどころにするようなところがあった。

ま、つまり、子供である兄も私も、その価値観にうんざりし、大いに反発しながら思春期を過ごして大人になったのだ。

「変化」が嫌いな父は、昔から使っていた「粉のシャンプー」が「液体シャンプー」
に飲み込まれてほとんど市場に出回らなくなっても、それに固執した。

母に捜させて最後の最後まで使い続けていたと思う。母も必死に探して、「もうどこにも見つけられません。」という段になって、初めてあきらめ しょうがなく石鹸を使いだした。

「おじいちゃん」としての役割も、頑張ってくれてはいたが、どこか堅苦しくぎこちなかった。孫が遊びに来る日のおやつは必ず決まって「ミスターイトウ」のクッキーだった。スーパーでたくさんあるクッキーの中で、毎回それを買って待っててくれた。

家の子供達はある時期まで、「クッキー」イコール「ミスターイトウ」と思っていた節がある。

小学校も高学年になると、「たまには違うものも食べたいな。」くらいの生意気なことを言うようになった孫に、父としてはものすごくきばって対応したのだろう。
スーパーに子供達を引き連れ、好きなものを買わせた父に私は驚き、その快挙を大いにたたえた。

生真面目で 頑固で 狭量で・・でもそういうところも懐かしいなと思うのは、父と母が作り上げた家庭の中で しっかりと守られていた記憶があるからなのだと思う。

最近とんと見ない「ミスターイトウ」のクッキー。 探してみようかな。


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