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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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成人してから今までの時間のほとんどを、主婦として過ごしてきた。

すべて自己管理で行える家庭教師が肌に合うと思い込み、たくさんの人と関わりあって仕事をするような経験をほとんどしてこなかった。

 そんな私が、一年前に英語クラブに入会したことで、たくさんの人たちと協力しあってイベントの準備等に関わるようになった。

 準備委員会の一員として働いてきた「20周年記念パーティー」が、昨日無事に素晴らしい盛り上がりを見せて終了した。

 「人間は、ひとりひとりが違って、いろんな感じ方をして、いろんな風に考え、そして生きている。」・・・実体験により、当たり前だと思っていたことが、輪郭が色濃くなり、立体化した。

 どんなビジネスライクなことも、とどのつまり、人 ひとりひとりの感情が要になっている事実に対しても、すごく納得がいった。


 今日公園の片隅に、姿を隠すように水仙が咲いていた。
その水仙とおそろいの色で、黄色いお花が隣に咲いていた。

 自分の生活の中にほとんど取り入れてこなかった黄色だけれど、最近なぜか気になる色です。








 聞きなれない「ひな祭り寒波」という見出しが、テレビ画面の右上方に、桃色で出ていた。

本当に今日は、天気予報の言う通りとても寒くて、真冬の極寒コートを着てちょうどいいくらいだった。

桃の節句の今日、紛失して注文しておいた、お雛様のお扇子が、滑り込みセーフでさっき届いた。

なのに、肝心の娘が家に居ない。

 今週の初めから、車の免許合宿のために、どうしてわざわざ?・・でも東北地方に行ってるのだ。

何の音沙汰もないので、「調子はどう?」と短いメールを送ったら、その返事においしそうなラーメンの画像のみが送られてきた。

 「これって一体・・どういう意味なの? 元気ってこと?」
と再び送り返すと、

 「白河ラーメンおいしいんだよ。」・・・娘
 
 「ふ~ん。」・・・私

 「ハルさんの写真送って。」・・娘

 「今外出先だからあとでね。」・・私

 しょうがないから、家に帰ってすぐに、とってもぶさいくに撮れた、ハルのぶさかわシャメを送りつけてやった。

 結局肝心なことは聞けなかったけど、お雛様から遠く離れたところで、どうも元気にやっているらしい。



 またもうえらく寒くなってしまって。もしかしたら雪もちらつくとか。

 3月に入ってからの大雪を、今まで少なからず経験しているのだから、この時期は油断できないってわかってるはず・・なのにこの寒暖の差は、体にも心にも、ちょっとしたよじれを生んでしまう。

 昨日見事に咲いていた梅の花。梅にとって雨はつらいものなのか気持ちのいいものなのか。こっちが勝手に、「せっかく咲いたのにかわいそう。」なんてのは、余計なお世話で、梅ににとっては、かさついた体に恵みのシャワー・・であるのかもしれないし。

 ちょっと前は、断然「桜派」だった私なのに、去年あたりから同じくらいの情熱で、梅の開花を待ち遠しく思い始めた。

 枝の存在を見えなくしてしまうほど、ぎっしりこんもりと咲き誇る桜に比べ、梅は言わば「枝振り」も重要な要素で、その勝手気ままな枝に添うように咲くかわいい梅の花は、ちょっぴり控えめながらも空色を、隙間と余白にとりいれて、ゆずれないバランスを編み出すのだ。

 もうすぐ桃の節句。 去年に懲りたのか、今年はお雛様を数週間前に出すことができた。紛失したお扇子も注文したけど、まだ「入りました。」の電話が来ない。
3日には間に合わないのかな。

 代わりと言っちゃなんだけど、お花屋さんで桃の花を買って飾ろうと思う。











風は吹き抜けて風なのに、今朝の公園では 生ぬるい空気がもっさり動いたかと思うと、また息をとめるようにとまってしまっていた。

 それは春を生み出す陣痛のようであり、歩いている私にまで苦しさを伝染させた。

陣痛らしきものは他にも見られ、今にもはじける勢いに、つぼみがいっぱいいっぱいにまあるくふくらんでいた。

駐車場の片隅の土手に、春色のかわいらしい植物もいくつか顔を見せていた。
「ふきのとう」のようにも見えるけど、それにしては大きすぎるような気もする。

 今日は、母であるきみさんのお誕生日。

昨日焼いておいたチーズケーキをラッピングし、桜色の薄手のハーフコートとパジャマをプレゼント用に包んでもらって、高速を飛ばして会いに行った。

 年をとるごとに、赤ちゃんのようなけがれのない表情になっていくきみさん。
その表情を、可愛いな。と思えるようになるまでに時間がかかったけれど、今日、その表情に大いに救われた 自分がいた。












 





 公園の、遊歩道からはずれて、芝生を奥深く歩いて少しすると、私のお気に入りの場所がある。

大きく育った「クヌギ」や「けやき」等の数本の木の横に、表札のように寄り添って、木の紹介をしてくれている場所。

そこにカラフルに書かれている字や絵は、明らかに子供によって書かれた物で、木の説明も着眼点も感想も、とても素朴で、私にはとてもわかりやすいのだ。

木枠に収められてすっかり公園になじんでしまっているその自由研究は、小学生による手書きならではの温かさをまとって今日も大切なご主人様をしっかり守っていた。

 「自由研究」って、小学校の頃よくやらされた記憶がある。 

自由研究・・と言うと、私の連想ゲームは、「模造紙」。
模造紙って、懐かしい言葉。ずいぶん使ってないと思う。
この単語の響き、小学校の記憶のシーンに導いてくれる魔法の言葉。

放課後、机を後ろに押しやり、床に拡げた真っ白な模造紙に、色とりどりの太マジックで、きゅっきゅいわせて字を並べる。

最初の一文字、緊張して手が震えたりして。
でも 今も昔も大雑把な私は、最初の字を大きくし過ぎて、後半焦って尻つぼみ。
絵がうまい人、羨ましかったなあ。

パソコンでブログ書いてていうのもなんなんですが、やっぱり「直筆」っていい。

それにしても、模造紙に膝ついてお尻をきゅっとあげていた姿勢や マジックの音や 教室の匂いは覚えているのに、肝心の自由研究の中身を覚えていない。

なんでだろう。・・勝手に首がうなずいちゃって、そのあとゆっくり横にふれてしまった。














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