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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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枝の上の乾いた葉っぱが、そよ吹く風にあおられて はらはらと舞い落ちる。
その落ちたところが、そのまま新たな葉っぱの居場所。

人間の手がまるっきり入らない世界。
風も雨も枯葉も土もカラスも花も。お互いに手をつなぎあって自然のオブジェを完成させる。

枯れ葉は この時期その創作に、一役も二役も買って出る。

よその枝にひっかかったり、池に浮かんだり。
たまには苔むした岩にのっかって、そのだんまり顔の表情に彩を添えてみたり。

なるべくなるべくありのままの状態を壊したくなくて、ハルと私はこの時期そーっと散歩をするのです。











朝、ダンナを最寄り駅まで送る車内でのこと。

普段から無口なダンナとの一緒の生活で、沈黙はごくありふれているものと言える。
ある朝 その沈黙を突然ボソッと破った彼のひとことが、

「もえ~。」

唖然とするでしょ。誰だって。そんなの。
頭の回線がぐちゃぐちゃになって反応できない時間が10秒くらい。

気を取り直して、「なあに? もえ~って?・・あの秋葉原のメイドさん?」

「ほら、ナビを見てごらん。『もえぎ野』が片隅に追いやられて 『もえ』 ってなってるでしょ?」    「あ・・・・・・・」

我が家の近くに、もえぎ野 という素敵な地名があるのだ。

くだらないと思いながらも笑いがとまらず苦しんでいる私に、彼は追い討ちをかけるように、

「このタバコ屋さんの角を曲がるところが いつも『もえ~』 になるところなんだ。『もえ~地点』。」・・・

さて、昨日この『もえ~ダンナ』のライブを めずらしく家族3人、全員こぞって青山くんだりまで見に行ってきた。

子供達も彼が本気で演奏しているのを聞いたり見たりするのはこれが初めて。

遠い昔に一緒に食事をしたり箱根旅行に行ったきり、昨日まで会う機会のなかった他の出演者である先輩方と子供達の再会も、なんだか面白かった。

先輩たちにしてみれば、幼児が突然成人して目の前に現れたのだから驚きであったのでしょう。

2次会も家族4人で参加し、彼らも大人に紛れてしっかり楽しんでいた。
初対面の人たちとも会話が弾んでいて、「へー。そうなんだ・・・」という感じ。

それにしても ボーカルのマリア。
素晴らしいステージングと歌声で楽しませてもらっていたら、後から実は38度以上も熱があったことを聞いたのだった。具合の悪さを微塵も感じさせないそのプロ根性に、脱帽 です。インフルじゃないことを祈って。 お大事に。







先週の金曜日に書いたブログに、「閉塞感」 という言葉を使ったことで、ある本につながり、本箱から引き出してきて再度読み直してみた。

 貫井徳郎さん の 「崩れる」 である。(結婚にまつわる八つの風景 集英社文庫)

 「Out」などの衝撃問題作で知られる桐野夏生さんが 解説で、「二十歳代の男性が、女性の、自覚してすらいないもやもやした思いを、あそこまで描き切れるものだろうか。」と述べられているが、わたしも読後に、「どうして?ありえないよ!」と、単純に思ったのを覚えている。

 この 「ありえない!」という直情的な思いは、まさに 桐野さんの豊富なボキャブラリーで、あますところなく噛み砕いてもらったように思える。

 その当時は、まだ存在しなかった言葉、「公園デビュー」の背景を鋭い嗅覚ですくい取り、細かいヒダにはさまった砂のざらつきまでも描かれたような作品「誘われる」は、桐野さんに、「閉塞という名の孤独を書かせたら、貫井徳郎は一番かもしれない。」と言わしめた作品である。

 いろんな失敗を重ねた末に、今でこそ、人間関係の築き方の割と手堅い輪郭を手に入れた気がしているが、子供が小さいときの閉塞感があせりとなって、失敗した関係もいくつかあったのだ。

 そういう失敗を重ねた上で手に入れた 「極上の関係」が、「20年以上の心地よい付き合い」であり、「タルトタタン」であると解釈してもらいたい。








 
いつもの日曜日なら よっぽどの大雨でない限り、 二人と一匹 長めの散歩をしているところ。 

でも今日は、だんながバンドの練習のため渋谷のスタジオに行って不在。
平日のような日曜日です。たまにはゆっくり本を読んだり 録りためてあった番組や映画をひとりで見たりするのもいいかもね。

 昨日、久しぶりに中央公園に行ったら 期待以上の紅葉の素晴らしさに興奮して写真を撮りまくってしまった。 

 今週の写真は、秋の景色シリーズになりそうです。

今日はそれプラス、紅玉を使って昨日作った「 E.T.sさんの タルトタタン 」をお披露目します。 彼女の言うとおり抜群においしい! あの懐かしい 「紅玉のすっぱさ」。これこそ季節感があふれてて・・。彼女に聞いてみてOKが出たら、レシピ載せますね。

 あとついでに久々パン食だった今朝の朝食を撮ってみました。
特売100円で買った食パンの ピザトーストなかなかおいしかったので。


 ある物のっけただけで・・パンにマーガリンぬって、スライスたまねぎ少量、ツナ缶の汁気をのぞいてパラパラとまぶし、その上に意外だと思うけど えのき を粗い碁盤の目になるように乗っけてみた。そしてトマトをダイスに切ったものとチーズをのせて、あとはオーブントースターに。 人の好みだと思うけど、えのきとチーズ、意外においしかった。あとはほうれん草と卵のスープ。

 このまま行くと、「食欲の秋」 オンリーになってしまいそうなので、そろそろ切り上げ、「読書の秋」 「芸術の秋」 に移行していきたいけど・・・「芸術」って、なんか でかくて無理。って感じだなあ。









子供たちがよちよちとお砂場で遊んでいた時代に知り合ったお母さん仲間3人とのランチを久々に楽しんできた。その子供達が今では20歳を超えているのだから、この付き合いもかれこれ20年以上ということになる。

 20才前後の娘さん息子さんであっても、彼らの赤ちゃん時代、幼少時代を知っていると思いはまた格別。立派に大きく成長したお子様達の現在の様子を聞きながらも、ちらちらと横切る昔の彼らの面影が、彼らの成長 またそこに流れた時の大きさを わかりやすく具体化してくれる。

 思い返すと、互いの家に行ったり来たりして何度お昼を一緒に食べただろうか。
そこでご馳走になった手料理のレシピを教えてもらったり、またある時は教えたり。お互いの定番料理やお菓子の中には共通のものもいくつかあるはず。

 「タルトタタンの究極レシピに到達したの」・・という友達が、今日ねだる私にそのレシピを快く伝授してくれた。明日、紅玉りんごを調達して作るつもり。

 3人のうちのひとりの友達は、今でもバレエのオープンクラスで時々一緒に汗を流している。

 もうひとりの友達は、私がバレエを始めるきっかけを作ってくれた人。
お互いの息子が3歳のとき、自分の時間を作るために子供の「あずけっこ」を始めたのだ。

 週に2回、お姉ちゃん達が幼稚園に行った後、お弁当持ちの子供をお互いの家にかわりばんこにあずけることで、数時間の自由時間を可能にした。

 私は、火曜日午前中のその時間にバレエのクラスに通いだし、彼女は好きな洋裁のために生地屋さんに行ったりしていた。

 二人とも今だに 洋裁 バレエを続けられているのは、あのときの始まりがあったからだと思う。

 息子達も 友達のうちに行ったり来たりするのをそれは楽しみにしていたものだ。
自由時間がなく閉塞感を感じやすい幼児期の子供を持つ母親に、これはとてもお勧めです。

 でも 子供同士の相性や、母親同士の信頼感が重要になってくるので、誰とでもできることではないとは思いますが。

 子供をきっかけに始まり、子供の成長とともに私達の関係も成長し、子供が成人したこれからは、またどんな関係になっていくのかが とても楽しみでもあるのです。
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