Admin / Write / Res
日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
[47]  [48]  [49]  [50]  [51]  [52]  [53]  [54]  [55]  [56]  [57
大好きな友達の一人が私と同じ病気になってしまった。
何か私にできること・・と考えても、家に来てもらって私が心を込めて作った
ご飯を食べてもらって、思いつくままに一緒にお話してゆっくりとくつろいで
もらうことくらいしか思いつかなかった。

ずっと元気のなかった私は、彼女が来てくれると分かってから、少しづつ準備
を進めてった。当日に焼きたてパンも料理もスープもデザートも、と欲張ると
パンクする恐れがあるので、例えばケーキの土台は焼いておいて冷凍しておく
とか、前日の夜にスープとサラダは完成させてしまうことで、結果様々な手作り
の物を楽しんでもらうことができた。

メニューは、
オーブンから出たばかりの焼きたてパン「ベーグル」
早朝作った「クルミとレーズンのライ麦パン」「具だくさんの
ミネストローネ」「にんじんドレッシングをかけた5色のサラダ」
「アボカドとポテトのサラダ」添え物として「スモークサーモンと
クリームチーズ」デザートが「モンブランケーキ と チーズケーキ」
コーヒー 春爛漫ブレンド、 紅茶 シャンパーニュロゼ、そば茶
・・と、久々に思い切り腕をふるった。

共通の友達も呼んで、3人で「魂」の話をいっぱいしました。

その夜に、「幸せになりました」「愛をもらいました」
と二人からメールが届き、自分のしたことが人を幸せにできることに
私は幸せを感じて、また少し元気になりました。
体力エネルギー気力が底をついてしまい、小さな殻の中で
非・活動的に暮らしていたら、一ヶ月が過ぎてしまった。

でもここ2、3日あたりは,ほとんど横ばいながらもなだらかな上向き加減に
向かっている気がする。気づくと、伏し目がちだった目線をちょいとあげて
あたりをキョロキョロしていたのだ。

欝っぽい状態から抜け出るきっかけはその都度違うけれど、今回は、
「自分がダラケていても周りに迷惑かけていないからいいんじゃないの?」
と開き直ったことが大きい。

あと、ローズマリーとレモンの香りに助けられたかな。
バレエの友達が、朝にローズマリーとレモン、夜にラベンダーとオレンジスイート
のエッセンシャルオイルの香りを嗅げば、認知症予防になる・・と教えてくれた。

たけしさんのテレビで紹介していたそうで、そのあとどこのアロマショップに行っても
エッセンシャルオイルは品切れだったそうな。テレビの影響力は凄い!

で、私はどうしたかと言うと、家にあるローズマリーの葉先をふたつぷちんとちぎり、
レモンの皮を小指の爪ほどの大きさに薄くこそげて、直接鼻の穴に突っ込んでみた。

これがけっこう効いた。このオイルの組み合わせは認知症予防だけでなく欝症状にも
いいみたい。昔アロマの勉強をしていた時のうんちくを思い出すと、ローズマリーは
頭脳明晰作用があり集中力をあげてくれるオイル。レモンはリフレッシュ作用が
あり、心身の疲労に効果的なオイル。

なんだこんな身近にこんないいものがあったなんて。

エッセンシャルオイルも使いながら、でも私はこの葉っぱと皮の直接詰めに救われた
気がするので、これが毎朝の習慣になりつつある。
見た目が余りにも滑稽なのでマスクを付けるようにしているが、家にいるときは
そのまんま「バカボンのパパの鼻毛」のように、ローズマリーを鼻からはみ出させて
家事をしている。バカボンのパパは元気の元だから、これでいいのだ。







「もしも神様がいるとしてね・・。たくさんの人達の命を奪い、残された人
たちにどん底の悲しみと苦悩を与えて、いったい何を示そうっていうのかしらね?」

昨日、朝食のテーブルで、3年前の映像をテレビで見ながらそう言った私に、ダンナが
ちょっと考えて、「神様は人間のことなんて、あんまり気にしていないのかもね。」
と答えた。

私は目からウロコが落ちたかと思った。
いつも思ってたんだ。神様はなぜこんな不条理を許すのだ。と。
3.11以前にも、あまりに残酷で不運な事件を耳にするたび、やっぱり神様なんていない
んじゃないか。と思っていたんだ。

世界を創り、自然をコントロールする全知全能の神がいるとして、その神が人間のことを
常に気にかけていると思うのは、人間のおごりなのかもしれない。

小さなアリが私たち人間の考えを理解する術を持たないように、私たち人間も神の
考えをわかりようがない。

神はいつの時でも私たち人間を捨て去る用意をしている。
眼中にないのかもしれない。
だから私は神を信じない。

宗教とは所詮個人的なものであると思うのだ。
私は自分の心に自分だけの神様を置こうと思う。

それは亡くなった父や母なのかもしれない。
俯瞰するもうひとりの自分なのかもしれない。
私のことは全てお見通し である存在を心に置いて、問いかけ、祈り、懺悔して
行こうと思う。
先日の雪が思わぬ場面で功を奏してくれた。
二回目の雪だったと思う。外でしか用を足したがらないハルを
ダンナがバルコニーに連れて行った。もちろんそこは雪景色。
吹きっさらしのコンクリートは真っ白い雪に覆われていた。

これまでも雨の日に何度も試してはみたけど、ハルは騙されてくれ
なかった。ここは本当の「外」じゃないでしょ?と、上目遣いの
表情を浮かべ、肛門をキュッと結んじゃって用を足そうとしない。

でもとうとう雪に騙された。それ以来雨の日でもバルコニーで
してくれるようになった。これは我が家では、特に私には画期的な
ことなんだ。今までインフルエンザにかかり、朦朧としていたとしても、
苦しさだらけのほんの一ミリの隙をねらってはハルを抱えこみ、6階の
階段を行き来していたからだ。

今日も雨が降っている。・・ハルくん、今日はバルコニーでね。と言って
いとも簡単に全て済ませることができた。・・お利口さんだね~。と言って
おやつをあげてこの行為を彼の脳みそに根付かせている。

自分の体調が良くない時の雨は優しい。
しとしと降る雨が、ゆっくりしていていいよ。と言ってくれてるようで。
怠け心かな?

霧雨が降っています。
このところの暖かい気候とこの雨で、しつこく道路の片隅に残っていた雪の塊も
視界から消え去った。

雪は溶けても、あの大雪の日の衝撃は、今少しの間 人の話題にのっかり続ける
ようだ。昨日の稽古の合間に、バレエの先生も友達も、それぞれにその時の
ことを思い出しては、ため息をつくように雪の日のことを語ってくれていた。
「しょうがないから職場まで一時間以上かけて歩いたのよ・・」
「雪の上を歩くというのは、思うよりずっと時間がかかって大変なのよね・・」

我が家でも、ダンナが雪の日のことを数日前に話していた。
あの日混乱を避けるために、早めに会社から切り上げて乗ったバスでの
出来事を話してくれたのだが、このところそのことがずっ~と私の頭に引っかかり
続けている。

早帰りの人で、すでにそのバスはギュウギュウ詰めになっていたそうだ。
運転手さんはこれ以上人を乗せるのは危険だと判断し、次のバス停で待っていた
ご婦人に、丁寧にその旨を伝えた。そのご婦人は、「みんなが少しづつ詰めれば一人
くらいのスペースは空けられるはず、なんでそんな意地悪をするのだ。」と頑として
譲らず、5分くらい押し問答が続いたそうだ。

ご婦人は最後には諦め、バスは発車する。

このエピソードから、私はイギリスの豪華客船タイタニック号のことを思い出す。
沈没が避けられない状況での人々のパニックは想像の範囲を超えている。
クルーによって救命ボートへの移動が誘導されたとき、子供と女性が優先されることに
納得がいかず、立派で裕福そうな一人のジェントルマンが叫んだという。
「俺は地位も名誉もお金もある人間なんだ!誰よりも先に助けられるべきだ。
お金ならいくらでも出す。 」と。

人間は、危機に直面することなく平穏無事に生きている限り、動物として奥底に根付
いている「自分の生を守る本能」が醜い姿で引き出されることはそうそうない。

自分の命が危険にさらされた時に、人を押しのけても助かりたい・・と思うのが人間
本来の本能ならば、それをコントロールする理性というわずかな力でこの世の中は
危なげに均衡を保っているとも言える。

戦争での悲惨な出来事の数々も、危機的状況に直面したことで、本来影を潜めている
人間の本質性が大きく引っ張り出され、その時代の大義名分、興奮状況と相まって、
残酷な行いを正当化する方向に突っ走っていったに違いない。
美化されがちな「自分の命を惜しまない」という本能にまったく相反する行動も、
まったく逆方向ではあるけれど、その悲しい極端性には変わりない。

沈みかけてるタイタニック号に乗っている自分がいる。
さて私はどうするのだろうか? パニックになって泣きわめき、人を押しのけても
助かろうとするのか。それともあらゆる恐怖と戦いながら目の前にある運命を
受け入れ、最後まで気高き人間でいようとするのか・・ まったく自信がない。

隠れている自分の本質に目を逸らさず、生きていこうと思っている。



カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
フリーエリア
最新CM
[02/03 <a href="https://aclf.ru/">selector casino vojti</a>]
[02/01 JamesDwems]
[01/29 Kophes]
[11/06 https://propranolol-global.github.io/]
[02/01 extiday]
最新TB
プロフィール
HN:
Chie
性別:
女性
職業:
主婦 英語教師
趣味:
バレエ 映画鑑賞 
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(11/15)
(11/16)
(11/19)
(11/21)
(11/24)
P R
Copyright ©  My favorite things All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika