日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
日々の生活に浸かり 淡々と生きていたら、外はすっかり秋めいていた。
部屋着も半袖から長袖になった。アイスコーヒーをほとんど淹れなくなった。
やかんでお湯を沸かして湯気がたってくると、幸せな気持ちになる。
ここのところ、よく人に会っている。
バレエの発表会にお花を持って観に来てくれた友達に、ちょっとしたお返しを
渡したくて自分からひとりひとりに声をかけている。
この「ちょっとしたお返し」を考えるのが楽しい。
自分の中でのキーワードは くつろぎ ゆったり ほっこり しみじみ・・
こんな感じかな。大切な友達ひとりひとりに「ほっ」と力を抜いて日々の疲れから
解放される時間を持ってもらいたいのだ。
この時期だったら香り高いお茶だったり、そのお茶を飲む可愛らしい耐熱グラスも
いいなと思い、ストレーナーと蓋付の、洒落た絵柄のカップにやっとたどり着いたのに、
個数が足りないことがわかって断念。
それならば・・と視点を変えてお風呂グッズコーナーに行ってみる。
そこでパッと私の目を引いたのが、オーガンジーでラッピングされた入浴剤やバスフィズボール
のセット。迷うことなくそこにあったものをごっそりと抱えてカウンターへ。
私のいつものずさんさが、ひとつ多めの購入を促し、昨日自分でフィズボールを楽しんだ。
手の平に白いフィズボールをのっけてそおっとお湯に浸ける。ボールは待ってましたと
ばかりに素早く反応し、パチパチと水泡を弾き出す。
なめらかなシアバターが溶け出しお湯を柔らかくする。ジャスミンの香りの湯気が立ち上り、
呼吸ごとに筋肉が緩んでいく。
水泡の大きさと勢いが尻すぼみになりながらトゲトゲになっていくボールを見つめていた。
まるで珊瑚のかけらのよう。
荼毘に付した愛犬の喉仏が光り輝いていた・・と数日前の新聞の投書に書かれていた。
手のひらで今にも砕けそうな真っ白い小さな塊を見つめながら、その喉仏を思っていた。



部屋着も半袖から長袖になった。アイスコーヒーをほとんど淹れなくなった。
やかんでお湯を沸かして湯気がたってくると、幸せな気持ちになる。
ここのところ、よく人に会っている。
バレエの発表会にお花を持って観に来てくれた友達に、ちょっとしたお返しを
渡したくて自分からひとりひとりに声をかけている。
この「ちょっとしたお返し」を考えるのが楽しい。
自分の中でのキーワードは くつろぎ ゆったり ほっこり しみじみ・・
こんな感じかな。大切な友達ひとりひとりに「ほっ」と力を抜いて日々の疲れから
解放される時間を持ってもらいたいのだ。
この時期だったら香り高いお茶だったり、そのお茶を飲む可愛らしい耐熱グラスも
いいなと思い、ストレーナーと蓋付の、洒落た絵柄のカップにやっとたどり着いたのに、
個数が足りないことがわかって断念。
それならば・・と視点を変えてお風呂グッズコーナーに行ってみる。
そこでパッと私の目を引いたのが、オーガンジーでラッピングされた入浴剤やバスフィズボール
のセット。迷うことなくそこにあったものをごっそりと抱えてカウンターへ。
私のいつものずさんさが、ひとつ多めの購入を促し、昨日自分でフィズボールを楽しんだ。
手の平に白いフィズボールをのっけてそおっとお湯に浸ける。ボールは待ってましたと
ばかりに素早く反応し、パチパチと水泡を弾き出す。
なめらかなシアバターが溶け出しお湯を柔らかくする。ジャスミンの香りの湯気が立ち上り、
呼吸ごとに筋肉が緩んでいく。
水泡の大きさと勢いが尻すぼみになりながらトゲトゲになっていくボールを見つめていた。
まるで珊瑚のかけらのよう。
荼毘に付した愛犬の喉仏が光り輝いていた・・と数日前の新聞の投書に書かれていた。
手のひらで今にも砕けそうな真っ白い小さな塊を見つめながら、その喉仏を思っていた。
大学時代の学食に「スペシャルランチ」というのがあって、主なメニューのうちの一つだったと
おぼろげに覚えている。多分おかずの種類の多さとガッツリ量も食べられるという点で、あまた
あるランチから特化され、輝かしき形容詞『スペシャル』を頭に載っけることになったのだと思う。
その当時、「スペシャルランチ」という字面を見て、どんなに素晴らしいランチなのだろう?と
ワクワクしてしまう学生がいなかった所を見ても、日本で使われる「スペシャル」が、そんなに
重みのある形容詞ではないことがよくわかる。
ちょっと怪しい広告で見る「スペシャルサービス」とか「スペシャルタイム」等々、軽々しく
使われているケースは山ほどある。
その『スペシャル』を、いったん元の英語の『SPECIAL』に戻してみると、突然言葉が輝き出す
から不思議だ。着物では本来の自分をうまく出せなかった人が、身軽な洋服に着替えた途端、
突如本領を発揮しだすように。
" You are special." " A special friend " ・・・ここでの『special』は、日本語に置き換えて
みると、「かけがえのない」「大切な」「無二の」のようなとてもグレードの高い形容詞の
役目をしている。つまり、英語の「special」は、ある意味殺し文句にもなりうるということだ。
人はみんな、誰かにとっての「special」でありたいのだと思う。
自分のことをそう思ってくれる人がいるだけで、生きていけるんじゃないかな。
時々自分が弱くて非力で無能で無力で、生きてる意味ないんじゃないかと思うこともあるけれど、
少なくとも家族にとって、私は「special」な存在に違いない・・と確信できた時、もやのかかっ
ていた目前の道が澄み渡ってくれた。
おぼろげに覚えている。多分おかずの種類の多さとガッツリ量も食べられるという点で、あまた
あるランチから特化され、輝かしき形容詞『スペシャル』を頭に載っけることになったのだと思う。
その当時、「スペシャルランチ」という字面を見て、どんなに素晴らしいランチなのだろう?と
ワクワクしてしまう学生がいなかった所を見ても、日本で使われる「スペシャル」が、そんなに
重みのある形容詞ではないことがよくわかる。
ちょっと怪しい広告で見る「スペシャルサービス」とか「スペシャルタイム」等々、軽々しく
使われているケースは山ほどある。
その『スペシャル』を、いったん元の英語の『SPECIAL』に戻してみると、突然言葉が輝き出す
から不思議だ。着物では本来の自分をうまく出せなかった人が、身軽な洋服に着替えた途端、
突如本領を発揮しだすように。
" You are special." " A special friend " ・・・ここでの『special』は、日本語に置き換えて
みると、「かけがえのない」「大切な」「無二の」のようなとてもグレードの高い形容詞の
役目をしている。つまり、英語の「special」は、ある意味殺し文句にもなりうるということだ。
人はみんな、誰かにとっての「special」でありたいのだと思う。
自分のことをそう思ってくれる人がいるだけで、生きていけるんじゃないかな。
時々自分が弱くて非力で無能で無力で、生きてる意味ないんじゃないかと思うこともあるけれど、
少なくとも家族にとって、私は「special」な存在に違いない・・と確信できた時、もやのかかっ
ていた目前の道が澄み渡ってくれた。
朝食時に、アイスコーヒーではなくてホットコーヒーを淹れる。
ハルとのスキンシップが盛んになり、気づくとハルが膝の上で
のの字を書いて居眠りをしている。
こんな日常のひとこまで、夏ももう終わりに近いことを痛感する。
暑かったりだるかったり痛かったり・・もしたけれど、その合間合間に思い切
って真夏の気候に身を置いてみると、ただ消耗するだけではなくて、逆に太陽
から暑さを乗り切るエネルギーを与えられた気もするのだ。
つまり、私は何だかんだこの夏が楽しかった。
テカテカに黒光りするアイス用のコーヒー豆を、自分好みの粗さに挽いてはドリップ
し,水道水をチョロチョロと流しっぱなしにして冷やす。
水がわりに飲んでいる万能茶もやかんで煮出した後に、茶こしでこして冷やす。
私の夏の毎日は、熱い飲み物を冷やす作業が欠かせなかった。
ある日の新聞に、カンバツ地帯から助けられた少女をお風呂に入れてあげた時のことが
書かれていた。少女はシャワーから出るお湯が排水口に流れるのを、「信じられない」
という形相で「NO! NO!」と叫び、自分の手で排水口を覆ってお湯が流れるのを止めよう
としたそうだ。
あ。と思ったね。
丁寧に暮らしているつもりでも、誰にも迷惑かけていないつもりでも、地球規模で見れば
自分が十分におごっている場合もままあるんだね。
それでも私は熱い飲み物を冷やすことを止めなかったんだ。
時間を短縮して水道量を減らしながら毎日毎日冷やし続けたんだ。
少女が排水口を手で覆っている姿を時々思い出しながら。
マンションの駐車場で、お隣の方がそれはそれは大きな車に買い換えて、区画の縦白線に
乗らんばかりにぎちぎちの余裕のなさで、結果隣に止めてる私たちはドアを開けるのも
一苦労。
さて、最初の一週間くらいは憂鬱になり、でもこんなことで憂鬱になってる自分がバカみた
いじゃないかと考え直して過ごしていたら、お隣の方とお会いした時、「大きな車にして
しまってごめんなさいね。お宅の車寄りに停めないと、運転席側のドアを開けられないもの
ですから。ほんとうにびっちりくっつけてしまって、ごめんなさい。」と謝られてしまった。
私は何て言っていいかちょっと戸惑って、でも「わかりました。」と極力穏やかに言って
その場を去った。
お隣さんは、いくらぎちぎちでも自分の区画に車が納まっている以上、ルールは守って
いると思っているからあんなに大きな車を買ったわけでしょ?
でも周りにしたら、「じゃあみんながその権利を主張して、目いっぱい大きな車を買ってし
まったとしたら、車は停められるけれども駐車場にギッチり入ったっきり誰もドアを開けて
外に出ることが出来なくなってしまうでしょ?」と言いたくもなるわけで。
でも、もちろんそんなことは主張しない。
私はちょっとした小さな損は、積極的にかぶろうと思っているんだ。
だからこれもそのひとつだと思うことですごくスッキリすることができた。
でもここでまた、あ、と思ったのね。
内乱や国と国との戦争だって、いわばこういう小さなところから始まるのだとね。
こちら側が主張する権利は、相手方には不条理の極めつけだったりするのだからね。
そういう最悪の場合でも、人間にだけ言葉や想像力が与えられていることを考えると、
やっぱりちゃんと使わなきゃって思う。
一昨日バレエの発表会が無事終わって、観に来てくださった友達からいただいたお花に
私は囲まれています。幸せです。ありがとう。
ハルとのスキンシップが盛んになり、気づくとハルが膝の上で
のの字を書いて居眠りをしている。
こんな日常のひとこまで、夏ももう終わりに近いことを痛感する。
暑かったりだるかったり痛かったり・・もしたけれど、その合間合間に思い切
って真夏の気候に身を置いてみると、ただ消耗するだけではなくて、逆に太陽
から暑さを乗り切るエネルギーを与えられた気もするのだ。
つまり、私は何だかんだこの夏が楽しかった。
テカテカに黒光りするアイス用のコーヒー豆を、自分好みの粗さに挽いてはドリップ
し,水道水をチョロチョロと流しっぱなしにして冷やす。
水がわりに飲んでいる万能茶もやかんで煮出した後に、茶こしでこして冷やす。
私の夏の毎日は、熱い飲み物を冷やす作業が欠かせなかった。
ある日の新聞に、カンバツ地帯から助けられた少女をお風呂に入れてあげた時のことが
書かれていた。少女はシャワーから出るお湯が排水口に流れるのを、「信じられない」
という形相で「NO! NO!」と叫び、自分の手で排水口を覆ってお湯が流れるのを止めよう
としたそうだ。
あ。と思ったね。
丁寧に暮らしているつもりでも、誰にも迷惑かけていないつもりでも、地球規模で見れば
自分が十分におごっている場合もままあるんだね。
それでも私は熱い飲み物を冷やすことを止めなかったんだ。
時間を短縮して水道量を減らしながら毎日毎日冷やし続けたんだ。
少女が排水口を手で覆っている姿を時々思い出しながら。
マンションの駐車場で、お隣の方がそれはそれは大きな車に買い換えて、区画の縦白線に
乗らんばかりにぎちぎちの余裕のなさで、結果隣に止めてる私たちはドアを開けるのも
一苦労。
さて、最初の一週間くらいは憂鬱になり、でもこんなことで憂鬱になってる自分がバカみた
いじゃないかと考え直して過ごしていたら、お隣の方とお会いした時、「大きな車にして
しまってごめんなさいね。お宅の車寄りに停めないと、運転席側のドアを開けられないもの
ですから。ほんとうにびっちりくっつけてしまって、ごめんなさい。」と謝られてしまった。
私は何て言っていいかちょっと戸惑って、でも「わかりました。」と極力穏やかに言って
その場を去った。
お隣さんは、いくらぎちぎちでも自分の区画に車が納まっている以上、ルールは守って
いると思っているからあんなに大きな車を買ったわけでしょ?
でも周りにしたら、「じゃあみんながその権利を主張して、目いっぱい大きな車を買ってし
まったとしたら、車は停められるけれども駐車場にギッチり入ったっきり誰もドアを開けて
外に出ることが出来なくなってしまうでしょ?」と言いたくもなるわけで。
でも、もちろんそんなことは主張しない。
私はちょっとした小さな損は、積極的にかぶろうと思っているんだ。
だからこれもそのひとつだと思うことですごくスッキリすることができた。
でもここでまた、あ、と思ったのね。
内乱や国と国との戦争だって、いわばこういう小さなところから始まるのだとね。
こちら側が主張する権利は、相手方には不条理の極めつけだったりするのだからね。
そういう最悪の場合でも、人間にだけ言葉や想像力が与えられていることを考えると、
やっぱりちゃんと使わなきゃって思う。
一昨日バレエの発表会が無事終わって、観に来てくださった友達からいただいたお花に
私は囲まれています。幸せです。ありがとう。
少しばかり早めの夏休みを満喫している。
朝早く目覚めてもすぐに体を起こさず、しばらくぼーっとしてから昨日読みかけた本に手を
伸ばす。朝食の用意を急ぐ必要はないし、なんならブランチにしてしまってもいいのだから。
朝日新聞の天声人語で紹介されていた「憲法主義」を、今朝読み終える。
この本が異色なのは、硬いタイトルのイメージとは大きく違っていることだ。
憲法学者の南野 森さんが、AKB48のメンバーのひとりである内山奈月さんに、憲法に
ついての個人授業をする形を取って、話し言葉で書かれている。
そして、何より爽快なのは、日本国憲法の条文を暗記しているという、アイドルらしからぬ
特技を持っている内山さんが、時には専門家の南野さんを絶句させるほどの成熟した理解力と
思考力を、授業のやりとりの中で発揮する場面である。
憲法について無知であった私が、南野さんのわかりやすい授業と内山さんの応答・質問・
ノート・レポートを読むことで、たくさんのことを学べた気がする。
知識を定着させるためにもう一度読もうっと。
それにしても目からウロコだったのは、憲法が対象にしているのは「国民」ではなく
「国家権力」であるということ。国民は法律を守る義務はあるが憲法を守る義務はない。
憲法によって縛られる存在は国家権力であって、国民は憲法によって守られる存在であった
のだ。・・勉強になったなあ。
昨日もう一冊買った本は、「大島弓子にあこがれて」。私もずっと憧れ続けているので
仲間に入れてもらいたくて即座に買った。今日明日で読めるかな?でも今日はバレエの会
のリハがあるからそうそうゴロゴロして本ばかりも読んでいられないんだった。
実は一昨日の夜に岐阜から帰って来たばかり。
乗鞍高原に一泊し、早朝飛騨高山まで足を伸ばして世界遺産「白川郷」にも行ってきた。
白川郷も素晴らしかったが、飛騨高山の伝統的な建造物が並ぶ古い町並みもそれはそれは
美しかった。炎暑の中のお店めぐりも、楽しさが打ち勝ってか心も体も軽やかだった。
それにしてもハルがあの暑い中、よく頑張って歩いたなと思って、ちょっと今ハルを尊敬
している。
写真をたくさん撮ったので、載せます。













朝早く目覚めてもすぐに体を起こさず、しばらくぼーっとしてから昨日読みかけた本に手を
伸ばす。朝食の用意を急ぐ必要はないし、なんならブランチにしてしまってもいいのだから。
朝日新聞の天声人語で紹介されていた「憲法主義」を、今朝読み終える。
この本が異色なのは、硬いタイトルのイメージとは大きく違っていることだ。
憲法学者の南野 森さんが、AKB48のメンバーのひとりである内山奈月さんに、憲法に
ついての個人授業をする形を取って、話し言葉で書かれている。
そして、何より爽快なのは、日本国憲法の条文を暗記しているという、アイドルらしからぬ
特技を持っている内山さんが、時には専門家の南野さんを絶句させるほどの成熟した理解力と
思考力を、授業のやりとりの中で発揮する場面である。
憲法について無知であった私が、南野さんのわかりやすい授業と内山さんの応答・質問・
ノート・レポートを読むことで、たくさんのことを学べた気がする。
知識を定着させるためにもう一度読もうっと。
それにしても目からウロコだったのは、憲法が対象にしているのは「国民」ではなく
「国家権力」であるということ。国民は法律を守る義務はあるが憲法を守る義務はない。
憲法によって縛られる存在は国家権力であって、国民は憲法によって守られる存在であった
のだ。・・勉強になったなあ。
昨日もう一冊買った本は、「大島弓子にあこがれて」。私もずっと憧れ続けているので
仲間に入れてもらいたくて即座に買った。今日明日で読めるかな?でも今日はバレエの会
のリハがあるからそうそうゴロゴロして本ばかりも読んでいられないんだった。
実は一昨日の夜に岐阜から帰って来たばかり。
乗鞍高原に一泊し、早朝飛騨高山まで足を伸ばして世界遺産「白川郷」にも行ってきた。
白川郷も素晴らしかったが、飛騨高山の伝統的な建造物が並ぶ古い町並みもそれはそれは
美しかった。炎暑の中のお店めぐりも、楽しさが打ち勝ってか心も体も軽やかだった。
それにしてもハルがあの暑い中、よく頑張って歩いたなと思って、ちょっと今ハルを尊敬
している。
写真をたくさん撮ったので、載せます。
夏だね・・と言いながら額の汗を拭うと、遠くに陽炎が見えた。
息苦しいほどに暑かろうが、人が優しかろうが意地悪であろうが、自分を取り巻く環境に
あんまり影響されずにすっとして生きていきたい。
これは実に私の理想とするところであって、でも凡人である私にとっては、実際には程度の
問題なのだと思う。なんでも極度をすぎれば、私は木っ端微塵、もろく崩れ去るのがオチ。
先週はキャパを超えた暑さに圧倒されながらも、水曜日に大学時代の友達4人と乃木坂にある
国立新美術館に行き、「オルセー美術館展」と「バレエ・リュス展」を観てきた。
焼けるような外気と冷房の効いた館内との著しい温度差が、真夏の真ん中にいる自分をより
くっきりと際立たせる。
美術館行ってそのあとランチ・・というのは、私が女友達と過ごすお気に入りパターンの
ひとつ。「じゃ、一時間後くらいに出口でね・・」と言い合って、5人がそれぞれ自分の
ペースで美術館を堪能する・・このゆる~い関係が好きなのだ。
自分から進んで外出するタイプではないので、声をかけてくれる女友達は私にとって
とても貴重。お声がかからなければ、バレエ ヨガ、買い物、医者に行く以外は、いくら
でも閉じこもってしまう。
夏、家での過ごし方にもお気に入りのパターンがある。
午前中はとにかく冷房をつけない。自然の風を感じながらスポーツをする感覚で家事を
するのだ。すべてが終り、汗でず~んと重くなった洋服を脱ぎ捨ててシャワーを浴びる。
すっきりしたところで初めて冷房を軽めにつけ、お昼を用意して食べる。
バレエもジムも行かない日はそのあと涼しい部屋で映画を観ながらアイロンをする。
この土日は27時間テレビをちょくちょく観ていた。
久しぶりに共演したタモリさんとスマップの「お蕎麦の時間・お昼寝の時間」がすごく
よかった。年なのかな・・なんでも気負ってないものがいい。
そば粉が名人の手によってお蕎麦になって行く過程は、それだけで涼やかだった。
寝ずに頑張っているスマップ5人に数分のお昼寝タイムをあげるために、タモリさん
が一人で場をつないでいた。でも何をするでもなく、名人の手の動きを見ながら「ふむふむ」
という顔をしているだけだった。横には疲れきった彼らが床と一体になっていた。
穏やかで安らかな時間が流れていた。
と言いながら、まったく相反する破壊的なテンションを撒き散らす「エガちゃん」こと
「江頭2:50」の出現にも、私は喜んでいた。
エガちゃんはああ見えて、本当に映画が好きで、映画の話をしているのを聞くと、本当に
素晴らしい感性の持ち主であることがわかるのよ。彼はいい役者になると思うんだけどな。
誰も使わないのが私にはとても不思議。
エガちゃんが役目を終えて、ヒューンと画面から消えた後に、私はなぜか自分のスマホを
手に取り、「Line」のスタンプ売り場でエガちゃんスタンプを買うという行動に出た。
送る人、選ぶなあ・・と思いながら、とりあえず子供たちに送ってみた。
娘から速攻「買ったの? まさか」と返ってきた。
息苦しいほどに暑かろうが、人が優しかろうが意地悪であろうが、自分を取り巻く環境に
あんまり影響されずにすっとして生きていきたい。
これは実に私の理想とするところであって、でも凡人である私にとっては、実際には程度の
問題なのだと思う。なんでも極度をすぎれば、私は木っ端微塵、もろく崩れ去るのがオチ。
先週はキャパを超えた暑さに圧倒されながらも、水曜日に大学時代の友達4人と乃木坂にある
国立新美術館に行き、「オルセー美術館展」と「バレエ・リュス展」を観てきた。
焼けるような外気と冷房の効いた館内との著しい温度差が、真夏の真ん中にいる自分をより
くっきりと際立たせる。
美術館行ってそのあとランチ・・というのは、私が女友達と過ごすお気に入りパターンの
ひとつ。「じゃ、一時間後くらいに出口でね・・」と言い合って、5人がそれぞれ自分の
ペースで美術館を堪能する・・このゆる~い関係が好きなのだ。
自分から進んで外出するタイプではないので、声をかけてくれる女友達は私にとって
とても貴重。お声がかからなければ、バレエ ヨガ、買い物、医者に行く以外は、いくら
でも閉じこもってしまう。
夏、家での過ごし方にもお気に入りのパターンがある。
午前中はとにかく冷房をつけない。自然の風を感じながらスポーツをする感覚で家事を
するのだ。すべてが終り、汗でず~んと重くなった洋服を脱ぎ捨ててシャワーを浴びる。
すっきりしたところで初めて冷房を軽めにつけ、お昼を用意して食べる。
バレエもジムも行かない日はそのあと涼しい部屋で映画を観ながらアイロンをする。
この土日は27時間テレビをちょくちょく観ていた。
久しぶりに共演したタモリさんとスマップの「お蕎麦の時間・お昼寝の時間」がすごく
よかった。年なのかな・・なんでも気負ってないものがいい。
そば粉が名人の手によってお蕎麦になって行く過程は、それだけで涼やかだった。
寝ずに頑張っているスマップ5人に数分のお昼寝タイムをあげるために、タモリさん
が一人で場をつないでいた。でも何をするでもなく、名人の手の動きを見ながら「ふむふむ」
という顔をしているだけだった。横には疲れきった彼らが床と一体になっていた。
穏やかで安らかな時間が流れていた。
と言いながら、まったく相反する破壊的なテンションを撒き散らす「エガちゃん」こと
「江頭2:50」の出現にも、私は喜んでいた。
エガちゃんはああ見えて、本当に映画が好きで、映画の話をしているのを聞くと、本当に
素晴らしい感性の持ち主であることがわかるのよ。彼はいい役者になると思うんだけどな。
誰も使わないのが私にはとても不思議。
エガちゃんが役目を終えて、ヒューンと画面から消えた後に、私はなぜか自分のスマホを
手に取り、「Line」のスタンプ売り場でエガちゃんスタンプを買うという行動に出た。
送る人、選ぶなあ・・と思いながら、とりあえず子供たちに送ってみた。
娘から速攻「買ったの? まさか」と返ってきた。
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