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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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 新しいトウシューズを購入した。
今までにいったい何足買ったのかわからないけれど、いつも新品のトウシューズの かたち 質感 色合いに惚れ惚れしてしまう。

 なかなか捨てられずに 小山をつくるほどためていた、履きつぶしのトウシューズを、ちょっと前にごっそりと捨てた。あれからまた2足の履きつぶしが誕生し、ハードな練習に一緒に耐えてきた。というひとりよがりの共感が、私の思い切りを鈍らせ ひっそりと居場所を確保している。








 今のところそんなに症状が進んでいる自覚はないけれど、関節に悪影響を及ぼす可能性のある私の病気は、診断時、私にバレエをやめる選択と覚悟を突きつけた。

 でも、ありがたいことに 今のところ 普通に踊っている。
10月の発表会も無理かな・・と思っていたのに、曲数も減らすことなく練習を続けることができている。 私は・・・誰にありがとう。と言ったらいいんだろう?

 昨日は雨も一時期あがってくれて、中央公園にお散歩に行くことができた。
雨上がりのひんやりした空気の中、ツタのからまる植物に花が咲いていた。








 罪深き私は、その昔 ツタの絡まるチャペルで祈りをささげたものだ。
いやいや、そういうんじゃなくて・・一般教養のキリスト教概論、通称 キリガイ の単位取得のため という罰当たりな理由で。 でも、そこに流れる空気は、わけのわからない若さ特有の私の中のイガイガを、スーッとなだめてくれた覚えがある。

 柑橘系の実が光を反射させて、私の気持ちをそそる。
直線や角が存在しない、まったくのまあるい実を目の前にすると、思わず手を伸ばしてもぎ取り、食べてしまいたくなる衝動にかられる。

 敬虔なキリスト教徒でなくともその欲望は、人間の根底に はるかかなたから流れるある記憶の仕業なのかもしれない、と思うのだ。





 仕事も休みにしてもらったので、このお盆休みはすっかりオフモードになったしまい、PCも何日も開けずにほったらかしてしまった。

 もしも携帯やパソコンがなくなっても、私に限っては、あ、そうなの? くらいの反応ですんでしまうかもしれない。

 久しぶりに画面に向かうと、なんだかすっかり昔の人に戻ってしまったみたいで、どこか不自然。 キーボードをたたく指もちょっともどかしい。

 じゃあ、この数日間何をしていたかというと、お墓参りに行った一日を除いて、年末でもないのに大掃除に明け暮れていた。

 息子の自立後、立つ鳥後を残さず・・どころか、とてもたくさん不用品を残して行ったので、クロゼットや本箱のぐちゃぐちゃを分別し、順を追ってゴミやリサイクルに出せるようにまとめていたのだ。

自分達の洋服や本の整理もできて、気持ちも、身のまわりも、かなりすっきりした。

 お盆休みの最終日は、大学時代のサークルの同期会があり、いつもの面々が集まった。宮城を拠点に会社を経営している彼の話を中心に、ビールのおかわりをみんなで重ねた。

 翌日、「この次は熱燗がおいしい時期かな。」と、普段、真剣に女子サッカーに打ち込んでいる彼女がメールを送ってきてくれた。

 人の3倍くらいのエネルギーと体力と行動力に恵まれた彼女は、今日、この炎天下、日帰りで甲子園の応援に行ってます。
あれからなんだか私の中で、ささやかなピンクブームが続いている。

ボールペンとシャーペンが足りないので新しく買い足そうと文具コーナーの陳列棚の前に立つ。あるシャーペンの形が気に入る。 これにしよう。じゃあ、色は? そうね、今はピンクかな。

 こんな感じで何気ない物を選んでいると、日常のレールがほんの1ミリ2ミリ動く。容赦ない太陽光線も手伝って。
そうやって私の青いペンケースが、アボカドやかぼちゃみたいな2面性を持ち始めた。

 激しい色は、控えめな量であって欲しい。何かとへなっとなりやすい私が、激しい色の洪水をいつも受けとめられるとは思えない。だから分をわきまえて、アクセントとして配置するよう心がける。紺の中、緑の中、グレー 黒の中におかれると、不思議とピンクは、急に大人顔になる。

 ソフトバンクの携帯CMで、私の大好きなスマップが、「ピンクもあるよ・・」と歌いながら、5人が可愛いフライトアテンダント姿でピンクの携帯を耳にあてていた。

 ピンクのスマートフォンか・・。ちょっとそそられたけれど、やはり自分の今の携帯への愛着を振り捨てて、新しいものに替える勇気とお金がない。

 私は今月の終わりに、またひとつ年をとる。新しい年齢の私は、ピンクだらけになることはなく アクセントとしてのピンクをラッキーカラーにしていくことになるのだと思う。











あの人は写真うつりがいいとか悪いとかよく言うけれど、我が家の愛犬ハルは、どうしてこうも写真うつりが悪いのだろう・・と写真を撮るたび思ってた。

 ハルの色であるブラックタンの色分けは、黒と日焼けした色(黄褐色)の2色の組み合わせであって、その2色が混ざってできる中間の1色を指すのではない。

 顔の部分を見るだけでも、これだけはっきりした色が不思議な感じの割合で配置されていて、文字通り異彩を放っているのだ。

 鼻のわきから頬、耳にかけて 目の部分をよけながら、この日焼け色は大胆な広がりを見せ 顔全体を覆いつくすかと思いきや、黒豆のように黒光りする鼻のその黒色が、そこでとぎれてしまうことなく、ここが鼻筋ですよ・・と言わんばかりに眉間に向かって細長い帯を形作っている。そしてそれはまるで小さな川が大海へとつながるように、頭部 体全体へと大きく行き渡り、ぱっと見 黒わんこの印象を与えてしまう。

 でも実のところ 黒の圧倒的支配のその裏で、領土の広さよりも、領土の形、場所がものをいうのであって、一円玉ほどの直径の黄褐色のまろ眉が、黒の中に離れ小島のようにぽつんぽつんとあること、足先にお行儀良く靴下を履いてるように見えることが、色の逆転を引き起こすほどに強烈であり、このまろ眉とくつしたこそがハルの大きな特色のようにも思えるのだ。

 こんな複雑な色合いだから、二次元の世界にはむかないのかもしれない。本物のハルはこの上なく可愛いのに、写真になるとなかなかその可愛さが伝わりにくい。

 で、つまり何を言いたかったかというと、写真のハルはそこそこ可愛いけれど、実はもっと可愛いのよ。ということだけだったの。長くて申し訳ない。
ただの親ばかです。

 旅行の写真を見直していたら、アンコウのような岩があったのでついでにのせておきます。偉大な作家 松元清張さんにも似ているような気もする。
でもことわっておきますが、清張さんとアンコウは、まったく関係性はありません。












 ずいぶんと昔、膨大な量の手紙を書いていたことがある。

そんなにたくさん いったい何を書いていたのか、細かいことまでは覚えていない。

そのときの私は、今よりも15歳くらい若かったのだから、多少生意気で血の気の多いことも書いていたに違いない。でも基本的に 今ブログで書いているような日常の何気ないことをだらだらとつづっていたようなおぼえがある。

 旅行先でキャベツ畑の写真を撮りながら、その昔 誰か宛の手紙に、「キャベツ」のことで、便せん1枚くらい埋めてしまったことを思い出した。

 おぼろげな記憶を辿ると、「ただ千切りにしてマヨネーズをかけただけでもおいしいキャベツ。かと思うと、料理法のバリエーション豊富なキャベツ。は、我が家に常備必須のアイテムで、家の冷蔵庫は かさばるキャベツの指定席がちゃんとあって・・でも天候不順の影響で、ばか高い値札をつけられたキャベツの前を素通りしてしまった日には、ぽかんと空いた冷蔵庫の空席に、いなくなって初めて知る「キャベツ愛」を知ったりして。」

・・・文章は多分全然違うけれど、こんな感じのことをずらずら並べ立て、それに続いて、 どんな料理をして丸々一個のキャベツを食べきるか。を論じ、そして 「そういえば 昔アメリカ生まれのキャベツ人形っていうのがあってね・・」とまた長くなり、「そのキャベツ人形が、様々な肌の色のバリエーションがあって、そればかりでなくハンディーキャップを負った子供達のお人形もあるのよ。『片足がなくて眼帯をした、黒人の女の子のお人形』も いろんなお人形と一緒に、お店の棚にちょこんと座っている・・・それは、多分、何故お人形はいつもブロンド、青い目、白い肌の子供でなくてはならないのか。という着眼点から進んだ発想が、実現化したようなの・・」

キャベツについて書き出すと、私は止まらなくなる傾向が昔からあるようなので、今現在のキャベツへの思いは、写した写真に託すことにしようっと。











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