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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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あれも書きたいこれも書きたい・・と思っていた。
でもその気持ちは、一日一日を埋め尽くし、エネルギーをほぼ持っていかれてしまう 「大きな予定」 に、呑まれてしまっていた。連日の、バレエ発表会のリハーサルである。

 でもそれを休まずにできている日々は、今の私にとっては奇跡的なのだ。感謝せずにはいられないほどに。

 そんなにいったい何を書きたかったのかを思い返してみた。これがほんと、たいしたことなどひとつもなくて、その事実が 私の人間の、私の人生の小ささを、如実に物語る証拠となって私に返ってくる。

 家事をしていたら、南側の小さな公園がにわかににぎやかになった。
この感じは2度目の経験なので、確かめなくても公園の状況が手に取るようにわかってしまう。過去のブログにも書いたことがある、幼稚園児のお散歩だ。

 ベランダからのぞいてみると、二つしかないブランコに長蛇の列ができている。
先生の掛け声が聞こえる。いーち。にーい。さーん。しーい。ご。
はい、終わり。

 子供達は、形だけ、5回だけ、先生によって揺さぶられ、お行儀良く次の順番の子と入れ替わる。
空にも届きそうなほど、こがないブランコなんて、子供だった私にはぶらんこじゃないはずだった。そんな風に文句を言ってはみ出す子は、今日の子供達にはひとりもいなかった。

こういう秩序は、喜ばしいことなのか悲しむべきことなのか、もうすっかり大人を超えて、ベテランの大人になった今でも、私にはよくわからないのである。

 そんな私は、今でもいろんな場面で、自分がはみ出てしまうのを自覚する。
細かいことなら面倒くさいからみんなに合わせてしまう。
いい加減すぎるのかな。とも反省する。でもみんな、窮屈そう。

 先生のカウントは律儀にゆるぎなく続く。

 上野動物園で高齢出産の結果、子象が生まれた。
高齢出産でなくとも、難しいと言われる、国内での象の繁殖を可能にしたのは、お父さん象とお母さん象の相性が抜群に良かったからだそうだ。

 大きな動物の赤ちゃんは、その大きさのギャップゆえに可愛さもひとしおだ。

 家の近くに、富士山がある。公園の中にある『川和富士』だ。
その川和富士に登ると、本当の富士山が見える。
富士の上から富士を拝み、神聖な気持ちに浸る。

 このような些細なことがらを頭に思い浮かべて暮らしていたら、突然夜中に訃報が届いた。

 大学時代の、ひとつ上の先輩が亡くなられた。
ついこのあいだ、背中合わせで居酒屋さんで談笑していたのに。

とんとんと私の肩をたたいて、[ちえ。あのさー・・・」と言ってくれたあの言葉と笑顔が、私にとっては最後のものとなってしまうなんて、思いもしなかった。

心からご冥福をお祈りいたします。










 

 
 秋の気配を、風にふと感じるのは、古今和歌集の有名な句・・

 秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にもおどろかれぬる

 今朝公園を散歩していたら、真夏の日の光のとげとげ感がすっかりゆるんで、あの真っ赤なイメージの太陽光に、にび色がコーティングされたような、そんなゆるやかな、心地よい湿り気のある光に包まれ、秋を感じることができました。

 久しぶりにカメラを抱えていたので、そんなやさしい日の光を追ってみることにしました。

 やわらかい日の光をあびて ちょっとのんきな感じに見える 公園の風景です。

















 10年間、決まったお宅に週一回通い続ける。
これは家庭教師をやっていないとなかなかないことだと思う。

 3才年の離れた御兄弟ふたりの、延べ10年間の家庭教師を去年ついに終え、そのお宅に行かなくなってからもう半年以上たった。

 どうしているかなあ・・と思っていたら、昨日そのふたりのお母様から久しぶりにメールが届き、大学4年であるおにいちゃんの就職内定を知らせてくれた。

 そのメールがきっかけで、急に彼女に会いたくなって、今日お昼ごはんを持って遊びに行ってきた。

 彼女はとても穏やかな人。でも絶対にぶれない人。
何か迷うことがあったら、判断を仰ぎたくなってしまうような人。

 家庭教師が終わったあと、帰り際に 玄関でよく彼女と立ち話をしていたものだ。でもこれからは、今日みたいに、面と向かって延々と話し続けることができる贅沢な関係を、続けることができるんだ。

 ただいま肉離れで静養中の彼女。お仕事復帰するまでに、もう一回くらいお昼持って遊びに行こうかなと思っている。

 
 すれすれ決まらない日本のゴールが何度も繰り返されて、今日は運がわるいんじゃないだろうか、と心配しながら観ていた 「なでしこジャパン」 の対オーストラリア戦。 でもやっぱり最後には勝ってくれました。

 気圧の変化と湿度が苦手で、体調不良の数日を過ごしながら、台風災害のニュースを見ては気落ちしていたので、この勝利にまた元気をもらいました。

 ワールドカップ優勝で、あんなに騒がれすぎてしまって、もしもなんかの拍子に負け続けたらどうしよう・・なんて、私が心配することじゃないし必要もなかったのね。「実力」があるって、なんて素晴らしいことなのだろう。

 それにしても、気の滅入るお天気が続きます。
9月の長雨よりも、私にとっては 梅雨の方がよっぽどいいです。

 空を見ていると、雨雲がすごい勢いで形を変えてたり移動したりする。
急にお天気雨になってちょっと青空がのぞいたのもつかの間、灰色雲に覆われてしつこい雨が続く。

 このお天気の不安定さは、人の精神にも影響ありです。

 雨の合間を縫って、昨日散歩に出かけたときの一見穏やかな空模様です。








 
 新しいトウシューズを購入した。
今までにいったい何足買ったのかわからないけれど、いつも新品のトウシューズの かたち 質感 色合いに惚れ惚れしてしまう。

 なかなか捨てられずに 小山をつくるほどためていた、履きつぶしのトウシューズを、ちょっと前にごっそりと捨てた。あれからまた2足の履きつぶしが誕生し、ハードな練習に一緒に耐えてきた。というひとりよがりの共感が、私の思い切りを鈍らせ ひっそりと居場所を確保している。








 今のところそんなに症状が進んでいる自覚はないけれど、関節に悪影響を及ぼす可能性のある私の病気は、診断時、私にバレエをやめる選択と覚悟を突きつけた。

 でも、ありがたいことに 今のところ 普通に踊っている。
10月の発表会も無理かな・・と思っていたのに、曲数も減らすことなく練習を続けることができている。 私は・・・誰にありがとう。と言ったらいいんだろう?

 昨日は雨も一時期あがってくれて、中央公園にお散歩に行くことができた。
雨上がりのひんやりした空気の中、ツタのからまる植物に花が咲いていた。








 罪深き私は、その昔 ツタの絡まるチャペルで祈りをささげたものだ。
いやいや、そういうんじゃなくて・・一般教養のキリスト教概論、通称 キリガイ の単位取得のため という罰当たりな理由で。 でも、そこに流れる空気は、わけのわからない若さ特有の私の中のイガイガを、スーッとなだめてくれた覚えがある。

 柑橘系の実が光を反射させて、私の気持ちをそそる。
直線や角が存在しない、まったくのまあるい実を目の前にすると、思わず手を伸ばしてもぎ取り、食べてしまいたくなる衝動にかられる。

 敬虔なキリスト教徒でなくともその欲望は、人間の根底に はるかかなたから流れるある記憶の仕業なのかもしれない、と思うのだ。





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