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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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 ここ何日かの私は、「筋肉オタク」になっていたのかもしれない。
自分の筋肉や体の動きが気になってしょうがない。

 まだ暗いうちにふと目覚めて、ふーむ。と考え、ストレッチを始めたりして。
暗がりでふとんの上でストレッチ・・正気の沙汰には見えないよね。

 この私の異常行動は、数日前に見たテレビの影響であることは間違いない。
クライマーである山野井泰史・妙子夫妻によるグリーンランド岸壁の挑戦を追ったドキュメンタリーの再放送。

 観終わったあと、信じられないほどのすがすがしさを感じてしまって。
これはいったい何なんだろうと不思議に思い、泰史さんの著書「垂直の記憶」や 沢木耕太郎さんが彼らのことを書いたノンフィクション「凍」を読み終え、私の中で よりいっそう彼らへの尊敬と憧憬の念が確かなものとなってしまう。

 人間のエネルギーや体力も、他の能力と同様個人差がある・・ということを私が思い知ることになるのは、若いとき徹夜できない虚弱な体を自覚したときである。

 そんなひ弱な私とは真反対の、潜伏した強靭な体とあふれ出るエネルギーを持って生まれ、その後の人生で、その究極の強さをベースに、ゆるぎない意志と精神力を確立していく泰史さんと妙子さんにとって、普通の生ぬるい生活だけをしていくことこそ苦しいことなのでは、と想像する。

 自分にはない彼らの超人間的な強さに憧れるのは当たり前のこと。でも私の日常がちょっと変わってしまうほど心動かされたのは、彼らのクライマーとしてのスタイルであり、人間性なのである。

 ふたりとも それぞれが極上の一匹狼なのだ。

このドキュメンタリーは、再生の記録と言えなくもない。彼らは、その5年前に挑んだヒマラヤ高峰ギャチュンカンで登頂、生還したものの、途中雪崩にあい、深刻な身体的負傷を負い、また凍傷によりたくさんの指を失うことになる。

 妙子さんにいたっては、手の指を付け根からすべて失ってしまう。
妙子さんは、指がないことも女性であることも年齢のこともけっして言い訳にしない。それどころか「言い訳」・・ということ自体、彼女の思考や感情にかすりもしないのだろう。本当に今ある状況を自然に受け止めて、最大限の努力を積み重ねていく。

 強いもの同志がくっついたご夫婦。これが素敵な結びつきでね。
頂点に立ったクライマー同志、尊敬し信頼しあっているのがひしひしと画面から伝わってきた。

 泰史さんが「妙子はそこらへんにいる男性クライマーより、ずっと優秀なクライマーなんだ。」と先頭を切って昇っていく妙子さんの様子を見上げながら目を細めて言っていた。

 そのときの彼の表情は、自分のことなんてどうでもいいんだよ。っていうくらい、妙子さんのことについて得意げで、誇らしく、また愛情に満ちた表情をしていた。

ま、こういういきさつで、彼らに夢中になり ブログもさぼって 私なりの体作りを始めていたのです。

 妙子さんを見ていて、私も言い訳するのはやめたから。

・・・がらっと変わって、今日は水曜なので「やわらかい英文法」あとに続きます。
 
暑い。 何をしてても暑い。じっとしてても暑いからどうしようもない。
この「べたべた感」が夏の記憶を呼び覚ます。夏はもうすぐそこに来てるのね。

 紫陽花日記用に観察していたアジサイが、額あじさいであることに昨日気がついてしまった。
額あじさいも好きだけど、こんもりとお花が盛り上がっていくのを追っていきたかった私としては、少なからずショック。挫折しちゃうかも。

 月曜日に、家庭教師の生徒さん宅のお庭からいただいてきた紫陽花が、玄関やテーブルに華やかさを添えてくれている。 あんまり見事に咲いているので、厚かましいけど、「少しもらえますか?」って頼んでみたの。



 昨日は、昼間に「真夜中のカウボーイ」が放映されていたので、観てしまった。

 テキサスからニューヨークにやって来た カウボーイ姿の浅はかでずれた男が主人公なのだが、なぜか好感をもたずにはいられなくてすごく印象に残ってしまう。

 やることと言ったら、金持ちの女を引っ掛けてお金の無心をするだけ。
そのジョーがダスティンホフマン演じるリコと出会い、底辺ぎりぎりの生活をしながら不思議な関係を深めていく。

 とても阿呆なのに魅力的な人たち。
単純で直情的でありながら、ふとすると瞳の奥にさびしさをたたえている。
結局のところ悪人になりきれずに、詰めが甘くて逆に人にだまされてしまう。
悪人になりきれないのは、過去を悔いてしまうような彼の繊細さゆえかもしれない。
本当の悪人は反省しないから。

 孤独な者同士が出会い、意外にも芽生えてしまった「相手を大切に思う気持ち」に戸惑いながら、おっかなびっくり生活している様子がほほえましいのだ。

 クマのプーさんを、「ばかなヤツ」と言いながら それでも励まし、いとおしく思うクリストファーロビンに共感できるほどに、画面の中の彼らを追っている自分がいた。

 昨日の夕方、長々と書いていたブログ原稿が、なんかの拍子に一瞬にして消えた。
書いていた本人が、書いたものを復元するのは、そんなにむずかしいことではない。

 多少の違いが出てもそれはそれでいいし。ともう一度書き直そうとして、でもやめておいた。消えたのには消えた理由があるのかもしれない。と思ったからだ。

 内容は以前観てあまり好きになれなかった映画、「マディソン郡の橋」を再び観た後の感想のようなものだった。 

 日常に埋もれている平凡な主婦の前に、彗星のごとくあらわれる クリントイーストウッド演じるフォトグラファーが、そういう女性にとって魅力的であるよう緻密に作りこまれていることが癪に障る・・・といった内容だった。

 具体例をあげて、すべてにおいて本気な男ほど罪深い。と結んだはずだ。

 一日経ってみて、長々と述べたそれらの具体例は、消えてよかったのかもしれない。となんとなく思ってる。
 天高く馬肥ゆる秋。というけれど、
今日は季節と関係なく、空がとても高かった。

 今日のお散歩は、センター南駅にある中央公園。
空を見ながらゆっくり歩いた。




 帰りに大型スーパーのOKにいって、洗剤やティッシュ、調味料などしこたま買い込んできた。お野菜は、もっと安い水曜のローゼンで買うことにしてる。

 昨日の続きではないけれど、そう言えば昨日話題にした岸部一徳さんが、とてもユニークな出演をしてらした映画を突然思い出した。

 「転々」という映画で、小説から映画になったもので、私の中では、かなり好きな映画なのである。

 昨日触れた「雪に願うこと」の中でも素敵な女性を演じている「小泉今日子さん」が、この「転々」でも魅力満載の女性として登場する。

 そして一徳さんは?というと、役ではなく何と岸部一徳本人として映画の中に登場するという大胆さなのである。

 登場人物たちは言うのだ。「ねー、岸部一徳見ればーいいことあるらしいんだ、それ、知ってる?」 「でも有名人なんてなかなか会えないっしょ。」みたいなやりとりだったと思う。 

 ところがだ。彼らはロケ中の岸部一徳に偶然にも出会うことができ、でまかせだとわかっていても、そのことで自分らの将来に ほんのり明るい色を見るのである。

 最後のキャストロールがいいのだ。

  岸部一徳・・・岸部一徳   こんなの初めて見たよ。


■■■
 ただ今、午後八時。

 今日は朝から一歩たりとも外に出ていない。
具合が悪いわけではないのだ。
それどころか、一週間に一度くらい家にこもりっきりの日がある方が、私の場合精神的に健康でいられそうな気がする。

 今日はだんながバンド練習。ハルのお散歩も娘が引き受けてくれた。

 私はゆっくりハルとじゃれながら家事をしたり、ストレッチしたり、本を読んだりビジネス英語を聞いたり、通販カタログをパラパラとめくったり、ハルをだっこしてうたた寝したり、先週録ってあった映画をみたりした。 

 映画は、邦画二本、「雪に願うこと」と「ゲロッパ」

「雪に願うこと」は北海道のばんえい競馬場が舞台になっていて、馬たちがこの上なく美しいのだ。

 冬のまだ薄暗い早朝、寒さが張り詰めた中で わずかに差し込んだ朝日を背に、馬たちが訓練を重ねている。どっしり重いおもりをひきずりながら、馬たちのシルエットは身もだえ、息遣いは激しさを増す。その激しい息遣いが寒さの中で煙のように立ち上り、きーんとしたあたりの空気に覆いかぶさっていく。 目に焼きついて離れないシーンです。

 もしも、いい意味で裏切られてみたいなら、「ゲロッパ」おすすめです。
岸部一徳さんの踊りが、とにかく素晴らしい。さすが元「タイガース」。
あんなファンキーなおじさん、久しぶりで見たし。

 無口で無表情、冷徹冷酷、という役どころが多かった一徳さん。その一徳さんに全面的にばばんとファンキーにこられては、もう参りました。というしかない。しかもホント踊りにめちゃくちゃ味がある。

 そして私にとっての希少価値は、「ゲロッパ」は最初から最後まで違和感を感じるところがひとつもなかったということです。井筒監督はいつも不満そうに文句言っているイメージがあるけれど、この映画を見る限り、とても素直な人なんだと思う。

 あとびっくりしたのが、山本太郎さん。いい役者さんなんですね。

 もうひとつとっておいたのが、「ミリオンダラーベイビー」。
観たことあるから、ラストが重いのはわかっているのだ。

 でも引きこもりついでに、もう一本みてしまおうかな。

 
 
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