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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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珍しく 私にしては外で過ごすことの多い一週間を送ってしまった。

でもそのうちの2日間は、針灸の施術を受けるために、池袋にいたんだ。

あんまりなじみのない街中で、お日様のぎらぎらを照り返す横断歩道の、
交互に現れるべったりとした白色と、アスファルトのねずみ色に目を細めながら、
目指す医院に向かっていた。

友人で看護婦さんでもあるハトちゃんが紹介してくれた先生は、
台湾なまりの人なつっこいしゃべり方で、時折冗談を挟みながら、
でも目だけは全てを見通すような鋭い力を放っていて、こう言ったのだ。

「心配しないで、僕が絶対直してあげるから。
とうとう来たんだね。本当によく来たね。」

こんなこと言われて、いつもだったら 怪しい~!!と途端に身構えモード
になって、相手にはわからないような薄さで、でも何も浸透できないような
完全皮膜を作るのが常なのに、このときばかりは不思議なことに
「あ、私 この先生信じてみよう・・」 と思ってしまう何かがあった。

効くハリは痛いんだよ・・と布団バリのような大きなハリで、ブスブスと腰 背中
 首 頭 と 容赦なく連打する。

素人からしたら むやみやたらと滅茶苦茶に刺されたような印象があるのだが、
今のところずいぶん体調がいい。

最初の直感を信じて、しばらく通ってみようと思うの。

ハリの後、池袋でうろうろしていたら、
「仕事が午前中に終わるの。お昼から会わない?」という友人みいちゃんの
突然のお誘いに応じて、池袋から横浜に場所を変えてゆっくり談笑したり、
会員にはなっていたけど一度も行ったことのなかったKバレエのレッスンに
バレエ友達と二回も行っちゃったり。

昨日は、英語のスピーチクラブで、頭を悩ませていたスピーチを無事に終えた。
わかりやすい内容なので、水曜日に原稿を載せようと思う。

ま、そんなこんなで、ガチャガチャと毎日を送っていたのだが、
お休みの日に何をしているかというと、UTube鑑賞。

UTubeって言ったら、PCの小さな画面でひとり不健康に背中丸めて見ている
印象があるでしょ?

でもね、オリンピック直前に購入したビック画面のテレビは、Utubeに接続
できる機能が付いている。

これがはまってしまってね。

先週は 「ザ、ピーナッツ」を散々楽しんだ後に、ビージーフォーの物まね
シリーズを観て笑ったり、不覚にも 彼らの「オンリーユー」に感動して
しまったりしていたら、物まねの後の、本物さん登場のくだりが何度もあって、
あろうことかアースウィンドアンドファイヤーが現れた。

びっくりしたねー。感動したねー。

今週は、CharがやっているTalking Guitar を観まくっている。
とにかくマニアックなことを何の説明もなしにゲストと話しながら
流れで、ギターのセッションをしていく。

特に 山岸潤史さんの回は、こんな素晴らしいものタダで観てしまって
いいのだろうか・・と思ってしまうほど すごかった。

四人ばやし(はやし が変換不可能)の森園勝敏さんの回を観ていて、
あることを思い出してしまった。

昔々 金子マリさんの歌を聴きたくて、今のダンナと、友人のヤノピーと
3人で 屋根裏に行った。 

でもマリさんはほんのちょっと歌ってすぐいなくなってしまった。
その後、森園さんとカシオペアの成瀬さんのフュージョン世界が繰り広げられ、
若かった私たちは 失礼にも 途中で席をはずしてしまった。

え、帰ってしまうの? と成瀬さんが言ったのを覚えている。

本当にあの時はごめんなさい。

Utube 廃人にならないように、気をつけなくちゃ。

追伸; レディー ヴァイオレッタ を聴いたら、心の中が
     むずがゆくなった。 
     あわせ鏡が見知らぬ風景を映し出すように
     もうひとつ まぶたが 開いた。



たんこぶ ができている。
たんこぶ って頭にできたもの以外でも、そう言うの?

私にとっての たんこぶ は 頭を打って盛り上がる あれ である。

スポーツクラブで、ロッカーの小さな扉を開けたまま、しゃがんで靴下をはく。
お風呂上りの湿り気のある肌は、靴下をはくという簡単な動作にも集中力を必要とさせる。

よしできた。と思い切り起き上がる。 そのとたん、ズゴーン と重鈍い音がしたと思ったら、頭頂部からちょい右にずれたところに激痛が走った。

「だ、大丈夫ですか?」と声をかけてくださったご婦人のほうに視線を移すと、数人の別の方々も心配そうにこっちを見ている。

 「すいません。大丈夫です。おっちょこちょいなもんで・・。」

またやっちゃった。 これで3回目だ。
自分の中の「ガサツ」 がとてもフィーチャーされた一日であった。 
こんな日は、歩いていても がちゃがちゃ感が抜けない。

自己弁護させてもらっとこう。バレエだってやってるんだし、自分の中の 「優雅さ」がフィーチャーされる日だって、ごくたまにだけど あるのよ。

昨日久しぶりに本を読んだ。
大野更紗さん の 「困ってるひと」だ。

大学院在学中に、自己免疫疾患系の難病を発病した更紗さんが、生きるのに困難な状況に陥って、エキストリームな弱者、困った人に突然、なる。

行動力、集中力、自己実現力に人一倍恵まれ、これまでわが心の思うまま人生を開拓してきた更紗さんが、突然弱者になってしまう。

壮絶な闘病中、死と隣り合わせの絶望を最後の切り札に、これでもか という勢いでふりかかる困ったことに、クールに視点を合わせていく。

彼女の闘病の様子は、彼女独特の、自分を突き放して見えてくる滑稽さを通して 緻密な筆力で語られるので、この世のものとは思えないほど壮絶な経験をしている彼女を、一度たりとも かわいそう とか 気の毒だ とか 私に思わせない迫力があった。

それどころか、私は 彼女の文章に元気にしてもらったのだ。

彼女がこれだけの苦しみを経験して新たに獲得した視点は、すでに彼女が持っていた並外れた能力をバランスよく立体化し、さまざまな矛盾を私たちの前で明らかにしてくれる。

彼女の頑張りと鋭い分析力に大いに敬服しながら、私が一番感動したのは、更紗さんの恋の相手、やはり難病をかかえる「あの人」が、自分の体力の限界をものともせず、更紗さんのために効率的に賢く動き、そのあとにぽっそりと「役にたててうれしかった。」・・というところ。

誰かのために何かができる というのは、忘れていたけれど とても幸せなことだったんだね。











外出先の行き帰り、靴下が湿ってしまうほどの土砂降りに余計な体力を使ってしまったからなのか、夕飯後に抗えない眠気がやってきた。

 バーブラストライザント主演の「追憶」の 最後のシーンを観たいがために、眠気と戦っていたはずなのに、目的のシーンが流れている頃に、すでに私は深い眠りに落ちていたという始末。

 かなり露骨できわどいシーンやせりふ満載のアメリカドラマ、「Sex and the City」の中で、4人のシングルキャリアウーマン達が、この「追憶」の最後のシーンについて興奮気味に語っていた。

 自分から去って行った恋人が、とても普通に見える女性と婚約したのを知って、「なぜ私でなくあの子なの?」と嘆くキャリーに、友人のミランダが「それは実にハブルよ。」と、「追憶」で ロバートレッドフォード演じる役のその名前そのものを、ある象徴であるかのように挙げていた。

 社会派運動に没頭するキャリア女性から去って、かわいらしい普通の女性と一緒になった「ハブル」を、「フェミニストの敵」とまるで同義語であるかのように使っていたのだ。

 彼女たちが言うには、女性にはふたつのタイプしかなくて、それは「髪の毛がクシャクシャの女」と「まっすぐな女」の二種類で、男性はとかく「まっすぐな女」の方に行ってしまう・・とくやしがりながら言っていた。

 そんな見方もあるのかと、何度も何度も観てきた「追憶」を、もう一度観ることになったのに、一番観たかった 彼女たちのお気に入りのラストシーンを見逃してしまった。

 フェミニズムの問題はさておき、半開きの目で観ていたお馴染みの映画で、今まで気がつかなかったことに気がついた。

 バーブラの手指の美しさである。
あんなに長くてまっすぐな指を実際に見たことがないくらい。

 ひんやりと細長いその指に、真っ赤なマニキュアが可憐に似合っている。
そのすごぶる美しい手指が、ベッドで眠る「ハブル」の額に置かれるのを見た時、私は、根本的な男性と女性の違いに 計らずもぶちあたってしまったような気がしたのだ。

 

 

 

 
昨日の続きです。

 自分の中に、ぼんやりとした形が生まれたがっている。 
あるひとつの手段を使って、それを物理的な形にしてみる。

そうしたら、ぼんやりしていたその人だけのあいまいだったものが、他の人たちにとっても具体的で喜ばしい経験になったりすることもある。

 創作とは、そういうものであって欲しい。

NHKの朝の連続ドラマ、「カーネーション」の中の糸子は、その「ぼんやりとしたかたち」を洋服を作ることで具体化する。

 庶民は洋服を触ったことがないような昭和初期。
何もないはじめの一歩から何かを開拓していく・・それに伴うあふれんばかりの情熱や若さを、毎日 糸子の動きからテレビを通して身近に感じられるのは、なかなか楽しいことである。

 楽しいのは何も糸子ばかりではない。糸子の両親、おじいちゃんおばあちゃんが、これまた愛すべき人たちばかり。
みんな大好きなのだが、特にあの 「お~っとりしたお母さん」が私のお気に入り。
 
いつもいつも癇癪を起こしがちな短気な夫に、びくびくしつつも、「私が、はいはい、そうですか・・とおとうさんに言っとけば大丈夫よ。」と、父に逆らう行動を取ろうとして、でもそのことで母にそのとばっちりが行くのではないかと心配している糸子の後ろ盾になろうとする。

その後、糸子のしたことが気に食わん・・と、おふとんの上でえんえん声をあげて泣く夫の肩を、やさしくなでて、なだめる。

彼女の育ちの良さは、いつも彼女のまわりの空気に漂っていながら、それでも これ、という時に見せる、途方もなく広い彼女の ふところ に圧倒されるのだ。 

今日の回では、糸子が仕上げたイブニングドレスを、踊り子さんが身に着けて優雅に踊るシーンがあった。話の展開もすばらしかったが、見ていてちょっぴりコットンクラブを思い出してしまったことを考えると、ドレスも髪型もダンスホールの雰囲気も、私にとっては かなりイケテいたということだ。 

 私も少しは成長しているのだろうか?

ひとつの望ましくない傾向から脱っすることができたようなのだ。
最近は、ドラマの最終回を見逃して、くやしがることがとんとなくなった。

NHK朝ドラ「おひさま」の最終回もちゃんと見納め、深くこっくりうなづいて、区切りをつけることもできたし。

 半透明の柔らかい布袋に、すっぽり「おひさま」の世界を包み込み、きゅっとオーガンジーのリボンで結んだ後、今また 「カーネ-ション」の日常の中に、ほんのわずかな朝の時間、私は住み始めているのだ。

「カーネーション」の配役を知ってうれしかったのは、主役の尾野真千子さんが 以前から注目していた女優さんだったからだ。

 ありがちなセットのベッタリ感がまるでなく、あの大河ドラマ「坂本竜馬」の時と同じような爽快感を感じた。映画を観ているみたい・・。

もっと書きたいのだけれど、今日はこれから、学生時代のかわいい後輩、Rikaとデートをするので、また帰ってきたら続きを書こうと思います。

 
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