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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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先週書いた「鬱っぽい」という私を表す形容詞は、今週さらに濃度を増していった。
それでもまだお医者さんに行こうとは思わない。
大切な人を失った人間が辿る道筋から 私のケースが大きくブレているとは思えない。

なんで私生きてるんだろう・・・そうどこかで思いながら、軸足はすでに娘の世界に置きつつ、
半身はこっちにいる・・みたいな感じなんだけど、不気味に聞こえるかしら。

今週読み始めた柳美里さんの「JR上野駅公園口」の一節。

『歩きながら頭上にある空の高さを感じた。
晴れ渡った青空の下で、春の一日が始まっていた。
努力をしている、と思った。
努力から解放されたい、と思った。
自分は、浩一の死を告げられてから努力をしている。
これまでも働く努力はしてきたけれど、今している努力は、生きる努力だ。
死にたいというよりも、努力することに、疲れた。』

すごくわかるなあ。

こういう惨めでネガティブで暗い状況の中に自分が陥る時、何気に頼りにしている自分の資質
というか人格がある。
それは自分の「S的要素」だ。

どーんと落ちている私に、Sの字をおデコに張り付けた意地悪なリトルチエコがささやき始める。

「ね、その状況でこれできる? できないって思ってるでしょ?でも実験だから・・できるか
どうか、興味深くない?」
そうささやかれて、今もこれを書き始めた。

今週はリトルチエコの牽制に ぐにゃりぐにゃりと引きずられながら、気持ちはとても落ちて
いるにもかかわらず、それなりに生産的な日々を送っていた。
意志というものがない状態で、前よりも誠実に丁寧にやっていることもある。

掃除は手を抜いていない。部屋の空気、雰囲気を清らかにしておきたいから。
霊とか魂とか全然わかんないけれど、気持ちの良い状態でいつでも迎えられるようにしておき
たいのだ。 
なのに娘は・・夢にさえも一度も出てきてくれない。

結婚するまで、そして結婚後も少しの間働いていた外資系の会社で 同僚だったミサちゃんが、
ご主人のT氏と共に今週月曜日に我が家を訪れてくれた。純白のシクラメンを抱えて。

ミサちゃんとT氏は社内結婚で、ミサちゃんと会うのは25年ぶりくらい。T氏とは36年ぶり。
36年・・・とか、ひとことで言っちゃっていいような年月じゃないよね。

娘のこの2年間を、何も知らない人たちにサクッと説明する技術が向上してきているのを
自覚していたけど、だからと言って表面的ではなく、その都度私は話しながら涙したりして
いた。

「なぜか若いのにガン保険に入っていてね、金銭的に困ることはなかったのよ・・」という
私にミサちゃんが、
「すごいね・・私、保険全く入ってないの。入りたいのに病気のために入れないの」と言い始
めたことが発端で、ミサちゃんが実は20年以上もの間、かなり深刻な躁うつ病と闘ってきた
ことを知ることになる。

洗いざらい話してくれて、よくぞ死なずにここまで生きてきました・・とミサちゃんの手を
ぎゅっと掴みたくなったのと、T氏の我慢強さに尊敬を通り越して 畏怖を感じてしまった。

この二人を前に 「私、鬱っぽいの・・」はさすがに言えない。
鬱 という深刻なことばを、自分ごときに使ってはいけないと思った。

「ミサちゃんは気づいてないかもしれないけれど、あなたはとっても幸せなんだよ」
という私に、何を意外なことを・・という表情をしながらミサちゃんが「私が?・・」と
首を傾けた。

「私は娘を失ったけれど、ミサちゃんは娘さんも息子さんも立派に独立して、お孫さんもで
きて、Tさんはミサちゃんのことを見捨てないで温かく見守ってくれて・・すごい幸せだと
思う」

そう私が言うと ぽわんとした表情の後に ミサちゃんがゆっくりうなづいた。

帰る二人を玄関でお見送りしている時に、ミサちゃんが最後の最後に言ってくれた。
「ちえちゃんはね、私にとってずっと憧れの人。今でも・・」

憧れ? 憧れ。 強い言葉だ。
この強い言葉が今の弱い私に値しづらいな、って直感的に思った。

それでもミサちゃんのその想いもそっと抱かせてもらいながら、生きていくしかない。

あ、若草色のセーター買ったの。ものすごくいい色。
着て写真撮ってここに載せる・・なんてことは今の私にめっちゃハードルが高い。

リトルチエコのおデコのS字に うまい具合に引っ張られたら挑戦してみるかも


外交的 内向的、あなたはどっち? と聞かれてすぐに答えられる人はすごいと思う。

私は自分の性格が今でもよくわからない。人嫌いではないけれど、でもパリピとは対極にいる。
人の集まるところは極力行きたくない。

今週は特に家へ内へ と引きこもり、ヨガクラスとハルの散歩、そして年末は混むだろうから
少し早めに、と ヘアカットのために美容院へ行った以外はほとんど家にいた。

引きこもることをまったく苦に感じない。
外の世界と遮断して自分のペースが幅をきかせ始めると、途端に 生産性 とか 効率性 という言葉が無意味無縁になり、つかみどころのない、ぽわんとした日々を送るようになる。

ちょっとヤバいかな、と感じ始めて、自分に縛りを課したりもする。
何の縛りもない一日に、敢えてスケジュール表を書き、それに沿って生活してみたり。

昨日、2か月ぶりにいつもの美容師さんにカットしてもらった。
出会ったころの彼女は、美容師さんにありがちな営業トークを無理に挟むことなく、自分の
仕事に集中するタイプだったので、すべてその場をすっかりお任せして、私はハサミのシャー
プな音をBGMに 雑誌を読んでいた。

通うにしたがって何きっかけだったかは忘れたけれど、いろんなことを尋ねてくれるように
なった。

「クリスマスケーキとかやっぱり作るんですか?」
ある程度カットの形が定まってきたころに、昨日も彼女が聞いてきた。

「絶対作るんだ!とか今から思ってないの。その日作りたかったら作るんじゃないかな」
「すごいな・・あ、私も料理とか最近作るようになったんですよ。この前クッキー作って」
と彼女が嬉しそうに言う。

「どうしたの? 心境の変化?」

すると手の動きを一瞬止めて、彼女が幸せそうに微笑んだ。
「彼氏できたんですよ・・・」

そこから私の頭を仕上げながら、彼氏のことを詳しく話してくれた。
美容師と客の関係性。それでも何度も回を重ねていくうちに、こんな話をしてくれるように
なるんだ、とちょっと感慨深かった。

このやりとりが今週の人との会話のピーク。
私少し鬱っぽいのかもしれない。

過去を振り返っても、大変なことが一段落した時に、私のエネルギーは小さく小さくなって、
不活発になりがち。
この場にタイピングしていても、いつもなら何かが頭に浮かぶと同時に文章にしていたのに、
今は指の動きが遅く、間に休憩が入る。

あー、ネットショッピングでもしようかな。
若草色のグラデーションのシンプルなセーターをだいぶ前に見つけたけれど、迷っていて
まだ買っていない。あれ買っちゃおう。

好きな服に身を包み、好きな物に囲まれることで、少し目線を上げることができればいいな。
ハルになりたい

心地良い場所を本能で探し当てては「の」の字のように体を丸め、すやすやと眠る
ハルを見て、私たちは何度この言葉を言ったことだろう。

つい数日前も、出窓で寝そべり寝息を立てているハルを遠めに、ダンナがため息のように
言った。そう・・ハルになりたい・・と。

いつものことだから私はあえて反応しない。そうしたらダンナが続けて言った。
「でも・・ワンしかいえないのは辛いかなあ・・」

意地の悪い私が思わず反応する。
「えーっ?・・ワンとおんなじ位の人間の言葉、レベル・量しか喋ってないじゃん・・」
「ひっ、ひどい! ワンだけじゃ仕事できないって」

ぎゃはぎゃは と笑う私。
「想像するとめちゃおかしい。 上司にむつかしいこと言われて、『ワン!』って言ってん
の考えたら・・めちゃおかしい!・・あーお腹いてえー」

子供たちも昔よく言っていた。
「いいなハル君。ハル君になりたいな。やりたくないことやらなくていいのが、いい」

それを聞いて、悪魔のような私が反応する。
「でもさ、チエコにぐちゃぐちゃにいじくりまわされちゃうんだよ。それでもいいの?」
「それくらいなら我慢できると思う」と二人はうなづき合った。

「でもさ、チエコのおっぱい飲まされちゃうかも・・だよ。それでもいいの?」
「・・・・・・・・・そ、それはちょっと・・」

「え~?そうなのお? 二人とも赤ちゃんの時喜んで飲んでたくせに」

非常識な母親である。
おっぱい・・の件は、ブログをさかのぼっていただくと納得できるかと・・いや納得できない
だろ。これ以上読むの、自主BANされてもしょうがないって思ってる。
ご自由に。

何を言いたいかというと、ハルの毎日はなんと平和でストレスのない穏やかな日々だろう、
ということ。のはずだったのに、余計な事書いてしまって。ま、いいか。

ホント可愛くてね。可愛いなあ・・と極限まで、いやそこを飛び越えるほどに感じて、
もしも「愛」 というものが目に見えるのなら、ハルを愛でる私の周りには愛があふれて
踊ってるはず。

一番すごいと思うのは、人間て欲望のままに生きてたらとても醜いことになるでしょ?
ハルは欲望のままに生きているのにめちゃくちゃ可愛い。存在そのものが 祈りに近い。
合掌。

最近、おしゃれなお菓子とは対極の、昭和のおばあちゃんが作っていたようなドーナツや
ホットケーキを作ることに熱中している。素朴な風味は飽きないわ。
今日もドーナツと、ついでにその生地を使ってアメリカンドッグを作ろうと思っている。

昨日娘の月命日で、お墓にお参りに行ってきた。
ペットと入れるお墓なので、まだ生きて元気なハルの墓石もすでにある。
あれから2か月経って、娘により会いたい、そして 寂しい と感じている。

ここ一週間位、お香典のお返しにあれやこれや時間を費やしていた。
形だけにしたくなくて、その選択に時間をかけた。

一部の方には、私の大好きなガラス作家さんの一輪挿しとグラスのセットを送った。
ついでに自分のためにも レモンとライムのグラスを購入した。
またまたついでに、別のガラス作家さんから カメ と ゾウ も購入した。

これが全部可愛くて時間ができると微笑みながら眺めてる。

英語の本を読む楽しさを再び味わってから、テネシーウィリアムズ の「ガラスの動物園」
を久々に手に取り、読み直した。
とてもシャイで引きこもりがちなローラが大切にしているガラスの動物たち。

その動物たちの中の「ユニコーン」の存在が、この劇の小さなキーとなっている。

ガラス作家さんとメールでやり取りして、
「カメとゾウを買わせていただいたことで、ガラスの動物園という本を読みました。
そこにユニコーンが出てくるのです。もしも可能ならばユニコーン作って欲しい
です。ゆっくり待ってます」という私のメールに
「素敵なアイデアありがとうございます。完成したらのせますね・・」
という温かい良い返事をいただいた。
あー嬉しい。楽しみが増えた。楽しいことを待つのは好きだ。いくらでも待てる。

ハルは というと、自分のお墓がすでに作られていることも全く知らず、食べちゃいたく
なるような可愛い寝顔で ソファーの上でまどろんでいる。















ベッド周りのカバー類を 勢いよくひっぺがして洗濯機にほおりこんだ。
鼻歌を歌いながら上機嫌でベランダに干す。 

時折強く吹き付ける風に 大ぶりの洗濯物がそよぐ。
惜しむことなく届いてくれる太陽光線が、厚めの布地をいっぱいに抱きかかえ、重い湿り気を
大気に解き放ってくれる。
この分なら 一日で乾いてくれそう

・・身体が動く。
この一か月、使い物にならなかった身体がしたいように動くんです!

家事をやってて、「そうだ、あれもついでにやっちゃお・・」って思えるってすごい。
やらなきゃならないことさえも息切れして、気持ち悪くなって、やむを得ず中途半端で
放り出し、ソファーに横たわっていた日々。

家事が普通にできるだけでこんな嬉しいんだ。
・・と言ったって、別に家事が好きなわけではない。

だって面倒なことだらけだもの。
好きだけど嫌い。嫌いだけど好き・・何だこれ。思わせぶりな女子高校生の恋愛みたいだな

でも もしも自分のやっている色々なことでひとつしか選べないけど何選びます?
って聞かれたら、私は「家事」って答えると思う。
私の基本だから・・生活を大事にすることが私であることのほとんどをしめているから。

家族や友人には喜ばれることはあるかもしれないけど、家事は基本無償の行為。
料理研究家 とか プロの家事代行 など たくさんのお金を発生させたり名声を得たり
するケースもありながら、ほとんどの場合は家の中で黙々と行う家事は、誰にも認めてもら
えない無償の仕事。

だからホント自由なんだと思う。別にほとんど出来合いのもので夕飯を済ませてもいいし、
滅茶苦茶こだわって作ったっていいし。
だから好きなの。やりたいだけやれるし、しかも自分の方法で。

今日は私 久々にトーンが明るいでしょ? うざかったらすみません。
私は元気がないくらいがちょうどいいのかもしれない。

それでも もう一度言いたい。   体が動くってすごい!
私の愛する娘は 生前動かない体の中にある心で 何を感じていたのだろう。

当たり前のことを当たり前って思わない人が好き。
って 私の好きな人が言ってた。

でもこれは かなりの不調や障害や不幸を経験した人が到達する*フェイズ*だと思う。
若い元気な人にこれを望むのはたいていの場合難しいかもね

うん。私はこれにすっぽり当てはまるよ・・猛アピール!!!(粗品さんの左手!ん?右手かな?)

ピアノ練習も再開できたし。
今はね、すべてのキーで 音階の何音目が黒鍵にあたるかを指に覚えさせている。
F#、 C#、 Bは、ドレミファソラシドの8音の内 6コとか5コが黒鍵でめちゃタフだ・・

あとね、それぞれの和音にどの音を足せば かっこよく響くか・・いわゆるテンションコード
みたいなのを勉強してる。

自己流だから、目指している方向合ってるのか全然わかんないけど、とりあえず煮詰まる
までこの調子で行こうかと。

英語のこと書くって言って、すっ飛ばしたの知ってる。
原書をまず自分で読んで、あとから日本語訳を突き付けて読む。これ楽しいからおすすめ
です。でもこれは中級者以上の人向けのお勧めになってしまうかな。
もう一つのお勧めは、これも中級者以上の人向けだけど、Netflixの映画やドラマで、字幕
設定を英語にするってヤツ。
すごい勉強になる。聞き取れなかったところも静止して勉強できるし。
スラングも覚えられる。

初心者の人に何か言えることがあるとしたら、英語と日本語の語順の違いを把握して、
2種類の動詞 (be動詞と一般動詞) の使い分けがきちんとできるようにして、
You are cool ! と I love you. の違いね。
それを使って疑問形 とか 否定形も ナチュラルに言えるようにして、
be動詞の後に持ってこれる簡単な形容詞 と 一般動詞をできるだけたくさん覚えれば、
かなりのことが言えると思う。

英語の文型の種類って5種類に分けれられるのだけれど、上のことがマスターできれば
2文型と3文型のみで、コミュニケーション充分可能だと思う。

今回久しぶりに原書(英語)で本を読んで、ヒスパニック系の若い女性作家 カリ・ファハルド
=アンスタインさん の色の表現に魅了された。もちろん内容もです。
でも長くなっちゃうので。

たとえばね、crystal blue クリスタルブルー・・透明感のあるブルーなんだろうな・・
って想像してどんなんだろう? って。
以下本の中に出てきた色の一部。

seafoam green ・・・海の泡のようなグリーン
bubble gum pink・・・風船ガムのようなピンク
creamy pastel・・・クリーミーな淡い色合い
baby blue・・・赤ちゃんの洋服に使われるような優しいブルー
avocado green・・・アボカドのような緑
amber colored・・・琥珀色
neon pink・・・ネオンピンク 蛍光性のあるピンク 
burgundy・・・バーガンディ ブルゴーニュ地方で作られるワイン色

色の表現が出てくると、そのたびに私はどんな色なんだろう?って想像しては
楽しんでいた。
しかし バブルガムピンクとは、何てアメリカ的なんだろう。

・・・あ~、ハルが私を見つめてる。
わかったよ、今度はハルのことを書くからね。










喪中はがきを印刷して、ちょうど一週間前の土曜日に郵送した。

すべての友人知人に娘の病気を知らせていたわけではない。
娘の旅立ちを知らない人たちが、一枚のはがきで受けるショックの大きさを考えてしまい、
出さなきゃいけないものでありながら 出したくないな とどこかで思っていた。

週が開けてみると、電話 メール お手紙 お花 お仏前 お供え物のお菓子等々・・娘と私達
へのお心遣いをたくさん頂戴した。

今週はたくさんの人と話をした週でもあった。
お線香をあげたい 私に会いたい そう言って、家までわざわざ来てくださる方が5人ほど
いらしたからだ。

ママ友や以前私が家庭教師をしていた生徒さんのお母さま、前に住んでいたマンションのお隣
さん 大学時代のサークルの先輩、今住んでいるマンションに以前住んでいた友人、そして
小学校時代からの親友。

娘との闘病生活や娘の死について、自分が目の前にいる人にどのような言葉でどう語るのか
が想像できなかった。
でもね、蓋を開けてみると ちっとも難しくなかったの。
不安をよそに、自分の気持ちとズレのない言葉が自然と自分から出てきてくれた。
相手も私の話に深く感じ入ってくれている様子で、所々一緒に涙を共有したりしながら
いい時間を過ごせた。

それで気づいたのが、「このブログが私の話す言葉にとても貢献している」 ということだ。

カッコつけたくて、少しばかり文学的要素を加味することはあっても、ここに書いたことは
すべて真実。自分が感じたこともストレートに書いてきた。

それでも「書く」という行為はとても客観性を必要とする。
自分方位にならずに人に伝わりやすいように書きたいと思って書いてきた。

だからいざ人に話をするとなった時、すでにゆるぎないベースがそこにあったのだ。
あとは相手との話の流れで、使う形容詞や話す順番や緩急を変えるだけで、言いたいことは
いつもすっきりと伝えられた。

人と会って自分の感じたままを話す・・これが私を不調から引っ張り出してくれた。

 木曜日は小学校時代の親友デコが、埼玉から2時間半かけて我が家に来てくれた。
少し距離があることもあり、数年に一度の割合で会っていたので、娘の闘病が、デコと会わ
ない期間にすっぽりハマっていた。

 デコは徹底したベジタリアン。
お昼を用意するためにマクロビ的な献立を考える。
野菜のポタージュスープにブイヨンは使えない。ガーリックソルトや乾燥ハーブ、クレージー
ソルトなどで代用する。(あ、思い出した。クレージーソルトはネタにするには周知度が
少なすぎるんじゃないかなLOL)
パンは前日焼いたゴマのパン、それにサラダ。

とても美味しい!と言って食べてくれた。

デコに話した私の言葉。

「もしも神様がいるとしてね・・神様にこう言われたような気がするの。
31年の命 という運命はどうしても変えてあげられないけれど、それ以外すべてをうまく
いくようにしてあげる・・って。不幸の中、私幸せだったなって。不幸の中で感じる幸せは
とてつもなく深くて感謝に満ち溢れているのよ・・」

「早希はね 強かった。
自分がどんなに病状が悪化しても外見が変化しても、会いにきたいと言う人たちを最後まで
拒まなかった。私はすごく不思議だったのよ。私だったらできないなって。
そしたら息子が言ったの。『早希こう言ってたよ・・私は自分の死で 周りの愛する人たち
に誰一人として後悔してもらいたくない・・って』 私なんかそれ聞いて打ちのめされたのね。
彼女は娘でありながら、私よりもずっと高い魂の持ち主なんだなって・・」

人に話を聞いてもらえるっていうのは宝物だね。

ゼロイチエピソードトークは、フィクションを描く時しか私にはできない。
このブログは純粋に 『イチイチトーク』です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー*
今、夜の9時。
ここからは付け足しで。

今日は午前中から出かけて 早希の49日 納骨を終えてきた。
いいお天気で風が気持ちよく、お花もにこやかに揺れていた。

一段落ついて、さあ私は明日から どうやって生きてゆくのかな






















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Chie
性別:
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職業:
主婦 英語教師
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