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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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一周間が経つのが速い。 外の仕事もしていないのに毎日毎日「あ もうこんな時間・・」と言いながら暮らしている。やりたいことの3分の1もできてなくても、少しのわだかまりもなく寝 てしまう。

プロセスとは、何かの結果に向けての踏まれていく「過程」であるはずなのに、私の場合は違っ
ている。プロセスがすべてで、それ以外に興味がないのだ。

最終的に命が尽きて娘に会うこと
・・このことが唯一の目標になってしまった私には、今やっているすべてのことは言わば
そこまで行く時間を埋める物事でしかない。

それでも物事は楽しい方がいいに決まっているし、実際楽しいと感じている。
家事をしててもピアノを弾いていても英語を勉強していてもヨガをしていても本を読んでいても
カメラを構えていても、そしてこれをツラツラ書いていても、楽しい。
逆説的に考えれば、プロセスのみを楽しめることほどそんな贅沢はないとも思えるし。

これまで書いてきたように、物をめちゃ買いして、物質的な物は十分にある。
それと同時に、死ぬことを待つ・・そのことだけに集中しなくていいように、自分を楽しませ
られるアイテムを、私は十分に持っていたことがわかった。 
そのことを本当によかったと思う。ありがたいと思う。

三島に夢中、これ継続中。
今は「青の時代」を読んでいる。

責任ある仕事以外で、無理にやっていると感じたら、やめるべきだと思う。

NHK BSプレミアムで放送されている ワイルドライフ が好きでよく観ている。
先週は、インド洋に浮かぶ クリスマス島 に生息する甲殻類や鳥類、昆虫の物語。

ドキュメンタリーでありながら、厳しい自然に生息する一つ一つの生物の物語を、皮膚感覚で
伝えてくれる貴重な番組だ。

写真を撮ることが一つの趣味である私は、こういう番組を観ても、カメラマンの目線とシンクロ
しがちだ。そしてワイルドライフの一人のカメラマン モリッツ・カッツ という人に
憧れ、ついには恋心を抱いてしまうことになる。

どんな小さな生物にも彼の目は温かく優しい。

ピソニア という植物の種は、表面が強力な粘着力でおおわれている。
不運なことに、カツオドリの幼鳥がこの植物の群生域を通り抜けてしまったのか、体中に
この種がへばりついてしまう。

種まみれになったら最後、幼鳥はそのタネの重みで飛び立つことができない。
時間が経過する・・・
幼鳥が命を落とし、横たわっている映像。

その後に続く10秒ほどの映像に、私の魂が揺さぶられた。
カツオドリの幼鳥の死骸が 時の流れに呼応するように、土へと帰っていく様子が映し出され
たのだ。

カツオドリが次第に土と同化し、骨になっていく。
そしてその土が、新たな木々を育む。

命は未来へと繋がっている。

その10秒の映像のために、このカメラマンはどれだけの時間を費やしたのだろう。

クリスマス島の人達は暢気で平和でシンプルだ。
大量の赤ガニが産卵のために海岸目指し、移動する。

ゴルフ場もアカガニだらけだ。
巣穴と間違えホールに入ってしまうアカガニ。
プレイヤーは優しくそのアカガニを取り出し、何もなかったかのようにゴルフを続ける。
グリーン上もアカガニだらけで普通に歩くこともままならない。
踏みつけないように大股で跨ぎながらのプレーが続く。

赤いカニと白いボールのコントラストに目を奪われていたら
「これではいいスコアは出ないでしょう」というナレーションが入る。

でも彼らはアカガニを邪魔と思っているように見えない。
それくらい人間とカニのコンビネーションが自然なのだ。
彼らとアカガニは、奇跡的な共存を果たしているのかもしれない。
羨ましい話だ。

真っ青な空。あふれんばかりの雲。
吸い込まれそうな透明感を放つ海水。

海岸がアカガニの子供たちで埋め尽くされ、赤く染まるシーンは神秘的だ。
赤 という色が今までよりももっと好きになったという事実。

・・シナリオの先生と中学時代の友人くみちゃんから美しいお線香とろうそくのセット
が送られてきた。

精油のみで作られているお線香。
美しい絵が描かれたろうそく。

ありがとう。
毎日使わせていただきます。

憧れていたBISLEYのデスクライトを机の上に設置して 満足げにうなづいてみる・・その
動作を最後に、半年ほど続いた私の異常な買い物スプリーにピリオドが打たれた。

食料品と消耗品以外、死ぬまで何も買わなくても十分に生きていけると思う。
本だって必ずしも新刊を読まなくてはいけないということもないだろうし、読んだ先から内容
を都合よく、もしくは都合悪く忘れてしまう私には、今本箱にある本達をもう一度全部読み直
すだけで、たぶん寿命が尽きてしまうだろう。

気に入ったものはボロボロにならない限り何十年も着る癖に、どんどん新しい物を買ってしま
う悪癖の結果あふれてしまった服達も、その季節季節、ひとつひとつに一度は袖を通そうと
思うと、結構なバリエーションとなる。

もう物はいい。 
あおるように自分のお尻をはたきながら、尋常じゃない買い方をしていた自分に、心底心地
良さを感じるはずもないのだけれど、ある意味とても気持ちよかった。

例えが不気味だろうけど、自分の傷口から膿を垂れ流しているような気持ち良さを感じてい
たのだ。生々しい傷の手当てを放棄することで、傷口をオープンエアーにさらし、自然乾燥に
委ねていたみたいに。

物はほんともういい。
あとはその物達と一緒に過ごす時間がすべてだ。

あ~それにしてもBISLEYデスクライトの灯りの優しいこと。
カラーはダークイエローとオリーブで悩んでオリーブにしたの。
もう勉強好きになってしまいそう。

PCも無線から有線にしてもらったので、反応がめちゃくちゃ速い。
自分の部屋の自分用デスクで勉強したり作業したりしていると、学生時代に戻ったような
気持ちになれる。

ところで年が明け、初営業日のモールの福袋合戦は、今年はコロナの影響もあってか下火で
あったような気がするけど、どうなんだろう。

こんなに物を買いあさっていた割には物の福袋にはとんと興味がないのはいつものこと。
私が買うのは 紅茶専門店ルピシア と コーヒー専門店南蛮屋 の福袋。

その福袋に入っていた「レモンルイボスティー」「トウモロコシ茶」「クリスタルマウンテン」
に癒されている。

ルイボスティーは好んで飲むことはなかったのに、レモンルイボスティーは毎日飲んで
ほっと一息つく時間を楽しんでいる。

・・・娘が亡くなってから生花を切らさないでずっとここまで来ている。
色んなお花と空間を共有してきて、長持ちする花、すぐに散ってしまう花、いろんな花の性質
に詳しくなってきた。

自分が人生の後半もいい所を生きていることで、つぼみに近い花や程よく開いた花より、
開き切って空気をたっぷり抱え込み、重力に屈する寸前、バラける寸前の花を愛おしいと
思う。 今の自分を なんとか肯定したいってことね。

私が高校生時代に、今は亡き母親が買いそろえた日本文学全集の一部をもらい受け、今自分
の本箱に並べてある。
没後50周年の三島由紀夫をタイムリーに読んでいる。

「沈める滝」
ダム建設のために主人公が、北陸で越冬する話。
その世界にいるとき、少し高揚する自分がいるので、三島が好きなんだと思う。

人を好き っていう気持ちはいいなって思う。
大切にしていきたい


















お金をたくさん使った。体力もたくさん使った。
車とかマンション購入を除いて、今までで一番、短期間にたくさんのお金と体力を使ったと
思う。

無気力・無筋力で伏し目がち、光線の届きにくい閉鎖的な場所へ場所へと向かう自分に、
どこかでとどめを刺さなくてはと思いながらも適切な方法が見当たらない。

で、どうしたかというと、とにかく欲しいものを片っ端から買うという暴挙に出てみた。

でも 安心してください!
ブランドに興味ない私が買いあさる物の値段なんて たかが知れているから心配するほどの額
にはならない。

「変化 変容 再生」をキーワードに、「あ、これいいね」「これ必要かも」と思ったら迷う
ことなく・・たまには迷ったりもしたけど・・「ポチる」動作をを繰り返してきた。

大きいものは エレピ 3人掛け用革張りソファー 絨毯 マッサージチェアー。
細々としたものは ワンピース セーター Gパン 指輪の加工 ピアス 和食器 
フライパン (あの白とグレーのヤツだよ・・お揃い♡) 
購入ではないけど、ずっと使っている浄水器シーガルフォーをピカピカフルメンテ+消耗品交換
で5万4千円也。 
高く聞こえるけど、毎日使う水は料理や美味しい飲み物の基本だからここは削れない。
そして本を数十冊。

そして今日か明日届く私専用のデスク。
美容にも少しまとまったお金を使ってみた。少しは変わったのかな。わからないけど。

体力を使ったというのは、年末から掃除 部屋の模様替えに明け暮れていたから。
身の丈にちょっぴりプラスしたお金と体力を使い、すっかり家の中がリニューアルされたら、
私は元気になっていた。

単純なのである。この自分の単純さに救われてきたんだ。
環境と持ち物を変えただけでそこに順応できちゃう。そう、このバカみたいな単純さに。

娘が天国で怒っているかもしれない。
もう終わり?・・・・もっとメソメソしてよ・・って。
大丈夫だよ、早希ちゃん・・・泣くときはしっぽりと泣いているから

自分の部屋をもらったことで、すべての物へのアクセスが一段とよくなった。
そして好きなものに囲まれている心地良さ・・これは何とも言えず じわりじわりとくる
落ち着きと幸せを与えてくれる。

あんまり活発でなくていいから丁寧に生きようと思う
物にも人にも執着せず、でも丁寧に愛情いっぱいで接していきたい
努力はしてみるけど、人の意見や自分の経験からいつでも方向性を柔軟に変えられるように
していたい・・・

と こんな感じで私の生は続きます。









食事時間以外の、料理の載らないダイニングテーブル が、私の勉強・作業机であった。

今も 昼ご飯の後片付けをした後、よいこらしょ と横に片づけてあったPCを載せて、これを
書き始めた所。

PCから顔をあげると、慣れない景色にドキッとする。
リビングダイニングに隣接している6畳の部屋が、今までと違う表情をしているのは、
年末にめちゃめちゃ肉体労働をして、部屋の模様替え・・いやいや、小さな引っ越しと言って
もいいほどの、家具の移動入れ替えをした結果だ。

「それぞれ自分の部屋を持とう!」

寝室以外の2部屋に、夫婦二人の物が混在しているのをきっちり分ければ、自分専用の
部屋を持つことが可能であることはわかっていた・・なのに、
根っから面倒くさがりの我々ふたりの間で、この合言葉はなかなか実行されないプランとして、ここ5,6年位 浮上してはまた沈み を繰り返していた。

娘を亡くし、思い切った変化が必要なんじゃないかと思い始めていた私はここで覚悟を決めて、
「年末に模様替えやっちゃおう」と言った。

ダンナはというと、そんなの今無理だよ・・とあとずさり気味。

「え? じゃ今じゃなかったらいつやるの? いつだったら無理じゃないの?
あたし・・やってもないのにすぐ 無理 っていう人嫌い・・」
と憎まれ口をたたいて、いいよ一人でやるから・・と鼻息荒くがしゃがしゃと働き始めた。

1、和室にあるどでかい旦那の机を部屋の中央に動かす。
2、向こうの洋室から連結をはずした3体の本箱を運びこみ、壁に並べ、せっこう釘で固定す   る。
3、粗大ごみに出す洋室のライティングビューローを、とりあえずルーフバルコニー置く。
4、私の父母が亡くなるまで愛用していた茶箪笥を、洋室から和室に運ぶ。
5、和室の旦那の机と本箱を洋室に運ぶ。
6、あとは和室の家具の位置を決めて移動し、本箱に本を戻す。

文章にするとたった6行なのに、丸2日間かかった。
私が働きだすとダンナもしぶしぶ動き出し、だいぶゴールが見えてくると拍車がかかったのか、
かなり積極的に働いてくれた。

肉体を酷使しすぎたせいか、1日2日はお雑煮を作る以外ほとんどテレビを観て過ごした。
たくさん観たよ、テレビ。頭がぼんやりするくらい見た。
あ、昨日は息子が帰ってきてたので、そういえば散歩がてら少し出かけたんだっけ。

へなちょこな体を駆使して肉体労働にあけくれた年末の余韻が、いまだに拭い切れずにいる。
肉体労働・・キツイけど、なんか癖になりそう。

晴れて、リビングダイニングの隣が自分の部屋になった。

小さめの机は買おうと思っている。
デスク周りの小道具とか文房具とか、本当は目がないんだ。
今まで自分の机がなかったから眼中から外していたけど。

両親が使っていた茶箪笥(たぶん5、60年物)周りは、昭和感満載の空間にしようかな。
実家の黒電話も捨てずにとってあるの。

ドレッサーは持ってなくて、15年位前に 三宿のアンティーク家具ショップ、
ザ・グローブ・アンティークスで買ったタンスに鏡をのっけて使っている。

お引越ししたわけじゃないけど、自分のお気に入りの空間ができる度に、
私も写真を載せていこうかな。






カーテンを山ほど洗い、窓ガラスを掃除してたら 窓から見える景色が薄暗くなってきた。

珈琲豆が切れたので、買い物とハルの散歩を間に挟み、帰ってからまた飽きもせず、
この単調なカーテン洗いを再開した。

南東角部屋である我が家は、窓が7か所もある。
そのうちの6か所はレースとその上に少し厚めのカーテン掛けている。
厚いカーテンは洗濯機で洗えるけど、レースは繊細なので洗剤もおしゃれ着ウール用を使い、
手で押し洗いする。面倒くさそうに聞こえるかもしれないけど、手洗いくらいはなんてことない。

厄介なのは、リビングに下げているシェードカーテンだ!
普通のカーテンのように横開きではなく、ブラインドのようにコードを引いて動かすもので、
布を折りたたみながら上下させる仕組みになっている。

汚れているのは知っていながら毎年洗うのを避けていたのは、めちゃくちゃあるたくさんのヒモがややこしく張り巡らされているのを、分解し、洗って、また元のように戻せる自信がなく、かなり不安であったのだ。

案の定 すごく頭を使った。手も細かく使った。幸運にも何とか元通りになった。
シェードカーテンを洗濯するのは、ボケ防止にかなり良さそう。
それにしても、カーテンが白い ってやっぱりいい。

クリスマスツリーを飾り付けるのが好きで、子供ができてから去年までの約30年間、毎年ツリーを飾ってきた。そして 今年初めてツリーのないクリスマスを過ごした。

でもその代わりに美しいシクラメン・・白色とボルドーの鉢植えがこの時期の ”らしさ” を
部屋に添えてくれている。
白いシクラメンは前回書いたようにミサちゃんから、そしてボルドーのシクラメンは、クリス
マスイブイブに、大学の音楽サークルの先輩、Kさんが送ってくれたものだ。

Kさんは毎年開催されている(今年はさすがにコロナで無念のキャンセルだったけど・・)
青山音楽ライブの主催者であり、本人もファンキーなバンドのボーカリスト&ギタリスト。

学生時代は恐れ多くも私が歌うバンドでギターを弾いてもらっていたこともあるという、大変
お世話になっている先輩なのだ。

娘のことも可愛がってくれていて、娘が病気になった時すぐに
「早希ちゃん、大丈夫なの?」とメールをくれたのも彼だ。

「どこでどうやって病気のこと知ったの?」と私が驚いて聞くと、二人がSNSで繋がっていた
ことが判明した。だから病気直後から亡くなるまで、家族以外で誰よりもずっと長い間心配し
てくれていたということになる。

100回以上作ってきて、目をつぶっても作れそうな苺のロールケーキを24日に作って、
遺影にお供えした。シクラメンとロールケーキだけでも、娘の周りはとてもクリスマスっぽい。

若草色のセーター。
若草色は写真ではなかなか難しく、カメラで撮ると 私が目で見ているのとは違う色に
なってしまう。紫ほどタフではないと思うけど、マニュアル調整しても満足いく色にならない。
でもこれはこれでいいのかもしれない。私が目で見ている色がその色そのものではないかも
しれない。私の見ている景色がすべて幻影だったとしても私は驚かない。

最近ニットをよく着ている。若草色のセーター以外にもシマウマ柄のセーター、古着屋さんで
買ったカウチンセーターなどヘビロテで着ている。

シマウマセーターはしっぽが立体的にふさふさ可愛くて、カウチンセーターはアイヌ文様の
ような色合いで気に入っている。

小学生の娘の誕生日に間に合わせて、薔薇の総柄編み込みセーターを編んだのが最後で、それ
以降20年位編み物をしていない。いや何か編んだかもしれないけど覚えてない。
1月はヨガクラスもお休みすることに決めたし、久しぶりに編み物でもしようかな。

そうだ、編み物 ニットのことを次は書こう。























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