Admin / Write / Res
日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
[60]  [61]  [62]  [63]  [64]  [65]  [66]  [67]  [68]  [69]  [70
梅雨に入ったと聞いていたのに、毎日お洗濯がパリッと気持ちよく乾くほど
のいいお天気が何日も続いていた。が、今日は打って変わってどんよりと
空が重苦しい。どうやらこれから降り始め、その後雨が続くらしい。

梅雨時期は気持ちも自然と重たくなりがちで、でも空梅雨となると、田畑は
穀物はだいじょうぶだろうか?とか 貯水地は干上がっていやしないか?などと、
別の心配が頭をもたげてくるので、やっぱり梅雨は梅雨らしくあって欲しいものだ
と結局思う。

ジムの行き道や土日の散歩で、ここ一週間田んぼの横を通る度、腰をくの字に折り曲げ
てわき目も振らず田植え仕事に精を出していらっしゃる農家の方々の姿に出会った。

前々からその傾向は無かったわけではないが、最近特に、野菜や果物、穀物を田畑で
育て上げ収穫している人たちに尊敬の気持ちを私は持ちやすい。

その労働の美しさに、思わず乗っていた自転車のスピードを緩めたり、歩みをしばし
止めてみたりしてしまう。

重労働のはずなのに、私が会う農家の人たちは、笑顔が柔和で、文字通り地に足が着い
ている感じがする。

地面、土。ひいては地球。もっと大きく、宇宙。・・これらと調和することで、彼らは
目に見えないきれいなエネルギーを、足元から手元から享受しているのではないかと
推測する。

日曜日にふるさと村へ行った時の田んぼの様子のいくつかを写真におさめたので、載せ
ようと思う。








中心へとひしめき合っていた花びらが、少しずつ緊張をほどき始めて、
これ以上は行かないっていうくらい外側にふんわりいっぱいに広がった時に、
薔薇の花を私は花瓶から抜く。

先日のバレエの発表会でいただいたお花が嬉しくて、毎日毎日愛でた後、
他の花たちより一足先に花びらをこぼれ落とす直前のその薔薇の気配にうまく
反応して、ドライフラワーにしようっていう魂胆なのだ。

今嬉しくも我が家はお花でいっぱい。
いただいたお花に加えて、いつもお世話になっているお花屋さんのお花の入れ替え
セールで、半額・・もしくは70%80%オフで求めて連れ帰った鉢植えたちも、私と
同じ空間で同じ空気を吸い、光を浴びているからだ。

大いに私の五感を楽しませてくれているアジサイ ブーゲンビリア クレマチス
ラベンダー、お料理にも活用しているハーブの数々。

美しく誇らしい緑の葉っぱに色とりどりの花々。これらに囲まれている喜びの
他に、何が嬉しいかって、お花を買って世話をしよう・・と思う程の余裕を
自分が持ち始めたことが嬉しいのだ。

振り返るとここ数年、なんだかんだ心も身体もいっぱいいっぱいで、買っても
枯らしてしまいそうな予感から、お花を買うのを控えてきた。

お花を買い始めたということは、女性としてひとつトンネルを上手に抜けられた
のかな。そうだといいな。

トンネルの中に居る時は、あたりが暗いものだから探り探り模索してわずかに歩みを
進めてきて、そしてそこから出てみた私は、ずいぶんと余分なものをそぎ落として
身軽になった気がするの。

ここ10年で、大事な人たちをずいぶんと失ってしまった。
生と死の比重が、私の中で釣り合う程に私は年を重ねてきたということだ。

お花だって生き物だもの、寄り添って生きていく覚悟が必要。

私の大事なお花たちと、私の大事なハルと、私の大事な人間たちと、
寄り添って生きていけることが、私の大きな一つの希望であり願いなのです。

あ、あと10分で、7時・・ヨガの時間。
あれからずっと続いているの。
ここにわざわざ書いたのは、時々お知らせしようと思うことで、より確実に
続けられるかもしれないので。人に言っちゃって自分を少し追い込むっていう
のかな。でも朝ヨガはお勧めです。少し元気になったのは幾分これのおかげかも
しれません。では。・・・・と終わったと思ったでしょ?

間違えた! 6時からだった。オンタイムでしそこなった。これが私というもの。
以前録画してあるものでさみしく一人で行います。どっちにしたってなんらかわら
ないのに、不思議。充実感が違う気がするのよ。

ヨガ終わったら、お花の写真をアップしよう。ではでは。































ヨイコラショ、どっこいしょ。あれまかしょー。

亡き母 きみさんは、とにかく掛け声の多い人だった。
気合をいれるためなのか、ひとつの動作から次の動作へと移る際に
滑稽な掛け声をよく発していた。

ノリに乗っている時などは、単純なリズムでは飽き足らないようで、
シンコペーションまがいのものを挟んだりして、周りの家族を
小さく驚かせたものだ。

きみさんの掛け声は多様で、そのいくつかが組み合わさったフレーズは、
いわばインプロヴィゼーションなのである。

特に私は、頭に「スットコドッコイ」が付くヤツが好きで、どこかそれを心待ち
にしながら、タイミングよく実際に経験すると、「ヨッシャー。」と小さな
ガッツポーズを心の中でしていた。

認知症になった10年ほど前から、そして亡くなってから約一年経った今日まで、
きみさんのユーモラスな掛け声は、私の奥底にしまわれてしまっていた。

・・それをこのたびブチ破ったのは、ダンナである。

朝の連続ドラマ「あまちゃん」のオープニングテーマを聴いていて、
「この曲、きみさんの掛け声みたいだねぇ。」とぼそりと言ったのだ。

私は最初意味がわからず、それでも集中して聞いていると、きみさんの
「スットコドッコイ」がはっきりと聞こえた。
すごく可笑しくて笑ってしまう。でもすごくなつかしい。

きみさんの掛け声は、「スカ」のリズムに気持ち良くはまっている。

こんなところにも、きみさんは息づいているんだ。

無口でも、ポイントはずさないダンナに・・このたびは、ありがとう,
と言いたい。











先日亡くなった叔父の遺影にお花を手向けるために、
叔母が一人きりで住んでいるお宅を訪ねた。

大きな広口のガラスベースに、花束をセッティングしている叔母の横で、
お焼香をして手を合わせる。

いまだにあの世との意思疎通方法がみつからないまま、
「おじさん、ちいちゃん 来たよ。」と、この世のしきたりのまんま、
思いを声に出している自分がいた。

叔母が「そうよ、ちいちゃん、来てくれたのよ。」とやわらかな声で繰り返す。

叔父の思い出話や、看護の苦労話で30分ほど過ごした後、
お昼ごはんを一緒に食べに行こう、と叔母が誘ってくれた。

出かける直前になって、前々からお願いしようと思っていたことを、
実際口に出して言ってみる。

「叔父さんの数限りない洋書の中から、一冊、形見としてもらいたいと
思ってるの・・」

突然のお願いを快諾してくれて、叔母は微笑みながら叔父の本箱から
数冊の本を引き出してくれた。

洋書一冊と、山本一力さんのジョン・マン3冊を譲り受けた。
それだけで十分満足していた私をよそに、叔母は小さな引出しを
すっと引いて、そこに横たわる高価なペンの数々を指し、
「一本持っていって。」と言ってくれた。

何十本もあるボールペンや万年筆の中で、私の目に浮き出るように
光っていたCrossのボールペンをもらうことにした。

叔父が亡くなってから、私はひとつ気づいたことがある。
私は「アンクルコンプレックス」だったのだ。

叔父の辿った文章を私も辿って行く。
叔父の愛用していたボールペンで文章を書く。

これらの行為が、心もとない叔父とのつながりを
鮮やかにしてくれる。






















毎月通販で、ひとビンずつ違う種類のジャムが届くのを
楽しみにしている。

ストロベリー&レモン、ストロベリー&ラズベリー
他、カシス アップル ブルーベリーなどが合わさって、香り高い
ジャムの詰められたひとビンが、私のもとに届く。

ジャムは、ヨーグルトのトッピングにしたり、普通にパンに
ぬったりして楽しむのだが、実は一番の目的はジャムを食べ終わった
後の「ビン」なのだ。

通販カタログで、ムーミンのキャラクターが鮮やかに描かれたビンを
見つけて、ビン好きの私は、即座に申し込んでしまった。

だからと言って、アニメのムーミンのお話がとても好きかというと、そうでも
ない。ムーミンの丸みを帯びた見た目のイメージが、そして、ムーミン一家と
周りにいるわき役たちとの心地よい配置が、私のどこかをくすぐり、結果、彼らを
より自分の好きなイメージへと勝手に連れて行ってしまっているのかもしれない。

ムーミンは「カバ」とずっと思っていたのが大きな間違いで、実は想像上の
生き物であると知った時も、なかなかの衝撃であった。

アニメにそんなに興味がない。と言いながら、旧ムーミンアニメのムーミンの声を
担当されていた 往年の女優、岸田今日子さんが私は大好きである。

だから、亡くなられた時には悲しい思いをした。
というよりも、亡くなられた時に、思いのほか悲しくて、「私、岸田
今日子さんが好きだったんだ。」ということに初めて気が付いた。

女優としての今日子さんの存在感は、亡くなられた今でもとても大きい。

ショーケンと水谷豊の往年のドラマ、「傷だらけの天使」での、悪徳探偵事務所の
女社長も、はまり役で、危険な香りがする洒落た役柄の印象深いものだった。

彼女の、話し言葉に間断なく現れるビブラートが、人の心のひだを震わせる。
彼女の、分厚い唇がわずかに震えると、その余波があたりの空気を一変させて、
我々を神秘の世界にいざなってくれる。

今日子さんが「ミモザの花が好き」と、どこかでおっしゃっていたような
気がする。

だからというわけではないが、今年はきれいな黄色の洋服を着たいと思っている。













カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[04/01 Stevenurift]
[02/03 <a href="https://aclf.ru/">selector casino vojti</a>]
[02/01 JamesDwems]
[01/29 Kophes]
[11/06 https://propranolol-global.github.io/]
最新TB
プロフィール
HN:
Chie
性別:
女性
職業:
主婦 英語教師
趣味:
バレエ 映画鑑賞 
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(11/15)
(11/16)
(11/19)
(11/21)
(11/24)
P R
Copyright ©  My favorite things All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika