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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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お茶碗を洗いながら、ぶつぶつとつぶやく。
その時思いついた よりよいフレーズを忘れてしまわないうちに、
泡だらけのゴム手袋を急いではずし、テーブルの上の原稿
に修正を加える。

今週の土曜日に、所属する英語クラブで、スピーチをする番が
早くもめぐってきたのだ。 タイトルは、 "What is real anti-aging?"

校正も終わりに近づき、緊張を緩め、再びお茶碗を洗っていたら、
スポンジから無数のシャボン玉が舞い上がった。

瞬間、すべてがリセットされ、そのひとつひとつの透明な玉の行方を
ただ追いかけた。

シャボン玉が昔から好きなのだ。

散歩をしていても、シャボン玉が飛んできたら必ず歩みを止める。
どこからやってきたのか どこへ行くのかを確かめるために、
キョロキョロしてみる。 目の前で、パシャッと消えちゃうのも、それは
それでいい。

シャボン玉は、私にとって 今も昔も非常にキャッチイなものなので
ある。

キャッチイ といえば、野に咲くお花たちもそうなのだが、特にこの
季節、枯葉色を背景に、紅い花がすくっと咲いていたりすると、私の意識は
根こそぎそこに持って行かれる。

場違いな道路わきに、真っ赤な薔薇が咲くところがある。
数日前、わずかに花びらをゆるませた一輪が、どんよりした景色に華やかな
アクセントを添えていた。

その日はカメラを持っていなかったので、翌日また行ってみると、すでに
消えていた。

魅了された誰かが摘んでいったのでしょう。

きれいだな。とその姿を愛でているのは、あなただけじゃないよ。
だからもう摘まないでほしいな。

ということで、深紅の薔薇は、撮れませんでしたが、「秋の葉っぱシリーズ
第二弾」 の写真を載せようと思います。






















「誤解も迷惑も、何もないです。
ただ、時々あなたの言っていることが、何の事だかさっぱり理解
できなかった というだけです。

すべての懸念は、たぶんあなたの頭の中で創られたものです。
世の中の人は、自分のことで精一杯で、他人にそれほど興味を持つ
余裕がないから大丈夫。  リラックスして生きてね。」

ずっと薬は手離せないんだ・・・という、精神不安を抱える彼が、
30年ぶりに突然電話してきたのは、去年のこと。

上京は無理でも、せめてメールのやりとりをしたい・・という彼のリクエスト
に応えて、お互いの 不器用なメール交換が始まって約一年が経った。

どうかすると、現実離れした不安や心配に悩まされやすい彼に対し、
腫れ物にさわるような態度だけはとりたくないと思い、本当に感じた
ことだけを、自分なりにスクリーニングしてテキストを送っていた。

そうこうするうちに、次第に彼の心配は、「ちえに多大な迷惑をかけて
いるはずだ。ちえのだんなさんも、ものすごく怒っているに違いない。」
ということに集中しだし、「周りの目もあるから、これからは一切連絡を
断つよ。」と言ってきた。

「あなたがよくよく考え決断したことでしょうから、了解だよ。」
と返事をしたので、もうこれでメールは来ないのかな、
と思っていたら、

「この前言ったことは全部嘘だ。って言ったらちえはどうする?
でも迷惑かけているのは悪いと思っている。」というすごい返事が返って
きた。

で、文頭の私のメールを送ることになったのだ。

このことを知っている大学時代の友人たちは、「ちえは、優しい。」と、
ほめてくれる。

でも違うんだな。 
他人事って気がしないの。だって、私だって現実と幻想を混ぜ合わせ
たくなる時が確実にあるのよ。 今は自覚があるけれど、そんなに自分と
彼が大差あるとは思えないの。 

どんなに偉ぶったって、ほんの紙一重。

それに、一時期 青春時代(わっ!死語!)をともに過ごしたことが
あるんだし。

先日、「イン・アメリカ 三つの小さな願い事」という、素敵な映画を
観ていたら、ストーリーの中心に出てくる家族の娘さんが、学校の
舞台で歌を披露する場面があった。

その歌が「デスパラート」だった。

ボーカリストだった彼が、大学時代に、想いをこめてよく歌っていた
曲だった。

で・・・、彼は、何事もなかったように、昨日から写メ付きのメールを2通も
送ってくれている。

昔、「読書する女」という映画を観たことがある。

インテリの香り漂う「読書する女」 の対極にある「読書しない女」は、
何を隠そう私のことだ。

年に2~3冊しか読まないという貧しいレベルだから、読書 という
大層な単語を使うのもおこがましい気がする。

その私が今、珍しく本を読んでいる。

行為としての読書 に対するイメージを思うと、本を読む時間を持てば、
せかせかした私の生活さえも、落ち着きと潤いのあるものになりそうなのに、
悲しいかな、そうはうまくは行かない。

細切れのせかせかした行動の合間にも、「一ページでもいいから、あの
続きが読みたい・・」と思う私のせこさが、日常をよりぐちゃぐちゃにする。

しなきゃいけない掃除の前に、控えめに伸ばした手に触れた本を、
ぱらりと開く。

気がつくとあたりは夕暮れ時。 片づけられるべき物たちがすっかり待ち
くたびれて、薄暗い部屋の中で、ちょうどあきらめ顔になるところに、ハタと
私は顔をあげるのだ。

時間的な問題だけではない。
物語の作り出す半透明のベールが、私の現実的な日常を包み込んで
より緩慢なものにする。

だからと言って、そういう理由で「読書しない女」になったわけではない。
そう言っておけばカッコがつくけど、本当は、読書に必要とされる
知識と集中力を持ち合わせていないだけの話。

ある新聞記事に、『「1Q84」にはオウムのような教団と、そのリーダーが
出てくる。』と書かれてあった。 

文庫になったことだし、一冊買ってみよう。と思って先週読みだし、今5冊目。

昨日バレエのお稽古に行ったら、友達のはとちゃんが、「ちえちゃんに
話そうと思っていたの。」と、水曜日にジャズのライブ演奏に行ったときの
ことを話してくれた。

会場で、指揮者の小澤征治さんと娘さんにお会いしたこと、そしてそこに
村上春樹さんもいらしたということ。

私はとても単純だからね。
はとちゃんを通して、違う世界に繋がった気がしてしまった。

これは、やはり今読んでいる物語のせいなのかな?






毎年 ホットカーペットを出すのが、私は遅い。

夜テレビを観ていると、しんしんと冷えてきて、
明日こそ、明日こそ絶対に。を何度か繰り返した後
やっとこさ出すのがいつものことだった。

でも今年は早かった。
ホットカーペットに乗っけるカバー用のカーペット
を買い換えたからだ。

お店に行くのが面倒なので、ネットでカーペット専門店
を調べて、写真を見ただけで購入に踏み込んだのだが、
なかなかの 当たり だった。

今までの、我が家のカーペットの歴史(んな大げさなもんじゃ
ないけど・・)を振り返ると、ベージュ系が多かった。
だって、何にでも合うし部屋も明るくなるからね。

でも、今回は慣例を無視して、「黒」です。

どうしてだかわかる? わかんないよね~。
・・・家のわんこ、ハルくんはブラックタンのミニチュアダックスでね。
保護色のカーペットに溶け込んでいるハルくんを想像してたら、
「カラー 黒」でクリックしてしまった。

ベースカラーの黒の上に入っている模様の色も、ハルの「タン」の色に
当たらずとも遠からじ。

さて、ハルはどこに隠れているでしょう。




バレバレだけど、ちょっと隠れようとしているような目つきが可愛いでしょ?

ここから下は、日曜日に市民の森に行ったときに撮った、葉っぱの数々
です。































 強烈でヘビーな音楽 と 「微笑ましい」「温かい」などの
形容詞は、本来 水と油 の関係性であるはずなのに、
これがまれに、しっくりと結びついてしまうときがある。

それは「RIZE」の音楽を聴いた時だった。

Vo&G のJesse君は、ギターリストChar さんの
息子さん。Drumsのノブアキ君は、金子マリさんと
故ジョニー吉長さんの息子さん。

もうそれだけで、親たちの奏でる音楽を背景に、オムツ尻で
ハイハイしながら、二人じゃれ合ってる姿が浮かんできてしまう。


昨日、去年亡くなった Imabonnを「偲ぶ会」が、荻窪のライブ
ハウスで行なわれた。

Imabonnの奥さんのMarityanを囲んで、懐かしい面々のバンド
演奏を楽しく聴いていたら、最後に ぴちぴちの若いバンドが
颯爽と現れた。

どういう関係の人たちなんだろう・・と様子を伺っていたら、
何と、そのバンドのドラマーが、ImabonnとMarityannの娘さんで
あることがわかった。

彼女は、両親と同じ大学に進み、同じサークルに入って
(つまり私たちの後輩ってこと。)ドラムをたたいていたそうだ。

彼女のかわいらしいお顔のひとつひとつが、ふたりの、DNAの、
素晴らしき融合 の、『完成形』であった。

会の最後は、二世代のセッション、ブルースで〆られた。
ブルージーな旋律とは対照的に、娘さんが終始ニコニコ楽しげに、
たいこをたたいていたのが、とてもかわいらしかった。

Marityannが、「Imabonnは、とんぼ になったのかもしれません。」
と言っていた。

たくさんとんぼに会える季節だね。



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