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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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今日、待ちに待った郵便物が届いた。

はやる気持ちを抑えながら、はさみでゆっくり
封を切る。 中の本を封筒から引っ張り出した途端、
あまりの嬉しさに、涙が瞬間的に目を覆う音が、
聞こえた気がした。

そうだよ。これだ・・・この表紙。 なんて懐かしいんだろう。
エプロンつけた外人の女の子が オレンジのホーロー鍋
をおなかのあたりに抱えている・・。

紛れもなく、結婚当初(約27年前)に買った、
炊き込みご飯の本。

今まで数知れず買った料理本の中で、この本ほど
隅から隅まで読みつくし、利用しつくしたものはないと思う。

地中海ピラフ 山菜おこわ 栗おこわ あさりの釜飯
中華ちまき 五目炊き込みごはん 魚介の中華おこわ

どれを作っても めちゃくちゃおいしくて、新米主婦の
私にとって、手放せないバイブルだったのだ。

じゃあ なぜ新たに同じものを手に入れたのかって?
それは、失くしたから。

根っから不注意でおっちょこちょいの私は、人並み以上に
私物を紛失してきたはずだ。

その度にひどく悲しみ、自己嫌悪に陥ったものだが、
数日過ぎれば、「物は物」と割り切って、
あきらめ早く、後ろを振り返らない方だとは思う。

でもそんな中で、このひとつの失敗だけは、ずっとずっと
悔やみ、いつまでも引きずっていた。

さかのぼること、4~5年前のある日。
ほとんど頭に入っているレシピを、でも今一度確認しようと
本箱から持ってきた「炊き込みご飯の本」を、束ねようと
思って、たまたま出してあった古新聞の上に、何気なく
置いてしまった。

さあ、お察しのいい方は、この後何が起こるかピンと来た
ことでしょう。

そうなんです。 
数日後、新たに古新聞を載せ重ね、きっちり結わいて、
リサイクルに出してしまったのです。 大事な本が間に挟まって
いることにも気づかずに。

後に気づいて、どれくらいショックだったかと言うと、その本の中
にあったレシピを、ほとんど覚えてるにもかかわらず、作ることが
できなくなるくらいのショックだったの。

数日前に、我が家に遊びに来てくれる息子の幼馴染のために、
そうだ中華ちまきを作ろう。と久々に思ったのは、何かの知らせ
だったのかもしれない。

古本サイトで何度調べても見つからなかった「炊き込みご飯の本」
を、今回あっさりと見つけることができて、めでたく今日届いたって
わけなのです。

うれぴ~。 
あまりに嬉しくて、プチ鬱から抜け出てしまった。

で、昨日は、息子と息子の幼馴染(女の子)と、そのお母さん(ママ友)
と弟さんで、中華ちまきを楽しく食べました。

追伸: 来週にレシピを載せます。




黄金に輝く稲田に、人の手が入り始める季節。

刈られて束ねられた稲が、規則正しく干される様子を、
ふるさと村の農道を散歩しながら眺めていた。

芽を出したと思ったら、あっという間にすっくり伸びて、
深紅の花を咲かせる彼岸花を、今年は逃してしまったか
・・・と悔やんでいたら、野草だらけの農道脇にちらりと
目を引く 赤 を見つけた。

もしや・・のはかない期待は、即座に確信の大粒となり、
興奮へと転がり変わる。

枯れかけたお花たちの中に、たったひとつ、私を待っていて
くれたかのように 彼岸花が咲き誇っていた。
明日にはしおれてしまうのだろう。

方や、玄関に飾ってある造花は、時間の推移に知らん顔で、
色を失わず形を失わず、毎日私を迎えてくれている。

いつもの、お医者さんの帰りにたち寄る雑貨屋さんの入り口は、
通行人のほとんどが気づかないような小さなもので、
それでもそこから続く階段は、私を別世界へと導いてくれる。

壁一面に飾られている高品質の造花で作られたリースや花束は、
造花嫌いの私にひとつの変化を与えてくれたものだ。

その日は、行く度に一緒にお話していたお店のご婦人の代わりに、
オーナー自らお店番をされていた。

「もしかしたら店長さんですか? こちらのお花のアレンジをされて
いる方ですよね?」 という私のぶしつけな質問に
「そうですよ。」と満面の笑顔で答えてくださった。

小さな小鉢のアレンジメントを購入した私に、

「お家にコーヒーの空き瓶あります? そこにラメの砂を詰めて
すぐに自分好みのアレンジができるわよ。今度持ってらっしゃい。
一緒に作りましょう。」

すごく嬉しかった。 
でもこういう嬉しい話に私はすぐに飛びつけない。

お代はどうやって支払ったらいいんだろう?
教えてもらうんだから、当然材料費だけ、というわけにはいかないし。
それにしても初対面で、どうしてこんなにやさしいことを言ってくれるん
だろう?

瞬時に、頭の中をこんなことがぐるぐる旋回したが、
「ありがとうございます。今度コーヒーの空き瓶持ってきます。」

と言って お店を後にした。

人とのつながりは、どんな風に始まるものかわからないんだし、
私は多分 近々コーヒーの空き瓶を抱えて、彼女のもとに
訪れることになるんだ と思う。























カメラに使っていた4gigaのSDカードがいっぱいになった後、
写真の整理を怠って、カメラから遠ざかったまま10日くらい
経ってしまった。

その間にやってきた季節の変わり目を 自分の体調不良で
実感しつつ、でもまだまだ暑い毎日に、ある日は積極的に
押してみたり またある日は完全に引いたりしながら、
帳尻合わせて暮らしていた。

たまりにたまった写真をアップしておこうと思う。
もっとたまったら、面倒くさがりの私には、お手上げに
なってしまうので。

なので、ずいぶん前に花盛りだったお花たちも登場
するかもしれません。 本当の景色では、もう花びらも散って
しまって存在しない。

ぱっと咲いてぱっと散る。

人間の寿命は、どうも中途半端でいけないな と、思う一方、
まだもうちょっと今からでも何かできるかもしれない。なんて
考えてる自分もいるから、可笑しい。




















このところ、お医者さん通いが頻繁で、それ以外は
暑さを避けて家にこもっていたのを、今週からは
ちょっと無理してでも重い体を引きずり出し、
外に出るようにしている。

昨日なんか、おかしな一日を送ってしまった。

午前中は、電動自転車をこいでジムに行き、
ピラティスやエアロビクスのプログラムをこなした後、
その同じ日の午後には 病院のトレッドミルに
乗っかって、早足歩行を続けながら、うっすら汗ばんで
いたのである。

ジムと大きく違うのは、前合わせの白い検査着を着ている
ことで、またそのすぐ下の素肌の、特に左の胸の周りに、
たくさんのまあるいシールが張られていて、そのシールの真ん中
の小さな突起からは、2メートルほど先にある血圧計と心電図
に接続するためのラインが伸びていた。

以前とってもらった心電図に少しばかり異常が出たので、
面倒くさくて二の足を何度も踏んだ後、大学病院へ行った。

その後、ホルター心電図、という
24時間つけっぱなしの検査を数日前に終えて、今回の
トレッドミル検査に臨んだのだ。

はぁ~・・。 はっきり言って、検査をなめていたと思う。
ゆっくりの速度でただ歩いて終わりと思っていたら、
ずいぶん違ってかなり疲れた。

だいたいトレッドミルも、負荷ををかけるためなのか
かなりの坂道になっていたし、「はい、また10秒後に
速さがかなり増しますよ~。」 という医者の予告が
無常にも5回ほど繰り返されたのには まいった。 

そのときの私の心がちょいとばかりひねくれていた証拠に、
「なぜ、この医者は、こんなに楽しげに、速度増加を私に
告げるのか・・・」と、思いながら、ほとんど走りに近い
早歩きをしていたのだ。

走っちゃいけないって言うんだもん。
あの速さで歩くのはむずかしいよ。

全部終わって疑問が残った。

こんな大変な検査、心臓の具合の悪い人、もしくは
足腰の弱ったお年寄りにできるものなのか?

病院に行くと、病人になった気になってしまう私だが、
昨日は、思い切り汗をかいて筋肉を使って、不思議な
感覚で病院を後にした。





去年から 4キロくらい太ってしまった。

週3回行ってたバレエを週1にしたから?
アイスクリームが大好きで、中毒のようになってしまったから?
子供たちが家を出たことで、家事労働も半減したから?
ゴロゴロする時間が増えたから?
更年期だから?
歳とともに代謝も落ちてきたから?!

などなど、思い当たる節は大あり、なのである。

で、これじゃあいけないと心底思い、スポーツジムにまじめに通うことにした。
「大いに燃焼、大いに減量!」を目標に定めたのだから、今まで利用したこと
の無かったトレッドミルにも乗るし、筋トレも増やし、プールでも泳ぐ。

行き返りは、車を使わず自転車で。
でもちょっとズルしてる。 なぜなら、電動アシストつきだから。

家の周りは坂がやたらめったら多くてね。
買う時に とても迷ったけれど、本当に電動にしてよかったと思ってる。

最近は、この自転車がお気に入り。

川沿いの農道に出てしまえば、ほとんど車も通らない。
ひたすら田んぼ道をまっすぐ行けばいい。

稲が育ち、毛足の長い 広大な緑のじゅうたんが、ペダルをこいでも
こいでもまだまだ続く。

加えて、空が青くて雲がぽっかり浮かんでいたりすると、ペダルをこぐ
というリズミカルな動作が自意識から離れだし、車輪と一体化した私が、
なめらかにその景色に溶け込んでいくのだ。

自分である という意識が、どんどん小さくなっていく。
小さく小さくなっても、なくなりはしないけどね。

今日はジムもお休み。
病院へ行き、血液検査をしてもらう。

体が動いてくれる。 なんて素晴らしいんだろう。






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