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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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ぼんやりとした世界にいることの多い、最近の私。

 日常的にコンタクトレンズをつけなくなって、最近は不便さもさほど感じなくなってきている。バレエのおけいこや 長時間もしくは遠出の外出時には、使い捨てのソフトレンズのお世話になっている。

 それ以外はめがねをかけるつもりでいたのに、めがねはなかなか慣れなくて、いつまでもわずらわしさが減少してくれない。ならいいや、とほとんどの時間をぼんやりと不確かな世界に身をおいているのである。

 早朝のお散歩。いつもの自然公園を歩いていても、葉っぱ一枚一枚の輪郭は私の目には存在しない。つまり圧倒的な緑のかたまりとなって、私に迫ってくるのである。

 シルエットの美しい一本の木に目を留めると、こんもり茂った葉っぱが百万匹の黄金の蝶ちょに見えた。驚いて目をこらして近づいてみると、風にそよぐ葉が裏おもて裏おもてとゆるやかに繰り返し、それが蝶の羽の動きのようになめらかであり、朝日を反射する在りようが、リン粉のごときであったのである。

 裸眼の世界は想像の世界なのである。 
 雨上がりの早朝。いつもの自然公園にて。

 足元に気をつけながら、ひとつひとつの段々のへりに丸太が埋められている急な階段を降りて行った。 地面は落ち葉に覆われ、お互いを認め合い、同化しようとしていた。

 木々や草花が水分を心ゆくまで体にとりこみ、注ぎ込む朝日を浴びて蒸発し始めていた。蒸発は、小さな匂いの粒子となって私の鼻腔をいい感じに刺激する。

 2~3日の間に 池の周りの草もうっそうと覆い茂っている。
それとは対照的に、芝生が毛足の短い絨毯のように見事に刈り取られていた。
池の水面には蓮の花が浮かんでいた。

 あじさい日記をつけようと思い立ってから、公園に行く度 つぼみの赤ちゃんを覗き込んでいた。赤ちゃんあじさいは、この雨でしっかりと首もすわり お座りまでもう一歩・・・というほどの成長を遂げていた。 ひとつのお花の集まりをフィーチャーして観察していこうと思っていたのに、もはやどれがどれだかわからなくなってしまった。

 私が言うのもなんだが、実に私らしい間抜け加減だ。

 草いきれに包まれながら、雨は嫌いじゃない。と思った。





もうこのまま梅雨も吹っ飛ばして夏に突入しちゃうのでは、というお天気。



 早朝のお散歩の途中、きょろきょろしていたら、しろつめ草に出会った。
そういえば、小さい頃 しろつめくさをたくさん摘んでお花の冠やブレスレットをつくって喜んでたなあ。  お転婆で男の子みたいだった私も、その時ばかりはお姫様のような気分でね。



 セピア色の思い出にひたっていると、 小さな私がよつ葉のクローバーを探している場面に切り替わった。

 そうだ、よつ葉のクロー・・っといいかけたところで、私の視線は何かに導かれたように びっしり群生しているクローバーの中から きっちり4枚張出したクローバをすでに捉えていた。


 探す前に向こうからやって来てくれた、という感じだ。 なんかいいことあるのかな? そうだといいな。

 昨日の竹青年に影響されたのか、今日は たけのこご飯にしようと思い立ち、今ぬかでたけのこをまるごとゆでている。 スーパーで買うゆで竹の子と違って、ちょっといがらい感じがいいのよね。 

 あんなに勢いよく潔く伸び行く前にたけのことして食べちゃうんだから、その分たくさんエネルギーをもらわないとね。



 
 私は良妻ではないので、毎日だんなを最寄駅まで送り迎えすることに、正直なところ時々面倒くささを感じている。

 でも送り届けた後、愛犬ハルと 今日みたいなお散歩を経験すると、とたん考えが変わってしまう。やっぱりとりあえず面倒なことをしないと、楽しいことも手に入らないようになっているのね。って。

 本当に今日はすこぶる気持ちのいい朝だった。うちのマンションのすぐ裏にある自然公園もとびきり輝いていた。

 その時々の花々や木々が最盛を迎え、また日が経つとなめらかに次のシーンへとバトンタッチをくりかえす。その移ろいを、目で 肌で 心で感じられるのはありがたいことだ。

 初夏のように反射する黄緑色にまざって、どなたかが丹精込めて植えてくださったお花畑が風に揺れていた。「ヒトハダコ」というネームプレートをさげている木が、かわいらしいピンクの花をつけていた。







 こんもりと、日に日に容積を増していくあじさいのはっぱをのぞいてみると、すでにお花の赤ちゃんが梅雨時の開花に向けて自己主張をし始めていた。



 そうだ。時折のぞいて開花まで、あじさい観察日記をつけよう。

 マンションの入り口につながっている急階段の脇に、みごとな竹林があるのだが、「子供でもなく大人でもない。」まさに竹になる寸前の竹青年に出逢った。

 ずっと「たけのこ」と「竹」の質感の違いの大きさが、私の中で二つのつながりを阻んでいたので、これで納得。



 むけたての青い竹は、かぐや姫が似合いそう。
 
 昨日の”がんばり”の証なのか、今日は異様に眠い。
ハルを抱っこしながら体をソファーに預けているだけで、簡単に眠りに落ちてしまう程。

 そうだ。そのせいだけじゃないんだ、前日の夜更かしのせいもあるんだ。
「サラリーマンNEO」が立て続けに放送されているのを夜中の3時過ぎまで見てしまったのだ。サラリーマンNEO、あの「せくすぃー部長」で有名なやつです。

 せくすぃー部長以外の短いドラマは、それぞれがとても”痛い”話で、特に 似た状況に置かれている人にとっては、ピンポイントで ものすごく痛いものであるに違いない。

 ま、言ってみれば救いがないのである。
その救いのなさを面白おかしく表現されて、もう笑うしかないでしょ。という気持ちにさせられてしまうことに、逆に救いがあるのかもしれない。そしてそこに意味を見出すことができるのだ。

 いやー、NHKは、変わった。すごいよ。
今日のお昼にはアーカイブスで、「ひよっこりひょうたん島」の新バージョンと旧バージョンを放送してくれた。

 ひょっこりひょうたん島で育った我々世代に、今サラリーマンNEOを見せているのには、何かわけがあるのか? NHK。

 苦しいこーともあるだろさ。 悲しいこーともあるだろさ。
だけど僕らはくじけないー。 泣くのは嫌だ。笑っちゃお。
すすめー。     (ひょっこりひょうたん島主題歌抜粋)

 笑い飛ばすことで前にすすむ原動力を得られる というのは案外生きていくうえで大事なことなのかもしれない。



 今日のお散歩は、また「寺家ふるさと村」。
つい何日か前とはすでに趣をかえて我々を迎えてくれた。

 あやめなの?菖蒲なの? 美しい紫。
同じ景色に藤の花が新たな彩りを添えてくれている。
カラスが楽しげに田んぼのみみずをつついている。








ここでは新鮮なお野菜も買うことができて重宝しているのだ。



 明日からまた普通の日々が始まる。

 

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