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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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上着を着ないで早朝のお散歩に出かけた。
セーターのゆるい編目から外気が入り込んでひんやりしても、寒いというよりは 体や気持ちがシャキッとした。

 寒さが少しづつ遠のいて行く。

 春の気配は、早朝の公園のあちらこちらにも感じられる。

 無味乾燥だった木々の小枝に新芽が顔を出し、桃の花の可憐なピンクが、枯葉色の公園に 心弾む予感を運んでくれている。





 明日はきみさんのお誕生日。

 午前中に苺のケーキを作り、オリンピックのフィギュアを見てから、小春日和のような気候の中、東名を飛ばして平塚のグループホームを訪ねた。




 きみさんの口に食べ物を運んでいると、私の頭の奥底にある一シーンが必ずよみがえる。

 よだれかけをしている私。3歳くらいかな。
食べることよりも 他のことに興味がいってしまってごはんを食べようとしない幼児の私。
その私をスプーンもって追い掛け回し、なんとか食べさせなきゃ、と必死のきみさん。

 あの頃あんなに苦労させたのに、きみさんは ケーキが口元に運ばれるのを、大きなお口を開けて待ってくれる。
 
 この次は、満開の桜の木の下で一緒にお弁当を食べようね。




 


 

 

 
どちらかというと無口な人が、「今日、にーにーにーに。」と突然言ったら何だかわかりますか?

 25年連れ添ってきた私でも、一度は えっ?と聞き返す。
それでも説明を一切加えず同じことを繰り返すだんなに、あー。今日は平成22年2月22日ってことね。全部 2ね。と切り返す。

 それを聞いて安心したように,ごはんを食べ続ける。
 
 しばらくすると、テーブルの真向かいにいる私の背後を覗き込むようにして、思い切り相好を崩している。
 
 リビングダイニングと一続きになっているたたみの部屋でハルが気持ちよさそうにまどろんでいるのだ。

 ハル、かわいいね。と決まり文句を私が言う。

 するとだんなは、「あんなにゴロゴロだらだらしていても、可愛い、と言われるからハルくんはいいな。」と本気で羨ましがっている。


 今だに、えっ、なぜ?どうしてそれなの?という気持ちにさせてくれるのは、今も昔も変わっていない。

 おとといリンクをはった ”ハル写真館” は、もとはと言えばだんなが編集し、ページを作っていたものだ。

 リンクのために、HTMLの説明をしてくれていた娘が、告げ口をするようなトーンで私に言った。    「パパったら、写真のページ、TONTONの部屋 とかしちゃってるんだよ。」 
!!。うっうっううっうそーーー。

 自分でつけたの?とおそるおそる確認しても、無口なんだから余計なことは言わないんだ、とばかりにうっすら笑みを浮かべて黙っている。

 ちょっと前に、バンド仲間のマリアにMixyを紹介してもらった彼は、あることで悩んでいた。

 Mixyでのマリアのニックネームがヤッターマンのキャラであることを、そういうものなんだ、と素直にまねて、自分のニックネームの欄に よりによって”デロリンマン”と書いたらしい。  な、なんでまた?

 Mixyからのお知らせが届くたびに 「デロリンマンさんにお知らせです。」
「デロリンマンさんのお友達が日記を更新しています。」となる。

 ちょっと困ってるんだ。とぼそっと言う。 でも自分で選んだんだし。

 少な目の口数から真意を推し量り、どうしてなの?と疑問を誘発され、たまにボソッと言うオヤジギャグの奥深さに感心させられたりしながら、おかげで私の脳みそは活性化されているのかもしれません。

 
 

 
 おとといチョコレートケーキの写真をアップしたことで、そうだ!お料理ブログもたまにはいいんじゃない?私も主婦の端くれだし。と思ったのもつかの間、私には向いていないことに思いきり気づいてしまう。

 お料理ブログは、正確なレシピが必要でしょ? 

 例えば今日作ったグラタンで言えば、バター適宜、牛乳適宜、小麦粉適宜。。。じゃどうにもならないわけで。 つまり私はすごい大雑把なんです。

 その大雑把な私が一番苦手とするのが細かいお金の管理。

 新年になると今年こそはちゃんと家計簿をつけよう。と決心しても、桜の季節が来る頃には、私の家計簿は真っ白なページの花盛り。

 欠陥人間なんじゃないかと悩んだこともあった。

 そんな私が、自分の母であるきみさんの法的成年後見人になることにより、一番苦手なことをしなくてはならなくなって、3年が過ぎた。

 つい先日、一年に一回送らなくてはならない 報告書や収支状況報告書を提出したばかりだ。数日間、領収書や数字とにらめっこして過ごしての結果だ。

 なんだ、やればできるんじゃない。と思うのは間違いだ。たぶん相手が家庭裁判所だからだと思う。そしてきみさんの生活がその作業を土台に成り立っているからだと思う。

 でも向き不向きなんて言ってられない状況は、案外いいことなのかもしれない。
嫌いなこと苦手なことに挑戦することは、ある意味弱点強化と言えなくもないものね。

 お料理ブログもたまにはやってみようかな。



 

 



 盛り上がりつつある 居酒屋の入り口に誰かが来た。
一瞬誰だっけと思い、あーっ!と懐かしさがこみあげる。

 30年ぶりの再会は、こんな風だった。

 大学時代に所属していた音楽サークルの同期会に昨日参加してきた。
同期会のつもりが、サークルのネット掲示板で知った先輩や後輩たちもたくさん参加してくれて大盛況となった。

 あの頃、サークルでいつも入り浸っていた道玄坂の居酒屋が会場であったことも一因してか、30年のブランクは即座に埋まってしまう。
 
 それどころか、いい大人が、と言われる年齢も大きく超えているのに、学生時代にタイムスリップしてしまったようだった。

 私にも不思議な現象が起こった。
大人になってから知り合った人たちと飲むお酒とは確実に違っていたんだ。

 たかがビールジョッキ2~3杯ですごいハイテンションになり、ちょっとのことでげらげら笑い、人の話にいちいち感動し、二次会会場へ向かう道のりを 同期のタエと手に手をとり、けたたましくしゃべり、千鳥足でよろめきながらジグザグに進んで行った。

 途中若いお兄さんが、一緒に飲みに行かない?と私たちに、というよりもジョディーフォスター似の タエに声をかけてきた。

 そしてジョディーフォスター似のタエと中国人のような頭をしていた私に、あろうことか 「ねえ、日本人?」て聞いたのだ。

 これがまた可笑しくって彼らを無視して、日本人?だって。ねえ、日本人?だってよ。と笑いがとまらなくなる。

 このテンションのまま2次会会場のバーに行ってしまった。
そこは、後から見回してみれば、おしゃれな若人が落ち着いてお酒を楽しむようなお店だったのだ。

 そこへ50過ぎのおじさんおばさんが、お行儀悪くけたたましく どっとやって来たのだからたまったものではなかっただろう。

 若者たちよ、ごめんなさい。普段はみんな自制心のある、責任を負った日々を送っているのよ。

 見た目は初老に見えたかもしれないけど、実はあの時私たちみんな20歳だったの。   
無茶よね。 よーくわかってます。

 二次会も終了し、若返りの魔法も解けかかった時、先輩のk原さんが自分の靴がないと右往左往している。 探してみると、ベージュのモカシンが一足ひっそり取り残されていた。 

 これじゃないの? いや、違う違う。どちらかというとお前がはいているのに似てるやつだ。と、もうひとりの先輩、kma田さんがしっかりとはいている黒のスニーカーを指差す。

 kma田さんは、一瞬ポケッとした表情を見せたかと思うとおもむろにモカシンを手に取り、間違えちゃった。とお茶目な顔をした。
どこをどうすれば、ベージュのモカシンと黒のスニーカーを見間違えることができるのだろう。

 せっかっく理性ある大人に戻ろうとしていたところだったのに、またこの瞬間に総崩れ、だ。

 kma田さんは、学生時代の夏合宿で、民宿のお便所サンダルをはいたまま東京まで戻ってきてしまったという前科がある。

 30年経っても、やはり人はそうは変わらないらしい。

 というわけで、まだまだ昨日の余韻をふりきれないまま、今日が始まってしまった。

 そうだ、今日はバレンタインデーだ。ということで、とりあえず日常に戻るためにもハルを連れてお買い物に行き、チョコレートケーキの材料を買ってきた。

 卵を攪拌しながら、トップギアにはいっている精神状態を、数段階のギアチェンジの後、ニュートラルにおさめた。

 いつも通りのケーキが完成した。


 

 
 
朝目覚めてすぐにブログテキストを書き込む。それは私にとってまだまだ夢のような生活だ。こなさなくてはならないルーティーンというやつが山積みになっている毎日。

 それでも後回しにできそうなアイロンなどは、結構溜め込んで それこそお山を作ってしまう傾向は、以前にも触れましたが。。。とうとう昨日その山を切り崩し、まっ平らな地面を踏みしめることに成功。

 気をよくした私は、今日はちょっと優先順位を変えて午前中にこれ書いてます。

 思い起こせばまだ親の庇護の元に暮らしていたとき、すべての時間はほとんど自分のためにあった。何という贅沢だったのだろう。今さらながら あのときそのことに気がついてさえいれば、もっと有効に時間を使ったのにと思う。

 そんなこと考えもしないで刹那的な楽しみを追っていたおばかな私は、ほとんどの時間をだらだらと無意味に過ごしていた。

 それでもたまに編み物などに熱中すると、休日起きると同時に棒針を動かし、食事の時間になると用意してもらったご飯をかきこんではまた定位置に戻り、一段二段と図柄が形をなしていくことに興奮と喜びを覚えながら日がな過ごしていた。

 そんな甘やかされた環境で、ぬくぬくしていたその時の自分に羨望を、またそれを許してくれてた親に感謝を感じざるをえない。

 今まさにだらだら時間を過ごしている大学三年の娘に、そういったことを言ってはみるのだが、やっぱ蛙の子は蛙、たぶん彼女もある程度の年齢にならないとわからないのかもしれない。

 今日はブログを書くんだ。書きたい。と思いつつ、エネルギー&時間切れで見送ることもしばしば。ホームページもリンクさせようと思ってからだいぶたってしまった。実に情けない。

 もうそろそろ優先順位の下克上を敢行するのもいいかな、と思い始めている。
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