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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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春の野にすみれ摘みにと来しわれそ野をなつかしみ一夜寝にける

急に万葉集から歌なんぞ拾い上げたりして、またもやクリッと
ねじ巻き式のタイマーか何かが、変な方向に巻かれてしまった
んじゃないかと思ってるでしょ。

それも確かに否めないのだけれどね。

朝、ハルとの散歩から帰って、新聞を読む。(朝日です。念のため)
私にとってこれは、余裕がある証拠。  よしよし。

深めの呼吸を意識しながら わさわさとページを
めくっていたら、第四回万葉こども賞コンクールの記事に
出会ってしまった。

作文の部の受賞者は、中学一年生の女の子で、上にあげた歌を
とりあげていた。

と、もうこれがびっくりで・・。なぜなら私が50年
以上生きてきて、やっとたどり着いた心境に、まだ10年ちょっと
しか生きていない女の子が、より着実にたどりついていることが
その作文を読むと明白だったからだ。

しかも、輝かしいばかりのみずみずしさをもって、なんの不自然さ
もなく、彼女はそこに、すくっと立っていた。

いったい・・遠い将来、50歳になった彼女の目には
何が映るのだろう。
そのときの彼女の心は何を感じるのだろう。

私が来世(あるとすればの話だけれどね。)で、もみくちゃに
されて学ばなければ得られないような感覚を、きっと彼女は今の
私の年齢になったときに感じるに違いない。

貧富の差 能力の差 体力の差 運の良し悪し。
いろいろ文句を言いたくなるような個人個人の 差は数あれど、
この 言わば 魂の透明度の差 は、まったく文句の言えない 
ただひれ伏すしかないもののように私には思えるのだ。

彼女が、万葉歌の作者 山部赤人と、彼女の大好きな
「赤毛のアン」の作者モンゴメリからメッセージを受け取った
ように、私も彼女から「心の自由」というメッセージを
みずみずしい香りとともに受け取りました。


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