忍者ブログ
Admin / Write / Res
日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
[343]  [342]  [341]  [340]  [339]  [338]  [337]  [336]  [335]  [334]  [333
いつの間にか 春ですね。

冷たくはりつめた空気が緩むにつれて、硬いつぼみも内向的な
態度を素直に改め 緊張を解放してにっこり笑顔を向ける。

SDカードにためてしまった春の花たち。

梅 こぶし 沈丁花 菜の花 早咲きの桜。












貴美さん(母)の写真の横にも 春の花を飾った。
アネモネは私の好きな花のひとつ。

貴美さんは、どうだったかな。

母が亡くなって、一ヶ月が過ぎた。

その直後よりも、日が経つにつれて言いようのない
欠落感を抱いている。

父親には悪いが、この感覚は父のときには感じなかった
ものだ。

貴美さんの体温、匂い、やわらかい肌の感触。
これらはすべて、若い母と小さな私がもつれ合うように送って
いた 蜜月の日々に、みっちりと隅々まで敷き詰められていた。

さかのぼれば 私は貴美さんのビロードのような子宮の中で
何の心配も無く浮遊していた。

「逝った人を、自分勝手に追い求めるのではなく、亡くなら
れた方の世界に波長を合わせれば、直接的に再会することは
不可能でも、あなたの愛する人はいろんな形になって現れて
くれるものです。」告別式の時、お坊さんがおっしゃっていた。

波長を合わせることができたのかどうかはわからないが、
最近貴美さんが頻繁に夢に出てくるようになった。

夢の中の貴美さんはめちゃくちゃ明るく かしましく、
私は・・これよ。これこそ貴美さんだわ。と思うのである。

夢の中の私が、
「私、小学生の時、まだ貴美さんのおっぱい触っていたよね。」
というと、「そうやったねえ・・。」と、彼女はやさしげに
目を細めた。

そこで私は、押さえきれなくなり、貴美さんのやわらかな
胸の上にそおっと手を置いてみる。

こみあげてくるものがあり、気がついたら泣きながら目覚めて
いた。

とてもリアルな感触が残っている手のひらを、ふとんの上に
座ってしばらく見つめていた。








PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret(管理人のみ表示)
カレンダー
03 2017/04 05
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
フリーエリア
最新CM
[12/18 amour]
[11/06 chiaki]
[11/01 amour]
[11/01 amour]
[07/20 chiaki]
最新TB
プロフィール
HN:
Chie
性別:
女性
職業:
主婦 英語教師
趣味:
バレエ 映画鑑賞 
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(11/15)
(11/16)
(11/19)
(11/21)
(11/24)
P R
Copyright ©  My favorite things All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]