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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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エイドリアンのいないロッキー。
考えもしない状況から、ロッキーファイナルは始まった。

エイドリアンは、チャンピョンボクサー ロッキーの、真の理解者でもある 彼のいとしい妻。
ロッキー1では、まだ無名のロッキーが、シャイなエイドリアンを、朴訥な、でもとても真摯な言葉でくどくシーンが何度も繰り返された。

 ぎこちない愛の始まりとともに、ロッキーのボクサー人生も勢いづき、ついには 、あの有名なラストシーンへといざなわれるのだ。

 勝利を手にしたロッキーが、リングの上で、まぶたも開けられないほど腫れた血まみれ顔で、乳飲み子が、母の乳を探し求めるような表情で、エイドリアン エイドリアンと何度も妻の名前を連呼するあのラストシーンだ。

 シャイで無口なエイドリアンは、いつもロッキーの傍にいて、どんなときでも かわらないやさしさと潜在していた芯の強さで、彼を支え続ける。

 主役の「ロッキー」役であり、また脚本監督も同時に務めるスタローンは、その後の同シリーズで、頂点に登りつめたロッキーを、ちょっと覚めた目で滑稽に描いているようなところがある。

 大邸宅に住み 見るからにオーダーメードのしゃれたスーツを着込み、メディアに引っ張りだこのロッキー。全てのメジャーな雑誌の表紙を飾り、コマーシャルでも超売れっ子。 エイドリアンに高価な毛皮を買うシーン。

 そのアメリカンドリームの典型のような生活を、スタローンはもう一度始まりに戻すのだ。 ロッキー一族は人にだまされ破産して、一文無しのどん底に突き落とされることになる。

 お金持ちのお坊ちゃんとして育ってきた息子ロバートは、やむなく転校した学校の、環境の違いに苦しみ、ここでロッキー親子の問題も浮上してくる。

 スタローンは、俳優として頂点に登りつめた自身を、まるで試すかのように、 ロッキーをたたきつけ、迷わせ、手探りで一歩一歩進ませる。

 そして本当に年をとったスタローンが、シリーズのファイナルで、エイドリアンのお墓の前に姿を現した。   

  続く

 
 10年間、決まったお宅に週一回通い続ける。
これは家庭教師をやっていないとなかなかないことだと思う。

 3才年の離れた御兄弟ふたりの、延べ10年間の家庭教師を去年ついに終え、そのお宅に行かなくなってからもう半年以上たった。

 どうしているかなあ・・と思っていたら、昨日そのふたりのお母様から久しぶりにメールが届き、大学4年であるおにいちゃんの就職内定を知らせてくれた。

 そのメールがきっかけで、急に彼女に会いたくなって、今日お昼ごはんを持って遊びに行ってきた。

 彼女はとても穏やかな人。でも絶対にぶれない人。
何か迷うことがあったら、判断を仰ぎたくなってしまうような人。

 家庭教師が終わったあと、帰り際に 玄関でよく彼女と立ち話をしていたものだ。でもこれからは、今日みたいに、面と向かって延々と話し続けることができる贅沢な関係を、続けることができるんだ。

 ただいま肉離れで静養中の彼女。お仕事復帰するまでに、もう一回くらいお昼持って遊びに行こうかなと思っている。

 
 すれすれ決まらない日本のゴールが何度も繰り返されて、今日は運がわるいんじゃないだろうか、と心配しながら観ていた 「なでしこジャパン」 の対オーストラリア戦。 でもやっぱり最後には勝ってくれました。

 気圧の変化と湿度が苦手で、体調不良の数日を過ごしながら、台風災害のニュースを見ては気落ちしていたので、この勝利にまた元気をもらいました。

 ワールドカップ優勝で、あんなに騒がれすぎてしまって、もしもなんかの拍子に負け続けたらどうしよう・・なんて、私が心配することじゃないし必要もなかったのね。「実力」があるって、なんて素晴らしいことなのだろう。

 それにしても、気の滅入るお天気が続きます。
9月の長雨よりも、私にとっては 梅雨の方がよっぽどいいです。

 空を見ていると、雨雲がすごい勢いで形を変えてたり移動したりする。
急にお天気雨になってちょっと青空がのぞいたのもつかの間、灰色雲に覆われてしつこい雨が続く。

 このお天気の不安定さは、人の精神にも影響ありです。

 雨の合間を縫って、昨日散歩に出かけたときの一見穏やかな空模様です。








 
毎日お昼に、「ロッキー」のスタローンを見ることができる一週間・・というのはどうだろう?

テレビ東京の1時半からの約2時間、今週はロッキー一色の一週間なのです。

すぐにお腹いっぱいになりそうで、1と2はなんとなく見過ごして、今日「ロッキー3」を観てみた。食べなれない分厚いステーキをたべてしまったような。でも消化力の弱い私もよくかめば大丈夫。

ロッキー1を観たのはどれほど前なんだろう? 
あの後6まで続くなんて誰が思っただろうか。
ロッキーファンに怒られることを承知で言ってみる。でも私はあの1作品でロッキーは完結してほしかったと思うのだ。

でも、何かあるといけないから、4、5、6と全部見てみようと思う。

 今日はそういえば水曜日。
ここ数週間、夏休みのような さぼり気味のような 水曜の「やわらかい英文法。」

 きょうロッキーを観ていたら、get という動詞が、それはそれは何回も使われていた。本屋さんで、「get have takeで全てが言える」みたいな題名の本を見つけたことがある。買わなかったが、その作者の目の付け所のよさに感心したのを覚えている。

 ロッキーが、子供の子守をしてくれる人に 出掛けに言う。

Don't get my kid beer, alright ?
(子供にビールをのませるなよ。いいな。)

最初の頃に説明した文型を思い出してください。これ、4文型です。
get は、 に 何かを と、2個の目的語を取ることもできるのです。

You got me curious.
(お前は、好奇心をそそるね。)字幕では(変わったやつだな。)と出てました。

これは5文型。 me と curious の関係性を見てね。目的語と目的格補語です。

ちょっと文法に触れられてよかったです。
「ちび猫ちゃん。」

 この言葉で、ふわふわのカーリーヘアーから、にょきっと可愛い三角の耳が突き出ている あの人間の形ををした猫ちゃんを思い出した人・・親近感を感じます。

 私にとっての大島弓子さんは、漫画家 というよりも、感覚の共有者。や、これは巨匠にいたく失礼なので、ちゃんと言い直すと、感覚的な影響をとても受けた結果、自分の中に取り込まれてしまった大島ワールドが、自分本来のものに溶け込んで、あつかましくも自分顔をしだした・・という感じかな。

 とにかく彼女の世界が大好きなのです。

だから、映画化したって知っても、逆に喜べなかった。
この世界を、実写で?

 でも予想を大きく裏切って、すごくよかったです。
満足しました。 金子監督、日菜子ちゃん、佐野さん、風吹さん、ありがとう。

 一流企業でエリートコースまっしぐらの主人と 気立てがよくて学校の成績も抜群の娘を持つ主婦、良子に、ガラガラと音をたてて、幸せの崩れる日がやってきてしまった。 平常に見えた毎日。の背後にあった、夫の会社辞職、娘の登校拒否というダブル事実を、突然知らされることになる。

 何でも屋の会社を立ち上げ、ご近所にびらを配る二人に、良子は言うのだ。

「近所が仕事の宝庫ですって? あざけりと冷笑の宝庫よ。失業の夫。登校拒否の娘。ご近所の作り笑顔の向こうに 彼らの優越感が見えないの!?」

 夫の失業と子供の登校拒否?それがあざけりと冷笑の的。というならば、なんのことはない、私自身も、その典型的な的なのかもしれない。だって私は両方ともしっかり経験済みだから。しかも、夫の失業は3回くらいあるもんね。

 でも私、強がりで言うんじゃなくて、夫が失業していた時、すごく楽しかったんだ。毎日ハルと3人でいっぱいお散歩したし、3食一緒にゆっくりごはん食べて、家事もたくさん手伝ってもらって、バレエの送り迎えまでしてもらって。

 今思い返すとほんとうに「大人の長~い夏休み」のようだった。

息子も高校行かなかった時期に、私がバレエから帰ると、おいしいお昼ご飯を作ってくれたりしてた。そして、だからというわけではないと思うけれど、今彼は料理の道に進んでいる。

 世間が、あら、お気の毒に。かわいそうに。・・と思う状況であっても、実のところは けっこう気楽だったりもするということだ。

 肩書きや名声やお金の額が素晴らしくても、心が空っぽという場合もあるだろうし。

 誰かをうらやましい。と感じたとき、そう思う理由になっている要因が、その人の価値観とつながるのだと思う。例えば、大会社にお勤めのご主人、名門大学の子供達を持つ奥様をうらやましいと思うのであれば、その人は自分が他の人を見るときもその尺度で人を判断するのではないかな。

 大きな一戸建て、お金持ち、匠、アーティスト、クリエイター、美男美女、セレブリティ、権力者・・人間が身につける固く重いさまざまな「よろい」を、なんとか身につけ続けていくために、人は 一生のうちのほとんどを費やし、過ごすのだ。

 私だってそういうの、まったくうらやましくないわけではないけれど、今一番うらやましいな、と思える人たちは、何をしているとしても、世の中が作った理想の型・・みたいなのから、精神的にすごく自由で、人のために何かをすることに心底幸せを感じられる人。

 私は、まだまだ自分のことに精一杯で、このまま行くと、人のために何もしないまま死んじゃうかもしれない。 生きているうちに少しはまともになれるだろうか。

 この前の日曜日、私の母、きみさん がお世話になっているグループホームの「夏祭り」に参加してきた。

 折に触れて 認知症の母を、人は「不憫でとてもかわいそう・・」と言ってくれる。

 でもね、きみさん、とても穏やかな顔をしているのよ。みんなにすごく可愛がられているのよ。娘の私が最近思うのだ。きみさん案外幸せなんじゃないかって。

 余興にいらしてくれたフラダンスのチームが、子供3人大人4人の上手な人たちで、最後に任意で観客の数人に、レイをかけて下さった。きみさんは事情がわからないので、私がレイを受け取って、舞台に導かれ、フラを一緒に踊ってきました。

 なんだかとても楽しかったです。


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