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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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 ブログを始めて2ヶ月あまり。
最近自分の脳内に変化が起こっているのを自覚する。

 脳科学者の茂木さんにぜひ検証してもらいたいくらい。

 ここ数年間ひしゃげて錆びついていたアンテナが、よいこらしょと起き出したのだ。何かひっかかるものはないかな、ときょろきょろしている自分がいる。

 年齢とともに 特に更年期に入って、好奇心は目減りする一方だったのに、ここにきて取り返しにきているようだ。

 自分の行動や考えをブログに書くために、いったん客観というフィルターに通すことで、より冷静に自分を見つめる事ができる気がする。

 自分は本当は何が好きで何が嫌いなのかがわかってくる。

 そしてこれが一番不思議なのだが、自分の書いた事柄が 実際の生活をリードしてくれるときがあるのだ。

 何気に始めたブログによって、助けられている自分がいる。
 三が日を、バイト先で働き倒した息子
シェフの卵である彼は、下っ端仕事をしながら修行中だ。

 優雅に鍋を振るプロ料理人の背後を独楽鼠のように行き来しながら、鉄鍋を振りたい!料理を作りたい!という気持ちが抑えきれなくなったのか、中華のフルコースを作ると宣言したのが十日ほど前。

 その日から、メニュー作りに始まって、専門店への発注 買出し 2,3日前からの下準備と、にわかに活気がみなぎってくる。

 それにしても専門料理というのは やはりすごい。
スープをとるのに3千円近くするキンカハムとかいうやつを惜しみもなく使ってしまう。

 嵩んだ材料費も、先行投資ということで半分は私のお財布からだすことに。

 主人の母も招待して、前菜から始まる料理を堪能しながら、おしゃべりを楽しんだ。
 
 「おむつを替えてたみいくんが、今はこんなことしてくれるなんてねぇ。」と感慨深げに言った母の言葉が印象的だった。

 家庭料理を作り続けてきた私の範疇を 大きく超えてしまった出される料理に、喜びとしあわせとちょっとばかしの寂しさをかみしめながら、長い一日は幕を閉じました。blog 009as2.jp
 すべりこみで年賀状を投函し終えてほっとするのは、押し迫った年末のいつものひとこま。
元旦に届いた友人の年賀状を見ながら、またしても無計画だった自分の反省をするのもいつものこと。死ぬまでなおらないのかな。もう50も超えてしまったんだし。

子供たちの世代は、もう年賀状は遺物になりつつあるようだ。
携帯メールで”あけおめ~!ことよろ~!”っていったいなんのこっちゃい。

面倒だけど残していくほうがいいんじゃないかな。と思えるのが年賀状のやりとり。これからの人たちがどうであれ、変わらず年末にばたばたしながら続けていくんだろうな。
あせって作った年賀状。でも結構まとまりよくしあがったし、おまけでつけたハルの写真がとてもかわいいの。で、ここにもアップします。

のせのせ芸で ハルが頭に乗っけているのは、娘が今マイブームと呼んでいるペーパークラフト。ポケモンキャラのフシギダネだ。

どっかのサイトからプリントアウトした平面展開図を、唯一の必需品、はさみとの
りで立体に仕上げていく。

全部で8体も完成させて、悦に入っている20歳。これってどうなの?

私の口癖は、ま、いいか。



 あけましておめでとうございます。
新年です。

 我が家で、もう四半世紀続けている元旦の朝が変わりつつあります。
ぎりぎりあせってお雑煮おせちを食べて出かけて行った息子は、正月三が日 バイトです。

 中華の料理人目指して専門学校で勉強しながら、有名中華料理店でバイトさせてもらっているのです。

 バイトでも三が日出勤があたりまえなんだ。。。と業界に無知な私は少しばかりさびしい気持ちになりましたが、親離れ子離れの最終段階に突入している事実を、しっかり受け止めるべきなんだと思いを新たにしました。

 そうは言っても、家の息子 ちょっと変り種で、12月25日に、 寸胴なべの大きいのをクリスマスプレゼントとして買ってくれないか。 と言い出す始末。

 専門学校入学以来、まじめにいろんなことに取り組んでいる様子だったので、甘い私は即答で、いいよ。と。

 それにしても クリスマスをガールフレンドや友達と時間を過ごす代わりに、母親と買い物に行き、ばかでかい寸胴鍋を買ってもらって喜んでいる18歳って、ほんと言うとちょっと心配。ま、いいか。

 少なくとも気力に満ち溢れているんだもの。

 勉強だらけの進学校で無気力に送っていた日々を思い返すと、今の状況をありがたいと思う。

 自分の子供が生きる気力を失って、不登校になり、どろんとした目でしょうがなく日々を過ごしているのを見るのはつらかった。

 今だって山ほど心配はあるけど、自立しつつある彼を静かに見守って行くしかない。

 寸胴鍋は、彼の炬燵の上で光り輝いています。
 気がつくと友達からの着信が、携帯に繰り返し残っていた。
年賀状以外は、ここのところ2年くらいご無沙汰していた小中学校の親友からだっ
た。

 何かあったんだろうかと心配になり 早速折り返してみると、”ねえねえ、大丈
夫なの?”と馴染み深い声があわてて切り出した。

 だんなの失業は知られるはずもないし、”え?いったい何が?”と続けると、私が彼女の夢に出てきて急に心配になったと言う。

 どういうかたちで彼女の夢にお邪魔したのかはっきりしないまま、話題は自然と互いの近況報告へと流れていった。

 なつかしさもあって、興奮を隠し切れない様子でやりとりした後、電話ではもどかしくなってしまって年内に時間を合わせて会うことになった。

 日々の忙しさに紛れて、望む再会も実現できないまま年を重ねてしまっている現状
に、ほんの小さなきっかけで歯止めがかかった。

 それにしても 離れたところでまったく別の生活をしている彼女が、私の夢をみて
心配してくれるなんて、友達とは何とありがたいものだろう。

 受話器を置いた後、しばらくぼんやりと温かい気持ちに身をまかせて幸せな時間を
過ごしました。
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