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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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とうとうここまで来たかと、諦め心にさえもなる。
本当は2度目のはずなのに、初めてのようにその映画を観ていた。
途中までまったく気がつかない。しかも夫婦二人で。
でもどことなく見覚えのあるシーンに、あれ?と首をかしげ始める。

昨日アンソニーホプキンス主演の「アトランティスのこころ」という
映画を観ていた。途中でハッと気づいてからも、その後の話の流れやエンディング
が思い出せない。こんないい映画なのにほとんど忘れているというのはどう
いうことだろう。

多感な時期の少年 ボビーのアパートに、一人の老人テッドが越してくる。
小さい時に父親を亡くし、仕事に追われている母親の不在に寂しさを感じていた
ボビーが、テッドと仲良くなるのに時間はかからなかった。

何気なく語らい合いながらも、テッドの深みのある言葉はボビーの心にその都度
届き、彼は成熟への扉を開きはじめるのだ。

ここでとても異色なのは、テッドが普通の老人ではなくサイキック(超能力者)で
あったこと。彼の能力を必要とする政府組織から逃れ、身を隠すためにボビーの
アパートに引っ越してきたのだ。

自分の能力ゆえに、普通の幸せを手に入れることのできなかったテッド。
テッドにとってもボビーとの日々は、温かくて人間臭い、この上ない幸せな日々で
あったに違いない。人々の、特にボビーの心情が細やかに描かれていて、とても入り
込める映画だったのだ。

なのに、なのに、忘れていた。中身ほとんどを。見たことさへも。エンディングも、だ。

二度目のはずなのに、「このあとどうなるんだろう?」とワクワクできるなんて、
いわば「倍 美味しい」わけで、自分の記憶の貧しさを悲しむよりも、その部分をあえて
見るようにしようか・・しょうがないもの。

でも、旦那と言ってたんだけどね、二人ともこんなにきれいに忘れるなんて、テッドの
超能力パワーが観てるこっち側にも及んで、我々の記憶力を操作したのではないかって。
何言ってるんだって思うでしょ。でもそうしか思えない不思議さを感じる映画だったの。

そういう感覚を感じたい人は是非観てみてくださいな。







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