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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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窓ガラスをたたく雨の音が激しさを増してきた。
時折、ヒューッ という風の音がしたかと思うと、それに反応するように
雨音がドラムロールのように細かくなる。

雨のたくさん降る日に家にいると、けぶった雨が巨大な白い幕になり、すっぽり包まれて
いるような感覚に陥る。外界と遮断されていて、でもそれはけっして嫌なものではなく、
いろんなものを手放し ただ雨音だけ聴いて一日暮らそうか・・などと贅沢なことを考え
てみたりもする。

色が強烈に残る映画を2本観た。
この際、話の筋はどうでもいいのかもしれない。
こういう映画を目の前にする時、理屈や理由や理性は不要なのだと思う。
不要と言うよりも、それらを手放さなくてはその世界に向き合えない。

ひとつは「グランド・ブダペスト・ホテル」
もうひとつは、「リアリティのダンス」

どの場面を切り取っても美しい絵画のよう。
リアリティのダンス の監督、アレハンドロ・ホドロフスキーは、実生活で、念願のオペラ
歌手になれなかった母親への優しい想いを、この映画で具現化している。

映画の中の母親は、歌うことでしか言葉を発することができない。
歌の旋律 リズム 強弱 そこに載せる言葉によってのみ、彼女の嘆きや怒り、
笑い、ユーモアまでもが表出される。息子を呼ぶ声もまた音楽なのだ。

でもちっともミュージカルじゃないの。
ミュージカルは言葉が歌になってるけれど、この母親は、「歌が言葉」なの。

赤やピンクや黄色が踊る背景に、時の重みをズッシリもった建物や街並み、
あくまでも美しい自然が、寡黙に存在している。
人間てこんな表情をするんだっけ・・

型抜きの石膏が砕け落ちて、だんだん中心の形がみえてくるようなそんな二本の映画でした。
見えてくるだけでわかることはない。

そういうものも私には時に必要。




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