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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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中学時代の友達と会う時、ただみんなで会えて話ができるだけで十分・・
と思いがちで、いつも行き当たりばったりで、こだわりのない場所選びを
していた。

中間の渋谷とか新宿とかたまには横浜あたりで、ふらっと行って入った
カフェやレストランで、ありきたりのものを頼んでは、おしゃべりを
楽しんでいた。

でも今回、「会いたいな。」とメールをもらった私は、「たまには青山で懐石料理とか
どう?私予約するから・・」と提案したら他の二人が乗り気だったので、青山通りの
青学はす向かいにある「雅灯」に電話して、私たちにしては贅沢な4千円の懐石ランチ
を予約した。

当日、落ち着きのある個室に通されて、香り高い季節のお料理をいただきながら、
話もはずみ楽しいひとときを過ごすことができた。

コースの一品に、かぶのお料理が出される。
中央がくり抜かれていて、そこに詰められた色とりどりの具が、半透明の白いかぶを引き
立てている。その上に絶妙な濃度のあんがかけられていた。

おいしいね、おいしいね・・と言いながら、お箸をスッと入れては温かいかぶを口に運ぶ。
3人とも何度かそれを繰り返すと、お皿の上にはかぶの茎葉が3~4cmほど付いた、飾り用の
フタだけが横たわっていた。

その時みいちゃんが言ったのだ。ね、この蓋、「かぶ」なんだし、蒸してあるみたいだから
食べられるんじゃない? 

どれどれ・・と私が蓋の白い部分をかじってみる。
「こりゃ固い。だめだよ。」

みいちゃんはまだあきらめない。「青い軸のところはずいぶんやわらかそうだよ・・」

今度は3人で緑の茎をほぼ同時にかじってみる。噛んだとたんに無理だとわかった。
筋張っていて噛みきれないのだ。「あっ、これ無理!」と私が言った途端、3人で爆笑。
涙が出るほどおかしかった。おばさん3人が高らかに笑っても、個室だから問題ない。

「きっと、誰も食べようとしないだろうね。笑われるんだよ、私たち。洗い場で。
3つともかぶの軸に歯型が付いているって。一つは白い部分までかじってあるって・・」

ひとしきり贅沢な空間とおいしいご飯とおしゃべりと「爆笑」を楽しんだ後、素敵な雑貨屋さん
に行きたいという二人を、スパイラルマーケットに連れて行った。
十分にひとつひとつの品物を吟味して、それぞれが気に入ったクリスマスのオーナメントや
カードや文房具を購入した。

最後に表参道ヒルズに行ってカフェでお茶をした。おしゃべりの花がもう一花大きく開いた。

12月1日から点灯される表参道のイルミネーションを見ることができなかったのが唯一
残念だったけれど、あらゆる意味で贅沢な時間を過ごした私たちはとても満足して、
じゃまたね・・と言ってそれぞれが別々の電車に乗り、帰途についた。



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目の前にあることを毎日ひたすらこなしながら、時にはへたってしまったり、
何も考えられなくなってぼんやりしたりしながら数週間を過ごしていた。

先週の土曜日、年に一度の青山ライブがあった。
数年前からだんなのバンドが出演していて、私と娘は主に写真係をやっていたのだが、
今年は私も先輩バンドのコーラスメンバーとして参加することになり、なのでいつもの
感じに緊張も加わった。

すべてが終わった後に、会う人会う人に、Chie、踊りが切れ切れでかっこよかったね・・と
言ってもらえた。歌のことは誰も何も言わなかった。いまいちだったのかもね。
やっぱり私は音楽よりも踊りを続けることが正解なんだね、きっと。

バレエのリハーサルも山場を迎えています。昨日は本番で使うホールでのリハーサルに
行って来た。今回の踊りは3人で踊る短いもので、できるだろうか・・と不安になるような
難所がないので踊ることが楽しい。

こんな風に毎日の忙しさに紛れさせてしまっているけど、世界中に蔓延する不穏な空気を吸い
ながら、どこか落ち着かない。

何かが起こると、自分は自分の生活だけ守っていていいのだろうか・・という疑問が小さく
私の中で生まれる。震災の時もそうだった。でも極端に燃費の悪い自分には、お金を寄付する
ことしかできず、何か違うんじゃないかと思っていた。

でも最近はね、あまり大きいことは考えなくていいんじゃないかと思うようになった。
例えば、地域ケアセンターで、地域の人たち向けにボランティアとして3か月間の無料のヨガ
クラスを受け持ってみる。

これが目からウロコでね。利害関係抜きで、人に自分の得意なものを提供し、喜んでもらえる
・・こんなに気持ちがスッキリするとは思わなかった。

もちろん収入源も必要なのでずっと無料というわけにもいかないけれど、時々短期的に
こういう形でボランティアができたら自分の精神の健康にもすごくいいと思った。

最近思うのね。今57歳になって、これから大事なのは利害関係だけで成り立っていない人間
関係だって。来年から、ヨガのクラスも4クラスになるけれど、そこで会う人たちとの関係を
私は神様からいただいた宝物のように大切にしていきたいと心底思うのだ。






1,2か月、何も植えられずに一面土色だった畑が、散歩道の一角にあった。
久しぶりに通ったら、そこはすでに、青々としたみずみずしい菜っ葉で覆われていた。

突然の緑の出現に、勝手に思い込んでいた私の茶色い脳みそが、跳ね上がるように
ぴくりとした。

色の変化もさることながら、何も存在しなかった平坦な地面の上に、今、光と大気を
求めて伸びる触手のように、つややかな葉が何層にも繰り出されている。

なかったものが今そこにある、という事実。

現れることと、消えること。生まれることと、死ぬこと。

その矢印の方向性が真反対に見える二つのことを、少しずつではあるけれど、公平に
見られるようになってきた。

私はもしかしたら、順調に歳をとっているのかもしれないと思う。









スマホの万歩計が1万5千歩を超えたのは、スマホを買って以来初めてのことだ。

先週の火曜日 高校時代の友達5人と一緒に、近ごろ定期的に楽しんでいる「大人の遠足」
のために、川越へ行って来た。

埼玉に住んでいる友達二人が、予行演習後に決めてくれた一日の行程は、本当に楽しいものだった。

川越の駅を降りて歩くこと約20分。
まず最初に徳川家にゆかりの深い「喜多院」を訪れた。
江戸城から移築された「家光公誕生の間」や「春日局化粧の間」に上がり込み、しばらく立ち尽く
すことで、「歴史」とは、教科書や書物やドラマの中だけでなく、実際にあったことなんだと改め
て実感することがきた。

建物を出て、次は「五百羅漢」が待ってくれている場所へと移動する。
全部で538体ある「五百羅漢」さんの中から、自分と相性の良さそうな羅漢さんの写真を撮らせ
てもらった。「夜中にひっそりと羅漢さんの頭をなでに来ると、一つだけ温かいものがあって、そ
れが自分の親の顔に似ている羅漢さんなんだって・・」と、歴史に詳しいhitomiが言っていた。

小江戸川越の、古い建物が並ぶ、蔵造りの街並み・商店街。
「時の鐘」もオンタイムで聞くことができました。

お芋とお煎餅に目がない私にとって、小江戸の「菓子屋横丁」は、いけません。罪です。
気になるものを一個ずつ買っていたら、かなりの量になりました。そしてあれから約一週間が過
ぎ去りました。大方のお菓子は私のお腹へ納まりました。きっと体重も増えたことでしょう。
バレエの発表会が近づいているのに確実にやばいです。

羅漢さんの中にも、目が合ってしまうような感覚を楽しんでいましたが、商店街を歩いていたら
「きつねのお面」と思い切り目があいました。
「ね、帰り道に私、あれ買うから。覚えといてね・・」と言っていたら、友達は実にえらい人達
で、帰りにその店の前に再び来ると、「ほら ちいこ。お面お面・・」とみんな口々に私を促し
てくれました。

「ありがとう!かたじけない・・」と言いながら、ヒョットコもいいな・・と浮気心が出まし
たが、最初の印象を大事にして、お狐さんのお面を購入しました。私がお面を袋に入れてもらっ
てお店から出てくると、みんなが笑っている。
「本当に買っちゃうんだ・・」という、ほんの少しだけ驚きを含んだ、でも優しい包み込むよう
な表情で。

丸一日、仲の良い友達とべったりの遠足を楽しみ、たくさんのお菓子ときつねのお面を大事に
持ち帰りました。

翌日、友達の「楽しかったねメール」の中に、「・・で、お面君もご無事でしたか?」と、お面
に触れているものがいくつかあったので、50枚以上の川越写真に加えて、自分のお面装着写真
もDrop Boxに入れてみんなに送りました。

それがやたら好評だったので、ここにも最後に載せておきます。
結局のところ、私のやることはいつも、バカっぽさを拭い去ることができないのです。































































ここ一週間くらいの間に別々に会った友達のうち二人が、「人のことはわかっても自分のことは
わからない・・」と偶然同じことを言っていたのが不思議だった。

一昨日会ったデコは、小学校時代の親友で、最近交友が再開できてうれしい限りなのだが、
彼女が私の言ったことに対して、「自分のことは本当にわかんなくて・・」とまず言ったのだ。

彼女は優秀な歯科医で、ご主人と二人で開業し、長年良心的かつ腕のいい歯医者さんとして地元で愛され続けている・・これはもちろん本人が言ったことでは断じてなく、私の知ってる彼女の性格・気質・器用さ・頭の良さに加えて、本人が話してくれたことを総合し、私が確信を持って言っているだけなのであしからず。

ご主人は成人歯科・インプラントを、デコは小児歯科・矯正 と、はっきり分業して治療にあた
っているそうで、たまたま食事をしながら、彼女の専門に話が飛んだ。それは、ワイヤーしか思い
浮かばない矯正に対する私のイメージを、180度ひっくり返す話だった。

「乳歯の段階で、歯と歯の間にすき間がなければ、永久歯になる時に歯並びが乱れるのは必至。
だからその場合、まだ骨格のやわらかい段階に、口蓋に金属のつっかえ棒を挟み込み、そのねじを
少しずつ広げて、口蓋を広くする。つまり歯並びのUの字が、半円に近くなるように形を変え、
大きな永久歯がきれいに収まるようにするのよ。」

私は本当にびっくりしてしまった。そうか、歯並びを矯正するのでなく、口蓋を矯正するのか。
つまり骨格を変えてしまうということだ。

その話の後に、今度は私のやっていることにデコが興味を示し、職業柄避けられない彼女の肩こ
り症状に効く動作のいくつかを私が教えていたら、デコが言ったのだ。

「あとね、私体がすごく固くて特に足の裏側が引きつって前屈がちょっとしかできないのよ・・
ね、どうしたらいいの?」

私は笑いながら言ったのだ。
「デコさあ、子供さんの口蓋を1ミリ1ミリぎりぎりと押しひろげているんでしょ?子供たちは
理想的な骨格を手に入れるために痛さを我慢してるんでしょ? 足の裏側の筋肉だって同じだよ。
1ミリずつ伸ばして行けば10年後には前屈べったりくっついてるはずだよ。それってさ、
あらゆることに応用できることじゃない?」

デコは、小さくアッと言い、はあ~っ、ほんとだ。とため息をつきながら、自分の事ってわから
ないよね・・専門外ってわからないもんだね・・と言ったのだ。

先日、スーパーでSAEさん(仮称)とばったり会ったら、「何かオーラも表情もずいぶん前と変わったね。いや、すごくいい方に変わってる。本当にいい表情してるね・・」と言ってくれた。
彼女は繊細に何かを感じ取る能力を持っている。

その数日後、バレエ仲間のハトちゃんとサトちゃんと私とSAEさんで、ハトちゃん家に集まり、
お昼ご飯を一緒に食べることができた。この4人が集まると話はつきないのだが、中でもSAE
さんの特殊能力に私たちは一目置いていて、彼女の話を興味深くふんふんと聞いてしまうのだ。

もう日も暮れたころ、SAEさんが言ったのだ。
「こと自分の事となると、まったく何も見えなくて。本当に自分のことはわからない。だから
相性の悪い相手を二度も選んでしまったの・・」

そうか、自分の事ってわからないのか。
神様にはすべて見えているのかな?
でも、神様ももしかしたら自分の事だけわからないってこと、あると思わない?
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