Admin / Write / Res
日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
[142]  [143]  [144]  [145]  [146]  [147]  [148]  [149]  [150]  [151]  [152
ここ半年位の間で、今朝のお散歩は断トツでしょう。
寒くもなく暑くもなく、風は飽くまでもさわやかで ゆるやかに通り過ぎる。

 太陽光線は、これまた強くもなく弱くもなく、じんわりと温かさと明るさを届けてくれる。

 新緑は未だ黄緑を基調にして、蓄えたエネルギーはあふれんばかり。

 いつもの自然公園にも、20匹ほどの鯉のぼりがロープに吊り下げられ、ゆるやかな風に尻尾を揺らしている。時折大きく体を波打たせて風に乗り、空を気持ちよさげに泳いでいた。

 その中に 一匹だけ異様に大きい鯉のぼりを見つけた。
ロープから地面までの距離に勝るその身の丈は、窮屈そうに下半身を折り曲げてはしょうがなく尻尾を地面に預けていた。

 しかもひときわ異彩を放つ色合で、思わずそちらに目が行ってしまう。
重すぎてそんじょそこらの風になびかない彼もしくは彼女も、きまぐれな一陣の風によいこらしょと反応し、皺だらけのその身に一瞬はりをもたせた。

 午後も時間があったらお散歩に行こう。
はなみずきももうすぐ終わってしまうし。

 このままゴールデンウィークもこんな天気だったらいいな。

最近の気温の変化に体がついて行けない。
なるべくたくさん睡眠をとってこれ以上調子をくずさないようにしなくては。

 私にとって一番の贅沢はお昼寝。
お昼寝のエキスパートであるハルを抱っこすれば、心地よい睡眠はすぐやってくる。

 ハルのマズルに自分の頬をくっつけたまま細目を開けると、きれいな毛並みが小麦畑のように金色に光る。

 たいていは、ハルのほうが先に寝息をたてる。
こんなにべったりくっつかれていても、安心して眠ってくれるハルを見て、その信頼関係をとても嬉しく思う。

 ハルの規則的な寝息が私の頬にかかる。そのあたたかな小さな風は私の意識下のこわばりを解き放ち、極上の安らぎと共に深い眠りに導いてくれる。

 ハルは、眠って 食べて うんちして 遊んで ちょっと吠えて 甘えて、また眠る。これだけしかしてないのに 今では我が家の要になっている。

 みんながハルを優しい目で見ているのだ。
何をしててもかわいいというのは、ちょっとずるいよね。

 お散歩してたら、青空の下 ハルが芝生の上でうんちした。
近くにいた犬連れのおじさんがそれを見て、「おー、なかなかいいうんちがでましたね。まことにいいうんちだ。」と絶賛してくれた。

 わんこ連れ同士でなくてはありえない会話だ。

うんちでさえも、かわいいハルです。
 
ちょっと急ぎ足で歩くと、汗をかく予感。
体の中に熱がこもってカーッとなる感覚は嫌いじゃない。

 最近それが増えたのは、更年期症状のホットフラッシュというやつなのかも。
それを別にしたとしても、汗ばむ季節はもうすぐそこまでやって来ている。

 今朝のお散歩は、身軽な服装で軽やかに歩みをすすめた。

 ハルは、相も変わらず犬嫌い。
むこうから人影がやってくると、まずその場で動かなくなる。
人間が、犬連れかどうかを確かめるためである。

 神妙な面持ちで様子を伺い、人間だけだとわかると やおらしっぽを元気よく立てて軽快に歩き出す。方や わん子連れだと知るや否や、私の背後にすばやく移動し、リードを最大限ひっぱって 相手のわんこから限りなく遠い位置を確保するのだ。 

 ピーンとはりつめたリードとそれ以上にはりつめたハルの緊張。
相手のわんこと平行に並んだ緊張MAXの時点で、ハルの顔はこれでもかと言うくらいのけぞっている。

 そして事なきを得てすれ違った瞬間の ハルの敏速なこと。
いつもはゆったりと左右に揺れる小さなお尻が、早送りのような鋭い動きを見せる。
生来の のんびり気質は影を潜め、ものすごい早足で一目散に逃げるのだ。

 今朝のお散歩は、いつもの黒芝ちゃんとの遭遇だけで,ほとんどの時間 のんびりと歩いた。

 うぐいすがきれいな声でさえずる。
あれ? でもなんだかおかしいな・・・「ほーほけききょ」
何度聞いても、ほーほけききょ。「き」 が一個多いのである。

 そのうちあろうことかシンコペーションも入れたりして、なかなかの音楽家ぶりを披露してくれた。  驚いて立ちすくんでいる私をからかっていたのかしら?
 ま、どんな風に鳴こうが、鶯の勝手よね。



 
 普段は聴くことのない種類の音楽が、部屋に流れている。

 先週、悲しいきっかけで15年ぶりくらいに再会した高校時代の先輩、きよみさんからもらったCD「えんそく」だ。

 実は、「故 山本直純さん」のご子息の純ノ介さんときよみさんはご夫婦で、純ノ介さんも私のひとつ上の先輩なのだ。

 この「えんそく」は、40年前に直純さんによってつくられた 児童合唱と管弦楽のための組曲で、直純さんの指揮によりNHKの児童合唱団によって歌われていた。

 40年の月日を経て この「えんそく」がCDとして復活した背景には、なんとも運命的な事の成り行きがあるようだ。

 ライナーノートを読むと、当時の合唱団で「えんそく」を何よりも楽しく歌っていた宮原麻子さんが その後音楽プロデューサーになられ、純ノ介さんの協力のもと その復活に尽力を注がれたようだ。

 昭和の真っ只中に愛され歌われた組曲が、40年という時の試練に耐え 今またこうやって無関係であった私の部屋で高らかに鳴り響いていること自体感慨深い。

 すべての曲について言えることなのだが、曲の始まり方、メロディー、歌詞、輪唱のスタイル、曲の終わり方・・生粋の昭和っ子である私にとって郷愁を呼び覚ます類のものなのである。

 昭和はよかったなあ。なんて言うべきことじゃない。とずっと思っては来たけど、この のどかで明るい音楽を耳にしていると、つい言ってしまいそうになる。

 CD後半は、直純さんいうところの、世界に誇れる芸術作品、最高傑作の民謡集が組まれている。私は五木の子守歌、大好きなんです。

 それにしても、故 山本直純さんの文章のうまいこと。
私の持っていたイメージとはちょっと違っていたので驚いた。

 文章に勢いがあるにもかかわらず緻密さを併せ持っている という感じ。
なるほど・なるほど・・とすべて納得してしまうのだ。

 そう言えば、直純さんのお孫さんにあたる きよみさんの娘さん。「泣かせるエントリーシートを書くのよ、あの子。」と母親に言わせるところをみると、直純さんから純ノ介さんに、そしてその娘さんにと才能がきっちり受け継がれているのだろう。
 
 力演や熱演は名演であり得ない。然し、力演や熱演は、名演への糸口たりうるのだ。直純さんの名言です。

 大きいことはいいことだ。と自分の背丈なんて無視して飛び跳ねて、指揮棒を振っていた直純さん。寅さんの、邪悪なものを吹き飛ばしてしまうような青空に突き抜けるメロディー。

 今になってファンになりました。あなたのメッセージ、今しっかり受け止めています。

 
身を切るような寒さが舞い戻って来た。

 4月という季節への勝手な思い込みから油断して、手袋や帽子をつけずに外出してしまった。駅までの道のりを冷気にさらされながらも勝気に歩みを進めた。規則的な動作を繰り返すうちに、体の存在が少しづつ遠のいていく。 自分の中にこれから会う友人への想いがいっぱいに広がっていった。

 息子さんの遺影と向かい合った途端、そのあまりの悲しみの大きさに言葉を失った。

 みのるくん、お母さんをずっと守ってあげてね。
私は私で、あなたのおかあさんと一緒に生きていきます。

 

 


カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
フリーエリア
最新CM
[02/03 <a href="https://aclf.ru/">selector casino vojti</a>]
[02/01 JamesDwems]
[01/29 Kophes]
[11/06 https://propranolol-global.github.io/]
[02/01 extiday]
最新TB
プロフィール
HN:
Chie
性別:
女性
職業:
主婦 英語教師
趣味:
バレエ 映画鑑賞 
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(11/15)
(11/16)
(11/19)
(11/21)
(11/24)
P R
Copyright ©  My favorite things All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika