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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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もうこのまま梅雨も吹っ飛ばして夏に突入しちゃうのでは、というお天気。



 早朝のお散歩の途中、きょろきょろしていたら、しろつめ草に出会った。
そういえば、小さい頃 しろつめくさをたくさん摘んでお花の冠やブレスレットをつくって喜んでたなあ。  お転婆で男の子みたいだった私も、その時ばかりはお姫様のような気分でね。



 セピア色の思い出にひたっていると、 小さな私がよつ葉のクローバーを探している場面に切り替わった。

 そうだ、よつ葉のクロー・・っといいかけたところで、私の視線は何かに導かれたように びっしり群生しているクローバーの中から きっちり4枚張出したクローバをすでに捉えていた。


 探す前に向こうからやって来てくれた、という感じだ。 なんかいいことあるのかな? そうだといいな。

 昨日の竹青年に影響されたのか、今日は たけのこご飯にしようと思い立ち、今ぬかでたけのこをまるごとゆでている。 スーパーで買うゆで竹の子と違って、ちょっといがらい感じがいいのよね。 

 あんなに勢いよく潔く伸び行く前にたけのことして食べちゃうんだから、その分たくさんエネルギーをもらわないとね。



 
 私は良妻ではないので、毎日だんなを最寄駅まで送り迎えすることに、正直なところ時々面倒くささを感じている。

 でも送り届けた後、愛犬ハルと 今日みたいなお散歩を経験すると、とたん考えが変わってしまう。やっぱりとりあえず面倒なことをしないと、楽しいことも手に入らないようになっているのね。って。

 本当に今日はすこぶる気持ちのいい朝だった。うちのマンションのすぐ裏にある自然公園もとびきり輝いていた。

 その時々の花々や木々が最盛を迎え、また日が経つとなめらかに次のシーンへとバトンタッチをくりかえす。その移ろいを、目で 肌で 心で感じられるのはありがたいことだ。

 初夏のように反射する黄緑色にまざって、どなたかが丹精込めて植えてくださったお花畑が風に揺れていた。「ヒトハダコ」というネームプレートをさげている木が、かわいらしいピンクの花をつけていた。







 こんもりと、日に日に容積を増していくあじさいのはっぱをのぞいてみると、すでにお花の赤ちゃんが梅雨時の開花に向けて自己主張をし始めていた。



 そうだ。時折のぞいて開花まで、あじさい観察日記をつけよう。

 マンションの入り口につながっている急階段の脇に、みごとな竹林があるのだが、「子供でもなく大人でもない。」まさに竹になる寸前の竹青年に出逢った。

 ずっと「たけのこ」と「竹」の質感の違いの大きさが、私の中で二つのつながりを阻んでいたので、これで納得。



 むけたての青い竹は、かぐや姫が似合いそう。
 
 天高く馬肥ゆる秋。というけれど、
今日は季節と関係なく、空がとても高かった。

 今日のお散歩は、センター南駅にある中央公園。
空を見ながらゆっくり歩いた。




 帰りに大型スーパーのOKにいって、洗剤やティッシュ、調味料などしこたま買い込んできた。お野菜は、もっと安い水曜のローゼンで買うことにしてる。

 昨日の続きではないけれど、そう言えば昨日話題にした岸部一徳さんが、とてもユニークな出演をしてらした映画を突然思い出した。

 「転々」という映画で、小説から映画になったもので、私の中では、かなり好きな映画なのである。

 昨日触れた「雪に願うこと」の中でも素敵な女性を演じている「小泉今日子さん」が、この「転々」でも魅力満載の女性として登場する。

 そして一徳さんは?というと、役ではなく何と岸部一徳本人として映画の中に登場するという大胆さなのである。

 登場人物たちは言うのだ。「ねー、岸部一徳見ればーいいことあるらしいんだ、それ、知ってる?」 「でも有名人なんてなかなか会えないっしょ。」みたいなやりとりだったと思う。 

 ところがだ。彼らはロケ中の岸部一徳に偶然にも出会うことができ、でまかせだとわかっていても、そのことで自分らの将来に ほんのり明るい色を見るのである。

 最後のキャストロールがいいのだ。

  岸部一徳・・・岸部一徳   こんなの初めて見たよ。


■■■
 ただ今、午後八時。

 今日は朝から一歩たりとも外に出ていない。
具合が悪いわけではないのだ。
それどころか、一週間に一度くらい家にこもりっきりの日がある方が、私の場合精神的に健康でいられそうな気がする。

 今日はだんながバンド練習。ハルのお散歩も娘が引き受けてくれた。

 私はゆっくりハルとじゃれながら家事をしたり、ストレッチしたり、本を読んだりビジネス英語を聞いたり、通販カタログをパラパラとめくったり、ハルをだっこしてうたた寝したり、先週録ってあった映画をみたりした。 

 映画は、邦画二本、「雪に願うこと」と「ゲロッパ」

「雪に願うこと」は北海道のばんえい競馬場が舞台になっていて、馬たちがこの上なく美しいのだ。

 冬のまだ薄暗い早朝、寒さが張り詰めた中で わずかに差し込んだ朝日を背に、馬たちが訓練を重ねている。どっしり重いおもりをひきずりながら、馬たちのシルエットは身もだえ、息遣いは激しさを増す。その激しい息遣いが寒さの中で煙のように立ち上り、きーんとしたあたりの空気に覆いかぶさっていく。 目に焼きついて離れないシーンです。

 もしも、いい意味で裏切られてみたいなら、「ゲロッパ」おすすめです。
岸部一徳さんの踊りが、とにかく素晴らしい。さすが元「タイガース」。
あんなファンキーなおじさん、久しぶりで見たし。

 無口で無表情、冷徹冷酷、という役どころが多かった一徳さん。その一徳さんに全面的にばばんとファンキーにこられては、もう参りました。というしかない。しかもホント踊りにめちゃくちゃ味がある。

 そして私にとっての希少価値は、「ゲロッパ」は最初から最後まで違和感を感じるところがひとつもなかったということです。井筒監督はいつも不満そうに文句言っているイメージがあるけれど、この映画を見る限り、とても素直な人なんだと思う。

 あとびっくりしたのが、山本太郎さん。いい役者さんなんですね。

 もうひとつとっておいたのが、「ミリオンダラーベイビー」。
観たことあるから、ラストが重いのはわかっているのだ。

 でも引きこもりついでに、もう一本みてしまおうかな。

 
 
  空が明るくなりだした。
その時間帯によって 降り方にいろんなバリエーションを見せてくれた昨日の雨は、昨日という一日の時間を 数日間の時間経過に勘違いさせてくれるほどだった。

 早朝は、しとしとと 静かな雨だった。
駅まで車を走らせ小学校付近にさしかかると、小さな小学生たちを覆う色とりどりの傘があじさいの花のように身を寄せ合い、雨の景色に明るさを添えていた。

 この景色なんか見覚えがあるぞ。 そうだ。岩崎ちひろさんの淡く美しい水彩画だ。レインコートと長靴をはいた子供たちが、色とりどりの傘をさしている。そんなにぎやかな様子なのに、それが自然としっとりとした雨の景色に溶け込んでいる。私の中によみがえった美しい記憶の中の絵は、どこまで本物に近いんだろうか。

 岩崎さんの世界の「雨」も私のお気に入りであるが、特筆すべきは、「あかちゃんのおしり。」 その柔らかな線に魅せられていると、やさしくてあたたかな気持ちに満たされている自分にはっと気づく。

 大人になってからも衝動買いのように絵本を買うときがある。
朝日新聞朝刊に連載されている 川上弘美さんの「七夜物語」の挿絵を担当されている酒井駒子さんの絵が好きで、何冊か持っている。

 「くまとやまねこ」では、くまさんの大好きな友達であったことりさんの亡骸が、ちいさな箱に敷き詰められた花のうえに横たわっている場面がある。

 モノクロの絵に釘付けになりながら、あたりの空気がひんやりと清らかになっていったのを覚えている。

 「死」とは、清らかなものなのかもしれない、と思えた瞬間だった。


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