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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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ここ数日は雨天のせいでもあるけれど、ちょっと前からハルとの早朝散歩がめっきり短くなってしまっている。

 ある雨の日を境に、蚊の餌食になる覚悟なしには 公園に行けなくなったからだ。夏の盛りの早朝は、ほとんど蚊に悩まされることのなかった公園なのに。

 ハルが女の(わん)子の残り香(つまりオシッコ)に立ち止まれば、どこからともなくやってきた数匹の蚊が、ハルにしつこくまとわりつく。 

 それを追い払うのに必死になっていたら、私が代わりにたくさん刺されていた。
一個一個腫れちゃって もう痒いの何のって。で、ちょっとおさまるまで公園はやめとこ・・となったのです。

 そうやって緑深き公園から遠のいていると、心のゆとりが縮んで人間がせせこましくなったような気がする。

 これを逆方向で考えると、どれだけ木々や草花や季節ごとの美しい景色が、自分に大きな力を与えていたか。ということになるのではないか。

 修理に出していたデジカメも、修理完了。の電話をさっきもらったし、来週からは「虫除け」でガードを張りながら また公園早朝散歩に復帰しようと思っている。

 物心ついた時には、すでに蚊に刺されており、「蚊は血を吸うもの」と、ずっとあたりまえのこととしてここまで来たけれど、よく考えると「血を吸われる」なんてとんでもないことだとつくづく思う。もっと恐怖心、あっていいんじゃないの?ドラキュラまでとは言わないでも。

 とても勉強のできる同級生の男の子が、中学時代のある日に、「蚊が血を吸っている最中に動かずにじっとしていると、蚊は血を吸い続けるんだ。パンクして自滅するまでね。」って言ってたけど、それ、ただ私をからかっただけなのかな?

 私はずっと信じていたけど、その後約40年、そんな話聞いたこともない。

 蚊がパンクして血が飛び散っても、その血は私自身の血。
しつこい蚊を 両手のひらでたたいたら、横向き横顔の蚊が私の生命線上できれいにつぶれた。血まみれになって。しかもそれは私の血だ。
 

 


 
秋は自分の大好きな季節でありながら、4こある季節の変わり目の中で体力的に一番私がもがく季節でもある。

 アレルギー体質の人は、実は春先よりもこの季節に症状が悪化するらしいことが、友人知人情報を集めた「井の中の蛙」的統計で、私の中ではかなり確定的になりつつある。

 鼻のど耳の奥などの粘膜が 熱っぽくて厚ぼったいような、その結果むずがゆさがぺったりと張り付いてどこうとしてくれない。

 普段から集中力散漫気味なのに、それにも増して何かに集中することがとてもむずかしいのだ。頭は、ぼーっとして 体はおもく だるい。

 動きたがらない体をなだめながら、ローゼン水曜特売のお買い物ついでに、すぐ近くの整骨院で1000円マッサージをしてもらってきた。

 そこの整骨院は、常時4~5人の整体師さんがいるのだが、今日の先生は一番お気に入りの先生だったので 心の中で小さく「やったね。」とつぶやいた。

 いつも不思議に思うことは、若いのに何故こんなにも穏やかなのだろう?ということ。彼に限っては、普通はどんなに隠そうともちらちら見えてきてしまうであろう 人間の業とか欲とかが まったく感じられないのだ。

 マッサージの合間に、両手のひらを 肩とかおなかにやんわりとあてがってくれる。不思議なのだが、10秒 20秒と経つにつれて彼の手に密着した私の体の部分がほんわかと温まってくるのである。

 先生の手のひらから何か温かいものが出ているんだ・・あれは 絶対。
「気」? なの?

 かなり疲れているのがばればれだったのだろう。帰りがけに「ゆっくりお休みくださいね。」と穏やかに言ってもらい、「また来ます。」とその場を後にした。

 

なんだかあわただしい一週間を何とか終えての久々の日曜日。

 昨日は 英語のミーティングをこなした後、夕方から急逝した大学時代の後輩のための「お別れライブ」に参加してきた。
 
 私が3年の時に1年だった後輩たちに会うのは 30年ぶり。
薄暗い小さなライブハウスにぎっしり並ぶ顔を、思い出せたり思い出せなかったり。

 「Chieさん 久しぶりですね。」と声をかけてくれた女性を前にして、
「なんだか懐かしいのに、ごめんなさい。わからないの。どなたですか?」と正直に言ってみた。

 「みんなにわからないって言われるから大丈夫ですよ。ノリです。」

「あ~!のりちゃん。あ~ほんとだ。のりちゃんだ。なんだか雰囲気違うね。かなりやせたよね。」

「あの頃は、ほっぺたぷんぷんでしたからね。」

こんな会話がはずんで、後輩たちのまさしく元気な演奏を楽しく聞き、とりに主人がギターを弾いているバンドで盛り上がり、温かいライブは終了した。

亡くなったM崎くんの思い出話に、途中ちょっとしんみりする場面もあったけれど、同期の仲間や先輩の、演奏に託した思いは、天までとどいているに違いない。
 
照りつけるお日様に押され気味の日々が、今日の雨で一区切りの休息。
こんなにも自分が雨を待ち焦がれていたとは。・・降り始めてみて初めて気がついた。

 しとしとと振る雨が、アスファルトの表面を色濃く変えていくのを見るだけで、からっからに乾いた自分自身も潤っていくようだった。

 野球のユニホームに身を包んだ数人の大学生が、突然の雨に傘もなく濡れながら走っていた。 車で追い越際に見た彼らの表情は、それでもなんだか楽しそうだった。 

 9月に入って普通の生活が始まり 一週間が過ぎた。
雑用をこなすペースが夏休み中にぐんと遅くなってしまったようで、やってもやっても家事が終わらず空回りしているような気がする。

 家事に振り回されて一日があっという間に経ち、それでもなお家の中が片付いてなかったりするときこそ、自分がこの上なく無能に思える瞬間だ。

 そろそろセイタカアワダチソウの季節。
スギ花粉より 私にはてごわい。
セイタカアワダチソウのあの黄色は、いつも私を怠惰にする。

 そんな怠惰な私なのだが、 9月に入ってから今日までの一週間に、中学時代の友人、高校時代の先輩、おのおのとランチをご一緒させてもらった。

 「友達も頑張って生きてるんだから、私も頑張ろう。」と、単純明快な励みをもらって、近い将来の再会を約束して手を振り合い別れた。

 これからは女友達を大事にしていきたい。
家事が全部終わってなくても、逢いに行っちゃおう!と思う。
先月末にまた一才年をとってしまった。

 その日が誕生日であることを、わざわざ人に言うことがはばかられ、ひっそり年をとるようになってからもうかなり久しい。

 年齢的には更年期真っ只中でありながら、今割と元気に過ごせていることが本当にありがたい。・・・思い追い返すと、5~6年前が心身ともにつらい時期のピークだったと思う。

 その時期は、「親の介護」と「子供の反抗期」により、「更年期のすぐれない自分」が板ばさみになっていて、明るい要素がひとつもなかったのだ。

 下降的に ホルモンバランスを大幅にくずして不調をきたすこの時期の女性が、上昇的にではあるけど なぜか同じくホルモンバランスを崩している思春期の子供たちのとてつもなく大きな「理由なき反抗」に出会う。なんとまあこう都合よく、というか 都合悪く、悪い時期が重なるもんだ。と驚いた。

 それに加えて 何かと頼みの綱であり続けてくれた親が、日々衰えに拍車をかけ、認知症の発症とともに子供帰りしていく姿に途方にくれたものだ。

 それを思うと、現在の多少の体のきつさは 充分耐えられる範囲のもの。

 八方塞で毎日をこなすことだけで精一杯だったあの頃。
ハルが我が家に来てくれたのは、そんな時だった。

 そのときから我が家の運気はガラリと変わった気がする。

 小さな幸せをたくさん抱きかかえ、ハルは我が家に降りて来てくれた。

 


 

 
 
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