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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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最近 朝散歩を少しさぼり気味で、3日に1回くらいの頻度になっている。

もちろん雨が降ったりとか天候のせいもあるけれど、モチベーション自体が
下がっているのだと思う。

それでも公園に着いてしまえば、煩雑な心の動きは遠のき、自然空間に招き抱かれて、
平らかで穏やかなニュートラルな時間を過ごせるのがいい。

ベンチに座ってぼーっとしてたら、黄緑色がぎっしり詰まった芝生すれすれに、
モンキ蝶のひらひらした動きが視界に入って来た。

その1mほど上には何匹かのとんぼがホバリングしていた。

そんな映画のワンシーンのような のどかで牧歌的な景色を楽しんでいたら、
左の上空から漆黒のカラスが羽ばたき、その情景に、斜めの直線を描いた。

チョウチョもとんぼもカラスも みんな 飛んでいる。
当たり前のように空中を浮遊したり横切ったりしている。

その世界で唯一飛べない私は、重い鎖を足首に感じ、自分がとても愚かな生き物のように
思えた。


光石研さんや小林薫さんが出ている「夏美のホタル」という映画を観て、やっぱり
彼ら好きだなあ・・いい役者さんだなあ・・って思っているのは、別に変ではないと思う。
妥当なんだと思う。

でも67歳になった私が20代30代のアイドルや役者さんを追うのは、自分としても
一体どういうことなのだろう?と思っているところがある。

でも最近わかってきたの。

ずっと この気持ちは何かに似ている、と思っていたのだけど、気持ちの正体がやっと
わかった。今は亡き愛犬ハルに対する愛情に似ているんだ。

ハルに対する愛情はもちろん恋愛ではない。
でも恋愛に匹敵するくらい・・いやそれ以上かもしれない・・
可愛くてしょうがなくて本当に心から愛おしい気持ちなのだ。

ハルは私の身近に居てくれたから、具体的な愛情をお世話することで届けたり、
大好き って言葉をしょっちゅう放ったり、わしゃわしゃしたり頬ずりしたり
していた。

そういう具体的なことは別にして、ハルに対する気持ちと彼らに対する気持ちの精神状態
がすごく似ているって発見できた。


同じドラマ&映画「美しい彼」を何度も観ている。
ドラマにハマる ではなくて「沼った」のは初めてのことで、こんなに同じドラマや映画
を何回も観たことが今までにない。



もう今では主人公 平良の家のインテリアやひとつひとつの小物にまで精通している。
平良のお母さんはパッチワークや洋裁が趣味で、古い型のミシンを使っていたのね。
そのミシンが平良と清居が同棲生活を始めたシーズン2では茶の間から消え、代わりに
新しいソファが置かれている。
ミシンはどこ行ったのだろう?と探していたら、どうやら清居の衣裳部屋に移動したらしい。

・・みたいに。
怖いでしょ? めっちゃオタクになってる。

私のことですから、もちろん役者さんの他の映画やドラマを観まくったのは言うまでもない。
なので現在無料体験のサブスクを4個もしてます。


これは「沼った」わけではないけど、一昨日クレヨンしんちゃんの映画を飛ばし飛ばし
観た。

なぜかと言うとね、夏前に激安サイトでクレヨンしんちゃんの靴下を買い、この夏中
それだけしか履いてこなかったからだ。
お世話になった意味も込めて、ちゃんと彼らを認識しなきゃと思ったのだ。

靴下は、かすかべ防衛隊の隊員 しんちゃん 風間君 マサオ君 ねねちゃん ボーちゃん
の5種類で、一足70円くらいのお買い得だったのにすごく丈夫で、2か月履きつづけても
まだ大丈夫。
 

靴下まで見ている人っているのね。
びっくりしたよ。
公園でムギちゃん(柴犬)ママに「あ、クレヨンしんちゃん!」
と足元を突然指さして言われた。

中国の激安サイトで買ったの・・と言う私に、
「お洒落だね」とムギちゃんママがなぜか言ってくれた。

クレヨンしんちゃん と お洒落 ってまったくかみ合わないような気がしたけど、
食い下がってもなんだからそこはスルーした。

私が観たのは「クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」というので、
恐竜の赤ちゃんのキャラクター ナナがめちゃんこ可愛い。
頭にピンクのお花が咲いているみたいな子なの。

可愛いでしょ?

あとね、関テレ動画も無料サブスクしてるので、久しぶりに草彅剛さんのドラマ
「僕の歩く道」を全部観た。
放映されていた時も観てたけどほとんど中身を忘れていた。

すごくいいドラマだった。

精神的にキューっとなって きつくなっている人にお勧めです。
つよぽん演じる自閉症のテルと周りの人間の関係性が、あらゆるテーマを網羅して
くれていて、観る側に深く考えさせてくれる。

つよぽん、
大杉連さんと素晴らしい作品をこの世に残せて 良かったね。

 

















 8月も後半というのにセミのエネルギーはちっとも衰えない。
あのふり絞るような鳴き声は、私の中にきらびやかなさざ波を生じさせ、
生きなくちゃ・・って 素直に思ってしまう。

蝉時雨の中にいると、あんなに賑やかなのに気持ちがしーんと落ち着く。
じっと耳を傾けていると 心が浄化される。
夏生まれの私は、あたりまえの様に夏が好きなのだ。

人間の合唱が、ひとりひとりの声がひとつにまとまったものであるように、
公園で私の耳に届くセミの鳴き声も、セミ一匹一匹の声のまとまりだ。

どうしても個体のセミが鳴いている姿を見てみたくなって、朝散歩の折に
木々の中を分け入り 鳴いているセミを探してみた。

耳を頼りに木を見上げると、幹の上部に一匹のセミを見つけた。
ちぎれんばかりにお尻を震わせ、そのセミは精いっぱい鳴いていた。
小さな生物個体が、大気を揺るがすエネルギーを見事に放出していた。

心底魅せられて、ぽかんと口を開けて眺めていたら、セミが斜めにピッと
オシッコを飛ばした。


もう2週間前のことになってしまうけど、しんちゃん きみちゃん夫婦に
お誘いを受けて彼らのお宅にお邪魔した。

私達夫婦の他にも 私の同期、Ken, Okayasu, Chikaも来た。
我々すべて、大学時代に同じ音楽サークルに在籍していた仲間同士だ。
あ、きみちゃんだけは、しんちゃんが結婚してからの付き合いだけど、
今ではありがたいことにとても仲良くさせてもらっている。

遊びに行く当日までに、時間だったり 何をお土産に持って行くかとか、
ラインのやり取りが何度か行われた。

Kenはね、みんなにしょっちゅう言われていることがあって、
「Kenのメールやラインの文章が長い! 要点がわからん。 改行しろよ、
すげー読みにくい・・」等々。

そのKenから私にラインが送られてきた。

内容をかいつまんで言うと
「日吉駅からきみちゃん家に行くバスの状況をChatGPTに聞いてみたら以下の答えが
返ってきたのだけど、この情報は信憑性があるかどうか確かめたいからChieからきみちゃん
に聞いてくれる?」

来たな。と思ったね。そして なんじゃこりゃ とも思った。

私は う~んと腕組をしてしばらく考えた末、
「あのさ、Kenごめん。きみちゃん忙しいと思うんだよ。だから煩わせたくないのね。
だから彼女には聞かないよ、ここで止めとく・・。ChatGPT・・合ってんじゃない?
それでたぶん平気だよ」と返事した。

さてさて当日、しんちゃんきみちゃん家にみんなが集まった。

私の隣にChika, Chikaの前にKenが座った。
Kenがまん前にいるにもかかわらず、お孫さんが生まれたばかりで忙しいChikaが、どれだけ
待ち合わせ場所や時間を決めるやり取りで、Kenのラインに苦しめられたか私に愚痴った。

全て丸聞こえな中、「Ken, ほらChikaがこう言ってるでしょ? 私だってさ・・」
とChatGPTのラインの件をみんなに話した。

そしたらKenが「うん、叱られた って思いました・・」と言った。
「え?叱られたって自覚あんの? そうなんだ・・確かに叱ったんだけどね」と私。

その後もKenは、Okayasuに「俺お前のことが好きだ」と言っては「俺はお前のこと嫌い」
と何度も言われていた。

Ken、もしかしたらこれ読んでるかもしれないよね。
一見 Kenの悪口書いてあるように見えるでしょ? いや悪口なのかもしれない。

でもね、よく読んでみて、私にしたら これ、私たちの関係性の「のろけ」なのよ。

世の中 忖度したり空気を読んだりするのが主流な中、これだけダイレクトに
言葉をぶつけ合う関係性ってあまりないんじゃないかと思う。
私はいいなってつくづく思ったのよ。

だからkenが変なこと言ったりしたら また私はちゃんと怒ります。

こうやって老後もみんなでやって行こ。
ライブに向けて、バンドの練習頑張ってね。

ここの所、ペットシッターの仕事がめちゃ忙しくて。
猫ちゃんのお世話が多いかな? あ、でも変わり種でフグちゃんのお世話もありました。

カタツムリの生餌をあげなくてはいけないのが最初辛かった。
でも私だって豚さんも鶏さんもいただいているのだから、そんなきれいごと 矛盾だよね。

まあ、お肉だけではなく、何かをいただくときには「ちゃんと自分の栄養にさせて
もらいます」と感謝をしながら食べることにしている。

すごい人見知りのラガマフィン(猫)のめろちゃんに、シャアー とか 猫パンチの
洗礼を受けたけど、途中近寄ってきて甘えたりするとてつもないツンデレ技に 心を持って
いかれました。

心を持って行かれる って 楽しい。








この時期には、玄関を出て外通路の向こう側 細長い排水溝にカナブンを頻繁に
見つけることがある。

大抵のカナブンはお腹を見せて足をバタつかせ、何とか寝返ろうと頑張っている。
しばらく観察したりしてみたけど、カナブンはそう簡単には寝返ることはできないようだ。

そういう時の私は 自分の人差し指の先っちょをちょんとカナブンの胸辺りにのっけてみる。
カナブンは反射的に何本かの足で私の指をぎゅっと掴む。

私は起立しながらゆっくり手首を回し、カナブンの虹色の背中を上に向け、人差し指を
空に突き刺す。

カナブンが青空に飛び立つ。

飛び立った方向をぼんやり見ながら、私は任務を果たしたような気持ちに満足して
再び歩き始める。

・・今年もう10回位カナブンを空に飛ばしたのよ・・という私に
じゃあカナブンが恩返しに来るかもね・・とダンナが言った。

恩返しか・・うれしいな。何してくれるんだろう?
いや、恩返しはいらないから 擬人化したカナブンが見てみたい。

 私の散歩の通路には色んなものが落ちている。
ある日はねじが落ちていた。

「あの人一本ねじが抜けてるみたいね・・」っていう表現があるでしょ?
アスファルトのねじを見て、機械から落ちたのではなく 人間のどこからかポロリ落ちた・・
ってその時感じちゃったのよね。

その人 一本ねじが取れて歩きがギクシャクしてなければいいけれど・・
必要な時の集中力にも欠けるかもね・・って。

でも実を言うと、ねじが一本取れたような人を私は好む傾向にあります。

密度がぎゅーっとしてるものが苦手で、隙間余白多めがいいです。
人の動作や考え、時間なども緩めで遊びがたくさんあるのがいいです。

あ、一昨日なんて「おむすび」歩道に落ちてた。
コンビニのおにぎりじゃなくてお母さんが握ったようなおむすびで、
海苔も全面おおわれてるのではなくて帯のようにくるんと巻かれているヤツ。

今朝同じところを通ったら、きっとカラスが食べたのね 米粒が散らばって
いるだけだった。

「美しい彼」・・今私がハマっているBLドラマ&映画です。

最近は少し進歩して割とハードな性描写も難なく見られるようになりました。
でもそれはキャラ設定がしっかりしていて、登場人物の背景や感情がちゃんと
描かれている場合のみです。

感情移入したり共感したりしながら、性を人間の習性のひとつとして見ることが
できるようになったのだと思います。

「美しい彼」はシーズン1,2に 劇場版 とありますが、主人公の平良(ひら)が
高校生から 大学生 社会人へと成長する中、恋人清居(きよい)との関係性の変化が
描かれている。

クラスのカーストの底辺と自覚する平良がカーストトップの人気者でこの上なく美しい清居に
対し恋に落ちるというありきたりな始まりだったのだけれど・・。

熱量の高い執拗な視線を自分に送る平良に対し、「お前 キモイ!ウザイ!」と言いな
がら とことんパシリに彼を使う清居。

ドラマ後半 その清居のモノローグによって、どのようにして俺様・王様気質の清居が、
一見まるっきり冴えない平良に心を奪われていくのかが理解できてすごく感動する。

途中から清居は弱ささへ見せる。
結ばれた後も、平良は清居を空に輝く星☆と神格化してあがめている一方、清居は
現実の愛情に貪欲である。

たぶん 現実の愛情に貪欲な方が弱いのだと思う。
ふたりの関係がくるっと入れ替わる瞬間があり、ぞくっとした。

シーズン2では大学生である平良と、モデルや舞台などの芸能活動を始めた清居の
同棲生活が描かれる。

劇場版ではカメラマンのアシスタントとして働きだす平良と、芸能界にもまれながら
より上を目指す清居が、これからの二人の未来を同じ目線で見ようと努力をする。

・・映像が美しくて 楽しくて 深く感じ入ることのできる ドラマ&映画でした。

実は「美しい彼」よりも進んでいるドラマ (性描写や残酷性においてです)、
「ハッピー・オブ・ジ・エンド」も観ました。

人間がちゃんと描かれているので大丈夫。

なんかハードなものばかり紹介してしまったので、誰でも楽しめるショービズ映画を
ひとつ。  「バーレスク」です。

歌も踊りもめちゃくちゃかっこいい!
ワクワクします。


そう言えば 私だいぶウツウツから抜けました。

映画やドラマにも助けられ、他にもいっぱい要素はあるけれど、
あるストーリーの言葉に触れて、あ って思ったら元気になりました。

人に届いたりつながったりすることは奇跡に思えるけれど、
でももしもそういうことがあるならば、ひそやかに大切にして行きたい

「美しい彼」の中で 平良が撮った写真、15夜の前日の月・・・

・・・・「14番目の月はとても綺麗ですね」




















自分の気質や体質がそっち方向なのか 過去の経験を引きずっているからなのか
はたまたその両方なのかわからないけれど、私は時々お約束事のように鬱っぽくなる。

もう慣れたもんであ~来たか・・と言う感じで焦らずに、ただ目の前にあることを
一つ一つ終わらせることだけに専念することにしている。

普段から欲望は低レベルだし気力も体力もうっすらとしかないのに、
この時期には全方向で底をつき、もはや「モチベーション」という言葉が輝かし過ぎて、
異次元の世界の物事にさえ思える。

それでも自分がやっぱり可愛いので、少しでも余裕が出てきたらそこから抜け出るために
何やかやしてみる。

何をするかというと、自分の好きそうなこと・・鬱状態では好き嫌いもはっきりしない
のだけれど、元気だった時に私はこんなことが好きだったのじゃなかろうか・・という
ものを自分に与えてみるのだ。

朝散歩をして自然公園に着いたら ベンチに座る。
360度木々に囲まれ 視覚と嗅覚で緑の洗礼を受ける。

セミの声や鳥のさえずりを聴きながら目をうっすら閉じる。
夏の風を素肌に感じる。
シャツと汗ばんだ肌の隙間をサラリ風が通り、心地良さに ため息ひとつ。

お風呂にライムミントのバスソルトを入れる。
冷房で冷えがちな身体の芯がじわりじわりと緩む。
あったかいのにミントでひんやりする感覚が不思議な気持ちよさで、ここでもため息ひとつ。

身体が喜ぶヨガストレッチを呼吸と共に味わい尽くす。
後半 血液を含め、体液が淀みなく流れ出す。
音が聞こえそうなくらいだ。

好きな飲み物で 自分を甘やかす。
黒光りしている炭焼きコーヒー豆を挽く。
丁寧に淹れた水出しコーヒーに牛乳をたっぷり入れて、最高品質の「コーヒー牛乳」
をゆっくり楽しむ。

サブカルチャー的なことでも自分を甘やかしてみる。

まずは手始めにポッドキャスト「ランジャタイの伝説のひとりぼっち集団 52話」を
聞いてみる。国ちゃんの噺家のような話術にすっぽりはまって、何度も声を出して笑う。

推しのHappy Birthday インライに参加してみる。
彼のゆったりふんわりムードがキューっとなっていた私の部分を緩めてくれる。

Youtubeも観てみる。
上下が反転するめがねをかけてゲームを競う「反転メガネ王決定戦」って?
3年前くらいのアーカイブだけど、なんかすごく楽しかった。

「ベイビーわるきゅーれ」の高石あかりちゃんが主演で、園村健介監督の映画
「ゴーストキラー」がアマプラに新着で降りてきた。
これはほんとに まっすぐ面白かった!
因みに ベイビーわるきゅーれの阪元裕吾監督が脚本を描いてます。

言葉が好きで、印象に残った言葉を反芻してみたりもする。

歌番組を観ていて、歌詞に「こんがらがっちゃう」というのが何度も出てきて、
しかもそれが漢字で書かれてあって とても新鮮。

漢字が難しくてここでは変換できないのが残念だけれど、仏教的な意味合いもある
らしく、それを ”こんがら”がっちゃう にあてているのが大変興味深いところだ。

一つの芸術を 人と同じ時に共有する というのも 私は好きで。

「踏み潰した 赤い実から ひらり、蛾が飛び立つ・・」
この情景を私は何度も心に描き 反芻した。


以上 こんなに甘やかしても いまだウツウツしている私ですが、ちょっとは
光が差しこんで来たのかもしれない。

気づいたんだけどね、ウツウツしているのが普通・・って思っちゃえば
何てことないはずなんだよね。

欲がない とか言っておきながら、結局まだまだ欲張り ってことなんだよね















公園のセミが鳴き始めました。
あぶらゼミでしょうか・・ジージージーと聞こえます。

その鳴き声はまばらで、まだまだ鳥のさえずりの方がボリュームが大きく印象的です。
夏が次第にその分厚さを増すにつれて、つんざくようなセミの鳴き声が、場を
支配するのもそう遠くはないでしょう。待ち遠しいようなそうでないような。

 前回自分の結婚生活のことを書いてから、柄になく自分の過去を振り返ったり
していた。

私の結婚生活は40年と長いので、その間様々なフェイズをクリアしてきたけれど、
今回はダンナが定年退職してから現在に至る2年弱の期間に焦点を当てようと思う。
別に理由はないけど、今 とか 進行形 の方がただただ私が好きだから。

まずダンナが家に居るようになって大きく変わったのは、家事の分担。
スーパーのお買い物、洗濯、昼ご飯 夜ご飯を作ってくれたりその後の片づけなどを
積極的にしてくれている。とにかく料理が楽しくて目覚めたみたいなのだ。

私はヨガの仕事やペットシッターの仕事で結構外に出るので、外で働く役割と
家事が、彼の退職前時期とくるりと入れ替わったと言っても言い過ぎでないと思う。

有り難いことだと思う。ほんとに心底思ってる。
だって世の中の旦那さんの中には定年退職しても家事は奥さんに任せきりで、でも
奥さんの行動にはいちいち制限を加えたり、暇だから奥さんが行く所にどこへでも
ついて行きたがる、言わば「濡れ落ち葉現象」が奥さんの頭痛の種になったりしてる
のだから。

すっごい有り難いことってわかってるよ。
でも時々言っちゃうのよね。嫌味みたいに。

「あのさー、料理って家事のヒエラルキーで言ったらトップだからね。私だって
料理嫌いじゃないもの。一番のきれい仕事を担っているってことは自覚してほしいのね。
排水溝の掃除も換気扇の掃除もトイレ掃除も、家事として認知されていないような小さな
仕事のあれこれも・・汚れ仕事は全部私がやってるから成り立っているってわかってね・・」

これで「そんなこと言うならもうやんない!」と切れられたら私たちの結婚生活は破綻です。
でも一応耳を貸してくれているようだから、言って満足した私は、「有り難いことなんだ」
って思いなおせる。

 だから何でも大目に見よう・・片目つぶって感謝しようと思っていながら、それでも
一番のストレスは「きれいにする」という仕事のお互いの「きれいさ」の度合いのくい違い。

私だってそんな極度の綺麗好きや潔癖症ではないけど、テーブルひとつ拭くのでもアルコール
除菌片手に斑点よごれや手垢がなくなるまでスプレーしながら布でこすって磨く。
手で撫でてざらつきがないのを確認してから やっと次の仕事に移る。

ダンナにこれをやらせると表面だけサーッとふいてまだまだ汚れが残っている拭き方を
するのだ。結果私が尻ぬぐいをする。

いろんな場面でこれが繰り返される。

「やり直しは大変だから、もうちょっと丁寧に仕事してね」と時々文句を言う私。

思うに人って大きく分けると細い溝や小さな隙間に詰まった汚れが気になる人とまったく
気にならない人、何かを畳むのでも角と角を合わせたい人とそうでない人の2種類に分けられるんじゃないかと。我が家は前者が私で後者がダンナ。

気づかないことを気づけ というのは結構酷なことなのかもしれないとも思う。

でも夜 食洗器をダンナが回してくれた翌朝、下洗いが不備で汚れがついたまま乾燥されて
ガビガビになっているのをため息をつきながら仕分けする私は、

「悪いけど、こういうのは注意するからね。んで、1回目2回目3回目くらいまでは
優しく言う。でもそれ以降はヒートアップして5回繰り返したら私めちゃくちゃ怒るから!」
と、言い放った。

結果はというと それでも5回同じことを繰り返してダンナは私にこっぴどく怒られた。

「あのさー、懲りずに繰り返すって、もしかして私に怒られたいの?
私に怒られるのが好きなの?」と私。

そしたらあろうことかダンナは「う~ん・・・わかんない・・」とモジモジしてる。

「や、そこははっきりと否定するところでしょうが・・ね!怒られたくないでしょ!」

「・・わかんない・・」

「??何だそれ!・・意味わかんないよ」とあきれる私。

ね。細かい違いって結婚生活には重要になってくるんです。

あとダンナはクーラーが苦手なタイプ。
でもそれは私が合わせてあげる。設定温度29度とか言ったらみんなにうそ!!って驚かれ
るけど。私が汗かけばいいだけだから。

身体の繊細さについては繊細な方に合わせてあげたいって思う。

結婚生活はこういった細かいことの繰り返しで成り立っている。
食い違いがあっても ちょっとした思いやりとユーモアがあればなんとかなるのかも
しれません。その家によって違うと思うけど。


 ね、アイドル って 「偶像」じゃない?
私の求め方は完ぺきな偶像を追い求めるというよりも、人間味がダダ洩れしているのが
好き。

アイドル優等生として輝かしいのもそれは素晴らしいですが、いい所も悪い所も
天然な所も見えてくるとやっぱりより親しみが持てる。

人って追っていくと、その人の人間性がすごくわかってきてほんと興味深いです。














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