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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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埼玉県に、この時期500万本のヒガンバナが咲く公園があるという。
その名も、「巾着田曼珠沙華公園」。
見渡す限り朱色の広がる世界に、この身を置いてはみたいけれど、
埼玉県まではまず行かないだろうなと思う。

一種類の花が広い敷地に群生している中にぽつんといると、人間で
ある自分がとても醜い形であるように思えてしまう。

その奇妙な感覚は、ラベンダー畑でもひまわり畑でも確かに感じたので、
たぶん曼珠沙華公園に行っても同じなのだろうなと思う。

日曜日に、散歩のために市民の森公園へと出かけたら、ヒガンバナが
ふたつみっつ、みっつ よっつと咲いていた。

ヒガンバナは、早春の梅 春の桜 夏のひまわりなどと並んで、私には
季節がらみのお楽しみのひとつなのだ。

スカイプの英語の先生に、「この3日連休は特別なイベントとかあったの?」
と聞かれ、「いつもと同じで変わりなくて・・。散歩してたら秋の花であるヒガンバナ
を見つけたくらいかな。」と告げるために、話しながら和英辞典を急いで引いたら、
ヒガンバナは「Red Spider Lily」という英語名であることを知った。

「紅い 蜘蛛の 百合。」

「ほら、名前が示している通り、花びらが蜘蛛の足みたいに細くて長いのよ・・」なんて
知ったかぶりっ子して先生に説明してしまった。

そんな私にフィリピン人の先生は優しくて、「僕はね、日本人のそういう季節の花や自然を
愛でる心の細やかさが好きなんだ。」なんて言ってくれた。

ひんやりした風が薄手のシャツを通して素肌に届く。
「肌寒い」ってそう言えばこんな感じだったね、とつぶやきながら、重心を移して、また
ひとつ季節を渡りきった。





























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