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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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戸外に出れば、何らかの花に出会えるこの季節。
先週末あたりから桜のつぼみも急激にゆるみだし、今朝はすでに圧倒的な薄ピンクの世界を
繰り広げてくれていた。

そんな桜に見下ろされつつ、我々人間は、年度末から年度始めへの切り替えに慌ただしいこと
この上ない。

テレビでは、長寿番組が終わり、新しいものが始まったりしている。
馴染みの顔から新しい顔へ。新鮮な風が吹くのを確かに感じながら、でもなんだか寂しい。

NHKの朝ドラも、昨日から新番組が始まった。
「希」ちゃんという、親よりもしっかりした考えを持つ女の子が主人公。
自己破産した父親に、とても筋の通った発破を掛けるのだ。

もしも私がこのドラマを、先週の金曜日より前に見ていたら、「出来すぎた子供。所詮おとぎ話」
と思ったに違いない。

先週の金曜日に、26年ぶりに小学校の親友が我が家に遊びに来てくれた。
娘が生まれた時、お祝いに来てくれたのが26年前。

彼女が埼玉県に引っ越したこと。彼女の職業がいつも予約いっぱいの歯科医であること。
それに加えて、私も途中子育てに介護にてんてこ舞いしていたことで、あっという間に26年
経ってしまっていた。

彼女のお子さんたちの話がとても興味深かった。
彼女は、「自分は、子供たちに教育されて今まで来た。」というのだ。
よく、子供を育てることで親も親として育っていく・・というけれど、それとは全く別の話なの。

彼女曰く、「特に一番上の子は、小さい時から私よりも人間として上であることが明らかで、
彼女の言動を見て私は育てられて来たのよ。」

例えばね・・と彼女は続けた。
「3~4才だった娘を乗せて車を運転していたら、道路に鳥が轢かれて死んでいたのね。
その時は黙っていた娘があとで、『帰り道はまた同じ道を通ってね・・』と言うのよ。
それで私に鳥の死骸の場所に車を停めさせると、自分のハンカチに死骸をくるんで家まで大事に抱えていてね。私としてはさ、気持ち悪いし怖いし嫌なんだけど、娘はそういうこと、自然にやるのよ。家に着くと土に埋めてあげてね。いつもそうなのよ。自分より困っている人。虐げられた動物なの。」

私は、自分の悪ガキたちしか育てたことがないので、もう心底驚いた。

その娘さんはアメリカで動物学を6年間勉強した後、アメリカに定住しようと思っていたらしい。
その時に震災が起きた。彼女は自分のキャリアの可能性を捨て、迷わず帰国したそうだ。
「東北にしょっちゅう行ってはがれきを片付け、人を励まし、彼女のできる限りのことをしていたと思うわ。」と遠い目をして友人は語ってくれた。

やっぱりそうなんだね。80年の人生経験があってもいつまでも自己中心的な人もいれば、3歳で
友人の娘さんのように神のような慈悲心を持っている人もいる。

年齢って面倒くさいな・・。もう取っ払おうかな。
































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