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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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ひどい風邪をひいて3日間も寝込んでしまった。
年末に寝込むなんてそんなこと、自分に赦したくないけれど、体温計の38℃という
表示を見てとうとう観念した。

今朝久しぶりに外に出た。ほとんど起き上がっていなかったせいか、自分の動きに
とても違和感を感じる。それは筋肉が落ちたから歩きづらいとかいうものでもなくて、
例えば、心と身体がつながっている接着面とか癒着面があるのだとしたら、その部分の
分量がとてもすり減ってしまったような感覚だ。「考え、思う私」と「動く私」が、
あわよくば別行動を取りそうなちょっと危うい感覚だ。

今無事に帰宅できたから安堵と反省を込めて言うけれど、そんな状態で車を運転してはダメだ
よね。それでなくても師走の道路は怖いのに。みんながみんな、師ではなかろうが、いつもよ
りたくさんの人が走っているのを車の中から見かけた。それも道路沿いにではなくて、赤信号
になった横断歩道をダッシュで駆け抜けたり、横断歩道のないところを傍若無人に渡ったり、
そんな人達を、今日は少なくとも5~6人目撃した。あ~、本当に師走は人が走るんだ・・
と痛感しながら私は細心の注意を払って運転に集中し、無事帰宅したというわけだ。

自分の目に映る世界がいつもより人工的に見える。私ロボットになってしまったのかな?って、
これは絶対寝込んでいた時間に9話たて続けに観た「Q10」の影響に決まっている。

先日触れた脚本家、木皿泉さんのドラマ「Q10」をHULUの見放題で見始めた。
一話目を偶然に観だしてはまり、と同時に、これ、絶対木皿さんに違いない、と確信して
エンドロールで確認。やっぱりね!と大興奮。それぐらい私は彼らの言葉にはまっているという
ことなのだろう。ドラマを全部観て、すぐにもう一回見直したいと思ったのは初めてで、
今また2回目観ています。

もう熱出しながらずっと映画やドラマ観てたのよ。苦しいけどある意味天国。
森山未來くんが日本に戻ってきたのを知って「俺たちの戦争」と「苦役列車」
小林薫さんの「深夜食堂」シーズン1、2
そしたらいろんなドラマや映画で同じ役者さんに何度も会えて、例えば「Q10」で可愛いキュート役をしていた前田敦子ちゃんが「苦役列車」で古本屋の店員さんだったし、「Q10」で、平太の
お父さん役をやっていた光石研さんにもいろいろ観ているうちに何度かお会いして、それがきっかけで私を「あぜ道のダンディー」に導いて貰えました。

たまには熱を出すのもいいかな?

役者さんを追うシリーズをハリウッドでやってみると、例えば先週劇場で観た「ゴーンガール」
に出演のベンアフレックは、「グッドウィルハンティング/旅立ち」の中でマット・デイモンの
親友役をやっていて、私にとってずっと心に残る役だったのだけれども、後にマット・デイモン
とベンアフレックは幼馴染で、このグッドウィルハンティングの脚本も共著していることを
知ってとても感慨深かったことを覚えている。
この「グッドウィルハンティング」の主役の精神科医をやっているのは、言わずもがなロビン
ウィリアムズで、本当に惜しいです・・ずっとずっと生きて、もっと映画を作って欲しかったです。

「ゴーンガール」の前にここでも触れた「6才のぼく・・」のイーサンホークも、ロビンウィリ
アムズとは「いまを生きる」で共演している。本当に残念です。

長くなったので、ゴーンガールのことはまた改めて書きます。
私にとっては、たぶん大人にとってとても「怖い恐い」映画だと思います。









ブログ更新をサボっているうちに寒さが一段と増して、自分の吐く息が白くなっていた。
ここまで寒くなると、朝の散歩に手袋 ニット帽は必需品。それに加えて、ダウンを着たり分厚いコートを着たら最後、過剰包装もいいとこで、一回り大きなあんこ入りの私がノシノシと歩みを
進めることになる。

その歩みも、例えば春先ののんびりしたものとはすっかり違っていて、つまり、体を寒さから守れ!! という本能の指令に従い、どんどん早足になっていくようなのだ。

一目散に散歩を終えようと思っていたはずなのに、足元の霜柱がきらめき出して、私を誘惑するとはおかしな偶然だ。霜柱を見つけると踏まずにはいられない私の性癖。他の大人の方々は、素通りできるものなのだろうか。

黄色いカバー付きのランドセルを背負った登校時の一年ぽっくり達が、私と同じように楽しげに
霜柱を踏んでいるのを遠目で見ながら、もしかしたら私は、発達途中で大人になるための必要な
ネジを一本どこかに落としてしまったのではないか・・と思った。

老人施設の屋外で飼われている亀たちが、水につかったまま凍っていた。
氷の表面のあちこちに、まあるい甲羅の一部分が張り出して、小さな岩のように見える。
この場所にも黄色いカバー付きの小学生3人が寄り道していた。

「亀、大丈夫?」と彼らの頭上から私が聞くと、「僕らが今氷を取ってあげてるから大丈夫だよ。」と、ゆるぎない眼差しで答えてくれた。

実際、私の中ではもうすでにカウントダウンが始まっている。
新年まですでに2週間を切っているのだから。
早い とか うそっ~ とか言ってる暇はない。
バレエの踊りおさめも今日だった。

いつもじゃない時間がすでにスタートを切っている。
そうだとしても、いつものように過ごそうかと思う。
いつもよりお掃除を少し頑張るくらいで。

「冬眠」て、私の中で憧れているベスト3のひとつなんだ。
動かない亀の甲羅を見ても、羨ましさを感じる私。
生来の怠け者なんだと思う。間違いない。







我が家の新しいインターホンは、訪問者の姿を映してくれる。
マンションの理事会で全とっかえが決まり、全室最新のものに差し替えられたのが数ヶ月前。
私は、まだ十分機能していた古いタイプにまったく問題を感じていなかったが、訪ねてきた人を
画面で即座に確認できるというのは、なかなか安心感があるものだ。

日曜日の午前中、そのインターホンが鳴り、スクリーンに駆け寄ると、大きな荷物を乗っけた荷台
の横に、お馴染みの制服を着た配送業者の男性が立っていた。

エントランスホールから6階まで移動してもらっている間に、今時分届きそうな物を思い出そうと
してみたが、その箱の大きさを鑑みると何も思い当たらない。

玄関先まで届いた箱の宛名書きラベルを見てやっと合点がいった。先日のライブの主催者が、
ちょっと送りたい物があるので・・と数日前にメールをくれていたのだ。

ワクワクしながら箱を開けると中からまばゆいまでに美しいシクラメンが現れた。
娘と私で一生懸命撮ったライブ写真のご褒美として送ってくれたようなのだ。

「ブルーシクラメン」・・新聞の片隅に以前紹介されていた新種のシクラメン。
どんな色だろう?と憧れていた。
本物を目にしてみると、ブルーというよりはバイオレットブルー。とても深い色。
クリスマスツリーの横で、この12月という季節をエレガントに演出してくれています。
ありがとう(__)!!

日曜は、数ヶ月前に注文していたお鍋も届いた。
「バーミキュラ」というお鍋は、納期が注文から2ヶ月後と少し間があったため、忙しさに紛れてすっかり忘れてしまっていた。忘れた頃に届く、というのもなかなか嬉しいものだ。
「2ヶ月前の自分から今の自分へのクリスマスプレゼント」という感覚でお鍋を受け取っていた。

物を整理してスッキリと・・言いながら、いまだに物に癒されている自分がいる。
「スッキリ」はあくまでも理想、現実はごちゃごちゃと生きていくんだろうな。

















ふるさと村で、青々とした葉っぱ付きの、抜きたて泥つき大根を手に入れた。
さてどう料理しようかと考えるふりをしてはみるが、実は最初から「ふろふき大根」に決まって
いたようなものだ。

サクサクと包丁を入れて6~7センチの輪切りにし、皮をむいたら片面に十字をいれる。
ひたひたのコメのとぎ汁で20~30分程茹でると、生の大根の角張りと硬さが取れてつるんと
した柔和な表情が現れる。丸みを帯び、白さと透明感がいっそう増したこの段階でのだいこんは、
本当に美しくて捨てがたい・・そう思いつつも、薄めの昆布出汁に移し替えてもう一度煮ること
15分。

ちょっと大きめ深めのお皿に出来たてのだいこんをひとつふたつのっけて、丁寧にお汁をはる。
別鍋で作った肉味噌をのっけて出来上がり。

湯気の出ているだいこんを、お皿ごと目の前に持ってきてお箸を挿してみる。
お箸が、何の抵抗もなくだいこんにスーっと吸い込まれていく。
肉味噌を配分しながらハフハフ言って食べる冬のふろふき大根。
幸せの象徴。

幸せはまだ続く。
大根を食べたあとに、多めに張ったお出汁を肉味噌スープとしていただくのが私流。
お行儀悪いけど、これがまたおいしいんだな。

寒さも押し寄せる師走の一日、ふろふき大根食べたあと、しばらく空の器を手に持って、
幸せの余韻に浸っていた。
ふろふきだいこんの余韻は、ひとつは温かさで、その温かさが徐々に体の内側から外側へと
広がって行くのを感じていたら、冷たかった手足の指までほかほかしていた。

そうだ思い出した。大根のことを書こうと思っていたわけじゃないんだ。
ちょうど先週の今日観た映画「6才のボクが、大人になるまで」のことを書こうと思って
いたんだ。

一週間経つと、細かいことは忘れてしまっているけれど、今でももう一回観たい。と
思わせてくれる映画です。

とりわけ、フィクションでありながら、物語の中での12年間と、現実世界で経過した12年
の年月がシンクロしていることで(一年に一回同じキャストで12年間にわたって撮られた映画
なので)私はメイソン一家をより身近に感じることができたのだと思う。

それはまるで、自分の子供たちの幼少時代から成人するまでのビデオを続けて観ているような
感覚だ。

小学生になりたての子供達と大人になった彼等に共通点を見つけるのは難しい。
無理して見れば、小さい頃の面影はなくもない。でもやっぱり断然違う。
母親の私は、あの小さな彼らが、いつどこで今の彼らとすり替わって、こんなに大きい大人
になってしまったのかわからなくて、途方にくれているところがある。

6才のメイソンと18才のメイソンもまるで別人のようだ。
でも途中の一年ごとの成長のつなぎ目はとても穏やかで、途切れることのない時間が流れている
ように見えるから不思議だ。

それを言ったらおしまいかもしれないが、人生はあっという間に過ぎ去っていく。
私がこの映画を観て一番痛感したのはそのことだ。10年分も20年分も30年分も、アルバム
やビデオや映画にしたらあっという間だ。
そして人生のそれぞれの局面で、その時の中で一番必死な自分が もがきながら生きる意味を
見つけようとしてきた。

そういう様々な局面での「もがき」の集大成が人生のようにも思える。
そうだとしたら、今もなお もがき苦闘する自分にも少しは優しくなれそうだ。

でもね、もう私は 何かの意味 なんてあんまり考えなくなっちゃたけどね。













先々週の日曜日に最終回を迎えたBSドラマ、「昨夜のカレー、明日のパン」の放送がもうない
ことに、寂しさを感じていた。

木皿泉さん脚本のこのドラマは、最近ドラマを観ていて感じることの少なくなった甘酸っぱさ
くすぐったさ ほろ苦さをてんこ盛り私に届けてくれていた。

木皿泉さんが描くドラマ世界には、寡黙に刻まれる時の存在がある。
そこでは過去のシーンが何度でも蘇る。失ってしまった大切な人が過去にだけは存在する。
その過去から現在への時間の流れに、観ている自分も自然と寄り添ってしまっていた。
ちょうど重たい現実の中に生きる主人公と彼女を取り巻く人達が、そのゆっくりとした時の流れ
に身を任せながら、癒されたり立ち直ったり一歩踏み出したりするように。

「昨夜のカレー、明日のパン」では、息子を失った男とその亡くなった息子の嫁との不思議な
同居生活で始まる。嫁の徹子さんは、義父をそのまま「ギフ」と呼ぶ。この二人のやり取りが
妙に滑稽で楽しいのだ。それでも根底には、共通の大切な人を失った同士 という哀しくも
甘やかな絆が常に存在する。

笑顔が作れなくなってCAを辞め、ひきこもり状態になってしまった娘とその家族。
顔面神経麻痺発症後、病院に居られなくなった産婦人科医師。
時々孤独に耐え切れなくなり、何もかも投げ出したくなってしまうギフの義理の妹の歯科医師。
みんなそれぞれ重たい現実の中、それでも懸命に生きている。

そして木皿泉さんの言葉は、すべての登場人物の人達を、そして結果的には私たちを、全面的
に肯定してくれる。
「ここにいてよし。」「誰よりも幸せになってよし。」そう言って肯定してくれるのだ。


今日実は久しぶりに映画館に行って「6才のボクが、大人になるまで。」を観て来た。

「時の流れ」ということにかけては、この映画の監督、リチャード・リンクレーターは、絶対
に手を抜かない。なぜなら、この「6才のボク」が大学に入り巣立つまでの12年間を、同じ主要
キャストを実際12年にわたって毎年集合させては映画を撮り貯め、完成させたのがこの映画だか
らだ。

この監督の「ビフォア・シリーズ」と呼ばれる3部作でも、1部と2部の間に9年、2部と3部にも
数年間の開きが物語の中にあり、それは実際の時間ともちゃんとマッチしている。
つまり登場人物がちゃんと物語の年数分年を取っているということだ。

嬉しいのは、このビフォア・シリーズに出ずっばりのイーサン・ホークが、この「6才のボク」
でも父親役で好演している。イサン・ホーク、好きな俳優さんの一人なので、またこの映画に
ついて、続きをゆっくり書きたいです。

ところで、もうひとつはまっているドラマがあってね。これだけ言っておきたい。
それは「きょうは会社休みます。」
30歳の花笑(綾瀬はるかちゃん)に生まれて初めて出来た彼が9歳年下のイケメン。
ごく単純で、でも魅力的な設定。
会社を私用で休んだことない彼女が、彼と恋をして初めて会社に電話する。
きょうは会社休みます。って。

年下の男性との恋愛とか壁ドンとか、さすがにもう自分の身に起きて欲しいと思ってるわけじゃ
ない。でも観ててニコニコしたりドキドキしたりしている。年を取ったって閉経したってそれは
関係ないみたい。恋愛というのはいつの時でもキラキラしているイメージであり続けるのね。
リアル現実・・を散々経験してきた私なのに、今だにそう思えるってホント凄いことだワ。

あ、最初に戻るけど「昨夜のカレー、明日のパン」で、お嫁さんの徹子さん役をしていた
仲里衣紗ちゃんが「きょう会社休みます。」では、主人公の花笑さんの後輩で今時の女の子
の瞳ちゃんを演じている。
どちらかというと男前で洒落っ気なしの 徹子さん と、ふんわりカールにフレアースカートで
女を全面に押し出している 瞳ちゃん に共通点はまったく見当たらない。
里衣紗ちゃんのこの2役のギャップを一週間の内に味合うのも楽しみだったのに。

あ~、だらだらと長くなりました。ではまた。







 



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