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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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涼しいを通り越して、時折肌寒さを感じる今どきの季節。
暑いってどんなんだったっけ?・・と思いだそうとしながら、まあいいや・・とこの季節の
「今」に身をゆだねる。

 この季節、街中を通り過ぎる人達が、くすんだ色をまとい始める。
向こうからグレーとカーキ色のグラデーションで、お洒落にコーディネイトしている人が歩いて
きた。「さし色が欲しいけどな」と、すれ違った瞬間私はつぶやいた。

 「さし色」って言葉が昔から好きで、でも普段忘れているのに、秋という季節がやってくると、
私の小さな世界のみで表面化してくる。

 くすんだ緑と枯葉で覆われている畑に、唐辛子が一列なっていた。

鷹の爪の赤色。
とがっているのに丸みを帯びているあの不思議な形。
すべすべで微妙にピカピカしているあの質感。
で、色が赤。
なんて素晴らしいものを神様は作ったんだ。おまけに口にすれば刺激的と来ちゃう。

その唐辛子が、くすんだ畑に赤、赤、赤と、心もすくわれるようなさし色となっていた。


先週の土曜日に、コーラスでお手伝いしているバンドのライブがあった。

「還暦に足を踏み込む寸前の我が世代。
あの頃は想像だにしなかった。する必要もなかった。
ただひたすら若かった僕らは刹那的で、遠い未来に背を向けていた。

・・今もこうやってまたみんなで集まってバンドができてることが、
とても嬉しいです。emojiemoji

と、メールに書いて送りました。

一昨日は娘の衣装合わせがあった。
私も留袖を試着させてもらってみたり。
今その娘から電話があり、旦那さんのお誕生日ケーキを焼きに家にくるそうです。

秋の花粉が苦手、なんて言ってられない今日この頃。













 

久しぶりに息子が帰って来た。
これまでは我が家から車で15分くらいの所に住んでいたのだが、来月半ばくらいに
都会に引っ越すと言う。

実家が近いと甘えが出るし・・とか言ってたなあ。
そんなこと考えてるとはちょっと驚いた。

私にしてみればすでに息子はあっさりきっぱり親離れをしたと思っていたから。
だからたまに帰って来ても、息子は息子でありながら、もはや私の知っている息子ではないよう
な気がしていた。

それは数年前のことだった。ぶらっと帰って来た息子が何かの話のついでに言ったのだ。
「昨日知り合いのツテで、烏骨鶏バラさせてもらった」と。

「えっ?バラすってどういうこと?もしかして・・・」と私は次の言葉を言いあぐねていた。

「決まってんじゃん。生きてる鶏の首をチョンと切って、肉を無駄なく部位ごとに分けたんだよ」

「嘘っ!!あんた小っちゃい時からそういうの一番苦手だったじゃん。虫も殺せないって
いうか、気が小さいっていうか・・そんなこと、できちゃうの?」

私が信じられない というような表情で唖然としてると、
「料理人なんだもん必要でしょ? そういうことも」

私はその時に痛感したんだ。あ~息子は完全に巣立って遠くへ行ってしまったって。
なんかちょっぴり寂しいような誇らしいような、ないまぜな気持ちがその時の私を支配したの
を覚えてる。

 水曜日はレディースデイ。映画が1100円で見られる日。
封切りされたばかりの「怒り」を観てきた。

原作がある場合、映画を観る前後どちらかに、原作の小説や漫画を読むのが楽しみになっている。
何を楽しむかと言えば、例えば別種の表現手段としての小説と映像、それらが同一題材を扱った
時に生じるズレ、違い、もしくは奇跡的な重なりなどを感じることを楽しむのだ。

小説は、読者に、文章で映像を喚起することができる。
映像は、観る側に、セリフにならない登場人物たちの心情への共感を促す。

人は生まれながらにして善良ではないかもしれないが、小説を読んだり映画を観たりすることで、想像力や共感能力が発達することも大いにあるんじゃないかと思う。

そこに期待して、ゆる~いペースではあるだろうけれど、小説読んだり映画観たりして過ごす
時間を、大切にしたいと思っている。







先週、『憎しみ』という課題でシナリオを書かねばならなかった。

最近、とみに ”ぽわ~ん” と生きている私にとってそれは、心の井戸を深く
掘り下げ、暗闇を探る過程を必要とした。

この人大嫌い・・と当時思っていたとしても、時間がその思いを風化させてしまう。
敢えてその時代の私に戻り、その時の感覚を研ぎ澄ませようとしてみたのだが・・

どうもズレがある。
そうなんだ。今現在私が何かに強い憎しみを感じるとしたら、誰かによって直接的に私をおと
しめるような言動をされるというよりも、私の親しい人が、例えば、「不特定多数のモンスター」
のようなネット社会にやっつけられるのを目の当たりにした時なんじゃないかと思う。

今の私の敵は、けっして個人ではなく、今の時代を象徴する、「無責任な不特定多数のモン
スター」なのだ。ネットに限らず、私は団体というものが嫌いなのかもしれない。

その「数」に押されて個人が影をひそめる。ひそめながらも内緒話を楽しみ、でもその多大な
数の中で個人的な責任をあいまいにできる。そういういびつな形の団体が嫌いだ。

そうは言っても、4000字シナリオで書くには、そこをテーマにすると大きすぎる。
・・なのでやはり単純に憎むべき人物を作り上げることにした。

私の嫌いな人・・

自分の尺度が一番と思い、それを人にも押し付ける人。
自分の機嫌の悪さや事がうまく運ばない原因を、自分の中にではなく周りに見つけようとする人。
損得勘定で行動する人。
怒りやその他の感情のコントロールのできない人。
優越感を常食として生き延びている人。
弱肉強食に何の疑問も感じない人。
他人のために一歩立ち止まることのできない人。
理屈ばっかりで行動しない人。
自分の弱さや欠点と対峙しない人。
自分を誤魔化しているのにまったく気づかない人。
ゴミの捨て方がいい加減な人。
カテゴリー分別が好きで、その上に差別化が好きな人。
権力にひれ伏す人。
駆け引きはお洒落と思っている人。

ひえーっ! いくらでも書ける。恐ろしい。

私自身も、自分を嫌いにならないために、もがきながら抜け出そうとしてきたものもいくつか
ある。

シナリオでは、上記のような私の嫌いな要素を人間型にみっしり詰め込んで、ひとりの男性
上司を作り上げた。
みんなから信頼されている社員のみどりさんが、大学生バイトの「ほっちゃん」をかばったことで、この上司から嫌がらせを受ける。社内に送られた送り手不明の一斉メールは、みどりの
過去を口汚くののしる内容が記されていた。

ここで憎しみをたぎらせるのは、「みどり」ではなく、あえて「ほっちゃん」にした。
ほっちゃんが憎しみをたぎらせてシナリオは終わる。

これじゃあ私の気持ちも収まらないので、続きでほっちゃんリベンジ編を書くことにした。
女子大生のほっちゃんがしたたかになって行く様子、リベンジのむなしさなどを次回
書きたいなと思ってます。



私の好むことのひとつに、窓に打ち付ける雨風の音を聞きながら文章を書く・・
というのがあるのだが、その理由はいまだ不鮮明。

空飛ぶ鳥や、地面を這いずる昆虫や、ホームレスの方々への配慮に欠けることを
承知で言わせてもらえば、外の嵐から遮断され、安全に家に閉じ込められることで、日常の
騒音やルーティンから幾分解放されるからなのかもしれない。

雨音が激しくなればなるほど、静寂の濃度は増す。
「しん」という音が、私の身体のどこかで鳴る。
蜂蜜のような静けさが、私の呼気に混ざる余剰物を絡め取っていく。

そして私は文章を書きだすのだ。

地球最大級のお祭り、スポーツイベントであるオリンピック第一部が、第二部のパラリンピックを
残して終わろうとしている。

真剣勝負は、観る側にも真剣を与えてくれる。
私も、様々な場面でギュッとこぶしを握り、息をひそめてはその勝敗の行方を追っていた。
日本人がメダルを取るとやっぱり嬉しいもんだ。奇声を上げてその喜びを表したりしていた。

でもね、ずっと=勝ち負け勝ち負け=を見続けていると、その勝ち負けの部分に対して
食傷気味になってきた。

次第に、メダルの色もメダルのあるなしもどうでもよくなってきて、
「勝つ」「負ける」とはまったく違った視点でオリンピックを観始めた。

昨日の男子マラソンで、足の故障を抱えながらも北島選手が走り切り、94位でゴールインした。
直後、びっこをひき、よろよろしながらのインタビューとなった。

でも私は彼の表情と言葉に感動し、泣いた。
彼の表情は誇りに満ちていた。「本当にふがいない結果ですが・・」と言いながら、どこか
晴れやかな顔をしていた。申し訳なさそうな表情も時折見せながらも、マラソンに対する真摯
な姿勢、自分を全うしたという強い思いが私に伝わってきたのだ。


 勝つ負けるをたくさん観ると、あまのじゃくな私は、なぜ勝つのが良くて負けるのが悪い
んだろう・・と思い始める。

動物の一種である人間にとって、「勝ち取る」ための闘争本能は、その名の通り本能に組み
込まれているわけで、それゆえ人間世界においても、多くの弱肉強食的な場面を、おのずと
目撃してしまうことになる。

でも神が人間に課した試練は多分そこなのだと思う。

欲望、自己防御、自己実現、自己愛、弱肉強食、勝利
神が与えた試練は、上のすべてをかなえたり手に入れたとしても、それだけで人間は幸せに
なれないということだ。

神戸さんという方の、フェイスブックに投稿された文章が、新聞に掲載されていた。
神戸さんは何度も同じ夢を見てきたと言う。

お父さん、起きて・・と、ご長男に起こされる夢を。
ほら障害なんてなかったじゃないか、取り越し苦労だったんだよ・・と奥さんに笑って言う。
そして目覚めると言葉の喋れないご長男がいつものように騒いでいる。

神戸さんは続けます。
「幼い次男は、『お前の兄ちゃんは馬鹿だ』と言われ泣くんだろう。
でも弟よ、お前は人に苛められるかもしれないが、人をいじめる人にはならないだろう。
・・・・誰もが健常で生きることはできない。・・私は運よく生きてきただけだったのだ。
誰かが背負ってくれていたのだね。・・・人生の最後は誰も動けなくなる。
誰もが次第に障害を負いながら生きていくのだ。」

「息子よ。そのままでいい。それでうちの子。それがうちの子。」

神戸さんの言う「誰かが背負う」は、私にとって重い言葉です。
自分が呑気に楽しげに暮らしている時、誰かが背負ってくれている。この瞬間にも負の時間と
戦っている人たちの犠牲の上に、私のまぐれ的な平安が存在する。
私はいつもその人たちでありえたし、その人たちは私でありうる。

人間はただ真面目に生きているだけでも十分な罪を犯しているのだ。

だから、だからね、少なくとも意図的にしてはいけないことがあると思うの。

それは人の不幸や憎しみ、悲しみの上に、自分の欲望や幸福、安定を追求しないことだ。
それをすると、負のエネルギーが、時間という武器を手に、じりじりとあなたをむしばむ。

勝者・・ってなんかダサイって、この頃思う私です。











目覚めたら午前4時だった。

どうしようかな・・っと一瞬迷ったけれど、その迷いを振り払うように、腹筋縮めて
ベッドから勢いよく起き上がった。

リビングに行ってテレビをつける。女子70キロ級と男子90キロ級の準々決勝と準決勝に
間に合った。別のチャンネルでは体操男子個人総合もやっていた。
リモコンを握ったまま、いいところを見逃さないように何度も画面を変えてはその都度興奮し、
声援を送っていた。

それにしても自然に4時に目覚めてくれて本当に良かったと思う。
金メダルの瞬間を3回もライブで観ることができるなんて、まったくの予想外だった。

ちょっと無理しても、早朝から起き出してしまったのは、また今日から数日間お休みモードに突入
したからだ。個人的に早めに取ってしまった夏休みはもうすでに終わっている。
でも今度は自分の周りがお盆休みに入ったようだ。ジムもお休みバレエもお休み。
病院もこの時期お休みを取る所が多いようだ。

8月初めに取った夏休みには、福島に行って来た。
もちろんハルも一緒。
ブラタモリでタモリさんが訪ねていた鶴ヶ城や飯盛山、裏磐梯にも足を運んだ。

ハルは旅行慣れしていて、渋滞の車の中でも平常心で、私の膝の上でおとなしくしている。
片道7時間位かかったかな。今回も11歳という高齢にもかかわらず、ハルはよく歩いてくれ
ました。

旅行の時にいつも持って行く本一冊のかわりに、今回は新たに購入したカメラの分厚い取説
を持って行った。何しろこれまで読む暇がなかったのだ。温泉から出て取説を読み、ご飯を食べ
てまた続きを読む。夜中に起きて温泉につかり、小さな灯りでまた読み進める。

翌日はカメラを実際にいじりながら、またページをめくる。2泊の間に何とか全部読み切った。
学ぶことが目の前にあるって、面倒だけどやっぱりわくわくするもんだ。

こう暑いと、ハルの散歩の時間が制限される。早朝か夕方のどっちかしか無理だ。
何しろハルは足が短いので、アスファルトが顔のすぐそこだ。

それにしても今朝の散歩は変な感じだったな。この地球上にハルと二人で取り残されたような
不安な気持ちになった。ただ風がなかったというだけで。

風がないと、いつもの景色も違って見える。
暑さに吹き出る汗も肌に張り付いたままで、そのせいか通常の皮膚呼吸が行われていないような
息苦しさも感じてしまう。空気が停滞して重くのしかかってくる。

「一陣の風」・・なんて素敵な言葉だろう。風は大切。無風状態の中で、木々の葉っぱも
そよそよと歌うこともできず、げんなりしていた。

アイスクリームにめちゃくちゃ弱い私。食べ物にいろいろ気を配っていてもアイスクリームは
制限できない。コンビニ行ってもドラッグストアーへ行ってもスーパー行っても必ず冷凍庫
チェックを欠かさない。

現在のお気に入りは・・・多分たくさんの方がPARMファンであられると思うが・・その
PARMの中の、ちょっとプレミアム的な装いの箱に入った「ザ、オランジェット」。

・・なめらかでコクのあるバニラアイスクリームを、オレンジピール入りのオレンジ
ソースでコーティングし、さらに口どけのよいセミスイートチョコで包みました。
甘味と酸味が絶妙に絡み合う甘美な味わいです・・と箱に書いてあります。

100点です!
私的に『チョコレートとオレンジ』の組み合わせは、常にハイランクに君臨する。

もうそれこそ四半世紀前のオレンジページに、「チョコレートケーキ特集」という回があった。

チョコスポンジの上に、オレンジキュラソーに浸したオレンジの輪切りを敷き詰めて、ガナッシュ
クリームでコーティングするというケーキが載っていた。
包丁でケーキを切った時の断面を想像してみて。

「チョコとオレンジ」の組み合わせは、当時の私にとって目からウロコだった。
オレンジ色とチョコ色のコントラストのあでやかさたるや、まぶしくて目を細める程だ。

ほろ苦さと酸味。それを包み込むうっとりする甘さ。
まさに甘美な味わい。

私はそこから「コンビ」というものの奥深さを学ぶことになる。
単独では出せない味、趣。

全く対照的な二つのもののコンビネーションに憧れながら、似たもの同士のコンビも
同時に好きだったりする。

アイスで言えば、アイススムージーバー マンゴーオレンジも私のお気に入りの一つだ。

似たような色合いで、混ぜたらどっちがどっちかわからなくなってしまうけど、一口かんで
広がるのはマンゴーでありオレンジだ。どちらもお互いを消そうとしない。共存して
お互いを認め合って素晴らしいハーモニーを奏でてくれる。

アイスのこと書いていたけれど、人と人もそういうことってきっとあるんだろうなって思う。
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