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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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犬が嫌いな人もいる。
犬の散歩をしていると、向こうから歩いてきた人が ぱたっ と止まってしまうことがある。
その不自然な立ち止まり方に加えて彼らの凍りつくような表情が、犬が苦手であることを
十分に表している。

そのような時、特に細い歩道でのすれ違いに至っては、思い切りリードを短くしてハルの動き
に私は制限を加える。それでもまだ相手が不安気な時は、しゃがんでハルをかこったり、抱き
上げくるりと相手から背を向けることで対処する。
 
 犬が好きな人もいる。
彼らは、すでに結構離れた距離から和らかな笑みを満面にたたえてる。
すれ違う時も、彼らは決して私を見ない。前へ前へと進む足とは逆に、顔の向きがハルを追って
後方に残されてゆく。

 昨日老人福祉施設の前あたりで、ハルと私の前を登校途中の小学生5~6人グループが、
賑やかにおしゃべりしながら歩いていた。
ランドセルに黄色いカバーをしている所を見ると、みんな一年生なのだろう。
ひとりの男の子がのけぞり、げらげら笑いながら喋ると、もう一人がその声に重ねて大声で喋る。すると今度はおさげ髪の女の子が話をさえぎり、きんきんと響くような声で笑い、言葉になら
ない奇声を発する。

その賑やかさから一歩離れて一人の女の子が歩いていた。
騒ぎの和に入れないのか、それとも入りたくないのか、頭を下に落として前かがみで歩いていた。
身体のこわばりで少し緊張しているのがわかる。友達の大声に反応してその都度顔の向きを変え
ることで控えめにグループに参加していた。

途中ふと振り向き、私とハルの存在に気付いた彼女は、少しずつ歩行速度を遅らせ、グループから離れだした。ハルの方をちらちらとみながら、やおら視線をぐっと上に上げ、私の顔を覗きこみ、目が合うやいなや、「こんにちは」と小さな声で言ってくれた。

「おはよう。犬が好きなの?」と私が言うと、照れくさそうにこっくりうなづいた。
校門に入ってからも時々こちらを振り返り笑顔を見せてくれていた。

犬を連れていると、小さなお友達ができる確率が断然上がる。

たまに会うもう一人の女の子は、ハルをみると、「犬~いぬ~!」と言って触りに来る。
「ずいぶん犬に慣れてるのね。お家で飼ってるの?」と私が言うと、
「ブラジルの家には2匹いるの・・」と言った。

ほお・・と思い、彼女のお顔をもう一度見る私。
子供ながらにホリの深い可愛らしいお顔がそこにはあった。
まつ毛が長く、びっちり所せましと瞼際に並んでいる。
またそのカールが美しい。
彼女が話をしてくれる。近々引っ越して転校するらしい。

新しい小さなお友達ができた昨日の朝、自宅に帰ろうとしていたら、道路の向こう側から
「犬~、いぬ~」となじみのある可愛い声が聞こえた。

私は一瞬、道路を渡って彼女の所まで行こうかどうしようか迷った。
でも登校中だよね・・と思いとどまり、代わりに彼女に手を振り、「まだお引越ししないの?」
と大きな声を出した。彼女は、向こう側でこっくりとうなづいた。
「じゃ、また会えるから、ね。」と言ってバイバイした。

小さなお友達に会えた日は、心がほんわりする。
ハルもなんだか嬉しそう。


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