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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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「誤解も迷惑も、何もないです。
ただ、時々あなたの言っていることが、何の事だかさっぱり理解
できなかった というだけです。

すべての懸念は、たぶんあなたの頭の中で創られたものです。
世の中の人は、自分のことで精一杯で、他人にそれほど興味を持つ
余裕がないから大丈夫。  リラックスして生きてね。」

ずっと薬は手離せないんだ・・・という、精神不安を抱える彼が、
30年ぶりに突然電話してきたのは、去年のこと。

上京は無理でも、せめてメールのやりとりをしたい・・という彼のリクエスト
に応えて、お互いの 不器用なメール交換が始まって約一年が経った。

どうかすると、現実離れした不安や心配に悩まされやすい彼に対し、
腫れ物にさわるような態度だけはとりたくないと思い、本当に感じた
ことだけを、自分なりにスクリーニングしてテキストを送っていた。

そうこうするうちに、次第に彼の心配は、「ちえに多大な迷惑をかけて
いるはずだ。ちえのだんなさんも、ものすごく怒っているに違いない。」
ということに集中しだし、「周りの目もあるから、これからは一切連絡を
断つよ。」と言ってきた。

「あなたがよくよく考え決断したことでしょうから、了解だよ。」
と返事をしたので、もうこれでメールは来ないのかな、
と思っていたら、

「この前言ったことは全部嘘だ。って言ったらちえはどうする?
でも迷惑かけているのは悪いと思っている。」というすごい返事が返って
きた。

で、文頭の私のメールを送ることになったのだ。

このことを知っている大学時代の友人たちは、「ちえは、優しい。」と、
ほめてくれる。

でも違うんだな。 
他人事って気がしないの。だって、私だって現実と幻想を混ぜ合わせ
たくなる時が確実にあるのよ。 今は自覚があるけれど、そんなに自分と
彼が大差あるとは思えないの。 

どんなに偉ぶったって、ほんの紙一重。

それに、一時期 青春時代(わっ!死語!)をともに過ごしたことが
あるんだし。

先日、「イン・アメリカ 三つの小さな願い事」という、素敵な映画を
観ていたら、ストーリーの中心に出てくる家族の娘さんが、学校の
舞台で歌を披露する場面があった。

その歌が「デスパラート」だった。

ボーカリストだった彼が、大学時代に、想いをこめてよく歌っていた
曲だった。

で・・・、彼は、何事もなかったように、昨日から写メ付きのメールを2通も
送ってくれている。

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