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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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昨日、「なんちゃって書斎」のことに触れたことで、
最後の文が、「何気なく手に取った本を読み始めてしまうような、
そんな時間が持てたらいいな。」と書いたら、思いのほかその
機会が早く訪れた。

あわただしく家事をしていた午前中、本棚に置いてあった容器を、
そうだ、キッチンで使おう。と思い立ち、取りに行く。

本が静かに並んでいる部屋の空気を吸ったら、あわただしさが
するっと抜け落ち 違う時間が流れた。
ゆっくり見渡すと、一番上の段の、清志郎と目が合う。

もうすぐ命日の5月2日がくるなあ。と思い、雑誌を取って
読み出す。

きよしろーが、「なんてヒヨい髪型をしてるんだ。」とマネージャーの
頭を指して非難していた。
さすがきよしろー。 ヒヨい なんて スゴい。

ひとしきり記事を読んで、ふむふむ、と雑誌を戻すと、今度は
「鬼太郎ひみつ大百科」に手を伸ばし、ページをめくってみる。

ひみつ・・というだけに 貴重な情報が満載だ。

いつも髪の毛で隠れている鬼太郎の左目には、目玉のおとうさん
のベッドがあって、鬼太郎が寝ていても、お父さんが起きてくれて
いるので、鬼太郎はとても安心できる・・って知ってた?

鬼太郎の朝の日課に、「朝露取り」があるのは、お父さんが飲み物
として朝露が大好物だから・・・って、知ってた?

すっ、すごいなあ。
朝露取りだって。・・なんてしゃれてるんだろう。

葉っぱの上で、ころころ転がる水滴は、不思議のかたまりだ。
水は変幻自在よね。

滝や大河のようにドドーッと勢いよく迫り来ると思えば、小さな
小さな水滴になって、透けそうなほどの薄い葉っぱの上に
ひっそり乗っかっていたりするのだから。

このところ、雨が降る日が多かったので、目玉のおとうさんに
集めてあげたいような朝露をよくみかけて、偶然にも写真を
撮っていた。

私は 紛れもなく 朝露ファンです。










お散歩日和の本日。

雨をよけながら そそくさハルにうんち促して、
用済み後、即退散していたここ数日とは 
まるっきり違う。

ゆっくり歩きながら、何かが目に留まれば、
時間気にせずに 何度もカメラのシャッターを
きってみる。

息子が昔々通っていた幼稚園の近くを
歩いていたら、あの頃とおんなじ制服を
着た幼稚園児が、お母さんに手を引かれ
ながら、ハルに笑顔を向ける。

「かわいいね。」と、にっこりとお母さんを見上げる。
「かわいいね。」とお母さんもにこにこ顔で答える。

繰り返しでちゃんと成り立つ会話は、
とても愛情深い。

ほのぼのとした気持ちで家に戻れば、
まだまだ途中の、部屋の模様替えが待っていた。

でも、「なんちゃって書斎」もほぼ完成に近い。

本を本箱にただ並べるだけでなく、好きなミュージシャン
の本や、お気に入りの「LPジャケット」を飾ってみる。

Jelly Roll Morton, Jim Hall, Hummingbird のジャケットを
飾ると、部屋が急に渋くなった。

本やレコード CDに囲まれていすに座ると、ひんやりした
落ち着きがあり、これが案外気持ちいい。

手に取った本を、何気に読み始めてしまうような、
そんな時間が持てればいいな。


























を飾ったり

肉体労働の後に、砂糖だらけの揚げねじりパンをほおばる。
ローズヒップティーを一口飲んで、ほっと一息。
あーやっと落ち着いた。

子供たちが独立して家を出て以来、私の頭の中は、
あることにほとんど占領されていた。

どのように部屋を模様替えすれば、大人の、身ぎれいで
心穏やかな生活へと近づけるのか・・。
それをず~と考えていたんだ。

考えるだけでなく 粗大ゴミの申し込みをして、順序良く
不用品を出したり、憧れのベッドルームと書斎(・・なんて
すごいもんじゃないけどね。)を、娘と息子が使っていた
部屋に実現させようとかなり積極的に動いてきた。

新しく家具を買ったり、組み立てたり、
時には 一人でいらない毛布を使って、大きな家具を
移動させたりしていたのだ。

たくさん動けた身体に、感謝。

で、今日もたくさん働いた後、甘いものを摂ったら、
身体も心も、大喜び!!のさなか、あ、ブログ
さぼってる・・・とふと思い出し、書き始めたところです。

息子が思春期にぼっこり空けたいくつかの壁の穴も、
ふさいでもらって、クロスも落ち着いた模様つきのものに
替えてもらった。

職人さんとかが家にはいるでしょ?

器用にテンポ良くクロス張り替えたり、重いものをたくましく
運んでくれたりする姿を目の当たりにすると、私は、
必ず 「こりゃ負けたな。」となぜか思う。

普段は人と何かを較べたり 勝ち負けを意識したり全然しない
のに、時々ふとそう思うことがあるのだ。

そういえば 最近 はっきりそれを意識したのは、
朝に車の運転をしていた時だ。

車のフロントガラスいっぱいに、まん前で自転車をこいでいる
若いお母さんがいた。

お母さんは、自分の前後に子供をひとりずつ乗せて、
重そうにペダルをこいでいた。

「負けた。完璧負け。」

人の、「ものともしない」感じが好きだ。
そして、そういう人たちに 完敗するのも、たぶん
好きなのである。



一歩外へ出れば、今の時期 どこかしらでお目にかかれる
美しい桜たち。











昨日ハルのシャンプーカットをしてもらったら、できあがりに
つけてくれる「おりぼん」までもが、「桜」 だった。 
目の当たりにすると、けっこうこれ、スゴイっす。

ハルを飼い始めた頃、このシャンプー後のおりぼんがすごい
抵抗あってすぐに取り外していたものだ。

でも今や慣れちゃって
「ふーん。今日は桜か・・・犬種との、めちゃくちゃミスマッチが
案外いいかもね。」 などとほざいて、2日目の今日も、ハルが
部屋を横切ると、一緒に フェイクの桜がちらちらと移動します。

そんな私をたしなめるように、「ハルは実はおっさんなんだから
ね。」と、普段埋もれている事実をこじ開けては引っ張り出して
来るのが、だんなの役目。

おっさんでも、可愛いからいいの!

そう言えば、最近載っけたラナンキュラスの花の写真をアネモネ
と間違えたり、サンシュ と書いたつもりが 実は コブシ と書い
てあったり私のミスが目立ちます。
ポビーにはさまれたお花がアネモネです。





ちょっと無責任ですが、「私はたまに嘘を言うこともある。」
ということで理解してもらって、わざわざ直しません。

嘘? フェイク? 嘘とフェイク。似てるようで似ていない。

フェイクの桜おりぼん・・じゃあないですが、最近 生花にこだわり
過ぎるのをやめました。

フェイクにはフェイクの良さがある。と、今玄関にはハーブの
造花が飾ってあります。写真見て造花だってわかる?




昔々、私は人に、
「よくよく考えると、私のどこをとってもすべてフェイクであり、
本物が見当たらないことに気づいた。
人との関係も実質的なものよりも、フェイクの関係に意味
を求めすぎてしまったんだ。」と、手紙に書いたことがある。

私個人のことは置いといて・・でも・・もしもそれが長い長い
時間経過の試練に耐えることができたのであれば、フェイクも
本物になることがあるのかもしれないと、つい最近思ったのだ。

肌の温かみを感じるほど近くにいる関係性。
同じ時代にいながら、交じり合うことが難しい関係性。

そうであっても、ある人が、まったく立場の違う人の隣に寄り添おうと
するとき、ひとつ垣根は取り払われるのだ。

困窮し、飢餓に苦しむ市民の話を聞いて、
「パンがないのなら、お菓子を食べればいいじゃない。」と
言ったマリーアントワネットにならないための努力を、
私はとても評価したい。

バイトはいいね。
経験によって、ある無意味だったものが、突然意味を持って
立体化するから。

ハルのフェイクりぼんから、とんだわけのわからない話に
飛んで申し訳ない。

信じていれば、いつかそのときが来るのかな。





4月ついたち、エイプリルフール。

エイプリルフールはさておき、4/1は、元旦と同じくらいの
刷新感がある。学校だって進級月だし、若者は働き始め、
桜は確実に咲く。

で、連ドラのカーネーションも、とうとう終わってしまい、
新シリーズが始まろうとしている。

この一年間、病気になったり 子供たちが独立したり 母が
亡くなったりと、私にとってまさに人生の節目といえるような
ことがあい続いた。

そんな中、喜びのときも悲しみのときも、カーネーション
だけは欠かさず観ては、次の日へとつなげてきたのだ。

最初から最後まで一貫していた、小原糸子を中心に繰り広げ
られる 甘ったるさのない しなやかな人間関係によって、
また そこで交わされる歯切れの良いやりとりによって、
時には元気を 時には感情の振幅を 与え続けてもらって
いた。

糸子の比較的若い時代を演じた尾野真千子さんから、晩年
の糸子役の夏木マリさんに代わると聞いて、最初受けたショック
も、実際まったく必要のないものだった。

「歳をとりました。」・・・というナレーションで初登場する
夏木マリさんに、何の不自然さも感ずることなく 時を経た
オハラ洋装店に再度吸い込まれていった。

それどころか、観終えてみると、ひとつの続きのドラマで
ありながら、二つの素晴らしいドラマを見せてもらったような
気持ちにしてくれた。

こんなにのめり込めたのは、それぞれの俳優さんや裏方さん達
の素晴らしさ、またモデルである越野ファミリーの魅力に起因
することは言うまでもないが、「渡辺あやさん」という脚本家
の底力にも、私は完全脱帽です。

彼女についてネット検索させてもらってみると、
「メゾンドヒミコ」「天然コケコッコー」「火の魚」など、
私がこれまで印象に残っていた映画やテレビドラマの脚本を
たくさん書かれていることが判明した。

次はどんな作品を書いてくれるのかな。と楽しみになる。
「楽しみ」は間違いなく喜びであり、幸せにつながる。

昨日、3月30日生まれである娘に、ケーキとプレゼントを
持って彼女の新居まで行って来た。

リクエストの紅茶のケーキはふわんふわんにできて、一緒に
食べることを私も楽しみにしていたのだが、都合でかなわず
ホールごと置いてきてしまってちょっと残念。

彼女のために焼いたのに、こんな風に感じてしまうなんて、
歳をとっても、まだまだ子供っぽい母親です。

今日は昨日と違ってとてもいい天気。
お散歩日和です。















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