日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
太い毛糸でざっくり編んだベストを着ているのに、肌寒さに時々肩をすくめている
自分がいる。人がもこもこと着込みはじめるこの時期は、紅葉の始まりでもある。
ありきたりな児童公園で、今朝ハルと散歩していたら、周りの景色はすでに色づき始めて
いたのだった。葉っぱの色が変わる。たったそれだけのことなのに、なぜこんなにも気持ちが
高ぶるのだろう。
一昨日は大学時代のサークル仲間が主催する音楽ライブに行ってきた。
35年以上前から聞きなれている彼らのサウンドとヨワイを重ねた現在の容姿の組み合わせ
が、なんの違和感もなく逆に心地よく思えるから不思議だ。
ライブの打ち上げは、すでにお馴染みの居酒屋さん。
これまでに大事な友人先輩後輩を何人か失っている私たちは、「目の前にお互いが居る」こと
にとてつもないありがたさを感じ始めている。
ただ年齢のせいというだけでなく、そういった要因がたぶん我々の集まりの雰囲気をより
年々メロウにしていってるのだと思う。あったかい打ち上げだったな、と一日経って
思い出している。
打ち上げには息子も参加させてもらって、みんなに「可愛い、かっこいい、好青年だ。」と
持ち上げられて照れまくっていた。不思議といえば、共に若さを謳歌していたあの頃の年齢に、
今自分の子供たちが到達しているという事実。
すべての事柄は順序よく長い時を経て徐々に変化を遂げながら、でも着実にあの頃とつながっ
ているはずなのに、この仲間この時空に自分がいざ置かれてしまうと、自分が生んで育て上げ
た子供でさへも、今の形のまま突然そこに現れたような錯覚に陥る。
紅葉の季節。何と我々に似合いの季節ではないか。
華やかな大輪を咲かせなくとも、一枚一枚の葉っぱの集まりが、色濃く燃え上がる。
そんな情熱もあると言いたいのだ。


自分がいる。人がもこもこと着込みはじめるこの時期は、紅葉の始まりでもある。
ありきたりな児童公園で、今朝ハルと散歩していたら、周りの景色はすでに色づき始めて
いたのだった。葉っぱの色が変わる。たったそれだけのことなのに、なぜこんなにも気持ちが
高ぶるのだろう。
一昨日は大学時代のサークル仲間が主催する音楽ライブに行ってきた。
35年以上前から聞きなれている彼らのサウンドとヨワイを重ねた現在の容姿の組み合わせ
が、なんの違和感もなく逆に心地よく思えるから不思議だ。
ライブの打ち上げは、すでにお馴染みの居酒屋さん。
これまでに大事な友人先輩後輩を何人か失っている私たちは、「目の前にお互いが居る」こと
にとてつもないありがたさを感じ始めている。
ただ年齢のせいというだけでなく、そういった要因がたぶん我々の集まりの雰囲気をより
年々メロウにしていってるのだと思う。あったかい打ち上げだったな、と一日経って
思い出している。
打ち上げには息子も参加させてもらって、みんなに「可愛い、かっこいい、好青年だ。」と
持ち上げられて照れまくっていた。不思議といえば、共に若さを謳歌していたあの頃の年齢に、
今自分の子供たちが到達しているという事実。
すべての事柄は順序よく長い時を経て徐々に変化を遂げながら、でも着実にあの頃とつながっ
ているはずなのに、この仲間この時空に自分がいざ置かれてしまうと、自分が生んで育て上げ
た子供でさへも、今の形のまま突然そこに現れたような錯覚に陥る。
紅葉の季節。何と我々に似合いの季節ではないか。
華やかな大輪を咲かせなくとも、一枚一枚の葉っぱの集まりが、色濃く燃え上がる。
そんな情熱もあると言いたいのだ。
最近の気温低下に反比例して、大学時代のサークル仲間との交流が上昇中。
一昨日は、この春都会に引っ越したばかりのTaeのお宅に、同期仲間3人でおじゃました。
どれくらい都会かっていうと、彼女が道を歩いていたら、あの飛ぶ鳥落とす勢いの脚本家
三谷幸喜さんが、犬の散歩をしているところに出くわした・・というくらい都会なのだ。
まずリビングに案内されると、20畳いや30畳?(何しろ広さに慣れていないので感覚
が掴みづらいのだ・・)はたっぷりあるだろうという余裕の広さにまずびっくりする。
そして一面総窓から惜しみなく注がれる光が、部屋に朗らかな明るさを与えていて、思わず
体いっぱい伸びをしたりストレッチをしたりしたくなるようなそんな開放感のある素敵な
お部屋だった。
「ね、パーティーできるね。」「飲んでいて終電なくなったら、泊まりに来ても平気だよね。」
と、人のおうちなのに私は興奮していた。
「いつだって来ていいよ。」というTaeの優しい言葉に、そんな風に言ってくれたからといって
厚かましいことをする気は毛頭ないけれど、それでも永久パスポートをもらったような嬉しい
気分だった。
ワイングラスとワイングラスの奏でる透明な音を合図に、我々の楽しいおしゃべりと食事が
始まった。Taeはパエリア ホタテのチーズパン粉焼き サラダ スープを用意してくれていた。
私は ヨーグルトレーズンケーキとくるみレーズンりんごさつまいもの入った具だくさんの
ライ麦パンをその日の朝焼いて持っていった。
Michihaはおいしいパン、カールはいくらでも食べれるロールケーキを買ってきてくれた。
おしゃべりの内容は、「私たちのこれからの過ごし方」が、中心だった。
「Chie、バンコク一緒に行かない?」と、Taeが映画にでも誘うような軽いノリで言った。
「来年の一月かあ・・大学受験生の生徒を抱えているので今回はパス。」
私以外の3人はてきぱきとパソコンで調べ物をして、もう今日中に予約しようとしていた。
私は感慨深かった。やっとここまで来たんだ。と。
それぞれが子供を育て上げ、親の面倒をみて、今また35年前みたいにみんなで積極的に遊ぼう
としている。
今日も実は彼女たちと会うんだ。
青山でサークルのライブがあるからだ。実は家の旦那も出るので、早めに出かけていった。
書道の先生であるMichihaが、帰り際に行った。
「横浜美術館に横山大観見に行こうよ。」
だから、来週も彼女たちと会うことになった。
言葉が全部そのまま行動になる友達って、すごいなあ、と私は感心しきりである。
一昨日は、この春都会に引っ越したばかりのTaeのお宅に、同期仲間3人でおじゃました。
どれくらい都会かっていうと、彼女が道を歩いていたら、あの飛ぶ鳥落とす勢いの脚本家
三谷幸喜さんが、犬の散歩をしているところに出くわした・・というくらい都会なのだ。
まずリビングに案内されると、20畳いや30畳?(何しろ広さに慣れていないので感覚
が掴みづらいのだ・・)はたっぷりあるだろうという余裕の広さにまずびっくりする。
そして一面総窓から惜しみなく注がれる光が、部屋に朗らかな明るさを与えていて、思わず
体いっぱい伸びをしたりストレッチをしたりしたくなるようなそんな開放感のある素敵な
お部屋だった。
「ね、パーティーできるね。」「飲んでいて終電なくなったら、泊まりに来ても平気だよね。」
と、人のおうちなのに私は興奮していた。
「いつだって来ていいよ。」というTaeの優しい言葉に、そんな風に言ってくれたからといって
厚かましいことをする気は毛頭ないけれど、それでも永久パスポートをもらったような嬉しい
気分だった。
ワイングラスとワイングラスの奏でる透明な音を合図に、我々の楽しいおしゃべりと食事が
始まった。Taeはパエリア ホタテのチーズパン粉焼き サラダ スープを用意してくれていた。
私は ヨーグルトレーズンケーキとくるみレーズンりんごさつまいもの入った具だくさんの
ライ麦パンをその日の朝焼いて持っていった。
Michihaはおいしいパン、カールはいくらでも食べれるロールケーキを買ってきてくれた。
おしゃべりの内容は、「私たちのこれからの過ごし方」が、中心だった。
「Chie、バンコク一緒に行かない?」と、Taeが映画にでも誘うような軽いノリで言った。
「来年の一月かあ・・大学受験生の生徒を抱えているので今回はパス。」
私以外の3人はてきぱきとパソコンで調べ物をして、もう今日中に予約しようとしていた。
私は感慨深かった。やっとここまで来たんだ。と。
それぞれが子供を育て上げ、親の面倒をみて、今また35年前みたいにみんなで積極的に遊ぼう
としている。
今日も実は彼女たちと会うんだ。
青山でサークルのライブがあるからだ。実は家の旦那も出るので、早めに出かけていった。
書道の先生であるMichihaが、帰り際に行った。
「横浜美術館に横山大観見に行こうよ。」
だから、来週も彼女たちと会うことになった。
言葉が全部そのまま行動になる友達って、すごいなあ、と私は感心しきりである。
珍しく家に3連泊した息子が、ついさっき「また来るわ・・」と言いながら
自分の家へと帰って行った。
先週末は、娘 息子の両方が泊まり、必然的にお客用ふとんの出番が多い今日この頃である。
かさ張る寝具類は、何度も使える布団圧縮袋で、ちょっと心配になるほどぺっちゃんこにして
から、押し入れに効率よく収納している。
真空保存されたベーコンやハムのように、容赦のない吸引で一部分がよれてしまったり
わずかに反り返ったりしている布団たちは、その時点ではもはや布団の形をしていない。
娘や息子が帰ってきて泊まってくれることで、やっと日の目を見ることができるのだ。
文字通りの「せんべい布団」が、窒息から開放され、目一杯酸素や太陽光線を取り込み、
生き物のようにふんわり生き返る。
娘や息子が帰ったあと、役目を果たした布団たちは何よりも行き場を失い、そのかさ高さを
持て余しているように見える。私としても布団をふんわか蘇らせるのは好きだが、圧縮するのは
とても面倒で嫌いな作業なのだ。
来週も父親のライブを見に行くために戻って来るって行ってたしなあ・・このままひと組しまわず
に和室に置きっぱなしにしてしまおう。と、怠惰で良いアイデアが浮かぶ。
そんな出しっぱなしの布団をハルが見逃すはずもなく、折りたたまれた布団の頂点で、今気持ち
よさそうに寝息をたてている。
自分の家へと帰って行った。
先週末は、娘 息子の両方が泊まり、必然的にお客用ふとんの出番が多い今日この頃である。
かさ張る寝具類は、何度も使える布団圧縮袋で、ちょっと心配になるほどぺっちゃんこにして
から、押し入れに効率よく収納している。
真空保存されたベーコンやハムのように、容赦のない吸引で一部分がよれてしまったり
わずかに反り返ったりしている布団たちは、その時点ではもはや布団の形をしていない。
娘や息子が帰ってきて泊まってくれることで、やっと日の目を見ることができるのだ。
文字通りの「せんべい布団」が、窒息から開放され、目一杯酸素や太陽光線を取り込み、
生き物のようにふんわり生き返る。
娘や息子が帰ったあと、役目を果たした布団たちは何よりも行き場を失い、そのかさ高さを
持て余しているように見える。私としても布団をふんわか蘇らせるのは好きだが、圧縮するのは
とても面倒で嫌いな作業なのだ。
来週も父親のライブを見に行くために戻って来るって行ってたしなあ・・このままひと組しまわず
に和室に置きっぱなしにしてしまおう。と、怠惰で良いアイデアが浮かぶ。
そんな出しっぱなしの布団をハルが見逃すはずもなく、折りたたまれた布団の頂点で、今気持ち
よさそうに寝息をたてている。
「多量の買い物」と「寂しさ」は密接にリンクしているという記事を読んだ。
ヘアースタイルを大幅に変えることは、フィリピンでは悲しみの暗示である・・
ということも聞かされた。
ほかでもない、私はここ数週間で多量の買い物をし、大きくヘアースタイルを変えた。
私は本当に寂しくて悲しいのだろうか?
物欲やオシャレ心は、私にしてみれば生きるエネルギーがあってのこと。
元気のないときは何も欲しくないし、髪の毛だって結んじゃえば何とかカッコがつく
というものだ。
しばらく底をついていた自分のエネルギーが少しアップしてきたのを、「ほら今だ。」
と見逃さずに、自分の勘に従って次から次へと物を買い、美容院にも行ってショートに
してもらった。
カメラのフラッシュ、コート ブーツ2足 靴2足 スカート ギャザーパンツ カーディガン
カットーソー シャツ・・。収納スペースのことも考えて、最近ほとんど袖を通してないものを
替りに思い切ってどっさり捨てた。
おしゃれを楽しまずとも生きていける。つい最近まで自分の考えにその要素が圧倒的に強かった。
今持っている洋服だけで、一生やって行くつもりでもいた。
でも考え直したんだ。
私のような俗な人間が、仙人のように霞だけを食べて生きてはいけない。
昔々陽水が、「限りないもの、それは欲望。」と歌っていたが、今の私は、わずかに湧き上がる
欲望をすくい上げて、先手で何重にも満たしてしまう・・という馬鹿げたことをやっている。
ヘアースタイルを大幅に変えることは、フィリピンでは悲しみの暗示である・・
ということも聞かされた。
ほかでもない、私はここ数週間で多量の買い物をし、大きくヘアースタイルを変えた。
私は本当に寂しくて悲しいのだろうか?
物欲やオシャレ心は、私にしてみれば生きるエネルギーがあってのこと。
元気のないときは何も欲しくないし、髪の毛だって結んじゃえば何とかカッコがつく
というものだ。
しばらく底をついていた自分のエネルギーが少しアップしてきたのを、「ほら今だ。」
と見逃さずに、自分の勘に従って次から次へと物を買い、美容院にも行ってショートに
してもらった。
カメラのフラッシュ、コート ブーツ2足 靴2足 スカート ギャザーパンツ カーディガン
カットーソー シャツ・・。収納スペースのことも考えて、最近ほとんど袖を通してないものを
替りに思い切ってどっさり捨てた。
おしゃれを楽しまずとも生きていける。つい最近まで自分の考えにその要素が圧倒的に強かった。
今持っている洋服だけで、一生やって行くつもりでもいた。
でも考え直したんだ。
私のような俗な人間が、仙人のように霞だけを食べて生きてはいけない。
昔々陽水が、「限りないもの、それは欲望。」と歌っていたが、今の私は、わずかに湧き上がる
欲望をすくい上げて、先手で何重にも満たしてしまう・・という馬鹿げたことをやっている。
アコーディオン式クロゼットの扉を閉めるときに、縦板と縦板との隙間の溝に、指を
挟んで血豆を作ってしまった。直径5ミリほどの傷跡は、反射的な速度で皮の下に少量の
血液を溜め込んで膨張し始めた。
時間が経つと、色と弾力に変化が現れた。
赤色が黒褐色に変わり、液体が凝固して傷全体が個体となった。
あれから2日が経った今、右手の平を上に向けると、黒い小さな破片が中指の先に埋め込まれ、
一部だけ顔を見せているように見える。
実を言うと私は今これが気になって仕方がない。
お茶碗洗っていても料理していてもどこか引っかかっている。ヨガしていようがお風呂に入って
いようが、私のわずかな部分はこの黒点を絶えず意識している。
血豆はいったいどうやって治るのだろう。
困ったもので、血豆ビギナーの私には完治までの道のりがまったく見えてこない。
普通のかさぶたのように、「乾ききって傷が癒えて来たら、ある日取れていた。」というような
簡単な道筋ではないようにも思える。
我が物顔をして居座られても嫌なので、「ポロっとキレイにはがれ落ちる」という理想の治り方
を夢見て、血豆の周囲を少しずつ爪で押して、切り取り線・・ならぬ「剥がれ落ち線」を地道に
工作中である。
挟んで血豆を作ってしまった。直径5ミリほどの傷跡は、反射的な速度で皮の下に少量の
血液を溜め込んで膨張し始めた。
時間が経つと、色と弾力に変化が現れた。
赤色が黒褐色に変わり、液体が凝固して傷全体が個体となった。
あれから2日が経った今、右手の平を上に向けると、黒い小さな破片が中指の先に埋め込まれ、
一部だけ顔を見せているように見える。
実を言うと私は今これが気になって仕方がない。
お茶碗洗っていても料理していてもどこか引っかかっている。ヨガしていようがお風呂に入って
いようが、私のわずかな部分はこの黒点を絶えず意識している。
血豆はいったいどうやって治るのだろう。
困ったもので、血豆ビギナーの私には完治までの道のりがまったく見えてこない。
普通のかさぶたのように、「乾ききって傷が癒えて来たら、ある日取れていた。」というような
簡単な道筋ではないようにも思える。
我が物顔をして居座られても嫌なので、「ポロっとキレイにはがれ落ちる」という理想の治り方
を夢見て、血豆の周囲を少しずつ爪で押して、切り取り線・・ならぬ「剥がれ落ち線」を地道に
工作中である。
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