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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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花曇りの今日。時折霧雨が花びらを濡らす。
近隣の桜たちは8,9分咲き。あと数日は散らずに傍にいてくれるだろう。

こんな日の桜のピンクは なんだか少し気だるく見えて、だからあの圧倒的な存在を前に
しても、心も体もどこか弛緩しながら楽しめるような気がするのだ。

 桜が咲く。始まりの季節が訪れる。
ここ数日、8時くらいに散歩をしていると、スーツ姿のお母さんと、おろしたての
制服を着たお子さんが、照れくさそうに写真を撮ったりしている場面に何度か
出くわした。

 小学校の前にさしかかると、マイクを通した自己紹介の言葉が空へと拡散していた。

「みなさんと一緒に、お勉強も遊びも楽しみたいです。よろしくお願いします!」
という新任の先生の挨拶に、生徒たちが「よろしくお願いします」と一斉に応えていた。

数百人いるであろう生徒達が、同じ反応をすることに、同じ言葉をひとつにまとめて
発するその技術に、少々驚いた。昔にはなかったことだ。
パターン化されているのかな?

 どんな様子だろうと視覚で確かめてみたくなり、歩みを止めて爪先立ちになると、
そこには不思議な光景が広がっていた。

生徒たちが全員、列を作って体育座りをしていたのだ。
朝礼台の前に並んで立っている先生方を、生徒たちは膝を抱えながら、少しアゴを上げて
眺めていた。朝礼で倒れる子供達の数が昔より増えているのだろうか。

 ものの5分そこにいただけで、小学校の何気ないあり方にでさえ、私が当たり前と思って
いたもの事と違っていることに気づかされた。

世の中大きく変わってきている。私がただ気づかなかっただけなのだ。

歳を取るということは、世の中との、小さなズレの積み重ねであるとも言える。

信念みたいなものは揺らいでしまったらもはや信念ではなくなってしまうだろうから、
それは別として、ちょっと違和感を感じてしまう今の時代とのズレを感じながら、
でも受け止めていくことが今の私には必要なのだと思う。


やりたいことができないよ~・・とぼやいている状態は、そんなに悪いものではないはずだ。
少しずつはやれているので、やりきった感がない分 その物事への執着が長く続く。

私はそうやって一つ一つのことを長く続けてきた。死ぬまでそうやって行くのだろう。
ステージがあがれば難しさのステージもあがる。ひとつ階段をあがると今まで見えなかった
ものが見えてくる。それは楽しくもあり同時に攻略不可能な高い壁にも見える。

その日暮らしの私は、過去も未来もあまり気にならなくなった。
ヨガを毎日してたら、自然とそうなった。
今やっていることの肌触りが私の生きている証のような。
それが、今の私です。














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