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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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 「それは紛れもなく バナナ だわ!」

これを聞いて 日本人なら あの黄色い皮に包まれた、細長くカーブしたやわらかい多肉質の果物を思い出すことでしょう。

 英語のニュースや真面目なお話ばかり聴いていても、生活感のある英語にはなかなか触れられないことを痛感し、最近では Fox Bs でやっているオーディション番組やアメリカドラマを観て楽しんでいる。

 Banana が 口語英語で、「見事だ、すばらしい」という意味であることは、前にも触れたことが確か ある。オーディションの審査員が、ひとりのコンテスタントの歌を絶賛するために連呼した「バナナ」、正確には 「バナ~ナ」と1番目の 「ナ」 に強いアクセントがあるわけなのだけど、その強烈な単語をここちよく耳に受け止めながら、母国語以外の言語を勉強していく楽しみって、こういうことかな、と思う。

 何年も英語を勉強してきて、英語の家庭教師も長年やってきたのに、そういう普通のやりとりの英語は知らないことだらけ。

 たとえば、ドラマの中で当前のごとく「精神科医」のことを、「shrink」と言うのを聞いて、???が私の頭の上にズラリと乗っかった。字幕と辞書で確認した後、ホーホー と納得するわけだ。 私の知ってるそれは、実に頭でっかちな英単語、「psychiatrist」 なのだが、そんなの誰も使おうとはしない。

つっかえつっかえしか英語をしゃべれない日本人が、そういう大げさな小難しい単語を使うのは、かなり ダサイ のかもしれないね。

 ついでに、ダサイ は、 英語では、 「corny」 がよさそう。
これもオーディション番組で拾い上げたばっかりの 私にとっては新単語。

 たとえば give という誰もが知っている単語がある。
これ、given となると、過去分詞のかたちを取っていながら、名詞になって、
「おきまりのこと」とか「もう決定済みでかえられないこと」みたいな意味になるのも、つい最近知った。

たとえば 会議で、「That's a given.」ていうと、それはもう決定事項でこれ以上話し合う必要がない・・という雰囲気をあたえるらしい。

Hot muggy weather is a given during summer in Japan.
蒸し暑い天候は、日本の夏にはつきものだね。

 その言語が話されている国に住まずに、その言語を習得するには、いろいろ工夫が必要なようだ。



外出先の行き帰り、靴下が湿ってしまうほどの土砂降りに余計な体力を使ってしまったからなのか、夕飯後に抗えない眠気がやってきた。

 バーブラストライザント主演の「追憶」の 最後のシーンを観たいがために、眠気と戦っていたはずなのに、目的のシーンが流れている頃に、すでに私は深い眠りに落ちていたという始末。

 かなり露骨できわどいシーンやせりふ満載のアメリカドラマ、「Sex and the City」の中で、4人のシングルキャリアウーマン達が、この「追憶」の最後のシーンについて興奮気味に語っていた。

 自分から去って行った恋人が、とても普通に見える女性と婚約したのを知って、「なぜ私でなくあの子なの?」と嘆くキャリーに、友人のミランダが「それは実にハブルよ。」と、「追憶」で ロバートレッドフォード演じる役のその名前そのものを、ある象徴であるかのように挙げていた。

 社会派運動に没頭するキャリア女性から去って、かわいらしい普通の女性と一緒になった「ハブル」を、「フェミニストの敵」とまるで同義語であるかのように使っていたのだ。

 彼女たちが言うには、女性にはふたつのタイプしかなくて、それは「髪の毛がクシャクシャの女」と「まっすぐな女」の二種類で、男性はとかく「まっすぐな女」の方に行ってしまう・・とくやしがりながら言っていた。

 そんな見方もあるのかと、何度も何度も観てきた「追憶」を、もう一度観ることになったのに、一番観たかった 彼女たちのお気に入りのラストシーンを見逃してしまった。

 フェミニズムの問題はさておき、半開きの目で観ていたお馴染みの映画で、今まで気がつかなかったことに気がついた。

 バーブラの手指の美しさである。
あんなに長くてまっすぐな指を実際に見たことがないくらい。

 ひんやりと細長いその指に、真っ赤なマニキュアが可憐に似合っている。
そのすごぶる美しい手指が、ベッドで眠る「ハブル」の額に置かれるのを見た時、私は、根本的な男性と女性の違いに 計らずもぶちあたってしまったような気がしたのだ。

 

 

 

 
11月1日から、スポーツクラブのトライアルに参加させてもらっている。
10月の時点で、「ネットで申し込みをして3400円払えば、2ヶ月間施設使い放題」という誘い文句にひき付けられ、バレエの回数も減らしていることだしちょうどいいかな、ということで、入会したのだ。

 なるべく関節に負担がかからなようなヨガクラスを中心に、プログラムに参加したり、コアの筋肉を鍛えるためにマシントレーニングをしたり・・関節に負担をかけないためには周りの筋肉で支える必要があるものだから・・そしてその後には温泉サウナ三昧。と贅沢な時間をすごさせてもらっている。

 お金は使い方によっては、元を取るどころの騒ぎじゃないくらい 有効に使えるものなのね。

 お風呂入った後に外を歩いていると、ここ数日でぐっと寒くなったのを実感します。今朝のお散歩も空気がかなりひんやりしていた。

冬到来直前の、秋と冬の間の透明感のある変わり目にいながら 写真を撮っていました。
























メノポーズ。menopause.

かわいらしい響きのこの英単語は、日本語で「更年期」と置き換えられる。

今の私の、心や体のどこかしらにコイツが潜んでいるのは、もはやしょうがないこと。

ただ私の場合、季節的なアレルギー、低血圧、リウマチ(まだそれほどひどくはないです。先生にはちょっぴり濃い目のグレーゾーンだね。って言われている。)など、いろんな症状の原因となるものをカラフルに持ちすぎているため、どれが何で、何がアレなのかはっきりしない。

 相変わらずアイロンがたまっていたので、おとといは録画しておいた映画を2本みながらせっせとアイロンがけにいそしんだ。

 その一本が 「ドクターTと女たち」で、リチャードギア演じるダラスの産科医ドクターTが、身勝手でやかましい高慢な女性患者たちや家族に起こるさまざまなできごとに悩まされたそのまま 結論もなく終わるという、とてもアメリカ的でない映画だった。

そのドクターTが、本気で更年期症状に苦しむ女性に親身に接して、次のように言ったのだ。

「更年期は思春期となんら変わりはないんだよ。体が大きく変化しているんだ。ホルモンだったり体のあらゆる所がね。 だから傷ついたり感情的になりやすくなるんだよ。それが今まさにあなたに起こっていることなんだ。でもはっきり言うよ。あなたがそのことで怖気づいたり動揺したりしないで、更年期の中の自分をそっと抱きしめて仲良くしていくことができれば、あなたの色気や女性らしさは一度生まれ変わり、今までにはなかった真の女性的魅力があふれだすのだよ。」

あんなハンサムなお医者さんに、こんな風に言ってもらえたら ほとんどの女性は更年期症状なんて吹っ飛んじゃうんじゃないかしら。

聞き逃したところを、部分的に補足したので、オリジナルとは違うものになっている可能性がありますが、ドクターTの言葉を, 英語でそのまま書いておきます。

「Menopause really is not any different than going through puberty.
Body's changing, your hormone and all over your place.
You find yourself just so much more sensitive and emotional.
That's surely what's happening to you.
But I promise you・・if you don't let it scare you , if you don't get upset, if you can somehow embrace this thing, you can find your renewed sexiness, womanliness that you've never felt before.」


going throughは、go through 経験するにingをつけて、「思春期を経験すること」
と動名詞になっています。

You find yourself just so much more sensitive and emotional.
これは 文型の第5文型を思い出してみてください。

最後の that you've never felt before のthatは、関係代名詞です。
前の renewed sexiness, womanliness を修飾しています。

「あなたが以前に感じたことがない 新しい色気や女性らしさ」

embrace・・・素敵な言葉ですよね。
抱擁する という単語です。「更年期と仲良くする」と字幕では訳してありました。

ドクターTが、せっかく真心込めて言ってくれたのだから、renewed sexiness, womanliness というやつを信じてみようかな。






昨日の続きです。

 自分の中に、ぼんやりとした形が生まれたがっている。 
あるひとつの手段を使って、それを物理的な形にしてみる。

そうしたら、ぼんやりしていたその人だけのあいまいだったものが、他の人たちにとっても具体的で喜ばしい経験になったりすることもある。

 創作とは、そういうものであって欲しい。

NHKの朝の連続ドラマ、「カーネーション」の中の糸子は、その「ぼんやりとしたかたち」を洋服を作ることで具体化する。

 庶民は洋服を触ったことがないような昭和初期。
何もないはじめの一歩から何かを開拓していく・・それに伴うあふれんばかりの情熱や若さを、毎日 糸子の動きからテレビを通して身近に感じられるのは、なかなか楽しいことである。

 楽しいのは何も糸子ばかりではない。糸子の両親、おじいちゃんおばあちゃんが、これまた愛すべき人たちばかり。
みんな大好きなのだが、特にあの 「お~っとりしたお母さん」が私のお気に入り。
 
いつもいつも癇癪を起こしがちな短気な夫に、びくびくしつつも、「私が、はいはい、そうですか・・とおとうさんに言っとけば大丈夫よ。」と、父に逆らう行動を取ろうとして、でもそのことで母にそのとばっちりが行くのではないかと心配している糸子の後ろ盾になろうとする。

その後、糸子のしたことが気に食わん・・と、おふとんの上でえんえん声をあげて泣く夫の肩を、やさしくなでて、なだめる。

彼女の育ちの良さは、いつも彼女のまわりの空気に漂っていながら、それでも これ、という時に見せる、途方もなく広い彼女の ふところ に圧倒されるのだ。 

今日の回では、糸子が仕上げたイブニングドレスを、踊り子さんが身に着けて優雅に踊るシーンがあった。話の展開もすばらしかったが、見ていてちょっぴりコットンクラブを思い出してしまったことを考えると、ドレスも髪型もダンスホールの雰囲気も、私にとっては かなりイケテいたということだ。 

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