日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
栗ご飯は手ごわい。
いや、栗ご飯が美味なる秋の味覚であることにはひとつの間違いもない。
ただその前段階で、あの硬い皮をむくのがたいそう疲れるのだ。
最近のレシピを見ると、まずは皮ごと熱湯につけ、鬼皮を(あの外側のツルツルの
茶色い皮は鬼皮って言うんですって・・)柔らかくしてからむき始める手順になって
いる。その柔らかくなった鬼皮にぷすりと包丁の角を入れて、そこからぐわっとはがすと、
うまくすれば一度に三分の一位むくことができる。でもそれは鬼皮だけの話で、残念ながら
その下には栗の実とほぼ一体になった「渋皮」が存在している。これがまたツルンとして
くれていればツルンとむけそうなものなのに、わざわざ「しわくちゃ」で「パサパサ」と
来ている。そしてそのしわしわのヒダのあいだには、几帳面にも栗の実が余すところなく
ぎっちりと詰まっているのだから、一個向き終えるたびに「はあ~っ」と肩で息をして
しまうしんどさだった。
あの面倒くささに打ち勝って手に入れた秋の味覚、私特製ほっこり栗ご飯。
秋らしくしめじも入れて、昨日の夕飯に食べました。
そう言えば、うちの母も秋になると栗をむいていたっけなあ。
あの頃は熱湯につけるとむきやすいなんて知識もなくて、母はガチで栗の皮の硬さと
格闘していたはずだ。
小学生の私が気まぐれにお手伝いをしてみるものの、すぐに手が痛くなって1、2個でやめ
てしまった記憶がある。
うちの母は、普段は魚や肉をぱぱっと焼いてキャベツの千切り隣に添えて、あとはお味噌汁
・・みたいなお夕飯をよく作っていた。本人も、「あんまり料理は好きではない。面倒でね。」
と、私に言っていた。
それでも時々「今日はあなたたちの好きなシューマイ100個つくるよ・・」とか
「今日は五目お稲荷さんだよ。」などと、ちょっと手間のかかる私たちの好物を作る時は、
声高らかに宣言したものだ。
子供は、おおかた食べ物のの興味と欲望で出来ている。少なくとも私はそうだった。
学校に行ったって気が気じゃない。「今日はお稲荷さんだ・・今日はお稲荷さん・・」
夕飯の時間まで幸せが続いた。授業なんて聞いてる場合じゃなかった。
しらすぼしの入った母の五目お稲荷さん。
どんな高価なご馳走よりも、もう一度食べたい。と切に願う逸品である。
いや、栗ご飯が美味なる秋の味覚であることにはひとつの間違いもない。
ただその前段階で、あの硬い皮をむくのがたいそう疲れるのだ。
最近のレシピを見ると、まずは皮ごと熱湯につけ、鬼皮を(あの外側のツルツルの
茶色い皮は鬼皮って言うんですって・・)柔らかくしてからむき始める手順になって
いる。その柔らかくなった鬼皮にぷすりと包丁の角を入れて、そこからぐわっとはがすと、
うまくすれば一度に三分の一位むくことができる。でもそれは鬼皮だけの話で、残念ながら
その下には栗の実とほぼ一体になった「渋皮」が存在している。これがまたツルンとして
くれていればツルンとむけそうなものなのに、わざわざ「しわくちゃ」で「パサパサ」と
来ている。そしてそのしわしわのヒダのあいだには、几帳面にも栗の実が余すところなく
ぎっちりと詰まっているのだから、一個向き終えるたびに「はあ~っ」と肩で息をして
しまうしんどさだった。
あの面倒くささに打ち勝って手に入れた秋の味覚、私特製ほっこり栗ご飯。
秋らしくしめじも入れて、昨日の夕飯に食べました。
そう言えば、うちの母も秋になると栗をむいていたっけなあ。
あの頃は熱湯につけるとむきやすいなんて知識もなくて、母はガチで栗の皮の硬さと
格闘していたはずだ。
小学生の私が気まぐれにお手伝いをしてみるものの、すぐに手が痛くなって1、2個でやめ
てしまった記憶がある。
うちの母は、普段は魚や肉をぱぱっと焼いてキャベツの千切り隣に添えて、あとはお味噌汁
・・みたいなお夕飯をよく作っていた。本人も、「あんまり料理は好きではない。面倒でね。」
と、私に言っていた。
それでも時々「今日はあなたたちの好きなシューマイ100個つくるよ・・」とか
「今日は五目お稲荷さんだよ。」などと、ちょっと手間のかかる私たちの好物を作る時は、
声高らかに宣言したものだ。
子供は、おおかた食べ物のの興味と欲望で出来ている。少なくとも私はそうだった。
学校に行ったって気が気じゃない。「今日はお稲荷さんだ・・今日はお稲荷さん・・」
夕飯の時間まで幸せが続いた。授業なんて聞いてる場合じゃなかった。
しらすぼしの入った母の五目お稲荷さん。
どんな高価なご馳走よりも、もう一度食べたい。と切に願う逸品である。
日々の生活に浸かり 淡々と生きていたら、外はすっかり秋めいていた。
部屋着も半袖から長袖になった。アイスコーヒーをほとんど淹れなくなった。
やかんでお湯を沸かして湯気がたってくると、幸せな気持ちになる。
ここのところ、よく人に会っている。
バレエの発表会にお花を持って観に来てくれた友達に、ちょっとしたお返しを
渡したくて自分からひとりひとりに声をかけている。
この「ちょっとしたお返し」を考えるのが楽しい。
自分の中でのキーワードは くつろぎ ゆったり ほっこり しみじみ・・
こんな感じかな。大切な友達ひとりひとりに「ほっ」と力を抜いて日々の疲れから
解放される時間を持ってもらいたいのだ。
この時期だったら香り高いお茶だったり、そのお茶を飲む可愛らしい耐熱グラスも
いいなと思い、ストレーナーと蓋付の、洒落た絵柄のカップにやっとたどり着いたのに、
個数が足りないことがわかって断念。
それならば・・と視点を変えてお風呂グッズコーナーに行ってみる。
そこでパッと私の目を引いたのが、オーガンジーでラッピングされた入浴剤やバスフィズボール
のセット。迷うことなくそこにあったものをごっそりと抱えてカウンターへ。
私のいつものずさんさが、ひとつ多めの購入を促し、昨日自分でフィズボールを楽しんだ。
手の平に白いフィズボールをのっけてそおっとお湯に浸ける。ボールは待ってましたと
ばかりに素早く反応し、パチパチと水泡を弾き出す。
なめらかなシアバターが溶け出しお湯を柔らかくする。ジャスミンの香りの湯気が立ち上り、
呼吸ごとに筋肉が緩んでいく。
水泡の大きさと勢いが尻すぼみになりながらトゲトゲになっていくボールを見つめていた。
まるで珊瑚のかけらのよう。
荼毘に付した愛犬の喉仏が光り輝いていた・・と数日前の新聞の投書に書かれていた。
手のひらで今にも砕けそうな真っ白い小さな塊を見つめながら、その喉仏を思っていた。



部屋着も半袖から長袖になった。アイスコーヒーをほとんど淹れなくなった。
やかんでお湯を沸かして湯気がたってくると、幸せな気持ちになる。
ここのところ、よく人に会っている。
バレエの発表会にお花を持って観に来てくれた友達に、ちょっとしたお返しを
渡したくて自分からひとりひとりに声をかけている。
この「ちょっとしたお返し」を考えるのが楽しい。
自分の中でのキーワードは くつろぎ ゆったり ほっこり しみじみ・・
こんな感じかな。大切な友達ひとりひとりに「ほっ」と力を抜いて日々の疲れから
解放される時間を持ってもらいたいのだ。
この時期だったら香り高いお茶だったり、そのお茶を飲む可愛らしい耐熱グラスも
いいなと思い、ストレーナーと蓋付の、洒落た絵柄のカップにやっとたどり着いたのに、
個数が足りないことがわかって断念。
それならば・・と視点を変えてお風呂グッズコーナーに行ってみる。
そこでパッと私の目を引いたのが、オーガンジーでラッピングされた入浴剤やバスフィズボール
のセット。迷うことなくそこにあったものをごっそりと抱えてカウンターへ。
私のいつものずさんさが、ひとつ多めの購入を促し、昨日自分でフィズボールを楽しんだ。
手の平に白いフィズボールをのっけてそおっとお湯に浸ける。ボールは待ってましたと
ばかりに素早く反応し、パチパチと水泡を弾き出す。
なめらかなシアバターが溶け出しお湯を柔らかくする。ジャスミンの香りの湯気が立ち上り、
呼吸ごとに筋肉が緩んでいく。
水泡の大きさと勢いが尻すぼみになりながらトゲトゲになっていくボールを見つめていた。
まるで珊瑚のかけらのよう。
荼毘に付した愛犬の喉仏が光り輝いていた・・と数日前の新聞の投書に書かれていた。
手のひらで今にも砕けそうな真っ白い小さな塊を見つめながら、その喉仏を思っていた。
大学時代の学食に「スペシャルランチ」というのがあって、主なメニューのうちの一つだったと
おぼろげに覚えている。多分おかずの種類の多さとガッツリ量も食べられるという点で、あまた
あるランチから特化され、輝かしき形容詞『スペシャル』を頭に載っけることになったのだと思う。
その当時、「スペシャルランチ」という字面を見て、どんなに素晴らしいランチなのだろう?と
ワクワクしてしまう学生がいなかった所を見ても、日本で使われる「スペシャル」が、そんなに
重みのある形容詞ではないことがよくわかる。
ちょっと怪しい広告で見る「スペシャルサービス」とか「スペシャルタイム」等々、軽々しく
使われているケースは山ほどある。
その『スペシャル』を、いったん元の英語の『SPECIAL』に戻してみると、突然言葉が輝き出す
から不思議だ。着物では本来の自分をうまく出せなかった人が、身軽な洋服に着替えた途端、
突如本領を発揮しだすように。
" You are special." " A special friend " ・・・ここでの『special』は、日本語に置き換えて
みると、「かけがえのない」「大切な」「無二の」のようなとてもグレードの高い形容詞の
役目をしている。つまり、英語の「special」は、ある意味殺し文句にもなりうるということだ。
人はみんな、誰かにとっての「special」でありたいのだと思う。
自分のことをそう思ってくれる人がいるだけで、生きていけるんじゃないかな。
時々自分が弱くて非力で無能で無力で、生きてる意味ないんじゃないかと思うこともあるけれど、
少なくとも家族にとって、私は「special」な存在に違いない・・と確信できた時、もやのかかっ
ていた目前の道が澄み渡ってくれた。
おぼろげに覚えている。多分おかずの種類の多さとガッツリ量も食べられるという点で、あまた
あるランチから特化され、輝かしき形容詞『スペシャル』を頭に載っけることになったのだと思う。
その当時、「スペシャルランチ」という字面を見て、どんなに素晴らしいランチなのだろう?と
ワクワクしてしまう学生がいなかった所を見ても、日本で使われる「スペシャル」が、そんなに
重みのある形容詞ではないことがよくわかる。
ちょっと怪しい広告で見る「スペシャルサービス」とか「スペシャルタイム」等々、軽々しく
使われているケースは山ほどある。
その『スペシャル』を、いったん元の英語の『SPECIAL』に戻してみると、突然言葉が輝き出す
から不思議だ。着物では本来の自分をうまく出せなかった人が、身軽な洋服に着替えた途端、
突如本領を発揮しだすように。
" You are special." " A special friend " ・・・ここでの『special』は、日本語に置き換えて
みると、「かけがえのない」「大切な」「無二の」のようなとてもグレードの高い形容詞の
役目をしている。つまり、英語の「special」は、ある意味殺し文句にもなりうるということだ。
人はみんな、誰かにとっての「special」でありたいのだと思う。
自分のことをそう思ってくれる人がいるだけで、生きていけるんじゃないかな。
時々自分が弱くて非力で無能で無力で、生きてる意味ないんじゃないかと思うこともあるけれど、
少なくとも家族にとって、私は「special」な存在に違いない・・と確信できた時、もやのかかっ
ていた目前の道が澄み渡ってくれた。
朝食時に、アイスコーヒーではなくてホットコーヒーを淹れる。
ハルとのスキンシップが盛んになり、気づくとハルが膝の上で
のの字を書いて居眠りをしている。
こんな日常のひとこまで、夏ももう終わりに近いことを痛感する。
暑かったりだるかったり痛かったり・・もしたけれど、その合間合間に思い切
って真夏の気候に身を置いてみると、ただ消耗するだけではなくて、逆に太陽
から暑さを乗り切るエネルギーを与えられた気もするのだ。
つまり、私は何だかんだこの夏が楽しかった。
テカテカに黒光りするアイス用のコーヒー豆を、自分好みの粗さに挽いてはドリップ
し,水道水をチョロチョロと流しっぱなしにして冷やす。
水がわりに飲んでいる万能茶もやかんで煮出した後に、茶こしでこして冷やす。
私の夏の毎日は、熱い飲み物を冷やす作業が欠かせなかった。
ある日の新聞に、カンバツ地帯から助けられた少女をお風呂に入れてあげた時のことが
書かれていた。少女はシャワーから出るお湯が排水口に流れるのを、「信じられない」
という形相で「NO! NO!」と叫び、自分の手で排水口を覆ってお湯が流れるのを止めよう
としたそうだ。
あ。と思ったね。
丁寧に暮らしているつもりでも、誰にも迷惑かけていないつもりでも、地球規模で見れば
自分が十分におごっている場合もままあるんだね。
それでも私は熱い飲み物を冷やすことを止めなかったんだ。
時間を短縮して水道量を減らしながら毎日毎日冷やし続けたんだ。
少女が排水口を手で覆っている姿を時々思い出しながら。
マンションの駐車場で、お隣の方がそれはそれは大きな車に買い換えて、区画の縦白線に
乗らんばかりにぎちぎちの余裕のなさで、結果隣に止めてる私たちはドアを開けるのも
一苦労。
さて、最初の一週間くらいは憂鬱になり、でもこんなことで憂鬱になってる自分がバカみた
いじゃないかと考え直して過ごしていたら、お隣の方とお会いした時、「大きな車にして
しまってごめんなさいね。お宅の車寄りに停めないと、運転席側のドアを開けられないもの
ですから。ほんとうにびっちりくっつけてしまって、ごめんなさい。」と謝られてしまった。
私は何て言っていいかちょっと戸惑って、でも「わかりました。」と極力穏やかに言って
その場を去った。
お隣さんは、いくらぎちぎちでも自分の区画に車が納まっている以上、ルールは守って
いると思っているからあんなに大きな車を買ったわけでしょ?
でも周りにしたら、「じゃあみんながその権利を主張して、目いっぱい大きな車を買ってし
まったとしたら、車は停められるけれども駐車場にギッチり入ったっきり誰もドアを開けて
外に出ることが出来なくなってしまうでしょ?」と言いたくもなるわけで。
でも、もちろんそんなことは主張しない。
私はちょっとした小さな損は、積極的にかぶろうと思っているんだ。
だからこれもそのひとつだと思うことですごくスッキリすることができた。
でもここでまた、あ、と思ったのね。
内乱や国と国との戦争だって、いわばこういう小さなところから始まるのだとね。
こちら側が主張する権利は、相手方には不条理の極めつけだったりするのだからね。
そういう最悪の場合でも、人間にだけ言葉や想像力が与えられていることを考えると、
やっぱりちゃんと使わなきゃって思う。
一昨日バレエの発表会が無事終わって、観に来てくださった友達からいただいたお花に
私は囲まれています。幸せです。ありがとう。
ハルとのスキンシップが盛んになり、気づくとハルが膝の上で
のの字を書いて居眠りをしている。
こんな日常のひとこまで、夏ももう終わりに近いことを痛感する。
暑かったりだるかったり痛かったり・・もしたけれど、その合間合間に思い切
って真夏の気候に身を置いてみると、ただ消耗するだけではなくて、逆に太陽
から暑さを乗り切るエネルギーを与えられた気もするのだ。
つまり、私は何だかんだこの夏が楽しかった。
テカテカに黒光りするアイス用のコーヒー豆を、自分好みの粗さに挽いてはドリップ
し,水道水をチョロチョロと流しっぱなしにして冷やす。
水がわりに飲んでいる万能茶もやかんで煮出した後に、茶こしでこして冷やす。
私の夏の毎日は、熱い飲み物を冷やす作業が欠かせなかった。
ある日の新聞に、カンバツ地帯から助けられた少女をお風呂に入れてあげた時のことが
書かれていた。少女はシャワーから出るお湯が排水口に流れるのを、「信じられない」
という形相で「NO! NO!」と叫び、自分の手で排水口を覆ってお湯が流れるのを止めよう
としたそうだ。
あ。と思ったね。
丁寧に暮らしているつもりでも、誰にも迷惑かけていないつもりでも、地球規模で見れば
自分が十分におごっている場合もままあるんだね。
それでも私は熱い飲み物を冷やすことを止めなかったんだ。
時間を短縮して水道量を減らしながら毎日毎日冷やし続けたんだ。
少女が排水口を手で覆っている姿を時々思い出しながら。
マンションの駐車場で、お隣の方がそれはそれは大きな車に買い換えて、区画の縦白線に
乗らんばかりにぎちぎちの余裕のなさで、結果隣に止めてる私たちはドアを開けるのも
一苦労。
さて、最初の一週間くらいは憂鬱になり、でもこんなことで憂鬱になってる自分がバカみた
いじゃないかと考え直して過ごしていたら、お隣の方とお会いした時、「大きな車にして
しまってごめんなさいね。お宅の車寄りに停めないと、運転席側のドアを開けられないもの
ですから。ほんとうにびっちりくっつけてしまって、ごめんなさい。」と謝られてしまった。
私は何て言っていいかちょっと戸惑って、でも「わかりました。」と極力穏やかに言って
その場を去った。
お隣さんは、いくらぎちぎちでも自分の区画に車が納まっている以上、ルールは守って
いると思っているからあんなに大きな車を買ったわけでしょ?
でも周りにしたら、「じゃあみんながその権利を主張して、目いっぱい大きな車を買ってし
まったとしたら、車は停められるけれども駐車場にギッチり入ったっきり誰もドアを開けて
外に出ることが出来なくなってしまうでしょ?」と言いたくもなるわけで。
でも、もちろんそんなことは主張しない。
私はちょっとした小さな損は、積極的にかぶろうと思っているんだ。
だからこれもそのひとつだと思うことですごくスッキリすることができた。
でもここでまた、あ、と思ったのね。
内乱や国と国との戦争だって、いわばこういう小さなところから始まるのだとね。
こちら側が主張する権利は、相手方には不条理の極めつけだったりするのだからね。
そういう最悪の場合でも、人間にだけ言葉や想像力が与えられていることを考えると、
やっぱりちゃんと使わなきゃって思う。
一昨日バレエの発表会が無事終わって、観に来てくださった友達からいただいたお花に
私は囲まれています。幸せです。ありがとう。
筋肉を痛めて、何をしても、いや何もしなくとも「痛っ。」と口から出てしまうほどただただ
痛いから、眉間に皺ばかり作っていたのに、いつの間にか「暑い暑い」と言いながら動いては
汗ばんでいる「普通の夏」に戻ることができた。
そしてバレエの発表会のリハーサルで、昨日も今日も踊ってきましたよ。
ピンクのチュチュを着て、☆彡キラキラのティアラを付けて。
久しぶりに踊ったあとに、・・!踊れたよ・・踊れた!と、何度も心の中で叫んでしまった。
帰りの車の中でも、ハンドル握りながら、「踊れたねぇ~。よくあの寝たきり状態から生還
したよねぇ~。」と、他人事のように感心し、自分に喋りかけている私であった。
まっ、何であれ、とかく~「振り幅」~が大きいのが私の傾向なんだ。これは私にはどうしよう
もなくてね。でも今のところ、マイナスの方向にポーンと振られたとしても、その勢いのまま
大きく元に戻れているのだからいいとしなくちゃね。
ほとんど動けなかった一週間、大島弓子さんの漫画をたくさん読んで過ごした。
そして何度も泣いた。なんか前よりも魂がキレイになった気がする。
魂を清めたい人、大島弓子さんの漫画を読んでくださいな。
若い時から何度も読んでいる大島さんなのですが、今回久しぶりに読んでみたら脇役の男性の
大きな魅力に打ちのめされました。
例えばね「夢虫・未草」には脇役とも呼べない、ワンシーンだけ登場する先生がいる。
主人公・林子ちゃんのお父さんの浮気相手(これが浮気ではなく本気で、後に林子ちゃん
は親の離婚を経験することになるのだけど・・)そのフランスママの子供・五月くんが
たまたま林子ちゃんと同級生で、その五月くんが学校の屋上でフェンスの外側に立っていたら、
飛び降り自殺と勘違いしてグラウンドが大騒ぎになってしまう。
そこでひとりの先生が叫ぶのだ。
「五月!君はスーパーマンではない りんごだ!」
「五月っ ニュートンの法則はなんだ 答えなさいっ」
「ニュートンの法則はなんだっえっ」
先生は物理の先生なのだろうか・・とにかく必死の形相でこれらのちょっぴりとんちんかんな
言葉を五月くんに投げつけ訴える。
私は大島先生に、このニュートン先生のお話を書いてもらいたいです。
「水枕・羽枕」の主人公・陸ちゃんのお姉ちゃんのお見合い相手の「梨屋さん」。
「あまのかぐやま」の学校で、古文と2年3組の担任を受け持つことになった
「根木永遠男先生」。 これらの人物はとっぽくて、でも奥深く実に愛すべき人たちだ。
・・私にとって。
今ね、大島先生の漫画をできるだけたくさん集めようと思って、アマゾンの古本市をくまなく
みてはコレクションを増やしているんだ。
痛いから、眉間に皺ばかり作っていたのに、いつの間にか「暑い暑い」と言いながら動いては
汗ばんでいる「普通の夏」に戻ることができた。
そしてバレエの発表会のリハーサルで、昨日も今日も踊ってきましたよ。
ピンクのチュチュを着て、☆彡キラキラのティアラを付けて。
久しぶりに踊ったあとに、・・!踊れたよ・・踊れた!と、何度も心の中で叫んでしまった。
帰りの車の中でも、ハンドル握りながら、「踊れたねぇ~。よくあの寝たきり状態から生還
したよねぇ~。」と、他人事のように感心し、自分に喋りかけている私であった。
まっ、何であれ、とかく~「振り幅」~が大きいのが私の傾向なんだ。これは私にはどうしよう
もなくてね。でも今のところ、マイナスの方向にポーンと振られたとしても、その勢いのまま
大きく元に戻れているのだからいいとしなくちゃね。
ほとんど動けなかった一週間、大島弓子さんの漫画をたくさん読んで過ごした。
そして何度も泣いた。なんか前よりも魂がキレイになった気がする。
魂を清めたい人、大島弓子さんの漫画を読んでくださいな。
若い時から何度も読んでいる大島さんなのですが、今回久しぶりに読んでみたら脇役の男性の
大きな魅力に打ちのめされました。
例えばね「夢虫・未草」には脇役とも呼べない、ワンシーンだけ登場する先生がいる。
主人公・林子ちゃんのお父さんの浮気相手(これが浮気ではなく本気で、後に林子ちゃん
は親の離婚を経験することになるのだけど・・)そのフランスママの子供・五月くんが
たまたま林子ちゃんと同級生で、その五月くんが学校の屋上でフェンスの外側に立っていたら、
飛び降り自殺と勘違いしてグラウンドが大騒ぎになってしまう。
そこでひとりの先生が叫ぶのだ。
「五月!君はスーパーマンではない りんごだ!」
「五月っ ニュートンの法則はなんだ 答えなさいっ」
「ニュートンの法則はなんだっえっ」
先生は物理の先生なのだろうか・・とにかく必死の形相でこれらのちょっぴりとんちんかんな
言葉を五月くんに投げつけ訴える。
私は大島先生に、このニュートン先生のお話を書いてもらいたいです。
「水枕・羽枕」の主人公・陸ちゃんのお姉ちゃんのお見合い相手の「梨屋さん」。
「あまのかぐやま」の学校で、古文と2年3組の担任を受け持つことになった
「根木永遠男先生」。 これらの人物はとっぽくて、でも奥深く実に愛すべき人たちだ。
・・私にとって。
今ね、大島先生の漫画をできるだけたくさん集めようと思って、アマゾンの古本市をくまなく
みてはコレクションを増やしているんだ。
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