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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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朝の散歩の後、流し込むようにドライフードを食べるや否や、ハルの視線が数秒間、かっちりと
私を捉える。
見つめられ、見つめ返す濃密な時間。
ハルの瞳がいたずらっぽく光る。
14年もの付き合いだもの、それが何を意味するのか私にはよおくわかってる。

ケージ内のおもちゃ箱にやおら突進するハル。
いつものお気に入りのおもちゃをくわえて、私のもとにやって来る。
これみよがしに首を振り振りおもちゃを噛んで、リズミカルな破裂音部屋いっぱい響かせながら。
おもちゃの形が内包している小さな空間の、浅い眠りをたたき起こすかのように。

さあ これから お決まりの儀式が始まるのだ。

「ちょうだい・・」とハルに向けて手を差し出す。
45度ほどの角度で首を振り続け、ハル 拒絶の意思表示。
繰り返されるやり取り。
私が飽きてもハルは飽きない。
何たってこれを14年間続けているのだから。

頃合いを見計らい、ハルにきっぱりと言う私。
「そんなケチケチの子は遊んであげないんだから・・」
すねたふりをすると、ハルは上目使いでおもちゃをそおっと私の膝の近くに置く。

私はいつも通りの ハルに負けないようないたずらっぽい目をして、ゆっくりとおもちゃに向かって手を伸ばす。何なら口も大きく開けちゃって。
おもちゃに手が届くか届かないかのその瞬間、14歳とは思えないほどの俊敏な動きで、ハルが
おもちゃをガブっとくわえ、奪い去る。

誇り高き表情のハル。 まんまとやられて、でもいつも通りの幸せな私。
私の日常。

今朝の私のまぶたはふっくらと腫れ模様。
「自分自身をそっくりそのまま差し出します・・だから・・」
何度もフレーズを繰り返す。心の中で 口に出して。天に届くかわからないけれど。

不治の病と闘う娘。
丁寧に積み重ねてきた彼女との時間。

無欲な私。だって自分を差し出せるレベルなんだよ、欲しいものなんて何にもない。
悲しみが降り積もるように厚さを増していくのに、この想いは時に甘美な夢を見させてくれる
から不思議だ。

「新宿に行きたい」と娘が言った。昨日のことだ。
今月の15日は、彼女の旦那さんのバースデイ。

首都高速は苦手なので、途中まで車で、あとは電車で行った。
徒歩時間は、車いすをガラガラ押しながら、でも頑張り屋の娘はほんの10分座ったくらいで
あとは荷物を置いていた。

今時ネットで買えないお財布があるなんて。
高価な物に興味も縁もない私は、ただただお財布一つの値段の高さに驚いていた。
私の当時の大卒初任給よりもはるかに高かったから。

必要なお買い物を終え、ほっとしてカフェに入った。
おいしそうにケーキを食べる娘。何気ない世間話をぽつりぽつり。

マンションが大規模修繕工事で足場が組まれ、6階の窓にもしきりと人が通り、なかなか
慣れなくて、その都度びっくりすること。
外に出たら出たで、たくさんの作業員さん達がいて、今まで経験したことないくらいの頻度で
「おはようございます」と「こんにちは」を言っていること。

娘がほほ笑みながら私の話を聴いている。
「ほら、失礼がないようにしなきゃ、ね・・」と私が付け加えると、娘の目に涙があふれた。

私にはわからない。何が彼女を涙させたのか。
厳しい覚悟を決めているであろう彼女の心に、今いったい何が届くのか、母親の私にさえも
わからない。

無事娘を送り届け、自らも帰宅したら緊張がほどけたのか、ひとしきり泣いてしまった。
涙がとめどなくあふれるって気持ちいいことだなあ・・とぼんやり思いながら泣いていた。

落ち着いてからスマホを取る。
お決まりのコネクションつないで。
更新された画像、新しい写真。

そんな表情見せなかったでしょ。
寂しげで悲し気で、諦めのような、でも優しいまなざしで こっちを見る君。
深いシンパシー。

目の前に具体化されたAngel。ただの幻かもしれない。
散りばめられた暗号のかけら 拾い集めて 大きな鍵を開けてみようか。
でもね、その鍵の重さに耐えられるだけの腕力が今の私にはない。

繋がる って、どういうことなんだろう。
「チェキ」って言葉も初めて知ったんだよ。

10月になって。
砕け散ってしまった幻の予定日。子供よりかわいい存在ってどんな?

小さな命失って泣いた3月。
今も時々話しかける。会いたかったよ。助けてあげられなくてごめんね、と。

あの至福の数日間。絶対忘れない。
娘と小さな命のために食事を作る私。この上なく満ち足りた時間。

あたたかな血潮で、漂うあなたの一秒ごとの成長を喜び、その小さな鼓動に耳を澄まし。
あなたの頬に触れる指の感触、焦がれても焦がれても遠い夢だけど。

Miracle /奇跡 と  Promise/約束 が、私の今の希望かな。

















遠い昔のWhite Drink 夏の青空 初恋の味

「5倍希釈」とあったって 6倍にするのが それ 私の好み

5の数字 忠実に守る君、コップに指をそわせ 君の目 マジ 真剣

5倍希釈 の 君のカルピス まったりとおいしそう

暑い夏の日 私の喉をうるおす 君の カルピス

グラスと氷 透明な音 またひとつ 響かせた


今度雨が降ったら 傘を閉じて歩いてみよう

傘もなかったずっと昔に 感じたであろうその 膚ざわり

研ぎ澄まして とぎすまして

君の言う その方法 たぶん 優しくなれる方法

草花が雨水を吸い上げる

雨粒が私をうるおす ずぶ濡れの私 ひとり 

きらめく朝露 生まれ変わる 私

ならば 君と同じ夢が見られるはず

君の胸の痛み 即 私の痛み


アイコンが増える 私のスマホ 

「Meditopia」 の隣に 「RecTV」

ブルーとグリーンのコントラスト 妙にお洒落

Meditation   たった一人の私の世界

呼吸音が 音のすべて

波打つ胸

中心に向かう 探す つかめそうでつかめない その本質

瞼をひらくと 現実世界

視界が一段明るさを増す

現実世界のスマホを握る

ミントグリーンのアイコンをクリック

逢えない君たちに 逢いに ゆくから






あのおさあー・・・。みんなそんなに自信あんの? 自分の過去に。

ぼんやりお茶碗を洗っている私。
ふと エモーション スパイラル メモリーから過去のある場面がヒットする。
私は思わず顔を覆いたい衝動に駆られる。手に着いた洗剤の泡がそれを阻み、あまりの
恥ずかしさと申し訳なさで、ただ顔を伏せるのみ。

61年生きてきた。
恥ずかしいこと みっともないこと 悪いこと 醜いこと 人を傷つけること
たくさんたくさんして 今ここにいる。

それでも80になったらなったで (もし生きてたら だけど) 60代の今の私を
恥じるのだろうな。

そのように堂々巡りとわかっちゃいても、進化する努力だけはやめちゃいけないんだろうね。
今の自分に安住する方がずっと楽だとわかっているにもかかわらず、だ。

お笑いコンビ EXIT の りんりん と かねちー を当分テレビで見られなくなりそうです。
劇場まで足を運ぶ時間も体力もない私にとって、それは完璧な「おあずけ」を意味する。

でね、ふと朝思ったんだ。
彼ら欠如の寂しい時間を、ただの寂しい時間にしては行けないと。

私も彼らと、同じ時間を、謹慎生活してシェアしようと思ったの。
なので、これからどれくらいになるのかわからないけど、自分の過去の罪や過ちにきちんと
向き合う時間にします。

台風一過の朝。ハルと散歩。
吹きつけ、たたきつける風雨で、むしり取られるように落下したであろう葉っぱ達が、
道路のあちらこちらの隅で 小山を作っていた。

生垣に天めがけてつる伸ばす植物ありけり。
トサカのように突き出た白い葉っぱが朝日を通し、透けるようにキラキラとしていた。

その葉っぱの「白色」にぱねーなく(注 半端なく)惹きつけられた。

真っ白 ホワイト オフホワイト クリーム色・・どれでもない気がする。
とにかくあったかくてほんわりとした白色なんだ。白に何を混ぜたら、あんな穏やかな色に
なるんだろう。

真っ白ってさ、そりゃ綺麗だけど近寄りがたいし硬すぎる。

純粋 清廉潔白 なんて、くそくらえだ !!

私だったらね、今朝見たばかりの、穏やかでゆったりとしたあったかい葉っぱ色に、自分の
心を染めたいね。



あっという間に時間が経っちゃってー、愛犬ハルは14歳、私は昨日で61と
なりにけり...ぽん ぽーん!

この軽さ、取り戻せたのは君たちのお陰。もちろんそれは 今や飛ぶ鳥を落とす勢いの、 
りんりん と かねちー のふたりのことに他ならない。

漫才コンビEXIT。
君らは言ったね。僕たちは、悩みやストレスを抱える人たちの、「出口」になりたい、と。

本当にその通りだったよ。
君らを見ていてね、ほっこりした気持ちになったり、大笑いしていたら、ある日 暗闇から
私は抜け出ていたんだ。

娘の病気もあって、今年は私にとって最高きつい一年になってしまった。
仕事以外の活動をすべて断ち切り、病院通いに集中している時には、逆に火事場の馬鹿力
が出たのかどんなに忙しくても疲れなかった。

なのに、退院後に状態が落ち着いて自分の生活に戻った時、腑抜け状態になった。
何にもやる気がでなくなってしまったんだ。
世に言うバーンアウトってこと?

うつうつとしながら日々を何とかやり過ごしていた時に、救世主が現れた。

私にとって君たちは 翼のはえたジーニアス だ。
翼は、鳥のそれではなく、エンジェルの翼
だからね。

昨日も向上委員会で、お笑いの化け物たちに囲まれながらも、二人が翼を大きくはためかせて
サバイヴする姿を、ちょっと涙目で見ていた。
娘30歳 息子28歳 の母親である私は、そういう目線で見ているところもあるのかもしれない。

厳しい世界なのでしょう。上っていくほど逆風も多いはず。
みんなが寄ってたかって君らを利用しようとしたり、足を引っ張ったりすることもあるかも
しれない。

周りの不純物をとりこまないで。

だって根本、あなたたちは「EXIT」なのだから。
見ている人の心に、出口をつけてくれるのだから。
私の胸にも、かねちーの、ブリーチ色のような、ピンク色の扉がついたんだもの。

実際に会わなくても、好きな人たちと一緒に同じ時代を生きていく。
これ 希望 だよね。
かねちーの恋愛理論もすごくよくわかる。

私のスマホには EXIT出演スケジュール を教えてくれるアプリが入っている。
毎日チェックするのも喜び。

ご褒美として、りんりんとかねちーに会うために、今日も面倒なこと 頑張ってやっちゃうよお~。   
ぽん ぽ~ん!









こんな気持ちになったことないから・・。
ならせてくれてありがとう!

私は愛犬ハルを目の前にして、私の知りうる限りの愛情表現をこれでもか、というほど
口にした後、上の言葉で締めくくる。

自分の子供に対して愛情がなかったわけじゃないけど、ちゃんと育てなきゃ・・みたいな
肩ひじ張った責任感みたいなものが邪魔をして、無条件の愛情を感じる余裕がなかったのかも
しれない。

ハルの場合は、別に社会不適応でも、我が家で楽しく過ごせればそれでいいのだから。
うんちとおしっこはここでね・・位の事さえマスターしてくれたら、あとは君のままでいて
ちょうだい。君のままの存在があたしの幸せなの・・ってことになる。

そうやって過ごしていたらもうすでに12年も経ってしまった。
今年13歳になるハル。
10歳超えてから、かわいいに加速度がつき、思いが増していく。
大丈夫かな?と心配になる。
ハルがいなくなったら私は壊れるんじゃないだろうかと。

こんな気持ちにならせてくれたのはハルだけなんだもの。
お互いの思いが絡み合って積み重ねてきたんだもの。

表面上は別れに見えてもそれは別れじゃない。
私はそう思う。
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