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日々の生活から気になる事柄やものたちを、日記を通して紹介していくサイトです。水曜日には「やわらかい英文法」と題して、英語に関することを載せています。(平成23年3月現在)
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大学時代の学食に「スペシャルランチ」というのがあって、主なメニューのうちの一つだったと
おぼろげに覚えている。多分おかずの種類の多さとガッツリ量も食べられるという点で、あまた
あるランチから特化され、輝かしき形容詞『スペシャル』を頭に載っけることになったのだと思う。

その当時、「スペシャルランチ」という字面を見て、どんなに素晴らしいランチなのだろう?と
ワクワクしてしまう学生がいなかった所を見ても、日本で使われる「スペシャル」が、そんなに
重みのある形容詞ではないことがよくわかる。

ちょっと怪しい広告で見る「スペシャルサービス」とか「スペシャルタイム」等々、軽々しく
使われているケースは山ほどある。

その『スペシャル』を、いったん元の英語の『SPECIAL』に戻してみると、突然言葉が輝き出す
から不思議だ。着物では本来の自分をうまく出せなかった人が、身軽な洋服に着替えた途端、
突如本領を発揮しだすように。

" You are special." " A special friend " ・・・ここでの『special』は、日本語に置き換えて
みると、「かけがえのない」「大切な」「無二の」のようなとてもグレードの高い形容詞の
役目をしている。つまり、英語の「special」は、ある意味殺し文句にもなりうるということだ。

人はみんな、誰かにとっての「special」でありたいのだと思う。
自分のことをそう思ってくれる人がいるだけで、生きていけるんじゃないかな。

時々自分が弱くて非力で無能で無力で、生きてる意味ないんじゃないかと思うこともあるけれど、
少なくとも家族にとって、私は「special」な存在に違いない・・と確信できた時、もやのかかっ
ていた目前の道が澄み渡ってくれた。


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